そんな私達、とくに女の子は、思春期過ぎた頃からよくこんなことを言われてきました。
「21世紀は女性の時代。男女同権、女性も社会進出する時代がきます」
自宅が陶芸なんぞやっていてちょっと浮世離れしていたし、母も専業主婦で、できあいのおかずやインスタントラーメンですら口にしたことなく育ってきた私だったので、まわりがいくらそんなことを言っていても「ほんまか?!そんなんクチだけやん」とずっと思っていました。仕事をしたい人は仕事について頑張ればいいし、家で家事をこなし子供を育てることだって女性にとってはひとつの選択肢です。どちがいいとか悪いとか、こうしろああしろと周りがいうようなことではないのでは?と思いながら大人になりました。
そして、案の定世の中はそんなに変わるはずもなく、女性は仕事をしながら家庭を持つのは相変わらず困難で、子供の数はどんどん減っていき、専業主婦の年金がどうだとか、パート勤務の雇用保険はなんだとか、ややこしいことばっかり。私のようなおバカな平凡主婦には分からないことばっかりで、うまく社会の歯車に乗せられ疲弊していまうだけけのようにも思います。
でも、某大臣のおかげで、私は真実に気付きました。いや、きっと世の中の女性み~んなが気付いたと思います。
女性の社会進出だの、男女平等、共同参画・・・そんなもの単なる建前にすぎなかったんですね。エラいひとたちは、そんなことちっとも、ほんのちょびっとだって本気で考えてなかったんですね。女は家で炊事洗濯、子供を産んで育ててこそ一人前。男の社会にしゃしゃりでてくる必要なし!って思ってたのですね。
そう思うなら、もうそれでいいです。
でも、一言だけ言わせてください。
女性は「子供を産む機械」なので、機械がちゃんと機械としての機能を果たせるように、必要なエネルギーをください。充分なメンテナンスをしてください。故障したら、修理してください。それくらいは、機械を使うこなす男性の役目ではありませんか?
例の大臣も「機械」から産まれてきたんでしょ?役目の終わった「機械」を、彼はどうしたのでしょうね。久々の政界舌禍事件、おおいにためになりました。