第12話(最終話)
ムックはプロイの看病を献身的に行いますが、今までムックに辛く当たってきたプロイとしては、今更ムックにどう感謝の気持ちを伝えればいいか分かりません。病室にペットがやってきたのを幸いに、ムックに「もう帰って。邪魔だから」と言ってしまいます。プロイの素直になれない気持ちをよく分かっているペットは、そんなプロイをたしなめます。ペットの言葉に、プロイも自分を反省します。一方、ミンはヨーの居所を知り、こっそり様子を見に行きます。相変わらず男娼のような暮らしをしているヨーを、ミンは苦々しく思います。ホテルの外にいた若者たちも、金持ち面して貧乏人を悪し様にけなすヨーを苦々しく思っていました。ミンは彼らに「あいつには貸しがあるのよ」とヨーの悪行を話します。
戻ってきたヨーは、顔を隠した若者グループに襲われます。繰り返し殴られ続けるヨーに気付いた恋人が駆け寄ってきますが、そばで見ていたミンが制止。「あなたは誰?」と尋ねられ、「こいつの女よ」と答えます。ヨーがほかの女性とも関係を持っていたことを知り恋人は大ショック。ミンは助けを求めるヨーを踏みつけます。「おまえに愛なんて語れるのか」と嘯くヨーを再び蹴りつけるミンでしたが、その言葉は帰宅してからも胸にいつまでも響き続けるのでした。「ひとりでも私は生きていける」と強がってみたものの、今、自分がどういう生活をしているのか省みると、自身の行動に矛盾があることにミンも気付くのでした。病院に運ばれたヨーは、ユイに連絡をとります。「金を送ってくれ」というヨーに、ユイは涙をこらえ「私は、私が正しいと思ったことをする」とヨーの電話を切ってしまいます。
叔父に思い切って「私のことなんて誰も愛してくれないかな」とミンは打ち明けます。間髪いれずに「そうだね」と答える叔父に理由を尋ねるミン。「ムックをみてごらん。ムックはいつも周りの人のことを気遣い、大切に思っている。姉さんは一度だって自分よりも相手の気持ちを優先したことがあるかい?」と言う叔父の言葉に、ミンははっとします。「姉さんがどんな生き方だろうと、母さんと、スアは姉さんを見捨てなかっただろう」と言われ、ミンは自分の過ちを悟ります。ユイに呼び出されたムックは、ユイがひとりで生きていくことを決意したことを聞かされます。スアが身に着けていたペンダントを取り出すユイ。「嘘をついていた。スアさんだと思って持っておきたかった。だけど、あなたに返そうと思う」と言うユイに、心からお礼を言うムック。久しぶりに2本揃ったペンダントに、スアとムックはふたりが最初に出会い、約束を交わした日のことを思い出します。
ユイからスアのペンダントを返されるムック。ユイ、やっぱりいい子でした。
スアに「話がある」と切り出したミン。ミンはスアの家を出て、よそで暮らそうと思っていることを打ち明けます。理由を尋ねるスアに「あんただって毎日奥さんが姑に文句を言われているのを見たくはないでしょう」と言うミン。今までの自分がいかに愚かで、だめな母親だったかを改めてスアに詫びます。「気がすんだら、いつでも戻ってきて」というスアに、笑顔で答えるミンの表情は、今までとは違う母の顔でした。一方、プロイの退院を聞いたムックは家に戻ります。プロイの部屋に魚の水槽が置いてあるのに驚くムック。プロイは「魚を殺した私だったのに、今魚を飼っているなんて」と自嘲気味に話します。「今までひどい姉だったけど、私のことを許してくれる?」というプロイに、ムックは「もう全部忘れた」と答えます。ムックとはじめて姉妹として向き合えたプロイ。二人は抱き合って涙を流します。
ムックは再び妊娠し、スアはムックを労わります。屋敷には新しい看護師が雇われることになります。スアとムックは、母ミンのもとを訪れます。ミンは自分の店を持ち、顧客の男性には相変わらずオーバーに愛情表現をしますが、もう前のようなだらしのない女ではありませんでした。「おばあさまが寂しがっているので、たまには家に来てください」というムックに、まんざらでもない表情を見せるミン。週末、結婚披露宴を行うこととなり、ふたりはミンを招待するために来たのでした。「もちろん行くわ」というミンに、ムックは笑顔を見せます。披露宴当日、準備の行われる庭で、ムックとスアは改めてふたりの絆を確かめ合います。これからの人生も、ともに歩んでいく決意を胸に、ムックとスアは固く抱き合うのでした。
はじめて親らしい表情を見せたミン。いい女です。
いや~、最終回は、泣きすぎました。いいお話でした。ユイはちゃんと改心し、ヨーと縁を切り、金のために愛妾になることをやめひとりで生きていくことを決意。スアへの気持ちも、いつか素敵な思い出になるのでしょうね。そして姉プロイも、ムックに対してのさまざまな仕打ちを詫び、姉として、一人の人間としてムックへの愛情を持つように。母の遺言どおり、兄妹仲良く力を合わせてこれからも生きていくことになりのでしょう。そして母ミンも、拝金主義を捨て、スアのもとを離れ自分の足で歩く生活をするように。男好きなのは相変わらずのようですが、母ミン、やっぱり強い女だからこそ真実に気付けたのでしょう。そして最初の出会いから、強い絆で結ばれたスアとムック。お互いを強く思いあう心さえあれば、もうそれだけで充分なんですよね。途中はらはらするシーンはたくさんあったけど、改めて、運命の絆、ヌアクーってあるんだなぁと思いました。素敵なエンディングに大満足です。
今回、私の好きなボーイ・チョークチャイは金の亡者ヨー役、ということで、最後まで悪い奴のまま突っ走ってしまいましたが・・・純愛ドラマということで、心洗われるシーンがたくさんありましたね。人を愛するということは、誰にでも出来ること、だけどそれを貫き通すことはそう簡単なことではありません。人を愛することの素晴らしさや幸せというものが上手く描かれた、タイドラマらしい良いお話だったと思います。純愛って、いいですね。久々に爽やかな感動をもらったいいドラマでした。主演ムック役テーオちゃん、可愛かった!!一途で一生懸命なムック役はまさに彼女の明るいキャラクターに良くあっていましたね。スア役アム、不器用ながらも真面目で気持ちに芯の通っているところ、本当に素敵でした。
ムックはプロイの看病を献身的に行いますが、今までムックに辛く当たってきたプロイとしては、今更ムックにどう感謝の気持ちを伝えればいいか分かりません。病室にペットがやってきたのを幸いに、ムックに「もう帰って。邪魔だから」と言ってしまいます。プロイの素直になれない気持ちをよく分かっているペットは、そんなプロイをたしなめます。ペットの言葉に、プロイも自分を反省します。一方、ミンはヨーの居所を知り、こっそり様子を見に行きます。相変わらず男娼のような暮らしをしているヨーを、ミンは苦々しく思います。ホテルの外にいた若者たちも、金持ち面して貧乏人を悪し様にけなすヨーを苦々しく思っていました。ミンは彼らに「あいつには貸しがあるのよ」とヨーの悪行を話します。
戻ってきたヨーは、顔を隠した若者グループに襲われます。繰り返し殴られ続けるヨーに気付いた恋人が駆け寄ってきますが、そばで見ていたミンが制止。「あなたは誰?」と尋ねられ、「こいつの女よ」と答えます。ヨーがほかの女性とも関係を持っていたことを知り恋人は大ショック。ミンは助けを求めるヨーを踏みつけます。「おまえに愛なんて語れるのか」と嘯くヨーを再び蹴りつけるミンでしたが、その言葉は帰宅してからも胸にいつまでも響き続けるのでした。「ひとりでも私は生きていける」と強がってみたものの、今、自分がどういう生活をしているのか省みると、自身の行動に矛盾があることにミンも気付くのでした。病院に運ばれたヨーは、ユイに連絡をとります。「金を送ってくれ」というヨーに、ユイは涙をこらえ「私は、私が正しいと思ったことをする」とヨーの電話を切ってしまいます。
叔父に思い切って「私のことなんて誰も愛してくれないかな」とミンは打ち明けます。間髪いれずに「そうだね」と答える叔父に理由を尋ねるミン。「ムックをみてごらん。ムックはいつも周りの人のことを気遣い、大切に思っている。姉さんは一度だって自分よりも相手の気持ちを優先したことがあるかい?」と言う叔父の言葉に、ミンははっとします。「姉さんがどんな生き方だろうと、母さんと、スアは姉さんを見捨てなかっただろう」と言われ、ミンは自分の過ちを悟ります。ユイに呼び出されたムックは、ユイがひとりで生きていくことを決意したことを聞かされます。スアが身に着けていたペンダントを取り出すユイ。「嘘をついていた。スアさんだと思って持っておきたかった。だけど、あなたに返そうと思う」と言うユイに、心からお礼を言うムック。久しぶりに2本揃ったペンダントに、スアとムックはふたりが最初に出会い、約束を交わした日のことを思い出します。
ユイからスアのペンダントを返されるムック。ユイ、やっぱりいい子でした。
スアに「話がある」と切り出したミン。ミンはスアの家を出て、よそで暮らそうと思っていることを打ち明けます。理由を尋ねるスアに「あんただって毎日奥さんが姑に文句を言われているのを見たくはないでしょう」と言うミン。今までの自分がいかに愚かで、だめな母親だったかを改めてスアに詫びます。「気がすんだら、いつでも戻ってきて」というスアに、笑顔で答えるミンの表情は、今までとは違う母の顔でした。一方、プロイの退院を聞いたムックは家に戻ります。プロイの部屋に魚の水槽が置いてあるのに驚くムック。プロイは「魚を殺した私だったのに、今魚を飼っているなんて」と自嘲気味に話します。「今までひどい姉だったけど、私のことを許してくれる?」というプロイに、ムックは「もう全部忘れた」と答えます。ムックとはじめて姉妹として向き合えたプロイ。二人は抱き合って涙を流します。
ムックは再び妊娠し、スアはムックを労わります。屋敷には新しい看護師が雇われることになります。スアとムックは、母ミンのもとを訪れます。ミンは自分の店を持ち、顧客の男性には相変わらずオーバーに愛情表現をしますが、もう前のようなだらしのない女ではありませんでした。「おばあさまが寂しがっているので、たまには家に来てください」というムックに、まんざらでもない表情を見せるミン。週末、結婚披露宴を行うこととなり、ふたりはミンを招待するために来たのでした。「もちろん行くわ」というミンに、ムックは笑顔を見せます。披露宴当日、準備の行われる庭で、ムックとスアは改めてふたりの絆を確かめ合います。これからの人生も、ともに歩んでいく決意を胸に、ムックとスアは固く抱き合うのでした。
はじめて親らしい表情を見せたミン。いい女です。
いや~、最終回は、泣きすぎました。いいお話でした。ユイはちゃんと改心し、ヨーと縁を切り、金のために愛妾になることをやめひとりで生きていくことを決意。スアへの気持ちも、いつか素敵な思い出になるのでしょうね。そして姉プロイも、ムックに対してのさまざまな仕打ちを詫び、姉として、一人の人間としてムックへの愛情を持つように。母の遺言どおり、兄妹仲良く力を合わせてこれからも生きていくことになりのでしょう。そして母ミンも、拝金主義を捨て、スアのもとを離れ自分の足で歩く生活をするように。男好きなのは相変わらずのようですが、母ミン、やっぱり強い女だからこそ真実に気付けたのでしょう。そして最初の出会いから、強い絆で結ばれたスアとムック。お互いを強く思いあう心さえあれば、もうそれだけで充分なんですよね。途中はらはらするシーンはたくさんあったけど、改めて、運命の絆、ヌアクーってあるんだなぁと思いました。素敵なエンディングに大満足です。
今回、私の好きなボーイ・チョークチャイは金の亡者ヨー役、ということで、最後まで悪い奴のまま突っ走ってしまいましたが・・・純愛ドラマということで、心洗われるシーンがたくさんありましたね。人を愛するということは、誰にでも出来ること、だけどそれを貫き通すことはそう簡単なことではありません。人を愛することの素晴らしさや幸せというものが上手く描かれた、タイドラマらしい良いお話だったと思います。純愛って、いいですね。久々に爽やかな感動をもらったいいドラマでした。主演ムック役テーオちゃん、可愛かった!!一途で一生懸命なムック役はまさに彼女の明るいキャラクターに良くあっていましたね。スア役アム、不器用ながらも真面目で気持ちに芯の通っているところ、本当に素敵でした。