第21話
プーバディーとオンニチャーが親しくなるのが我慢ならないプーバディーの母親。ニーナーとその母親をらしきに住まわせ、ニーナーとプーバディーの仲を取り持とうとします。プーバディーがオンニチャーに好意をもっていることに気付いているプーバディーの父親は、「トングラーのこともあるし、ここに住んではどうか」とオンニチャーに提案。オンニチャーも屋敷に住むことに同意します。
オンニチャーが屋敷に住むようになることを、ひそかに嬉しく思うプーバディー。プーバディーの母親は、ニーナーの母親に、オンニチャーの動きをそれとなく監視するよう言います。プールで遊ぶトングラーとオンニチャーを見つけたプーバディーは、自分もプールにやってきます。3人で楽しそうに水遊びをしている様子を、プーバディーの父親はそっと見守っていました。
3人の様子を聞きつけたニーナーが邪魔をしにやってきます。無理やりプールからプーバディーを連れ出そうとしたニーナーでしたが、逆にプールへ落ちてしまいます。ニーナーとプーバディーの様子を見ていたオンニチャーはそんなふたりに嫌悪感をあらわにしますが、トングラーに「そういう気持ちのことを『嫉妬』っていうんでしょ?」と言われ、動揺します。
オンニチャーから事の顛末を聞いたギフゲーは、「あなたたちはきっとうまくいくと思う。付き合えば?」と提案するのですが、オンニチャーは素直になれません。一方、プーバディーの気持ちを察しているタウィーは、今まで以上にオンニチャーと関わろうとします。花を持って屋敷を訪れたタウィーに対し、プーバディーは敵意をあらわにし、ふたりは口論に。騒ぎを聞きつけたオンニチャーに止められます。
プーバディーの父親が今日もいい働きをしてましたね。オンニチャーが屋敷へやって来ることに嫌悪感を表す妻に対し、「この家の主は私だ、だれも私には逆らえない」と妻をしっかり牽制。3人で悔しがる姿が印象的でした。「話がしたい」と部屋へ入ってきたプーバディーとオンニチャー、あわや!というところで父親が入ってきましたが、あれはだれがどうみてもなにかあった、としか考えられない状況・・・だけどそこでなにも言わず、あえて冷静な態度を撮り続けるプーバディーの父親、ただものではありません。そしてオンニチャーを巡ってあからさまに対立をするプーバディーとタウィー。ギフゲーにしてみればオンニチャーとプーバディーがくっつけば、タウィーは・・・という想いもあるのでしょう。三角関係はますますこじれていきます。
第22話
オンニチャーを巡ってお互いの気持ちを牽制しあうプーバディーとタウィー。オンニチャーがタウィーを庇ったことが我慢ならないプーバディーは、父親に思わず「タウィーをこの家に出入り禁止にして欲しい」と訴えてしまいます。我に返ったプーバディーは、あわてて話をごまかしその場をあとにするのですが、父親には彼の気持ちがすっかり見透かされていました。
トングラーの新しい学校を見学に行くことになったオンニチャーとトングラーにプーバディーが無理やりつきそいます。学校で説明を受けている間も、プーバディーは白々しく、オンニチャーと親しい関係を装います。オンニチャーは嫌がるのですが、プーバディーはトングラーにも「もうすぐおじさんがパパになるから」などと話し、トングラーも調子にのって話を合わせます。
「素敵な関係なんですね」と学校の関係者に言われ、ますます調子に乗るプーバディー。そこへニーナーが現れます。「プーバディーはオンニチャーなんかとは結婚しないわ」と二人のムードをぶち壊し、さらにプーバディーがオンニチャーと一緒に出かけたことを聞きつけたタウィーもその場に現れます。余計なことを言われてはたまらないプーバディーは、ニーナーを連れてその場を離れます。
タウィーはオンニチャーに自分の気持ちを伝えるのですが、オンニチャーは「今は自分のことなんか考えていられない」と、タウィーの気持ちを受け入れられない返事を返します。翌日、再び屋敷を訪れたタウィーは、指輪持参でオンニチャーにプロポーズをします。その様子を見ていたプーバディーは、いてもたってもいられず、タウィーを呼び出し、ひとりになったオンニチャーに感情をぶつけます。
タウィーのプロポーズ・・・私感動して泣きそうになってしまいましたよ。「トングラーのために、いい父親になる覚悟はできています。あなたのことも、一生大切にするつもりです。結婚してください」・・・もう、タウィーでいいやん!!と思いましたね。素直になれなくてケンカばかりになってしまうプーバディーよりも、そこまで誠意を尽くしてくれているタウィーと一緒にいるほうが絶対幸せになれると思うのですが。プーバディーとオンニチャーの仲がここまでこじれてしまったのも、もとはといえばプーバディーとの最初の出会いが悪かったんですよね。仲良くなってくれるのが一番なんでしょうけど・・・どうすれば素直になれるのでしょうか。
第23話
「タウィーと結婚する!」とプーバディーに啖呵をきったオンニチャー。プーバディーはショックをうけるとともに激しい怒りに襲われます。オンニチャーを無理やり車にのせ連れ去ろうとします。プーバディーがオンニチャーを連れ去ったことは、すぐに皆の知るところとなり、タウィーはギフゲーと一緒にプーバディーを追いかけます。ニーナーとその母親も続きます。
オンニチャーもただおとなしくしているだけではありません。「おなかが痛い」と渾身の演技でどうにか車から降り、トイレにはいります。もちろんプーバディーは疑っているわけですが、どうにか隙をみて逃げようとします。大声を上げて助けを求めるのですが、結局プーバディーから逃れることはできず、今度は手を縛られ車に乗せられてしまいます。
プーバディーたちがパタヤに向かったことを知ったタウィーたちも、すぐに後を追います。オンニチャーを必死に探すタウィーに複雑な気持ちのギフゲー。一方オンニチャーとプーバディーがいなくなったことを知ったトングラーは、祖父に「ふたりはどこへいったの?」と尋ねます。「ふたりはケンカをやめて一緒にでかけたんだよ」と教えられ、無邪気に喜びます。
タウィーたちも、ニーナーたちも、二人の行方をなかなかつかめずにいます。パタヤのホテルに到着したオンニチャーとプーバディー。逃げようとするオンニチャーに対し「絶対に逃がさない」とプーバディーはオンニチャーをベッドに押し倒してしまいます。プーバディーが食事と着替えを調達している間に、オンニチャーはシーツをつたって脱出に成功。しかしプーバディーにすぐ見つかってしまいます。
オンニチャーがトイレに入りながら「お願い、生理用品を買ってきて」と頼むシーン・・・ちょっとなかなか日本では考えられないシーンではありますが、このドラマ枠ってたしかその筋のスポンサーがいましたよね。どのドラマにもナプキンが画面に大写しになるシーンが一度はあるような気がします(笑)。プーバディーもためらいながら商品を選んでいるのがおかしかった!あとオンニチャーが大声で助けを求めているのに、まわりの人は不審なまなざしを向けつつも素通り・・・というのが、今の世相なんですかね。なんだか世知辛い世の中です。そして毎回毎回タウィーに付き合わされるギフゲー。予告でついにギフゲーが!!?というシーンが流れていましたけど、さてどうなるのでしょうか。
第24話
逃げ出したオンニチャーを追いかけるプーバディー。転んで怪我をしてしまったオンニチャーを、プーバディーは抱いて連れて帰ります。「おとなしくしろ」と傷の手当をするプーバディー。はじめは嫌がっていたオンニチャーでしたが、次第に心の中が暖かいもので満たされてくるのを感じます。一方プーバディーたちを追いかけるタウィーとギフゲーはまたしても口論になり、ギフゲーは車を飛び出します。
緊張の糸が切れ倒れてしまったギフゲーを、タウィーはホテルへ連れて帰ります。ニーナーたちも懸命にプーバディーの行方を捜すのですが、ガス欠してしまい立ち往生。しかし偶然買い物に出ていたプーバディーを発見します。「絶対見失わないで」とプーバディーの母親に言われ、通りかかったバイクで必死にあとを追いますが、バイクは転倒してしまいます。
そのころバンコクでは、トングラーとプーバディーの父親が仲良く外出しようとしていました。「息子が出かけて帰らないのに心配じゃないの?」とイラついている母親に対し「もう大人だし、ちゃんと帰ってくる」と相手にしない父親。母親も、トングラーがいるので憎きオンニチャーのことを悪し様に言うことができず、怒りはヒートアップするばかり。オンニチャーに対する怒りだけが膨れ上がります。
夜になり、一緒に食事をするプーバディーとオンニチャー。「タウィーと結婚するのか?愛しているのか?」とプーバディーに問い詰められ、オンニチャーは激怒。食事もそこそこにベッドにはいってしまいます。一方目を覚ましたギフゲーは、タウィーに「人を愛したことなどないのだろう」と罵られ、思わず自分の気持ちが口に出てしまいます。タウィーからの留守番電話を聞いたプーバディーは、オンニチャーの眠るベッドへ向かいます。
オンニチャーに対してどうしても素直になれないプーバディー。眠っているオンニチャーに「心無い奴だと言われた。自分もそうだと思っていたんだ・・・」と、自分の気持ちを吐き出すシーンがせつなかったですね。オンニチャーの髪をなで、そっとキスまでするんですけど、実はオンニチャーは気付いていて・・・という展開がこれまたタイドラマ。タウィーに負けるわけにはいかないとばかりにオンニチャーへ夜這いをかけようとしていましたが、このことをオンニチャーが知ったら傷つくでしょうね。そしてギフゲーの告白・・・私、このドラマに出てる人の中では、ギフゲーことPangが一番好きなんですけど、なんか観ていてすごく辛かった。タウィーにあそこまで言われてしまって、ほんとかわいそうです。