テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「Tad Daaw Bussaya」最終話

2010-03-23 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第16話(最終話)
タットダーオがドゥアンとトームによって連れ去られたとウィトゥンから聞かされるヨートクワン。わけが分からず混乱します。トームに電話をかけてみますが変わったところはありません。しかし電話口で携帯電話を取り上げたドゥアンの隙をついてタットダーオが「助けてください!」と叫びます。GPSでトームの居所が分かったと連絡が入り、ヨートクワンはタットダーオを助けに向かいます。森の中で車を止めさせたドゥアンは、拳銃を手にタットダーオを外へ出します。トームはタットダーオを殺そうとしているドゥアンに「刑務所にはいるのはいや。他に何か方法があるのでは?」と言いますが、ドゥアンは「みんなのためにやらなくてはいけないことだから」と、愛人にタットダーオを殺させようとします。

「本当に財産なんていりません。あの家さえ売らずにいてくれれば」と必死に訴えるタットダーオ。しかしもうドゥアンの耳には入りません。愛人にタットダーオを撃つよう命じるドゥアンでしたが、隙を見てタットダーオは逃げ出します。ヨートクワンも現場に到着。銃声を頼りにタットダーオのもとへ急ぐヨートクワン。ドゥアンはヨートクワンに銃を向けますが、そこへトームが立ちふさがります。「彼を殺さないで」というトームに、ドゥアンは一瞬怯みます。愛人に「なにもかもあんたがお母さんをそそのかした」と言い出すトームは、愛人に銃を向けます。「私はおまえの父親だ。ブッサヤーも知っていた。だからおまえには財産が譲られないんだ」と訴える愛人の言葉に混乱するトーム。ドゥアンに真実だと聞かされ愕然とします。

「あんたみたいな人間が父親なら、お父さんなんていらない」と逆上するトーム。その場から走り去ってしまいます。気を取り直し、再びタットダーオたちと対峙するドゥアン。「私がこの二人を片付ける。あんたは下がって」とタットダーオに銃を向けるドゥアン。ヨートクワンも覚悟を決めます。しかしドゥアンが撃ったのは、愛人でした。「あんたは約束を破った。トームには言わない約束だったのに」隙をみてヨートクワンはタットダーオを連れて逃げます。「ひとりで逃げてください」というタットダーオに「おまえが死ぬなら、私も一緒に死ぬ」と答えるヨートクワン。怪我をしているタットダーオは次第に足取りが重くなります。とうとう川岸に追い詰められてしまいますが、そこへウィトゥンが警察官とともに現れます。

追い詰められたドゥアンは、銃を持ったまま逃げます。警官に追われ、とうとう囲まれてしまいます。銃を置くよう説得されるドゥアンでしたが、最後は自殺。銃声に戻ってきたトームは母の死に泣き崩れます。病院へ運ばれたタットダーオは目を覚ましますが、そこにもうヨートクワンはいませんでした。タットダーオを病院に送って、そのまま帰ってしまったと聞かされ、タットダーオはヨートクワンが自分に対しての怒りを解いていないと思い、深く傷つきます。パッタナーのいる実家に戻ったヨートクワンは、自分がタットダーオを許さずにいたことで彼女を危険にさらしたと後悔していました。パッタナーは、今までヨートクワンに自分の考えを押し付けすぎたことを詫び、再び家族として生きていけることを喜びます。

退院したタットダーオ。その日はドゥアンの葬儀でした。「あなたにひどいことをした姉の葬儀に、参列して欲しいなんてとても言い出せなかった」というテムドゥアン。「もう終わったことです」と静かに言うタットダーオに、一同安心した表情を見せます。「私はこの家にいる必要がない」とトームは家を出て行こうとしますが、「あなたは私の妹。どこにもいかなくていい」とタットダーオは慰めます。家族の再生を見届けたタットダーオは、財産を相続する権利を放棄します。ヨートクワンは、父パッタナーを幸せに導いてくれたことをジッタリーに改めて感謝します。パッタナーは、タットダーオと未だ和解できずにいるヨートクワンに対し、「愛し合っているのならば、過ちを許しあうこともできるはずだ」と背中を押します。

この親子の関係もよくなりました。

母ジッタリーのもとを尋ねてきたタットダーオ。久々の再会を喜び合います。しかしヨートクワンの姿を見て、タットダーオは思わず逃げ出してしまいます。パッタナーに促され、慌てて後を追うヨートクワン。ヨートクワンに表情をかたくするタットダーオでしたが、ヨートクワンに「ひどいことを言った。許して欲しい」と言われ、少し機嫌を直します。しかしヨートクワンが「今すぐ一緒に農場へ帰ろう」と言ったことに対し、「あなたはいつも自分の都合ばかり言う。その性格が直せないなら、一緒にはいられない」とつい言葉を荒げてしまいます。ジッタリーに諌められ、ヨートクワンに謝ろうとしたタットダーオでしたが、もうヨートクワンが農場に戻ってしまったことを聞かされます。「本当の愛というものは、人生に一度きりだ」とパッタナーはタットダーオに話します。

タットダーオと再び和解するチャンスを逃してしまったヨートクワン。ひとりでいると、タットダーオの思い出ばかりが頭に蘇ってきます。そんななか、ウィトゥンとセーンカムがヨートクワンのもとを訪ねてきます。年末に結婚すること、そしてそれに先駆けて月末に婚約パーティーを行うことをヨートクワンに話します。「何か手伝うことがあれば言ってくれ」と言うヨートクワンに、「なにもしなくていい。もう準備はできている」と答えるウィトゥン。パーティーにはブッサヤー家の面々も招待してあるというウィトゥンに、ヨートクワンは「ブッサヤー家の面々ということは、つまり誰が来る?」とそれとなくタットダーオの出欠を確認しようとしますが「なにか特別な理由でも?」とセーンカムに聞かれ、慌てて言葉を濁します。

ウィトゥンとセーンカムの婚約パーティーが盛大に行われます。タットダーオに会えるのではないかとそわそわするヨートクワン。しかしブッサヤー家の面々の乗った車に、タットダーオはいませんでした。意を決して「今日、タットダーオは来ないのですか?」とジッタリーに尋ねますが、ジッタリーが答える前にパッタナーに促され、式が始まってしまいます。「あなたに会えて、本当の愛がどういうものなのか分かった」とウィトゥンに変わらない愛情を誓うセーンカム。立会人として幸せそうな二人を見守るヨートクワンでしたが、なんとなく気分が晴れません。パーティーを抜け出し、ひとりあたりをぶらぶら歩くヨートクワン。後ろから「僕を農場で雇ってもらえませんか」と声をかけてきたのは、待ち焦がれたタットダーオでした。

「タットダーオ!」と笑顔を見せるヨートクワンに「タットです」とイタズラっぽく笑うタットダーオ。男の格好をしていた頃のようにタットとして振舞うタットダーオを追いかけるヨートクワン。パーティー会場に戻ってきたふたりを、一同温かく迎えます。勢いあまってヨートクワンはタットダーオに結婚宣言。「いいですよね?!」とジッタリーを見方にしようとするヨートクワンに、タットダーオは「学校を卒業するのが先です。ちゃんと勉強しろと言ったでしょう?」と答えます。後日、広大な農場を見下ろしながら改めてタットダーオに自分の気持ちを話すヨートクワン。「自分に今までにないくらいの苦しみを教えてくれた。だけど最高の幸せも与えてくれた」というヨートクワンに、タットダーオも変わらない愛情を誓うのでした。

みんな笑顔のエンディング。いいですね。

後半・・・なかなか話が進まなくてイライラしましたが、最後は心温まるよいエンディングでした。ドゥアンにはちゃんと生きて罪を償って欲しかった。最後トームはちゃんと改心してくれてよかったです。あまり活躍の場はなかったけれど、テムドゥアン役ヌン・シニッタラー、やっぱり存在感が違いますね。控えめながら要所要所でちゃんと輝く女優さんだと改めて感じました。ウィトゥンとセーンカムの婚約パーティーのシーン・・・実はこのふたり、何度も共演していて恋人同士の間柄というのも初めてではありません。一緒にいる姿がものすごくしっくりきていましたね。いづれにせよ、家族がちゃんとあるべきところに納まって、それぞれに幸せの形を見つけることの出来たいいストーリーだったと思います。

Punchドラマ初主演、ということで・・・Punchファンのみなさんにとってはどうだったのでしょうか?私はヨートクワン役のポー・ティッサディーが好きなので、レビューもあまりPunch目線になれませんでしたけど・・・女の子に戻ってからのタットダーオは、なんかいかにもタイドラマに出てくる女子、って感じで、改めて「やっぱりPunchは歌手だなぁ」と思ったのでした。ですが今、この役を他にできそうな女優さん、といっても思いつかないので・・・Punchでよかったかな。歌手ということならWanAF2も出ていたので、もうちょっと歌手らしい側面もPunchに用意されていればよかったのに。Wanは結構歌を歌うシーンがありましたよね。役柄的に難しかったのかもしれないけど・・・。エンディングにNG集がついてましたけど、和気藹々とした雰囲気で撮影を終えた様子が伺えました。やっぱりポー、カッコイイ!惚れ直しましたよ。次回作にも期待です。

3chドラマのレビューもだいぶ慣れてきました。今回、「観てますよ」という人があまり現れずちょっと寂しかったのですが・・・一緒に楽しんでくださった方、ありがとうございました。またおもしろいものがあればレビューしますので、お楽しみに!

「Tad Daaw Bussaya」第15話

2010-03-22 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第14話
必死にヨートクワンの後を追うタットダーオ。「話を聞いてください」と事情を説明します。「あなたのそばにいるタットが、あなたがこの世で一番憎んでいるタットダーオだとはどうしても言えなかった」と苦しい胸のうちを明かしたタットダーオでしたが、「自分が傷つきたくなかったから嘘をつきとおした。おまえは、私がどう思うかなんて全然考えてもいなかった」とヨートクワンに言われ、愕然とします。「私のタットはもう死んだ」と言われ、きっぱり別れを告げられるタットダーオ。ひとりで泣いているところへ現れたジッタリーとパッタナーに慰められます。「今は少し時間が必要だ」とパッタナーに言われ、ひとまず落ち着きを取り戻すタットダーオ。一方トームからタットダーオの正体を聞いたドゥアンは、愕然とします。

「タットはどこ?」と息巻くドゥアンの前に、タットダーオが姿を現します。「あんたがブッサヤーの娘だなんて絶対に認めない」と強気に出るドゥアン。タットダーオが描いたブッサヤー氏の絵を壁から下ろし、タットダーオの目の前で床に投げ捨てます。額が壊れた絵を見てショックを受けるタットダーオ。そこへプワンがやってきます。「すべて思い出した!遺言書は、絵の中に隠した」絵の裏に封筒に入れられた遺言書があり、タットダーオはそっと封を開けます。「すべての財産は、私の長女タットダーオに譲る」と書かれているのを確認したタットダーオ。あまりの出来事にドゥアンは言葉もありません。トームと一緒に部屋へ引きこもってしまいます。「絶対にこのままでは済ませない」と、ドゥアンは憎しみを募らせます。

農場に戻ってきたヨートクワンに、タットダーオとのことを尋ねるバーン。「ずっと心苦しかったんです。でも、タットが本当は女の子でよかったですね」とまくし立てるバーンに、自分だけが真実を知らなかったとヨートクワンは激怒。部屋に引きこもります。心配したセーンカムから電話がかかってきますが、「話したくない」と一方的に電話を切ってしまいます。ヨートクワンが深く傷つき、怒っていることにタットダーオは涙を流します。「彼はあなたのことが大好きなのよ」とセーンカムが慰めるのですが、「あの人が好きなのは、タットです。タットダーオを愛してくれる日は絶対に来ないんです」とさらに涙を流すタットダーオ。セーンカムが帰った後も、ヨートクワンとの思い出が頭に蘇り、タットダーオは悲しくてたまりません。

今までのように男の格好をする必要がなくなったタットダーオ。女性らしい立ち居振る舞いにメイドたちは改めてタットダーオの魅力に気付くのでした。朝の食事時間、食堂へやってきたトームは、タットダーオの姿を一目見るなり嫌な顔をします。「一緒に食事を」という祖母に対しても「あんたたちなんかと一緒に食事なんかしたくない」と自室に戻ってしまいます。食事に降りてこなかったドゥアンに食事を運ぶタットダーオ。「あんたのせいで、なにもかもが奪われた」とタットダーオに罵声を浴びせるドゥアンに、タットダーオは「私たちは家族です。仲良くしなければ」と歩み寄ろうとします。しかしドゥアンはタットダーオを拒否。部屋を出ると今度はトームからも「あんたなんか姉妹でもなんてもない」と罵倒されてしまいます。

ジッタリーも姑と和解。いいシーンでした。

その日はブッサヤー氏のタンブンのため家族そろって寺へ行く日でした。なかなか現れないドゥアンに気もそぞろなタットダーオ。遅れてやってきたドゥアンに安心した表情をみせます。寄進が終わり、ドゥアンはタットダーオに「あなたのおかげで目が覚めた」と語り始めます。「あなたのもう一人の母親になってもいいかしら」と言うドゥアンに、喜んでタットダーオは応えます。祖母にも今までの非礼を詫びるドゥアン。ドゥアンがタットダーオを認めたことがトームは気に入りません。「私だって娘なのに私の名前が遺言書にないのは絶対におかしい。DNA鑑定をして本当の娘かどうか確かめてやる!」と息巻くトームを、ドゥアンは必死になって止めます。話を聞こうともしないトームに、ドゥアンはとうとう手を上げてしまいます。

テムドゥアンから、セーンカムの店にお菓子を持っていくよう頼まれるタットダーオ。快く引き受けたのですが、実はウィトゥンがヨートクワンとタットダーオを仲直りさせようと策をこらしていたのでした。ウィトゥンから、「店が大変なんだ」と呼び出されたヨートクワンは、女性の姿に戻ったタットダーオと初めて対面します。「嘘をついていたことはあやまります。だけどあなたに対して感じていた気持ちは本物です」と一生懸命訴えるタットダーオ。しかしヨートクワンは「本当のことを言う機会はいくらでもあったはずだ」とタットダーオを許しません。「これから先、私の人生におまえのことは一切ない」ときっぱり言うヨートクワンに、とうとうタットダーオも「分かりました」と言ってしまいます。ヨートクワンが出て行った後、タットダーオは泣き崩れます。

「おまえたちの幸せを思って」と弁解するウィトゥンに、「今後いっさいこのことには触れないでくれ」と語気を荒げるヨートクワン。それ以上話を聞こうともせずさっさと農場に戻ってしまいます。家に戻ったタットダーオをドゥアンとトームが待っていました。「知らないの?ヨートクワンさんが交通事故で大怪我をしたのよ」というドゥアンに「さっき会ってきましたけど」と腑に落ちないタットダーオ。「今病院にいるみたいだから、急いで行きましょう」と無理やりせきたてたれ、車に乗ります。給油のため車を一旦離れたトームとドゥアン。トームの携帯からウィトゥンに連絡をとり事実を確認しようとするタットダーオでしたが、いきなりドゥアンの愛人が乗り込んできて、拳銃をつきつけます。わけが分からず混乱するタットダーオ。

戻ってきたドゥアンとトームは、不審な男が車にいるのに知らん顔。ようやくタットダーオははめられたことに気付きます。「目的はなに?」というタットダーオに、ドゥアンの愛人が「もうすぐこの世にタットダーオという女はいなくなる」と答えます。タットダーオを殺すことまでは聞いていなかったトームは驚きますが、ドゥアンは車を走らせ続けるよう命令します。タットダーオからの電話に違和感を感じたウィトゥンは、すぐさまヨートクワンに連絡をしようとするのですが、腹を立てたままのヨートクワンはなかなか電話にでません。ようやく電話をとったヨートクワンは、ウィトゥンの話になにか不審なものを感じます。メイドからドゥアンとトームがタットダーオを連れ出したことを聞き、ウィトゥンたちもようやくドゥアンの策略に気付きます。

女の子になったタットダーオ。やはりPunch、泣きが重い。

タットダーオが女の子に戻ってから、めそめそしてばっかりでなんだか可愛くありません。個人的な主観かもしれないけど・・・男としてヨートクワンのそばにいたときは、もっとはきはきと自分の気持ちを言える子だったのに。そしてヨートクワンも頑固者です。お互い相容れないまま別れてしまったわけですが、あのあとすぐこんなことになるなんて。やっぱりドゥアンがそう簡単になびくはずはないと思ったんですよね。トームは今のところ、自分もブッサヤーの娘だと思っているようですが、実際にはトームは不貞の子なので財産の相続権なんてありません。現実を知ったらトームはどうするでしょうね。次回はいよいよ最終回。かなり盛り上がってますけど、最後二人はちゃんと結ばれるのでしょうか。

「Tad Daaw Bussaya」第14話

2010-03-21 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第14話
農場にやってきたパッタナー。ヨートクワンは久々の父との再会を気まずい気持ちで迎えます。しかしジッタリーも一緒に来ていること、さらにジッタリーとパッタナーが再婚したことを知り激怒。ジッタリーに罵声を浴びせます。そしてジッタリーはタットダーオに再会。男の格好をしてヨートクワンのもとにいる理由を尋ねます。タットダーオに一緒に帰るよう促すジッタリーでしたが、タットダーオは拒否。理由を話すことはできません。タットダーオを呼びつけたヨートクワンは、パッタナーに「タットは自分の恋人だ」ときっぱり宣言。「そんな冗談、私が信じるとでも思っているのか」と言うパッタナーの言葉に、いてもたってもいられずタットダーオはヨートクワンの腕を振りほどきその場を飛び出してしまいます。

わざわざ会いに来たというのに、男と付き合っていると言うヨートクワンに深く失望するパッタナー。ジッタリーがなだめるのも聞かず早々と休んでしまいます。ティアンも、お金のためタットダーオをパッタナーと結婚させようとしたジッタリーに厳しい言葉をぶつけます。ジッタリーは改めて自分の非を思い知るのでした。パッタナーに自分を恋人だと紹介したことでヨートクワンに腹を立てるタットダーオ。「ちゃんと理解してもらいかった」というヨートクワンに「まだその時じゃない。お父さんとのわだかまりが解けないのに自分のことを引き合いに出さないで欲しい」ときっぱり告げるタットダーオ。翌日、ジッタリーにタットダーオのことを尋ねるヨートクワン。「絶対に許さない女だ」と語気を荒げるヨートクワンの剣幕に、タットダーオは悲しい気持ちになります。

タットダーオの気持ちを考えると、自分の過ちだったしか言いようのないジッタリー。タットダーオは、素性を隠してヨートクワンのそばにいる自分も間違っていたとジッタリーを慰めます。「本当のことを言ったほうがいいんじゃない?」とタットダーオを促すジッタリーでしたが、タットダーオは「自分がタットダーオだと知られることは、彼がこの世で一番憎んでいる女になるということ」と言います。姿の見えないタットダーオのことが気になるヨートクワン。パッタナーに農場のことを褒められても上の空。ティアンにタットダーオの居所を尋ねます。「タットは出て行きました」と言われ、困惑するヨートクワンに、手紙を差し出すティアン。「いつかきっと戻ってきます」というタットダーオの言葉に、ヨートクワンは混乱します。

タットダーオはブッサヤー家に戻っていました。長い間留守にしたことをドゥアンに咎められますが、トームが「あんたに聞きたいことがある」と割って入ります。ヨートクワンとセーンカムが別れたこと、ヨートクワンに新しい女はいないことを確認し喜ぶトーム。タットダーオがいなくなったことで荒れるヨートクワンは、とうとうパッタナーとも口論に。ジッタリーはパッタナーだけに「タットはタットダーオです。あなたと結婚するのがイヤで逃げ出して、偶然彼と出会ったようです」と事情を明かします。祖母と再会を果たしたタットダーオは、これからはいつもそばにいると約束します。「あなたしか頼りにならない。プワンはいつ容態がよくなるか分からないし」と話す祖母に、タットダーオはプワンのことを尋ねます。

見舞いに来たテームに、プワンは自分が遺言書を隠したことを話します。詳しく話を聞こうとするテームでしたが、プワンはそれ以上のことを思い出すことができません。こっそりテームを見張っていたドゥアンの愛人は、看護師を装ってプワンの病室に潜入。薬を注射しようとしますが、偶然そこへウィトゥンがやってきます。愛人が落としていった注射針を見つけたウィトゥンは、ドクターに確認し、何者かがプワンの命を狙っているのではないかと感づきます。家に戻ったウィトゥンの前に現れたタットターオ。「どうしてここにいる?」と訝しがるウィトゥンに、自分の秘密は誰にも言わないで欲しいと懇願するタットダーオ。しかし「正直に言わないとヨートクワンに話す」と言われ、とうとう自分がタットダーオであることを白状します。

「付き合ってるのに男か女かも分からないなんてバカなやつだ」「あなただって言わなくちゃ分からなかったでしょ」・・・確かに。

探していたタットダーオが見つかったことで、ウィトゥンは驚きを隠せませんが、ドゥアンが財産を相続する手続きももうすぐ完了すると聞かされて、タットダーオは「自分が遺言書を探します」と言い出します。農場では、ヨートクワンがタットダーオのことで落ち込んでいました。「父さんは、愛情がどういうものか知っているのか」と反抗するヨートクワンに、パッタナーは「ジッタリーが教えてくれた」と答えます。仕事中もイライラしてまわりに当り散らすヨートクワン。そこへセーンカムがやってきます。自分を捨てて出て行ってしまったタットダーオに対し、素直な気持ちを持てなくなっているヨートクワンに、「あなたは男だし、あの子よりも大人でしょう?度量の大きいところを見せてあげなくちゃ」と笑顔で諭します。

ドゥアンは家族の前で、「家中のものも、この家もすべて売り払って、アメリカへ行く」と宣言。一同大反対しますがドゥアンは自分がブッサヤー家の財産をすべて相続する権利があるといって聞きません。困ったウィトゥンは病院のプワンを迎えにいくことに。しかし一足先にドゥアンの愛人がプワンを連れ去ろうとしていました。もみ合いになるプワンと愛人の姿を見つけたウィトゥンは、すぐさまあとを追いますが、愛人が銃を持っていたため近づくことができません。プワンは隙をついて車から降りようとしますが、撃たれてしまいます。車から放り出されたプワンをあわてて介抱するウィトゥンとタットダーオ。「私です。タットダーオです」という言葉に、「お嬢様・・・」と安心した表情を見せるプワン。そのまま意識を失います。

セーンカムに背中を押され、とうとうブッサヤー家にタットダーオを迎えに行く決心をしたヨートクワン。車に乗ろうとしたところパッタナーとジッタリーがやってきます。「一緒に行く」という二人に怪訝な表情を見せるヨートクワン。「タットに会えば分かる」という意味ありげなジッタリーの言葉に、なんとなく腑に落ちないながらも一緒にバンコクへ向かうことを承諾します。撃たれたプワンは、命こそ取り留めましたが再び入院生活を送ることに。タットダーオは、ドゥアンとトームを除く家族一同の前で自分がタットダーオであることを告白。祖母は「あなたを孫だと認めなくてごめんなさい」と改めて謝罪します。「きっと姉さんはすんなり認めはしないだろう」と話すウィトゥン。タットダーオに、問題を乗り越える強い覚悟を求めます。

一同の前に、ヨートクワンがやってきます。「少しタットと話をさせてください」というヨートクワン。タットダーオを連れて行きます。「ただ一緒に農場に戻ってくれればいい」というヨートクワンに「今は戻れません」というタットダーオ。理由をきちんと話すように迫るヨートクワンに何も言うことができません。そこへトームがやってきます。タットダーオに迫るヨートクワンを見て「どういうこと?」と驚きます。ヨートクワンとタットダーオが恋人どうしてあることを聞かされ、驚くトーム。「ゲイだったなんて!」と騒ぐトームに、ウィトゥンが「タットは女の子だ」と口を挟みます。わけが分からないヨートクワン。タットダーオはとうとう自分がタットダーオ・ブッサヤーであることを告白。あまりの告白にヨートクワンはタットダーオの手を振り払いその場を後にしてしまいます。

元はと言えば、一番最初にタットダーオを孫だと認めなかった祖母が悪いわけで・・・。

プワンが少しずついろいろなことを思い出しつつあるというのに、再び撃たれてしまって・・・この先いったいどうなるのでしょうか。遺言状はどこにあるのでしょうか。そしてとうとうタットダーオの存在が明かされましたが・・・そりゃ自分がゲイかもしれないと悩みに悩んだヨートクワンにしてみれば、本当は女の子でした、というのも強引な話。しかも「タットダーオ」は父パッタナーの財産目当てで父親の再婚相手になろうとした憎むべき相手です。すぐには受け入れられなくて当然でしょう。だけど今となっては、パッタナーはジッタリーとちゃんと夫婦になり、ふたりとも過去の過ちを認め新しい人生を歩いているわけです。どうか早く理解してあげて欲しいですね。

「Tad Daaw Bussaya」第13話

2010-03-17 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第13話
セーンカムに「もう二度と会わないでいよう」と別れを告げるウィトゥン。結局ヨートクワンを選んだセーンカムは、ウィトゥンの言葉に涙を流します。「あなたのような素敵な人のことは絶対に忘れない」と涙を流すセーンカムを抱きしめるウィトゥン。二人の様子をヨートクワンは遠くから眺めていました。戻ってきたウィトゥンはタットダーオに「今からバンコクに戻る。一緒に戻ってもいいし、もし今戻らないなら、新しい使用人を探すように言っておく」と言い出します。今ヨートクワンのそばを離れるわけにもいかないけれど、ブッサヤー家に戻れなくなるのも困るタットダーオ。もみ合いになる二人にヨートクワンが割って入ります。「なにもかも俺から奪う気か!」と言葉を荒げるヨートクワンに、タットダーオは何も言えません。

ヨートクワンとウィトゥンが殴り合いになる原因を作ったのはタットダーオだとバーンは激しくタットダーオを責めます。タットダーオの気持ちもすべて知っているティアンは、そんなバーンに激怒。ウィトゥンはヨートクワンがタットダーオに対して上司と部下、兄と弟以上の気持ちを感じているのではないかとセーンカムに話します。ヨートクワンの様子を見に行ったタットダーオ。「ウィトゥンとセーンカムが抱き合っているのを見てしまったときよりも、ウィトゥンとお前が一緒にいるところを見たときのほうがかっとなってしまった」と言うヨートクワン。ヨートクワンの言葉にタットダーオは足を止めます。「お前は俺が好きか」と尋ねられ、黙ってうなずくタットダーオ。ヨートクワンはタットダーオに自分の気持ちを伝えます。

ヨートクワンに好きだと言ってもらえて、うれしくてたまらないタットダーオ。セーンカムはヨートクワンに「ちゃんと説明が聞きたい」と切り出します。「セーンカムを愛してるとずっと思っていた。だけどいつの間にかタットのことばかり考えていた」と言葉を選びながら話すヨートクワンに、セーンカムは「私も同じ。あなたを愛してると思っていたけど、本当はあなたを愛そうとしていただけだった」と明るく答えます。これからもいい友達でいることを約束しあう二人。セーンカムはタットダーオのもとへ行きます。「いつまで男のふりをしているつもり?」と笑顔で尋ねるセーンカムにしどろもどろのタットダーオ。「理由は聞かない。悪いことを考えているわけではなさそうだけど、早く本当のことを言ってあげて」とタットダーオに忠告します。

ヨートクワンは、殴ってしまったウィトゥンを気遣いますが、ウィトゥンは「本気なのか」とタットダーオへの気持ちを確かめようとします。「お前には地位も名誉もある。男と付き合っていることが公になったら、すべてを失うことになる。それにお前のお父さんが認めてくれるとは思えない」と言うウィトゥンに「父が認めようと認めまいとどうでもいい。今はタットを大切にしたい」と答えます。翌日、ウィトゥンはタットダーオにヨートクワンと別れて、自分と一緒にブッサヤー家に戻るよう詰め寄ります。「あいつの立場を考えると、一緒にいないほうがいいに決まっている」というウィトゥンに何も言えないタットダーオ。話を聞いていたセーンカムがさりげなく間に入ります。あとでセーンカムはウィトゥンに「タットは女の子よ」と打ち明けます。

告白してからというもの、めっちゃラブラブなヨートクワン。いい男です。

荷物をまとめるウィトゥンのもとへ手伝いに入るタットダーオ。「鞄を持ちます」というタットダーオに「これくらい大丈夫だ」と答えるウィトゥン。いきなりタットダーオに近づき顔を近づけます。慌てて身をかわそうとするタットダーオを見て「やっぱり女の子なんだ」と表情を緩めるウィトゥン。「このことは誰にも言わないで」というタットダーオに「本当の名前はなんだ?なんの目的でヨートクワンに近づいた?」と詰め寄ります。押し問答になる二人のもとへやってきたバーンは激怒。「このオカマ野郎め!」とタットダーオを追いかけ首を絞めます。止めに入ったティアンがタットダーオの身分証明書をバーンに見せて「この人は女の子なのよ!」と一喝。バーンはあまりの出来事にショックを受け倒れてしまいます。

パッタナーとジッタリーは相変わらず素直になれない共同生活を送っていましたが、パッタナーはとうとう、自分がひとりでは生きていけないこと、そしてジッタリーにそばにいてもらいたいことを正直に告げます。一方、依然記憶の戻らないプワンも、家に戻ればなにか思い出すかもしれない、ということで、祖母とテームはプワンをこっそりブッサヤー家に連れて帰ります。しかし、ドゥアンが帰宅するという連絡を受け、あわててテームはプワンを連れて隠れます。敷地のはずれにある小屋へプワンを匿おうとしますが、かつてドゥアンたちに監禁され、薬漬けにされ、拷問を受けたことが脳裏に蘇り、プワンは混乱します。人の気配に、「とりあえず隠れよう」とテームは無理やりプワンを小屋へ連れて行きます。

ウィトゥンとセーンカムはバンコクへ帰ることになります。タットダーオとヨートクワンに祝福の言葉をかける二人。「あまり好きになりすぎると、見えなくなるものもあるからな」と意味深なことを言うウィトゥン。タットダーオとヨートクワンは笑顔で二人を見送ります。ジッタリーの化粧品販売業も、パッタナーのおかげで売り上げは好調。「お金を貯めて何に使う?」と尋ねるパッタナーに「タットダーオを探したい」とジッタリーは答えます。農場では、ヨートクワンの農場で作られたワインが振舞われます。「飲みすぎるなよ」というヨートクワンに「僕、お酒強いんです」と言いながらもすっかり酔いつぶれてしまうタットダーオ。タットダーオを介抱し、ベッドに寝かせるヨートクワン。タットダーオの寝顔を見つめます。

ヨートクワンが隣に寝ていることにびっくりするタットダーオ。慌ててこっそり部屋を出ようとするのですがヨートクワンに見つかってしまいます。「怖いのか」と聞かれ、おろおろするタットダーオに「大丈夫だ。なにもしない。そばにいるだけで充分」と答えるヨートクワン。タットダーオもようやく安心した表情を見せます。ジッタリーは、自分と一緒にいたいというパッタナーに「私は金に汚い女です」と自分を否定するのですが、パッタナーは「おまえはもう昔のジッタリーじゃない」と認められ、改めて残りの人生を一緒に生きていくことを語り合います。セーンカムの店にやってきたトームは、ウィトゥンとセーンカムが仲良くしているのをみてセーンカムに嫌味を言いますが、ウィトゥンからセーンカムとの関係を聞かされ言葉をなくします。

プワンは自分を監禁し殺そうとしたのがドゥアンだったと思い出し、見舞いに来たテームにそのことを話しますが、テームは母親がそんなひどいことをするとはどうしても思えません。ドゥアンも、別の使用人からプワンらしき人物がテームと一緒にいたと聞かされ、動揺します。帰宅したテームに、プワンのことを尋ねるドゥアン。「あの人を監禁し、遺言状の場所を言わせようとしてのは本当?」と尋ねるテームに、ドゥアンは言葉を濁します。しかし思わずプワンの居所を話してしまいそうになるテームを見て、とっさにウィトゥンが声をかけます。祖母、テムドゥアン、ウィトゥンにプワンから聞いた母のことを話すテーム。「あなたはこのことから手を引いたほうがいい」とテームの身を案じるテムドゥアンに、テームは「本当のことが知りたい」ときっぱり話します。

お互いに、昔とは違う自分として生まれ変わったことを確認しあいます。

とうとうタットダーオとヨートクワンがお互いの気持ちを伝え合いましたね。恋は盲目、とはよく言ったものですが・・・タットダーオが女の子であることをいち早く見抜いていたセーンカム、やはり女の勘は鋭いのですね。タットダーオに気持ちを伝えてから、なんかすごく優しくタットダーオに接しているヨートクワンが微笑ましかった。そしてジッタリーとパッタナーも、それぞれの存在が今までの自分を良い方向に導いてくれたことに気付くのです。「残りの人生」という表現に、今までは感じられなかった「大人の誠実さ」を感じました。そして予告では、どうやらタットダーオの正体が明かされるようなのですが・・・それにしても、男だろうと女だろうと、好きになったらそれでOK、というのはタイならではですよね~。おおらかすぎるぜ。

「Tad Daaw Bussaya」第12話

2010-03-16 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第12話
ヨートクワンの農場にやってきたセーンカムを、ヨートクワンは大喜びで迎えます。再会を喜び合うヨートクワンとセーンカムを、ウィトゥンとタットダーオはそれぞれに複雑な気持ちで眺めていました。「あなたのほうがセーンカムさんを大切に扱っているときだってあるのに」というタットダーオに、「ただ友達として見守っているだけだ」と寂しそうに話すウィトゥン。一方ドゥアンは、愛人を自分の会社で雇うことにしたと告げます。初めてであったときからどうも愛人のことが気に入らないトームは大反対。母の部屋に文句を言いに行きますが偶然愛人と母ドゥアンが一緒にいる場面を見てしまいます。「すべてはあなたのためにやっているのに」という母に「自分が満足したいからでしょう?!」と怒るトーム。実の父を悪し様になじるトームにドゥアンは複雑な気持ちになります。

タットダーオの母ジッタリーは、夫となったパッタナーのもとを離れ、自分の力で生きていこうとしていました。知人の勧めで化粧品の販売を始めたのですが、なかなか軌道にのりません。パッタナーは、そんなジッタリーのことが気がかりでジッタリーの行くところ行くところをいつもこっそり見守っています。食事をしたあと、ジッタリーに内緒で会計を済ませていたパッタナーに、ジッタリーは「余計なことしないで!」と怒ります。農場では、ヨートクワンがセーンカムにプロポーズをしていました。ヨートクワンの言葉に笑顔でうなずくセーンカムでしたが、ヨートクワンと抱き合ってももう以前のような気持ちが持てずにいる自分に困惑します。ヨートクワンもまた、セーンカムを抱きしめてもなぜかしっくりこない自分の気持ちに戸惑っていました。

ヨートクワンに抱きしめられるセーンカムは、窓の外にウィトゥンがいるのを見て思わず身をかわしてしまいます。セーンカムを寝室に送った後、ヨートクワンはウィトゥンに結婚のことを報告。戸惑いながらもウィトゥンは祝福の気持ちを伝えます。ヨートクワンはタットダーオにも結婚を報告。涙をこらえながら「うれしいです」というタットダーオ。「おまえのことは、弟のように思ってる」とタットダーオを弟として抱きしめるヨートクワンでしたが、次第に変な気持ちに。タットダーオも慌てて身をかわし逃げ出します。翌日、農場で働く者たちにもセーンカムとヨートクワンの結婚が決まったことが伝えられ、農場はハッピーな雰囲気に包まれます。しかしウィトゥンとタットダーオは、お互いひそかに心の底からはまだ喜べずにいました。

コーヒーを淹れてもってきたバーンでしたが、あまりのまずさにヨートクワンから早速文句を言われてしまいます。「タットが淹れたコーヒーじゃないと」と言うヨートクワンに「あの子がブッサヤー家に戻ってしまったらどうするの?」とセーンカムはからかいます。セーンカムの淹れたコーヒーを飲むヨートクワンでしたが、どうにもイマイチ。タットダーオを探しにいくと、ウィトゥンと二人でブーメラン遊びに興じていました。楽しそうな二人の姿を見て、ヨートクワンは面白くありません。タットダーオに「仕事はどうした!怪我でもしたらどうするんだ!」と怒りをぶつけます。あまりの剣幕にウィトゥンは「まるで兄弟みたいだな」と呆れ顔。「ケガでもされたら困るだけだ」というヨートクワンでしたが、熱くなりすぎていた自分に戸惑います。

ウィトゥンと仲良くしていたタットダーオが気に入らないヨートクワン。話をしようとするタットダーオに「ウィトゥンと早くブッサヤー家に帰りたいんだろう」と当り散らします。一方セーンカムは、ウィトゥンに「どこか遊びに連れて行って」とせがみます。ウィトゥンはセーンカムを農場近くの滝へと連れて行きます。結婚を控えているというのに表情のさえないセーンカム。「子供の頃から長く一緒にいすぎて、彼への気持ちが愛情なのかどうなのか分からなくなった」と涙を流します。セーンカムを慰めるウィトゥンに「あなたといるとこんなに暖かい気持ちになるのはどうして?」と言うセーンカムに、ウィトゥンは自分の気持ちを伝え、セーンカムを抱きしめます。二人を探しに来たヨートクワンは、偶然その場面を目撃してしまいます。

いつも自分を気にかけ、守ってくれたのは誰なのかセーンカムも気付き始めます。

裏切られた気持ちで一杯のヨートクワン。ヨートクワンを見つけたタットダーオは、「今朝コーヒーを飲んでなかったでしょ?」とポットに入れたコーヒーを持ってきますが、ヨートクワンは「ひとりにしておいてくれ」と言います。「なにがあったか話してください」というタットダーオに、ヨートクワンは「おまえだけは、私を裏切らないと約束して欲しい」と言います。戻ってきたウィトゥンとセーンカムは、ヨートクワンも滝へ来たことをバーンから聞かされ驚きます。帰ってきたヨートクワンに「話を聞いてくれ」と、自分のセーンカムに対する気持ちを話すウィトゥン。タットダーオもセーンカムから話を聞いて驚きます。「そばにいたから、つい頼りたくなった、ただそれだけのはずです!」と言うタットダーオを無言で否定するセーンカム。

気持ちがすれ違うヨートクワンとセーンカム、セーンカムとウィトゥン、そして自分にやりきれない気持ちになるタットダーオ。バーンに嫌味を言われても反論する気力もでません。一方テームは、祖母を入院中のプワンのもとへ連れて行きます。「思い出せないんです」というプワンでしたが、タットダーオの名前を聞き「ブッサヤー氏は遺言を残していた。財産のすべてはタットダーオに譲られることになっていた」と話します。しかし遺言書の行方までは思い出すことが出来ません。家で愛人と会っていたドゥアン。「トームが父親だと認めてくれなくても構わない。お前が俺を新しい夫だと公表してくれさえすれば」とドゥアンを強請る愛人の言葉を偶然聞いてしまったテムドゥアン。ドゥアンに感づかれ、とっさに隠れます。

セーンカムにウィトゥンへの気持ちを尋ねるヨートクワン。「私が悪いんです」と涙を流すセーンカムに、変わらない自分の気持ちを押し付けるヨートクワンでしたが、そうされることでますますセーンカムは自分がもうヨートクワンを必要としていないことを実感するのでした。二人の姿を偶然見てしまったタットダーオは眠れず、夜の農場で仕事をします。同じように眠れず仕事をしにきたヨートクワンとばったり出くわしてしまいます。「セーンカムさんは、一生懸命あなたに誠意を尽くそうとしています」と話すタットダーオについむきになって「彼女は今でも自分を愛してくれている!」と訴えるヨートクワン。しかし「僕にとっての愛情とは、たとえ相手が自分を想ってくれなくても、相手の幸せを願うものです」という言葉に我に返ります。

「あの人をいくら想っても、最後に傷つくのはあなたよ」とティアンに言われ涙を流すタットダーオ。一方パッタナーの家から出てしまったジッタリー。「あなたに頼らなくても、私は自分の力で生きていける」というジッタリーの言葉を信用できないパッタナーは、ジッタリーの家に押しかけてきます。「ここにいても構わないけど、家賃・水道代、食事代などはきっちりいただきます」というジッタリーに閉口しつつ、慣れない家事をするパッタナー。セーンカムはタットダーオにヨートクワン好みのコーヒーの淹れ方を教わります。「同じように作っているのに味が違うのはどうして?」と不思議がるセーンカムに「愛情をこめてますから」と話すタットダーオ。「僕はヨートクワンさんが大好きです。あの人の幸せのためなら、なんでもできます」と話すタットダーオ。

このふたりの関係の行く末にも注目です。

セーンカムが自分の気持ちに気付き始めています。自分がうれしいとき、辛いとき、助けが欲しいとき、いつも自分のそばにいたウィトゥン。そんなウィトゥンについ甘えてしまっているだけだとタットダーオに言われつつも、セーンカムのなかで次第にウィトゥンに対する気持ちが高まっている様子がよく分かります。パッタナーとジッタリーの関係も、なんだかんだいいながら良好なものになりつつあるような感じ。本当の夫婦になれればそれはそれでまた幸せなことですよね。そしてセーンカムとヨートクワンの幸せを願いながら、自分は深く傷ついているタットダーオ。自分の気持ちを後回しにして相手の幸せを願うって、実はすごく難しいことですよね。タットダーオのけなげさに泣けてきますよ。

「Tad Daaw Bussaya」第11話

2010-03-15 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第11話
ドゥアンの愛人は、自分の娘であるトームと接触しようとしますが、トームから激しく拒絶されてしまいます。病院に入院中のプワンは、自分に関する記憶をすべて失っていました。テームは家族の写真を見せますが、ドゥアンの写真にプワンはなぜか尋常でないくらい怯えた様子を見せます。一方農場では、いつものようにタットダーオと行動を共にするヨートクワンに、ヨートクワンの使用人バーンが疑いのまなざしを向けていました。バーンはヨートクワンに「あなたには、恋人のセーンカムさんがいるはずです。それなのにまるでタットダーオに恋してるみたいに見えます」と言い出します。「バカなことを。タットは弟みたいなものだ」と反論するヨートクワンに「どうみても恋です!!」とバーンは啖呵を切ってしまいます。

ヨートクワンに対する気持ちをティアンに見抜かれるタットダーオ。タットダーオ自身もどうすればいいか分からず混乱します。ヨートクワンもまた、バーンに言われたことが胸にひっかかっていました。タットダーオを好きになってしまうなんてありえないと、ひとり悩みつづけます。コーヒーを持ってきたタットダーオを思わず拒否。あとで「さっきは不機嫌でしたけど、なにかありましたか?」と気遣いを見せるタットダーオに「おまえがいると迷惑で仕方ない。二度と顔も見たくない」と心にもないことを言ってしまいます。深く傷ついたタットダーオですが、ヨートクワンはさらに「農場の仕事を辞めてもらう」と言います。タットダーオは驚き、悲しい気持ちになりますが「今まで親切にしてくださってありがとうございます」と礼を述べ、ヨートクワンのもとを離れます。

ヨートクワンから解雇を言い渡されたことをティアンに話すタットダーオ。話を聞いてティアンは身勝手なヨートクワンの言い分に激怒。タットダーオと一緒に自分のブッサヤー家に行くと言い出します。ティアンまでも農場を辞めてしまうことで、バーンはヨートクワンを「僕の彼女まで傷つけて、あなたはひどい人だ!」と詰ってしまいます。荷物をまとめバスに乗り込むタットダーオ。ティアンがいくらタットダーオを励ましても、タットダーオは暗い表情のままヨートクワンのことを思い出していました。ヨートクワンもまた、まるで弟のようにいつも自分のそばにいたタットダーオのことを考えていました。タットダーオたちの乗るバスの前に、一台の車が割り込んできます。ヨートクワンの車でした。

強引にバスを止めさせたヨートクワンは、タットダーオに「農場に戻れ!」と言い出します。タットダーオが拒否すると今度は力ずくでタットダーオをバスから降ろします。「車に乗れ!」とさらに強要するヨートクワン。「イヤです。農場には帰らない」というタットダーオに、ティアンも「どうしてまたタットを農場に戻そうとするのですか?」と加勢します。思わず口ごもりながらも「子牛のジュニアの世話は誰がするんだ」とタットダーオを引き止めにかかるヨートクワン。「約束しただろう」と畳み掛けられ、タットダーオもしぶしぶ車に乗り込みます。農場に戻ったヨートクワンに、バーンがおせっかいにも「ゲイとかオカマとか、そういうのは医者で見てもらうのがいいと思うんです」と言いだします。当然ヨートクワンは腹を立てます。

なぜかタットダーオに恋愛的感情を持ってしまうヨートクワン。拒絶したもののあとで迎えに行くのはバレバレですよ。

前と同じように農場の仕事に戻るタットダーオに、ヨートクワンは「1メートル以内に近づくな」「酒に酔っているときに介抱はしてくれなくて結構」などと次々に警告を出します。「どうやってコーヒーを淹れてあげればいいんですか?!」と混乱するタットダーオの気持ちなどお構いなしです。一方ウィトゥンは、セーンカムを寺へと連れて行きます。タンブンの用意もすでに持ってきており、ふたりは寺に寄進をします。少し気分の晴れたセーンカムに「まだこれで終わりじゃないんだ」と、今度はタンブンの植樹へと誘います。困っているときいつもそれとなく見守ってくれるウィトゥンに、セーンカムは「これからもよろしくね」と笑顔を見せます。ヨートクワンの恋人だとは知りながらも、ウィトゥンはセーンカムを放っておけないのでした。

その日が誕生日だったセーンカムは、自分を気遣ってくれたウィトゥンに心から感謝の気持ちを述べるのでした。一方タットダーオは、ヨートクワンが入浴中なのを確認しコーヒーを持っていきます。メモを残し帰ろうとしますがヨートクワンに見つかってしまいます。怒るヨートクワンに、タットダーオは「もしかしてバーンさんの言ったことを気にしてるんですか?」と言います。「実は僕のことが好きとか?」とおどけてみせるタットダーオ。ついむきになって「違う!」と言ったヨートクワンでしたが、顔が近づいた拍子にふとタットダーオに対する気持ちが湧き上がってしまいます。慌てて身をかわし、部屋を出るタットダーオ。「自分にはセーンカムがいるのに・・・」とひとりで悶々とするヨートクワンでしたが、セーンカムの誕生日をすっかり忘れていたことに気付きます。

こっそり演出を凝らしセーンカムの誕生日を祝っていたウィトゥン。ろうそくの火を消すとき、なにを願ったか尋ねられ、セーンカムは「あなたの幸せ」と答えます。「僕はあなたに出会えたことが、人生で一番の幸せです」と答えるウィトゥン。「だけどあなたを完璧に幸せにしてあげられない自分が辛い」と言うウィトゥンに、「あなたは最高の友達よ」と答えるセーンカム。「友達でしかいられないのか・・・」と寂しそうな表情を見せるウィトゥンに「自分の気持ちがうまく言えない」と涙を見せるセーンカム。見つめあう二人の距離が縮まります。そこへ携帯電話が。ヨートクワンからでした。誕生日を忘れられていなかったことにほっとするセーンカムでしたが、ヨートクワンの声を聞きながらも自分の気持ちに自信が持てなくなっていることに気付くのでした。

翌日、いつものように店にやってきたウィトゥンをなんとなく意識してしまうセーンカム。「2、3日休みを取って、しばらくバンコクを離れようかと思って」とウィトゥンに話します。「どこにでも付いて行きます」というウィトゥン。一方ヨートクワンはタットダーオに「女心に詳しいお前にちょっと教えて欲しいことがある」と相談を持ちかけます。セーンカムへの誕生日プレゼントはなにがいいかというヨートクワンに、タットダーオは絵を描くことを提案。「香水やバッグなんかがいいんじゃないのか」と訝しがるヨートクワンに、タットダーオは「プレゼントは自分で心をこめて作るものがいいんです」と力説。しかしイマイチ気乗りのしないヨートクワンにとうとうしびれをきらしてしまいます。じゃれあっているところへ、ウィトゥンとセーンカムが現れます。

「友達以上には・・・なれないのかな」この告白シーン、めっちゃよかった!!

ウィトゥンの告白・・・控えめながらも、誠実な気持ちに満ち溢れてた言葉に思わずほろりとなりましたね。セーンカムも、ヨートクワンがいながらもいざというときにはいつもそばにいてくれるウィトゥンのことが嫌いではないのです。「自分の気持ちを、どう表現したらいいのか分からない」とも言っていましたが、なにかきっかけさえあればウィトゥンのほうへ転がってもおかしくない状況。そしてタットダーオも、いつもそばにいるのは自分だけどヨートクワンが好きなのはセーンカムだということに傷つきつづけています。もどかしいですが・・・ヨートクワンがふとした拍子にうっかりタットダーオを恋愛対象的な目で見てしまうのがおかしかった。自制心が崩れるのも、時間の問題っぽいですよね。

「Tad Daaw Bussaya」第10話

2010-03-08 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第10話
ヨートクワンの農場でパーティーが行われます。タットダーオもひさびさに楽しい時間を過ごします。酔いつぶれたヨートクワンを部屋まで連れてきたタットダーオ。ベッドに倒れこむヨートクワンの下敷きになってしまいます。「おまえは本当に男なのか?」とタットダーオを見つめるヨートクワン。酔ったヨートクワンに唇を奪われてしまいます。翌日、ヨートクワンの顔がまともに見れないタットダーオ。呼ばれてもつい逃げてしまいます。無理やり用事を言いつけられ、しぶしぶ仕事につくタットダーオでしたが、ヨートクワンの態度についスコップを放り出してしまいます。「なにか悪いことをしたか」というヨートクワンに「知りません!」と怒るタットダーオ。「キスしたことがそんなに気に入らないのか」と言われ、激しく動揺します。

ヨートクワンから逃げるタットダーオ。追いかけてきたヨートクワンの目の前で転び足を挫いてしまいます。「背負ってやる」というヨートクワンに「結構です!」と怒るタットダーオ。ヨートクワンもとうとう「好きにしろ。ただしこのあたりには毒蛇がいる」と脅します。怖くなったタットダーオはしぶしぶヨートクワンの背中に乗ります。「どうして昨日、あんなことを?」と尋ねるタットダーオ。話をはぐらかそうとするヨートクワンでしたが、つい「酔っていたからだ。たいしたことじゃない」と怒ってしまいます。一方レストランの新メニューに悩むセーンカム。作ってはみるものの自信がもてません。ウィトゥンはセーンカムと一緒に養護施設で料理を振舞うことを提案。子供たちと触れ合ううち、セーンカムは次第に笑顔を取り戻していきます。

「どうして男なんだよ」・・・女です。安心して!!

今日はサッカー中継のため短縮放送でした。なのでなんだか中途半端ではありますが・・・。私の予想通り、ヨートクワンが「実は男が好きだったのか・・・」と思い悩んでましたね。チューしちゃったのは2回目ですが、1回目はセーンカムだと勘違いしてたわけで・・・お互い眠れない夜を過ごす二人が可愛かったです。「やっぱり男なのか・・・」と思い悩むヨートクワン、大丈夫ですよ。相手は女子です(笑)。そしてウィトゥンとセーンカムの関係がなんだかいい感じに。ウィトゥン役Wanは歌手なので、きっと歌うシーンがあるとは思ってましたけど、なかなかよい感じでしたね。弾き語りだったし。挿入歌はM Auttaponの「khon klai toa」を歌ってましたが、これはほんとウィトゥンの心情にマッチしてます。

「Tad Daaw Bussaya」第9話

2010-03-08 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第9話
今度こそセーンカムとはもう終わりなのかと悩むヨートクワン。タットダーオはテムドゥアンと一緒にセーンカムのもとへ行きます。話を聞こうともしなかったセーンカムでしたが、タットダーオの「これが最後のお願いです」という真摯な言葉に促され、テムドゥアンと話をすることに。もともとの原因を作ったドゥアンとトームは、セーンカムとヨートクワンがとうとう破局したと思い込み小躍りして喜んでいました。テムドゥアンがことの一部始終をすっかり話して聞かせたことで、ようやくセーンカムも誤解だと気付きます。テムドゥアンからセーンカムの誤解が解けたことを聴かされるヨートクワン。しかしセーンカムからの手紙に「少し距離をおきたい」とあり、ヨートクワンはセーンカムの真意が分からず、また悩みます。

盛り場で薬遊びをしていたテームが警察につかまります。連絡を受けたタットダーオと祖母は急いでテームを迎えに行きます。自分の浅はかな行為を心から祖母に詫びるテーム。祖母もまた、テームを追い詰めてしまったことをテームに謝ります。二人の関係がもとにもどり、タットダーオも一安心。上機嫌でヨートクワンのもとへいくと、ヨートクワンは農場に戻る準備をしていました。「セーンカムさんのことは?」と食い下がるタットダーオに「農場を長い間放っておきすぎた」というヨートクワン。農場に戻るヨートクワンをしぶしぶ見送るタットダーオでしたが、テムドゥアンに「付いていっていいのよ」と言われ、大喜びで車を追いかけます。農場でティアンと久々に再会、近況を報告します。

ヨートクワンが何も言わず農場に戻ってしまったことを聞き、さらに「ちゃんと戻ってくるはずよ。愛する恋人がいるのだから」と追い討ちをかけられ、トームは大声を上げて悔しがります。タットダーオはティアンにブッサヤー家のことを話します。ヨートクワンと二人でいる時間が多いと聞いたティアンは気が気ではありません。一方ブッサヤー家から逃げ出したプワンは、浮浪者のような生活を送っていました。ドゥアンの愛人に偶然見つかってしまい、逃げる途中車にはねられてしまいます。車を運転していたのは偶然にもテーム。テームはウィトゥンにこのことを相談します。浮浪者だと思っていた男が実はプワンだと気付き、なにか胡散臭いものを感じるウィトゥン。誰にもこのことは言わないようテームに口止めします。

セーンカムに時間が欲しいと言われ、なんとなく思い悩んでしまうヨートクワン。気分の晴れないヨートクワンを励まそうとタットダーオは「あなたのためだったら、なんだってしますよ」と大きなことを言ってしまいます。一方セーンカムの店には、時間になっても従業員が現れません。なんとコックが従業員一同を引き連れて新しい店をオープンしてしまったのでした。取引先からそのことを聞きセーンカムもウィトゥンも唖然としてしまいます。ヨートクワンはタットダーオを森の中にある滝へ連れてきます。服を脱ぎだすヨートクワンに困惑するタットダーオ。「泳ぐに決まってるだろう」というヨートクワンに促され、「泳げないんです」と言いながらもしぶしぶ水に入りますが、溺れてしまいます。あわててタットダーオを介抱するヨートクワン。

「距離を置く」という意味がいまいちつかめず悩むヨートクワン。でも別れたいわけではないんですよね。

人工呼吸をしようとして覚悟を決めるヨートクワン。口を近づけたところでタットダーオは目を開けます。「泳げないなら無理して付いてこなくてもいいのに!」というヨートクワンに「約束を破りたくなかったんです。あなた行くところには、どこにだってついていくと言ったから」とけなげに答えるタットダーオ。濡れた服を脱ぐようヨートクワンに言われつつも頑なに拒否するタットダーオに、ヨートクワンは「やっぱりお前には秘密があるんだな」と服を脱がせようとします。急いで農場まで逃げます。一方セーンカムの店では、従業員がいない中セーンカムとウィトゥンが必死に店をきりもりしていました。慣れない厨房仕事を一生懸命頑張ってくれるウィトゥンに、セーンカムは安心した表情をみせます。

タットダーオとヨートクワンの親密な関係に、ティアンは再び不安を感じていました。「ヨートクワンさんのことが好きなの?」と尋ねるティアンに、タットダーオは言葉を詰まらせながらも「あの人には、恋人がいるし、主従の関係でしかない」と答えます。ヨートクワンもまた、自分付きの使用人バーンから「タットは絶対にオカマです。誤解されでもしたらどうするんですか?!」と言われ悩みます。ブッサヤー家では、すっかり改心したテームが祖母のリハビリを手伝っていました。テームの不祥事を知ったドゥアンは激怒し、戻ってきたテームを「よくも恥をかかせてくれた」と責めます。「僕にはタットダーオ姉さんがいます!」と欲深い母親にきっぱり反抗するテームに「そんな女、絶対にこの家には入れない」とドゥアンは憎しみを燃やします。

セーンカムのレストランはいつになく客が多く、セーンカムもウィトゥンもくたくたになってしまいます。「もうひとり、手伝ってくれる人がいるんです」と言うウィトゥンに怪訝な表情を見せるセーンカム。扉を開けて入ってきたのはテムドゥアンでした。料理上手なテムドゥアンのおかげで、なんとかその日の営業を終えることができます。ウィトゥンとセーンカムの様子を見て、テムドゥアンはウィトゥンに「彼女は素晴らしい人。だけど恋人がいることを忘れてはだめよ」と釘をさします。「分かってる」と少し寂しそうに答えるウィトゥン。一方農場では、子牛の誕生を控えヨートクワンが寝ずに待っていました。コーヒーを持っていくタットダーオ。バーンに言われたことが気にかかるヨートクワンは「お前はどうして私のそばにいつもいる?」と尋ねます。

いつのまにか寝入ってしまったタットダーオ。ヨートクワンが起こしに来ます。もう子牛が生まれたと聞き、急いで牛舎に駆けつけるタットダーオ。「名前はジュニアにしましょう!」と大喜びするタットダーオに、ヨートクワンは「名前をつけていいなんて言ってない。さっさと寝ろ!」とつれなくします。さらに「ブッサヤー家に早く戻れ」とタットダーオを拒絶するヨートクワン。翌日、ジュニアを見に行くとすでにジュニアの姿はなく、バーンに「もう売り払われた」と言われます。怒ったタットダーオは「なんていじわるな人だ!!」とヨートクワンを責めますが、本当はヨートクワンが別の場所に移動させていたのでした。安心して思わずヨートクワンに抱きつくタットダーオ。ヨートクワンのなかに、男であるタットダーオに対する不思議な感情がわきあがってきます。

タットダーオに腕を回される感覚と、バーンに抱きつく感覚じゃ、比べものにならないと思うのですがね。

ウィトゥンとセーンカムが急接近。ウィトゥンは今まで、親友ヨートクワンの恋人であるセーンカムの幸せだけを願って、いつも自分の感情は出さずセーンカムに尽くしてきたわけですが・・・なんだか辛いですね。テムドゥアンに忠告され、「大切な人を悲しませるようなことは絶対にしない」と笑顔で答えるシーンは思わず涙。そしてどうにか命を取り留めたプワン。麻薬中毒のためわけの分からないことを言い続けている状態ですが、きっと薬が抜けたら何が起きたかちゃんと話せるようになるはずです。物語の最後、ヨートクワンがバーンに抱きつくシーン、「ゲイじゃなかった!!」と安心する表情に思わず吹いてしまいました。そりゃバーンとタットダーオじゃねぇ~。外見に差がありすぎですよ(笑)。

「Tad Daaw Bussaya」第8話

2010-03-07 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第8話
ドゥアンと愛人の密談に、思わず大きな音を立てて扉を閉めてしまったタットダーオ。慌てて様子を見に来たドゥアンを、とっさにごまかしその場をあとにします。こっそり戻り話の続きを立ち聞きするタットダーオ。ドゥアンはプワンを始末するよう愛人に金を渡していました。すぐさま愛人はプワンのいる小屋へ。使用人に穴を掘らせ、プワンを撃ち殺そうとします。タットダーオは石を投げ気をそらします。そのすきにプワンは反撃。スコップで愛人を殴り倒し逃げようとします。「おじさん、私です!」と声をかけるタットダーオ。しかし混乱したプワンにはタットダーオが分かりません。必死に追いかけますが、プワンはタットダーオから逃げてしまいます。「タットダーオです!」と訴えかけても、もうプワンには届かないのでした。

タットダーオの母ジッタリーは、どこにいるかも分からないタットダーオに思いを馳せていました。ジッタリーに気遣いを見せるパッタナーに、ジッタリーは「あなたも息子さんと早く和解することができればいいのに」と言います。「生きていくために娘を売ろうとした母親に何が分かる」とパッタナーは機嫌をそこねてしまいます。一方ヨートクワンとセーンカムは、相変わらず誤解しあったままでした。ヨートクワンがいくら潔白を訴えても、セーンカムは信じることができません。テムドゥアンは姉のような存在でしかないと訴えるヨートクワンに、セーンカムは「もう顔もみたくない」と涙を流します。雨の中、外でセーンカムを呼び続けていたヨートクワンが、諦めて帰っていくのを、セーンカムはそっと見守っていました。

ずぶぬれで帰ってきたヨートクワン。着替えをするよう促すタットダーオでしたが、「ほっといてくれ」とヨートクワンはそのままベッドに倒れこんでしまいます。自暴自棄になるヨートクワンに、ついきつい言葉をかけてしまうタットダーオ。自分の態度が悪かったことに気付いたヨートクワンは、タットダーオにセーンカムとの一部始終を話します。「愛情はなにものにも勝るだけじゃなく、自らの行き方をも導いてくれるもの」とヨートクワンを励ますタットダーオ。一方、テームは毎日夜遅くまで遊び歩いていました。バッグの中から薬を見つけたタットダーオは、自分の弱さに負けてしまっているテームを責めますが、テームは逆切れ。タットダーオを殴ってしまいます。タットダーオが戻ると、ヨートクワンは案の定熱をだしていました。

プワンを始末できずにいたことでドゥアンは愛人を責めますが、そこにトームがやってきます。トームの姿を見て驚いた表情を見せる愛人。実はトームは愛人の子供なのでした。ヨートクワンの世話をするタットダーオ。ウィトゥンに医者を呼んでもらうことにします。幸いただの風邪でしばらく休んでいれば治るとのことでしたが、ウィトゥンからヨートクワンの病気を聞いたドゥアンとトームがさっそくヨートクワンの様子を見に来ます。具合の悪いヨートクワンのことなどおかまいなしに恩着せがましくヨートクワンにまとわりつくトームに、タットダーオも閉口気味。ドゥアンから「今日はトームがお世話をするから、おまえはよそにいきなさい」と言われ、しぶしぶタットダーオは部屋をあとにします。

トームは不貞の子。お嬢さん面してられるのも今のうちです。

セーンカムとヨートクワンのことなどまったく知らないテムドゥアンは、いつものようにお菓子をセーンカムの店に持ってきます。「ヨートクワンに味見をしてもらったから」とセーンカムにも勧めるテムドゥアンの言葉にいたたまれなくなるセーンカム。慌ててウィトゥンがとりなします。ウィトゥンもまたテムドゥアンとヨートクワンの関係を聞きだすことができずにいました。家の仕事を終え、ヨートクワンの元に行くタットダーオ。シャワーをあびるというヨートクワンを手伝おうとするタットダーオでしたが「じゃまするな!」と八つ当たりされてしまいます。腹を立てそのまま部屋から出てきてしまったタットダーオでしたが、浴室で倒れているヨートクワンを発見。「力が出ない」という裸のヨートクワンをしぶしぶ介抱する羽目になります。

セーンカムとの関係に悩むヨートクワン。「これから先どうやって生きていけばいいのだろう」と嘆くヨートクワンを、いくら慰めても効果がないと気付いたタットダーオは、意を決してセーンカムのもとへ。「すべては誤解なんです。僕はいつもそばにいるのだから、全部分かっています」と訴えるタットダーオ。「もういいのよ」というセーンカムに、ヨートクワンとテムドゥアンは本当に何の関係もないこと、ヨートクワンはいつもセーンカムのことばかり口にすることを訴えます。「仕事があるから」と話を切り上げたセーンカムでしたが、結局ヨートクワンに電話をいれます。病気のことを聞かれて「少し」というヨートクワンに「タットは重病だと言っていたわ」というセーンカム。慌てて話をあわせるヨートクワンに笑顔が戻ります。

セーンカムが病人の見舞いに出かけたと聞き、トームは急いで母ドゥアンに電話します。「大丈夫よ」と自信満々に答えるドゥアン。テムドゥアンにヨートクワンの病気のことを伝えます。「早速お見舞いにいかなくちゃ」とせかされ、テムドゥアンはドゥアンとヨートクワンのもとへ。その頃「セーンカムが来てくれる」と浮き足立つヨートクワンは、身支度を整えていました。いきなりやってきたドゥアンとテムドゥアンを入り口で押し留めようとしたタットダーオでしたが、ドゥアンの剣幕に押し切られてしまいます。仕方なく席を外したタットダーオでしたが、そこへセーンカムも現れます。大喜びでセーンカムをヨートクワンの部屋へ案内するタットダーオでしたが、部屋にはヨートクワンがテムドゥアンと二人きりでいました。

笑顔で入ってきたセーンカムの表情が一瞬で凍りつきます。「愛してるのは、セーンカムひとりだけだ」とセーンカムに言うヨートクワン。しかし今度こそ、セーンカムはもうヨートクワンの言葉を信じることが出来なくなっていました。「愛している人をこんなにも傷つけることができるの?」と涙を流すセーンカム。「ちゃんと説明のつくことだから」というヨートクワンを振り切ってセーンカムは部屋を飛び出してしまいます。タットダーオも必死に追いかけますが、セーンカムは車に乗り込むとそのまま勢いよく出て行ってしまいます。偶然その場に居合わせたウィトゥンが「なにがあった?」と尋ねます。すぐあとを追うようタットダーオに促されウィトゥンはセーンカムを追いかけます。セーンカムから一部始終を聞いたウィトゥンは「もう一度チャンスをやってくれ」と懇願しますが、セーンカムの決意は固く、「もう彼のもとには戻らない」ときっぱり宣言します。

こういうシーンって、絶対腰に巻いたバスタオルが落ちるんですよね~。

セーンカム・・・なかなか頑固というか、意思が強いと言うか・・・一度疑ってしまったら、もうすべてがそういう目でしか見れなくなってしまうものなのでしょうか。いくらタットダーオやウィトゥンが言ってもまったく聞き入れてくれない様子になんだかイライラしました。そしてせっかくプワンに会えたのに、そのまま逃げられてしまって。「タットダーオです!」と言ってみたもののプワンの耳には届かなかったんですね。う~ん、引っ張るなぁ。しかし今後、プワンはドゥアンの愛人から命を狙われることになります。予告ではテームの車にはねられる?のでしょうかね?テームも朝帰りに薬と、なかなか悪い子になってしまっていますが、改心の余地はあるのでしょうか?

「Tad Daaw Bussaya」第7話

2010-03-04 | タイドラマ「Tad Daaw Bussaya」
第7話
上機嫌で帰宅したヨートクワンに「セーンカムさんと仲直りできたんですか?」と尋ねるタットダーオ。「セーンカムとは、いつか結婚したいと思っている」と言い出すヨートクワンに、タットダーオは少し寂しい気持ちになります。ヨートクワンから農場を任された元運転手のバーンは今日も農場で農民たちに指示を出していました。新しく来た使用人に農場のことを教えますが、その使用人は以前タットダーオを狙った男でした。ティアンのことをいろいろ尋ねるその男に、バーンはすっかり気分を悪くしてしまいます。セーンカムのレストランでは、テムドゥアンの作ったお菓子の試食会が行われていました。テムドゥアンの意思などおかまいなく勝手に話をどんどん進めるドゥアンに、テムドゥアンは困惑気味です。

お菓子作りは好きだけど、わざわざセーンカムの店で働きたくはないと訴えるテムドゥアン。ドゥアンとしては、妹に自分のしていることを詮索されるのがイヤなのです。「ヨートクワンはあなたのことが好きなのよ」とありもしないことを言いテムドゥアンの心を乱します。一方ドゥアンの娘トームもセーンカムに、テムドゥアンとヨートクワンの親密ぶりをアピール、話を聞いたセーンカムは不安を感じます。ある日、ドゥアンが出かけたすきにタットダーオは以前不審なうめき声が聞こえてきた小屋を調べようとします。誰もいないことを確認し、そっとドアノブに手をかけますが、中から罵り声が。慌てて隠れます。出てきたのは小屋の主に食事を運んでいる使用人仲間でした。彼が立ち去るのを確認し、タットダーオは小屋に入ります。

部屋には薄汚い初老の男が鎖で繋がれなにやらつぶやいていました。タットダーオが声をかけますが、男は答えません。いきなりタットダーオに襲い掛かってきた男は、タットダーオの首を絞めます。必死に抵抗しますがタットダーオは身動きが取れません。そこへ偶然通りかかったヨートクワンが入ってきます。男を押しのけタットダーオを連れて逃げるヨートクワン。あんなところに見知らぬ男が幽閉されているなど聞いたこともないというヨートクワン。「お前はもう今後このことには関わるな」とタットダーオを気遣うヨートクワンに、タットダーオもしぶしぶうなずきますが、翌朝の朝食時、ヨートクワンは「敷地内の小屋に不審な男が幽閉されている」と言い出します。驚いた一同は様子を見に行くことに。ドゥアンは焦ります。

小屋には誰もおらず、ヨートクワンは時間をとらせてしまったことを一同に詫びますが、ウィトゥンはヨートクワンが証拠もなしにあんなことを言い出すはずがないとテムドゥアンに言います。以前プワンが「もしこの先自分の身になにかあったら、それは間違いなくあなたのお姉さんであるドゥアンの仕業だ」と言っていたことを思い出すウィトゥン。しかし根拠はなく、テムドゥアンには話せません。一方農場のティアンは、何も知らず聞かれるまま男にタットダーオがブッサヤー家に向かったことを話してしまいます。そのころセーンカムの店に、お菓子を持ってきたヨートクワンとテムドゥアン。以前トームから二人の親密ぶりを聞かされてから、セーンカムは二人が一緒にいるところを見るとつい不安になってしまいます。

「なんかあんたのこと見覚えがあるわ」そうなんです!命を狙ってきたあいつなんです。

テムドゥアンのお菓子作りを手伝うものがいれば、セーンカムの店にとっても良いはずだとヨートクワンはテムドゥアンのために使用人を探していました。ちょうど電話がかかってきて呼び出されるヨートクワン。そこへやってきたトームは「ふたりで出かけるなんて怪しい」と言い出します。渋るセーンカムを強引に待ち合わせ場所まで連れて行くトーム。ホテルのロビーで待ち合わせをしていたようですが、キーを受け取り部屋へ向かう二人の姿を見てセーンカムは混乱。実はすべてドゥアンが企んだことだったのですが、そんなことは知らないセーンカムは大ショックを受けます。泣きながら「これからどうすればいい?」とトームに相談するセーンカム。すっかりヨートクワンが浮気をしていると思い込んでしまいます。

夕方、洗濯物をテームの部屋へ届けるタットダーオ。部屋の中にはものが散乱しています。放っておくわけにもいかず片づけを始めたタットダーオでしたが、そこへメールが。なんとテームは薬に手を出そうとしていたのでした。戻ってきたテームに「そんなことしてはいけない!」と思わず強い口調でしかりつけてしまうタットダーオ。「誰からも僕は必要とされていない。家族でもないのに、僕の気持ちが分かるか!」とテームに追い出されてしまいます。一方、店で一晩泣き明かしたセーンカムを見つけたウィトゥンは驚き、ヨートクワンに連絡。わけも分からず「なにがあった?」と尋ねるヨートクワンに、「何もかも知ってしまった」と言うセーンカム。「もうあなたの顔は見たくない」と一方的に別れを切り出してしまいます。

自暴自棄になり薬に手を出そうとしているテームのことが心配で、ヨートクワンに相談しようとしていたタットダーオ。しかしヨートクワンもセーンカムのことで頭がいっぱい。「何も悪いことはしていないのに、一方的に責められて、なにが悪かったのかも教えてもらえず、どうすればいい!」と当り散らすヨートクワン。険しい表情のまま眠ってしまうヨートクワンの顔にそっと手を伸ばすタットダーオでしたが、ヨートクワンは目を開けてしまいます。「みんな自分から離れていく。こんな自分のそばにいつもいてくれて感謝してる」と言うヨートクワンの言葉に、タットダーオは驚きます。静かに部屋から出たタットダーオは「人生で一番憎いと言った女が、実は今あなたのそばにいると知っても、同じ言葉をかけてくれる?」と涙を流します。

翌日、ウィトゥンと共に再びセーンカムのもとを訪れたヨートクワンでしたが、セーンカムは相変わらず怒ったまま。「話すことなんてなにもない」と言います。必死に食い下がるヨートクワンに「女の人とホテルにいたでしょう」と言うセーンカム。しかしヨートクワンには心当たりがありません。「誰といたのか教えてくれ」と懇願するヨートクワンに、トームが割って入ります。「もうこれでおわりにして」とヨートクワンに背を向けるセーンカム。後を追おうとしたヨートクワンにトームは「今はそっとしておいてあげたら」と言います。タットダーオがブッサヤー家ですでに働いていることをティアンから聞き出したドゥアンの愛人は、早速ドゥアンに報告。「そんな子いないわ」というドゥアンに「怪しい奴はいないか」と畳み掛けます。こっそり話を聞いていたタットダーオは驚きます。

弟のようにタットダーオを庇い信頼するヨートクワン。女の子なんだってば!

せっかくプワンと会うことができたのに!!薬漬けになりどう見ても尋常でないプワンの姿に驚いてしまったのは仕方ないとしても、もう少し踏み込んで欲しかったですね。翌日それとなくプワン(本当はプワンだとも思っていなくて、「コンバー」と言っていましたけど)のことを話題に出すあたりにヨートクワンのタットダーオに対する信頼というか、兄貴肌を感じました。セーンカムとヨートクワン、誤解から別れてしまいそうですけど、ふたりの混乱に乗じてセーンカムを自分のものにしようと思えばいくらでも出来るであろうウィトゥンが、本気で二人の仲を心配している姿にもらい泣き。それにしても、ブッサヤー家には問題が耐えませんね。テーム、いい子だったのに薬に手を出そう打なんて・・・。早くヨートクワンに相談できたらいいのに。