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「サームフアジャイ」第9話

2010-07-16 | タイドラマ「3 Hearts」
第9話
兄弟の気持ちがバラバラになってしまったことで、母は深く傷つきます。涙を流し息子たちの不仲を悲しむ母を見て、チョームは一生懸命慰めようとします。チャットに、「お母さんのこと、嫌いになってなれないでしょう?」と話しかけ、母とチャットの関係を取り持とうとします。バラバラになってしまった3兄弟を、エームもひそかに案じていましたが、エームにはなにもすることができません。一方、家を出てしまったチャーンは、ピムと一緒にいましたが、チャーンはピムを出世のために利用しようとしているだけでした。母をこれ以上悲しませないため、母と向き合おうとするチャット。「もう許してもらえないかもしれない」というチャットを、チョームが励まします。

「私にとって、あなたたち3人は私の大切な3つの命。憎み合って欲しくない。仲良くして欲しい」という母の言葉に、チャットは改めて、母に心配をかけてしまったこと、兄弟の和を壊すようなことをしてしまったことを反省し、悔い改めます。「いつまでも母さんの息子でいる」と泣き崩れるチャットを抱きしめる母を見て、チョームは少し安心するのでした。一方、地方の知り合いのもとに身を寄せているネープ先生とチャーイは、深夜、飼い犬の尋常ならぬほえ声に目を覚まします。そっと外を見ると、いかにも怪しい男が。すぐさまチャーイたちは怪しい男たちを取り押さえます。幸い大事には至らずに済みましたが、報告を受けたティップは表情を曇らせます。

不審な男たちは、先日ストライキを企てた使用人たちでした。よくよく事情を調べてみると、ティップの昔の恋人が裏で手を引いていることが分かります。大事に至る前に使用人たちの裏切りを止めてくれたチャーイとネープ先生に、改めてティップの父は感謝の気持ちを伝えます。これからどうして生きていくか考えあぐねているチャーイに、ティップが声をかけます。「あなた、失恋したんでしょう?」と、思い悩むチャーイの胸のうちをずばりと言い当てるティップ。ティップはチャーイに、農園で働くことを提案します。チャーイに逆らうすべもなく、いつしかチャーイはティップのもつ広大なみかん農園で働くことに。チャーイの働きぶりを、ティップはいつしかそれとなく頼もしく思うようになります。

いつものように忙しく農園の仕事を切り盛りするティップ。ある日チャーイは、ティップに呼び出されます。ナンターとネープ先生が働く植物園まで行くから、車を運転して欲しいと言われるのですが、チャーイはティップがどうしてそこまで自分を信用するのか少し不思議に思います。ティップが仕事をしている間、ナンターのもとを訪ねたチャーイは久しぶりにナンターと再会します。「農園の仕事はどう?」と尋ねられ、まんざらでもない気持ちになるチャーイ。「お嬢様と、チャーイが恋人になれば、すごくうれしいのに!」と話すナンターに、チャーイは苦笑い。自分が育てた花や花壇をチャーイに案内するナンターに、チャーイも久々に晴れ晴れした気持ちになります。

ある日チョームは、授業を終えた自分を迎えに来たチャットに「連れて行って欲しいところがある」と言い出します。チョームが案内させたところは、孤児院でした。「私も孤児だったから、寄付しようと思って」と、お金を寄付するチョームに、チャットは「そんなたくさん寄付なんてしなくても」と半分あきれてしまいます。帰ろうとしたところ、偶然にもエームの父イムと出会います。「こんなところで、なにをしているの?」と声をかけるイムに、「寄付に来たんです。私も孤児だったので」というチョーム。孤児と言う言葉に、イムは表情を一変させます。「私も孤児だったの。親がいない子供たちが可哀想で」と、自分も寄付に来たことを話すイム。今までチョームに辛く当たってきたことをイムは心から詫びます。

今までいじわるだったイムとも和解。チョームに味方が増えました。

ティップの兄テープは、以前チャーイと試合をして勝ったシンハラートというムエタイ選手を引き抜きたいと思っていました。しかしバンチャーの息子がシンハラートを手放そうとしません。シンハラートを引き抜くため、テープは試合を申し込みます。シンハラートに勝つことが条件、ということで、かつてシンハラートと対戦したことのあるチャーイに白羽の矢が立ちます。ネープ先生も「チャーイが負けたのはあの試合一度だけだ。あのときだって、精神状態がちゃんとしていたら絶対に負けてはいなかった」とチャーイを推します。しばらく実践から離れていたとはいえ、チャーイは相変わらず強い選手でした。しかし、再びムエタイのリングに立つことにチャーイはどうしても首を縦に振りません。

チョームは、いつまでも帰ってこないままのチャーイを忘れることが出来ません。「あなたはひどい人だわ」とチャーイの写真につぶやいたりしています。チャーイが試合を固辞していると聞いたティップは、すぐさまチャーイのもとを訪れます。「今、私があなたの前に現れたのは、どうしてだか分かる?」と尋ねるティップに、「僕が働き者だから、昇給してくれるんですか?」ととぼけてみせるチャーイ。ティップは改めて、チャーイにどうしてもう一度リングに立つ気がないのか問いかけます。「あなたの事情は全部知ってる。だけど私だって、失恋したことくらいあるわ」と、涙ながらに自分の辛い体験を話すティップにも、チャーイの心は動きません。しかし、対戦相手がシンハラートだと聞かされ、チャーイの表情が変わります。

チャーイはトレーニングを開始します。朝早くからランニングをするチャーイを見て、ティップは「本気なのね?」と尋ねます。「勝ち負けは分からないけど、本気でやります」とチャーイも力強く答えます。早朝のランニングには、ティップやナンターもつきあいます。ネープ先生とともに再びムエタイの練習に励むチャーイを、ティップはいつも見守っていました。一方、チョームとチャットは無事に学校を卒業します。友達を招いて、卒業祝いのパーティーを開きます。チャットは就職も決まり、すっかり上機嫌。ダンスナンバーにイムも踊りを披露します。「私は踊れないから」と近くで見ていた母も庭に連れ出され、みんなで踊り明かします。久しぶりの楽しい時間に、チョームも笑顔をみせます。

いつものように、チャーイの部屋に入り、植木の水やりをして魚に餌をやるチョーム。「いつになったら、あなたは私へのいじわるをやめてくれるの?もうこれ以上は耐えられない・・・」と涙を流すチョーム。チョームの言葉をチャットが聞いていました。「いつか兄さんは帰ってくる。母さんもいるし、弟もいるし、チョームだっているのだから。だけど僕は、兄さんに会えて喜ぶチョームは見たくない」と涙をこらえながらチョームに訴えるチャットの言葉に、チョームも応えられない自分のもどかしさを感じます。チョームに、先に水浴びをするよう促した後、チャットはチャーイの部屋でやり場のない悲しみをひとり堪えるのでした。

ここ、タイドラマでは定番のロケ地ですけど、どこなんでしょうか??

ようやくティップとチャーイの関係が発展してきましたね。仕事をバリバリこなし、弱いところなど一瞬も見せないティップに、失恋というあんな辛い過去があったなんて・・・もちろん、そのことがティップを大きく成長させたのでしょうけど。チャーイを見守るティップの表情が、少しずつ「恋する女」に変わっていく様子がよかったですね。一度は心を通い合わせたチョームとチャーイでしたが、今、ふたりの気持ちはバラバラです。チャットを傷つけることになっても、チャーイを待ち続けることしか出来ないチョーム、チョームを忘れられないながらも、一歩踏み出さなければならないことに気付いたチャーイ。もう一度ふたりの気持ちは通じ合うことができるのでしょうか?

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