テムテムな日常

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「サームフアジャイ」第6話

2010-07-15 | タイドラマ「3 Hearts」
第6話
チャーイと、次の対戦相手の記者会見を見たナンターは、「私だったら、あの場であいつを殴ってるわ!」と、対戦相手の不遜な態度を咎めます。「ムエタイ選手が、リング以外で人を殴ってしまったら、お縄になるんだ」と諌められても、「そんなの怖くない!」という勇ましいナンターに、チャーイも表情を緩めます。チャーンは、大事な商談中にも関わらずピムに呼び出され買い物に付き合わされたりします。ピムが指輪を買うのを見て、チャーンにはある考えが浮かびます。家に戻ってきたチャーンは、チャットに「この間は悪かったな」と新しいバイクをプレゼント。チャットは素直に喜びますが、エームはチャーンの態度に何か裏があるような気がしてなりません。

指輪を買ってきたチャーン。部屋で休むという母に付き添いながら、チャーイはチャーンはチョームを誘うのを聞いてしまいます。二人で寺に出向いたチョームとチャーンを、チャーイはこっそり見ていました。チャーンに手を合わせ感謝を伝えるチョーム、帰宅後、チャーンから指輪を渡されるチョームを見て、チャーイは激しく動揺します。翌日の試合でも、昨日のチョームとチャーンのことが頭から離れず、集中できません。開始早々ダウンを奪われ、ラジオで中継を聞いていた母も具合が悪くなります。リングサイドで必死に応援するチャットとエームの願いも虚しく、チャーイは試合で敗れてしまうことに。ネープ先生の土地を手に入れることができる、とガンポンやピポップは大喜びです。

チャーイが負けたことで、家族は悲しみ、落胆しますが、チャーンだけはチャーイの敗北などたいして気にしていないように見えました。チョームもチャーイを気遣いますが、まさか自分とチャーンとの関係が原因だとは気付きません。身の入っていない試合をしたことでチャーイはジムのトレーナーたちからも責められます。ネープ先生のジムは、約束どおりガンポンに譲り渡されることになりました。ジム生、トレーナー、娘のナンター、全員が悲しみます。ネープ先生も、妻の墓前にジムの明け渡しを報告、涙を流します。チャーイはチャットに「着替えを持ってきて欲しい。母さんには、今日ネープ先生のところにいることは黙っておいて欲しい」と頼みます。

翌日、母の手伝いをしていたチョームでしたが、チャットからチャーイがしばらくネープ先生のもとに身を寄せると話していたことを聞き、学校へいくどころではなくなります。チャーンに、「今日は休むから、送っていってくれなくて構わない」と言うのですが、チャーンは見るからに不機嫌そうな表情を見せます。チャットと一緒にネープ先生のもとへやってきたチョームでしたが、チャットは修理工場のアルバイトが忙しく、チョームにチャーイのことを任せてしまいます。チャーイが2階の部屋にいるとネープ先生から聞いたチョームは、ひとまず階段を登りチャーイに会おうとするのですが、ナンターが道をふさぎます。「ここは私の家。あなたにはチャーイに会ってほしくない」と頑なに拒否されてしまいます。

ナンターの手話が分からないチョームは、エームに助けを求めます。「チャーイが試合に負けたのも、父が、家と土地を失うことになったのも、全部あなたのせい!」とナンターに責められるチョーム。チョームには、ナンターがどうしてそこまで自分を毛嫌いするのか分かりません。「なにか誤解してるんじゃない?」と反論しかけますが、「あなたみたいに性格の悪い人は、チャーイのような素敵な人につりあわない。心はひとつなのに、3人の男を手玉に取るようなことをして!」と言われ、深く傷つきます。泣きながら家に帰ったチョームは、チャーイが傷ついている原因は、もしかしてチャーンと二人きりで話をし、指輪を受け取ったことにあるのではないかと気付きます。

あまりにもひどい負けっぷりに胸が痛みます。

泣きながら帰ってきたチョームの様子を見に来た母に、チョームは「チャーイが試合に負けてしまったのも、家に戻らずにいることも、すべては私のせい」と話します。チャーイを愛してしまったこと、チャーイもまた、自分を大切に思っていてくれていること、自分たちの仲をチャーンが快く思っていなかったこと、チャーンとの関係を誤解されてしまったことをすべて母に話すチョーム。話を聞き終わった母は、すぐさまチョームへの誤解を解くためにネープ先生のいるジムへと向かうのですが、一向はもう出払ってしまったあとでした。ネープ先生の古い知り合いのもとへ身を寄せるチャーン、ナンター、ネープ先生。手厚くもてなされ、チャーイは少し気分が晴れます。

チャーンの部屋にそっと入り、チャーンがいつもしていたように水槽の魚にえさをやり、植木に水をやるチョーム。もうここにはいないチャーンのことを思いさびしい気持ちになります。そんなチョームを、チャーンが見ていました。「そんなにあいつに会いたいのか」というチャーン。チャーンの行為が誤解を招く結果になったことを静かに話すチョーム。「おまえだって、気のあるそぶりをしていただろう」というチャーンに、チョームは反論。「こんなにもひどい人だとは思わなかった」というチョームに、チャーンは激怒し、チョームをベッドに押し倒してしまいます。騒ぎに気付いたチャットがすぐさま助けに入ります。殴り合いになる兄弟に、チョームはいたたまれない気持ちになります。

怒りが収まらない様子のまま、家を飛び出してしまったチャット。なにごとかと母は驚きます。「チャーンはどうしたの?」とすぐさまチャーンのもとへ向かう母。部屋には殴られた顔のチャーンがいました。「この家に住むのは誰か決める権利があるのは私だけ。あなたにはないはずよ!」と、チャーンを責める母に、「チョームが止めなかったらあいつに殺されていた」と話すチャーン。チョームは「あなたが私にしたことはお母さんに言わないの?」と、チャーンの非を咎めます。自分よりも、チョームの肩をもった母にチャーンはたまりかねて部屋を飛び出してしまいます。「もうこの人には耐えられない。私も出て行きます」というチョームに、母は泣き崩れます。

父に代わって広大な農場を切り盛りするティップでしたが、従業員たちがストライキを起こします。先導したのは、ティップと対立する某地主でした。毅然とした態度でストを乗り切るティップ。正規の書類を持っているティップは、地主と面会するのですが、相手はまともに対話する気などありません。銃で威嚇され、結局話し合うこともできずにいます。会社に戻り会議に出るのですが、今度は昔の恋人からの執拗な電話に悩まされます。ティップの昔の恋人は、バンチャーの息子でした。バンチャーはティップのいる農場も、いつか我が物にしたいと狙っていたのでした。苛立つ出来事がかさなり、ティップはかなり疲弊している様子でした。

チャーン、最低!!

チョームとチャーイの関係がよくなったと思ったのに、こんなことになってしまって・・・もちろんチョームとしては、チャーンから渡された指輪は「兄妹」としての贈り物だと思ったのでしょうけど、チャーイがそうは思わないのも当然のことだと思います。しかしそんなことで試合に集中できなくなってしまうなんてどうでしょうか。そしてチャーイがそうなってしまった原因を作ったチョームを責めるナンター、かなり厳しい言葉を浴びせていましたが、チャーイの精神力が足りなかった、ということではないでしょうか。終盤、ティップが活躍していましたけど、まだティップがどう物語に関わってくるか分からないながらも、ネープ先生との関係、そしてバンチャーの息子との関係が明らかになっていましたね。彼女の存在は、今後どんな影響を与えてくれるのでしょうか。

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