第16話(最終話)
タットダーオがドゥアンとトームによって連れ去られたとウィトゥンから聞かされるヨートクワン。わけが分からず混乱します。トームに電話をかけてみますが変わったところはありません。しかし電話口で携帯電話を取り上げたドゥアンの隙をついてタットダーオが「助けてください!」と叫びます。GPSでトームの居所が分かったと連絡が入り、ヨートクワンはタットダーオを助けに向かいます。森の中で車を止めさせたドゥアンは、拳銃を手にタットダーオを外へ出します。トームはタットダーオを殺そうとしているドゥアンに「刑務所にはいるのはいや。他に何か方法があるのでは?」と言いますが、ドゥアンは「みんなのためにやらなくてはいけないことだから」と、愛人にタットダーオを殺させようとします。
「本当に財産なんていりません。あの家さえ売らずにいてくれれば」と必死に訴えるタットダーオ。しかしもうドゥアンの耳には入りません。愛人にタットダーオを撃つよう命じるドゥアンでしたが、隙を見てタットダーオは逃げ出します。ヨートクワンも現場に到着。銃声を頼りにタットダーオのもとへ急ぐヨートクワン。ドゥアンはヨートクワンに銃を向けますが、そこへトームが立ちふさがります。「彼を殺さないで」というトームに、ドゥアンは一瞬怯みます。愛人に「なにもかもあんたがお母さんをそそのかした」と言い出すトームは、愛人に銃を向けます。「私はおまえの父親だ。ブッサヤーも知っていた。だからおまえには財産が譲られないんだ」と訴える愛人の言葉に混乱するトーム。ドゥアンに真実だと聞かされ愕然とします。
「あんたみたいな人間が父親なら、お父さんなんていらない」と逆上するトーム。その場から走り去ってしまいます。気を取り直し、再びタットダーオたちと対峙するドゥアン。「私がこの二人を片付ける。あんたは下がって」とタットダーオに銃を向けるドゥアン。ヨートクワンも覚悟を決めます。しかしドゥアンが撃ったのは、愛人でした。「あんたは約束を破った。トームには言わない約束だったのに」隙をみてヨートクワンはタットダーオを連れて逃げます。「ひとりで逃げてください」というタットダーオに「おまえが死ぬなら、私も一緒に死ぬ」と答えるヨートクワン。怪我をしているタットダーオは次第に足取りが重くなります。とうとう川岸に追い詰められてしまいますが、そこへウィトゥンが警察官とともに現れます。
追い詰められたドゥアンは、銃を持ったまま逃げます。警官に追われ、とうとう囲まれてしまいます。銃を置くよう説得されるドゥアンでしたが、最後は自殺。銃声に戻ってきたトームは母の死に泣き崩れます。病院へ運ばれたタットダーオは目を覚ましますが、そこにもうヨートクワンはいませんでした。タットダーオを病院に送って、そのまま帰ってしまったと聞かされ、タットダーオはヨートクワンが自分に対しての怒りを解いていないと思い、深く傷つきます。パッタナーのいる実家に戻ったヨートクワンは、自分がタットダーオを許さずにいたことで彼女を危険にさらしたと後悔していました。パッタナーは、今までヨートクワンに自分の考えを押し付けすぎたことを詫び、再び家族として生きていけることを喜びます。
退院したタットダーオ。その日はドゥアンの葬儀でした。「あなたにひどいことをした姉の葬儀に、参列して欲しいなんてとても言い出せなかった」というテムドゥアン。「もう終わったことです」と静かに言うタットダーオに、一同安心した表情を見せます。「私はこの家にいる必要がない」とトームは家を出て行こうとしますが、「あなたは私の妹。どこにもいかなくていい」とタットダーオは慰めます。家族の再生を見届けたタットダーオは、財産を相続する権利を放棄します。ヨートクワンは、父パッタナーを幸せに導いてくれたことをジッタリーに改めて感謝します。パッタナーは、タットダーオと未だ和解できずにいるヨートクワンに対し、「愛し合っているのならば、過ちを許しあうこともできるはずだ」と背中を押します。
この親子の関係もよくなりました。
母ジッタリーのもとを尋ねてきたタットダーオ。久々の再会を喜び合います。しかしヨートクワンの姿を見て、タットダーオは思わず逃げ出してしまいます。パッタナーに促され、慌てて後を追うヨートクワン。ヨートクワンに表情をかたくするタットダーオでしたが、ヨートクワンに「ひどいことを言った。許して欲しい」と言われ、少し機嫌を直します。しかしヨートクワンが「今すぐ一緒に農場へ帰ろう」と言ったことに対し、「あなたはいつも自分の都合ばかり言う。その性格が直せないなら、一緒にはいられない」とつい言葉を荒げてしまいます。ジッタリーに諌められ、ヨートクワンに謝ろうとしたタットダーオでしたが、もうヨートクワンが農場に戻ってしまったことを聞かされます。「本当の愛というものは、人生に一度きりだ」とパッタナーはタットダーオに話します。
タットダーオと再び和解するチャンスを逃してしまったヨートクワン。ひとりでいると、タットダーオの思い出ばかりが頭に蘇ってきます。そんななか、ウィトゥンとセーンカムがヨートクワンのもとを訪ねてきます。年末に結婚すること、そしてそれに先駆けて月末に婚約パーティーを行うことをヨートクワンに話します。「何か手伝うことがあれば言ってくれ」と言うヨートクワンに、「なにもしなくていい。もう準備はできている」と答えるウィトゥン。パーティーにはブッサヤー家の面々も招待してあるというウィトゥンに、ヨートクワンは「ブッサヤー家の面々ということは、つまり誰が来る?」とそれとなくタットダーオの出欠を確認しようとしますが「なにか特別な理由でも?」とセーンカムに聞かれ、慌てて言葉を濁します。
ウィトゥンとセーンカムの婚約パーティーが盛大に行われます。タットダーオに会えるのではないかとそわそわするヨートクワン。しかしブッサヤー家の面々の乗った車に、タットダーオはいませんでした。意を決して「今日、タットダーオは来ないのですか?」とジッタリーに尋ねますが、ジッタリーが答える前にパッタナーに促され、式が始まってしまいます。「あなたに会えて、本当の愛がどういうものなのか分かった」とウィトゥンに変わらない愛情を誓うセーンカム。立会人として幸せそうな二人を見守るヨートクワンでしたが、なんとなく気分が晴れません。パーティーを抜け出し、ひとりあたりをぶらぶら歩くヨートクワン。後ろから「僕を農場で雇ってもらえませんか」と声をかけてきたのは、待ち焦がれたタットダーオでした。
「タットダーオ!」と笑顔を見せるヨートクワンに「タットです」とイタズラっぽく笑うタットダーオ。男の格好をしていた頃のようにタットとして振舞うタットダーオを追いかけるヨートクワン。パーティー会場に戻ってきたふたりを、一同温かく迎えます。勢いあまってヨートクワンはタットダーオに結婚宣言。「いいですよね?!」とジッタリーを見方にしようとするヨートクワンに、タットダーオは「学校を卒業するのが先です。ちゃんと勉強しろと言ったでしょう?」と答えます。後日、広大な農場を見下ろしながら改めてタットダーオに自分の気持ちを話すヨートクワン。「自分に今までにないくらいの苦しみを教えてくれた。だけど最高の幸せも与えてくれた」というヨートクワンに、タットダーオも変わらない愛情を誓うのでした。
みんな笑顔のエンディング。いいですね。
後半・・・なかなか話が進まなくてイライラしましたが、最後は心温まるよいエンディングでした。ドゥアンにはちゃんと生きて罪を償って欲しかった。最後トームはちゃんと改心してくれてよかったです。あまり活躍の場はなかったけれど、テムドゥアン役ヌン・シニッタラー、やっぱり存在感が違いますね。控えめながら要所要所でちゃんと輝く女優さんだと改めて感じました。ウィトゥンとセーンカムの婚約パーティーのシーン・・・実はこのふたり、何度も共演していて恋人同士の間柄というのも初めてではありません。一緒にいる姿がものすごくしっくりきていましたね。いづれにせよ、家族がちゃんとあるべきところに納まって、それぞれに幸せの形を見つけることの出来たいいストーリーだったと思います。
Punchドラマ初主演、ということで・・・Punchファンのみなさんにとってはどうだったのでしょうか?私はヨートクワン役のポー・ティッサディーが好きなので、レビューもあまりPunch目線になれませんでしたけど・・・女の子に戻ってからのタットダーオは、なんかいかにもタイドラマに出てくる女子、って感じで、改めて「やっぱりPunchは歌手だなぁ」と思ったのでした。ですが今、この役を他にできそうな女優さん、といっても思いつかないので・・・Punchでよかったかな。歌手ということならWanAF2も出ていたので、もうちょっと歌手らしい側面もPunchに用意されていればよかったのに。Wanは結構歌を歌うシーンがありましたよね。役柄的に難しかったのかもしれないけど・・・。エンディングにNG集がついてましたけど、和気藹々とした雰囲気で撮影を終えた様子が伺えました。やっぱりポー、カッコイイ!惚れ直しましたよ。次回作にも期待です。
3chドラマのレビューもだいぶ慣れてきました。今回、「観てますよ」という人があまり現れずちょっと寂しかったのですが・・・一緒に楽しんでくださった方、ありがとうございました。またおもしろいものがあればレビューしますので、お楽しみに!
タットダーオがドゥアンとトームによって連れ去られたとウィトゥンから聞かされるヨートクワン。わけが分からず混乱します。トームに電話をかけてみますが変わったところはありません。しかし電話口で携帯電話を取り上げたドゥアンの隙をついてタットダーオが「助けてください!」と叫びます。GPSでトームの居所が分かったと連絡が入り、ヨートクワンはタットダーオを助けに向かいます。森の中で車を止めさせたドゥアンは、拳銃を手にタットダーオを外へ出します。トームはタットダーオを殺そうとしているドゥアンに「刑務所にはいるのはいや。他に何か方法があるのでは?」と言いますが、ドゥアンは「みんなのためにやらなくてはいけないことだから」と、愛人にタットダーオを殺させようとします。
「本当に財産なんていりません。あの家さえ売らずにいてくれれば」と必死に訴えるタットダーオ。しかしもうドゥアンの耳には入りません。愛人にタットダーオを撃つよう命じるドゥアンでしたが、隙を見てタットダーオは逃げ出します。ヨートクワンも現場に到着。銃声を頼りにタットダーオのもとへ急ぐヨートクワン。ドゥアンはヨートクワンに銃を向けますが、そこへトームが立ちふさがります。「彼を殺さないで」というトームに、ドゥアンは一瞬怯みます。愛人に「なにもかもあんたがお母さんをそそのかした」と言い出すトームは、愛人に銃を向けます。「私はおまえの父親だ。ブッサヤーも知っていた。だからおまえには財産が譲られないんだ」と訴える愛人の言葉に混乱するトーム。ドゥアンに真実だと聞かされ愕然とします。
「あんたみたいな人間が父親なら、お父さんなんていらない」と逆上するトーム。その場から走り去ってしまいます。気を取り直し、再びタットダーオたちと対峙するドゥアン。「私がこの二人を片付ける。あんたは下がって」とタットダーオに銃を向けるドゥアン。ヨートクワンも覚悟を決めます。しかしドゥアンが撃ったのは、愛人でした。「あんたは約束を破った。トームには言わない約束だったのに」隙をみてヨートクワンはタットダーオを連れて逃げます。「ひとりで逃げてください」というタットダーオに「おまえが死ぬなら、私も一緒に死ぬ」と答えるヨートクワン。怪我をしているタットダーオは次第に足取りが重くなります。とうとう川岸に追い詰められてしまいますが、そこへウィトゥンが警察官とともに現れます。
追い詰められたドゥアンは、銃を持ったまま逃げます。警官に追われ、とうとう囲まれてしまいます。銃を置くよう説得されるドゥアンでしたが、最後は自殺。銃声に戻ってきたトームは母の死に泣き崩れます。病院へ運ばれたタットダーオは目を覚ましますが、そこにもうヨートクワンはいませんでした。タットダーオを病院に送って、そのまま帰ってしまったと聞かされ、タットダーオはヨートクワンが自分に対しての怒りを解いていないと思い、深く傷つきます。パッタナーのいる実家に戻ったヨートクワンは、自分がタットダーオを許さずにいたことで彼女を危険にさらしたと後悔していました。パッタナーは、今までヨートクワンに自分の考えを押し付けすぎたことを詫び、再び家族として生きていけることを喜びます。
退院したタットダーオ。その日はドゥアンの葬儀でした。「あなたにひどいことをした姉の葬儀に、参列して欲しいなんてとても言い出せなかった」というテムドゥアン。「もう終わったことです」と静かに言うタットダーオに、一同安心した表情を見せます。「私はこの家にいる必要がない」とトームは家を出て行こうとしますが、「あなたは私の妹。どこにもいかなくていい」とタットダーオは慰めます。家族の再生を見届けたタットダーオは、財産を相続する権利を放棄します。ヨートクワンは、父パッタナーを幸せに導いてくれたことをジッタリーに改めて感謝します。パッタナーは、タットダーオと未だ和解できずにいるヨートクワンに対し、「愛し合っているのならば、過ちを許しあうこともできるはずだ」と背中を押します。
この親子の関係もよくなりました。
母ジッタリーのもとを尋ねてきたタットダーオ。久々の再会を喜び合います。しかしヨートクワンの姿を見て、タットダーオは思わず逃げ出してしまいます。パッタナーに促され、慌てて後を追うヨートクワン。ヨートクワンに表情をかたくするタットダーオでしたが、ヨートクワンに「ひどいことを言った。許して欲しい」と言われ、少し機嫌を直します。しかしヨートクワンが「今すぐ一緒に農場へ帰ろう」と言ったことに対し、「あなたはいつも自分の都合ばかり言う。その性格が直せないなら、一緒にはいられない」とつい言葉を荒げてしまいます。ジッタリーに諌められ、ヨートクワンに謝ろうとしたタットダーオでしたが、もうヨートクワンが農場に戻ってしまったことを聞かされます。「本当の愛というものは、人生に一度きりだ」とパッタナーはタットダーオに話します。
タットダーオと再び和解するチャンスを逃してしまったヨートクワン。ひとりでいると、タットダーオの思い出ばかりが頭に蘇ってきます。そんななか、ウィトゥンとセーンカムがヨートクワンのもとを訪ねてきます。年末に結婚すること、そしてそれに先駆けて月末に婚約パーティーを行うことをヨートクワンに話します。「何か手伝うことがあれば言ってくれ」と言うヨートクワンに、「なにもしなくていい。もう準備はできている」と答えるウィトゥン。パーティーにはブッサヤー家の面々も招待してあるというウィトゥンに、ヨートクワンは「ブッサヤー家の面々ということは、つまり誰が来る?」とそれとなくタットダーオの出欠を確認しようとしますが「なにか特別な理由でも?」とセーンカムに聞かれ、慌てて言葉を濁します。
ウィトゥンとセーンカムの婚約パーティーが盛大に行われます。タットダーオに会えるのではないかとそわそわするヨートクワン。しかしブッサヤー家の面々の乗った車に、タットダーオはいませんでした。意を決して「今日、タットダーオは来ないのですか?」とジッタリーに尋ねますが、ジッタリーが答える前にパッタナーに促され、式が始まってしまいます。「あなたに会えて、本当の愛がどういうものなのか分かった」とウィトゥンに変わらない愛情を誓うセーンカム。立会人として幸せそうな二人を見守るヨートクワンでしたが、なんとなく気分が晴れません。パーティーを抜け出し、ひとりあたりをぶらぶら歩くヨートクワン。後ろから「僕を農場で雇ってもらえませんか」と声をかけてきたのは、待ち焦がれたタットダーオでした。
「タットダーオ!」と笑顔を見せるヨートクワンに「タットです」とイタズラっぽく笑うタットダーオ。男の格好をしていた頃のようにタットとして振舞うタットダーオを追いかけるヨートクワン。パーティー会場に戻ってきたふたりを、一同温かく迎えます。勢いあまってヨートクワンはタットダーオに結婚宣言。「いいですよね?!」とジッタリーを見方にしようとするヨートクワンに、タットダーオは「学校を卒業するのが先です。ちゃんと勉強しろと言ったでしょう?」と答えます。後日、広大な農場を見下ろしながら改めてタットダーオに自分の気持ちを話すヨートクワン。「自分に今までにないくらいの苦しみを教えてくれた。だけど最高の幸せも与えてくれた」というヨートクワンに、タットダーオも変わらない愛情を誓うのでした。
みんな笑顔のエンディング。いいですね。
後半・・・なかなか話が進まなくてイライラしましたが、最後は心温まるよいエンディングでした。ドゥアンにはちゃんと生きて罪を償って欲しかった。最後トームはちゃんと改心してくれてよかったです。あまり活躍の場はなかったけれど、テムドゥアン役ヌン・シニッタラー、やっぱり存在感が違いますね。控えめながら要所要所でちゃんと輝く女優さんだと改めて感じました。ウィトゥンとセーンカムの婚約パーティーのシーン・・・実はこのふたり、何度も共演していて恋人同士の間柄というのも初めてではありません。一緒にいる姿がものすごくしっくりきていましたね。いづれにせよ、家族がちゃんとあるべきところに納まって、それぞれに幸せの形を見つけることの出来たいいストーリーだったと思います。
Punchドラマ初主演、ということで・・・Punchファンのみなさんにとってはどうだったのでしょうか?私はヨートクワン役のポー・ティッサディーが好きなので、レビューもあまりPunch目線になれませんでしたけど・・・女の子に戻ってからのタットダーオは、なんかいかにもタイドラマに出てくる女子、って感じで、改めて「やっぱりPunchは歌手だなぁ」と思ったのでした。ですが今、この役を他にできそうな女優さん、といっても思いつかないので・・・Punchでよかったかな。歌手ということならWanAF2も出ていたので、もうちょっと歌手らしい側面もPunchに用意されていればよかったのに。Wanは結構歌を歌うシーンがありましたよね。役柄的に難しかったのかもしれないけど・・・。エンディングにNG集がついてましたけど、和気藹々とした雰囲気で撮影を終えた様子が伺えました。やっぱりポー、カッコイイ!惚れ直しましたよ。次回作にも期待です。
3chドラマのレビューもだいぶ慣れてきました。今回、「観てますよ」という人があまり現れずちょっと寂しかったのですが・・・一緒に楽しんでくださった方、ありがとうございました。またおもしろいものがあればレビューしますので、お楽しみに!