第45話(最終話)
チェンマイで暮らすようになったラオーオーンを訪ね叔母たちがやってきます。駅のホームで叔母たちを見送るラオーオーンでしたが、降りてきた乗客のなかにトーンパイラムらしき人影を見つけます。「こんなところにいるはずがない」とドクターに一笑され、それもそうだと思い直すラオーオーン。一方、毎日博打暮らしのヨットはプラヨーンの死を聞かされます。喪もあけていないうちから「プラヨーン姉さんの財産はすべて僕が管理すする」と親戚一同の前で宣言するヨット。しかしプラヨーンは遺言状を用意していました。最愛の姉からの信用すら失っていたことを今更ながら知り、ヨットは絶望と怒りで暴れます。相変わらずわがままで身勝手なヨットに、一同困り果ててしまいます。
病院でドクターは「トーンパイラム!」と叫ぶ患者に出会います。末期がんで意識も混濁したその老人は、トーンパイラムという女の名前をひたすら呼び続けていました。「またトーンパイラムなのか」とドクターは思わず呟きます。その夜、雨が降っていましたがふと人の声に目を覚ますドクター。助けを求めているようでした。しかし深夜ということもあり、そのまま眠ってしまいます。翌朝、ラオーオーンはメイドから「門の前に行き倒れている人がいる」と報告を受けます。それはまぎれもなくトーンパイラムその人でした。すぐにドクターが車に乗せ、病院へと運ぶのですが、ラオーオーンもトーンパイラムだと気がついてしまいます。
病院へ運ばれたものの、暴れて手が付けられないトーンはベッドにくくりつけられます。ドクターはトーンを落ち着かせようとしますが、トーンはそのまま息を引き取ってしまいます。トーンパイラムの死を知ったラオーオーンはトーンの冥福と来世の幸せを祈るのでした。そんなラオーオーンにドクターは一層愛情を感じます。時が過ぎ、イムはウィサーンの娘を連れて町へ出ていました。声をかけられ相手を見ると、それはすっかり身分を落としてしまったヨットでした。馴れ馴れしくイムに関わろうとするヨットに、イムは「なにか食べたいのならこれで」とお金を渡し、足早に去っていきます。高貴な家の長男だったのにこじき同然の扱いを受け、ヨットは悔しがります。
さらに時が過ぎ、出世を重ねたサックのもとへ「遺体を確認して欲しい」との連絡が入ります。自分がわざわざ出る幕でもないのではと訝しがるサックに、部下は身分証明書を見せます。その身分証にはヨットの名前が書かれていました。遺体のある場所へ出向いたサックは、そこでヨットの死を確認します。ヨットの死を知ったイムは、改めてラオーオーンのことを姪であるウィサーンの娘に話します。生涯3人の男に愛され、紆余曲折の果てに幸せを掴んだラオーオーン。部屋にはラオーオーンの写真がたくさん飾られていました。ラオーオーンの位牌をドクターの位牌に並べ、イムは姪といつまでもラオーオーンの来世での幸せと平穏を祈り続けるのでした。
イム役Villちゃんもすっかりおばさまになってました。
タイドラマのエンディングといえば、こういう大団円が普通なのですが、今回は本当に安心納得のエンディングでしたね。愛のない結婚生活に見切りをつけ、次に夫となった男は時代に翻弄され早くに亡くなってしまい、そしてようやく掴んだ安らぎの日々。ラオーオーンが最後に幸せになれて本当によかったです。やっぱり正しく生きている人間には正しい道が用意されているのですね。このドラマは、イムの姪である少女がラオーオーンの人生を回想する形で展開されたのですが、よくよく考えてみるとイムもラオーオーンの実の娘ではないわけで・・・血縁のぬくもりというものに疎かったラオーオーンが幸せを掴むのがいかに難しかったかというのもよく分かります。いや~、長かったけど、いいドラマでした。
さて明日からはPong主演の「สองปรารถนา/ソーンプラーロットナー」です。なんかこれ、あんまりそそられないんですよね・・・。キャスティングは結構豪華なんですけど。でも観るんだろうなぁ。ところで、このブログに長い間ドラマレビューを書いてきましたが、ドラマレビューば別ブログに移動しました。「LakornThai」というベタなブログですが、今後はそちらにレビュー書きますので、どうぞよろしくお願いします。
チェンマイで暮らすようになったラオーオーンを訪ね叔母たちがやってきます。駅のホームで叔母たちを見送るラオーオーンでしたが、降りてきた乗客のなかにトーンパイラムらしき人影を見つけます。「こんなところにいるはずがない」とドクターに一笑され、それもそうだと思い直すラオーオーン。一方、毎日博打暮らしのヨットはプラヨーンの死を聞かされます。喪もあけていないうちから「プラヨーン姉さんの財産はすべて僕が管理すする」と親戚一同の前で宣言するヨット。しかしプラヨーンは遺言状を用意していました。最愛の姉からの信用すら失っていたことを今更ながら知り、ヨットは絶望と怒りで暴れます。相変わらずわがままで身勝手なヨットに、一同困り果ててしまいます。
病院でドクターは「トーンパイラム!」と叫ぶ患者に出会います。末期がんで意識も混濁したその老人は、トーンパイラムという女の名前をひたすら呼び続けていました。「またトーンパイラムなのか」とドクターは思わず呟きます。その夜、雨が降っていましたがふと人の声に目を覚ますドクター。助けを求めているようでした。しかし深夜ということもあり、そのまま眠ってしまいます。翌朝、ラオーオーンはメイドから「門の前に行き倒れている人がいる」と報告を受けます。それはまぎれもなくトーンパイラムその人でした。すぐにドクターが車に乗せ、病院へと運ぶのですが、ラオーオーンもトーンパイラムだと気がついてしまいます。
病院へ運ばれたものの、暴れて手が付けられないトーンはベッドにくくりつけられます。ドクターはトーンを落ち着かせようとしますが、トーンはそのまま息を引き取ってしまいます。トーンパイラムの死を知ったラオーオーンはトーンの冥福と来世の幸せを祈るのでした。そんなラオーオーンにドクターは一層愛情を感じます。時が過ぎ、イムはウィサーンの娘を連れて町へ出ていました。声をかけられ相手を見ると、それはすっかり身分を落としてしまったヨットでした。馴れ馴れしくイムに関わろうとするヨットに、イムは「なにか食べたいのならこれで」とお金を渡し、足早に去っていきます。高貴な家の長男だったのにこじき同然の扱いを受け、ヨットは悔しがります。
さらに時が過ぎ、出世を重ねたサックのもとへ「遺体を確認して欲しい」との連絡が入ります。自分がわざわざ出る幕でもないのではと訝しがるサックに、部下は身分証明書を見せます。その身分証にはヨットの名前が書かれていました。遺体のある場所へ出向いたサックは、そこでヨットの死を確認します。ヨットの死を知ったイムは、改めてラオーオーンのことを姪であるウィサーンの娘に話します。生涯3人の男に愛され、紆余曲折の果てに幸せを掴んだラオーオーン。部屋にはラオーオーンの写真がたくさん飾られていました。ラオーオーンの位牌をドクターの位牌に並べ、イムは姪といつまでもラオーオーンの来世での幸せと平穏を祈り続けるのでした。
イム役Villちゃんもすっかりおばさまになってました。
タイドラマのエンディングといえば、こういう大団円が普通なのですが、今回は本当に安心納得のエンディングでしたね。愛のない結婚生活に見切りをつけ、次に夫となった男は時代に翻弄され早くに亡くなってしまい、そしてようやく掴んだ安らぎの日々。ラオーオーンが最後に幸せになれて本当によかったです。やっぱり正しく生きている人間には正しい道が用意されているのですね。このドラマは、イムの姪である少女がラオーオーンの人生を回想する形で展開されたのですが、よくよく考えてみるとイムもラオーオーンの実の娘ではないわけで・・・血縁のぬくもりというものに疎かったラオーオーンが幸せを掴むのがいかに難しかったかというのもよく分かります。いや~、長かったけど、いいドラマでした。
さて明日からはPong主演の「สองปรารถนา/ソーンプラーロットナー」です。なんかこれ、あんまりそそられないんですよね・・・。キャスティングは結構豪華なんですけど。でも観るんだろうなぁ。ところで、このブログに長い間ドラマレビューを書いてきましたが、ドラマレビューば別ブログに移動しました。「LakornThai」というベタなブログですが、今後はそちらにレビュー書きますので、どうぞよろしくお願いします。