テムテムな日常

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「サームフアジャイ」第10話

2010-07-20 | タイドラマ「3 Hearts」
第10話
母チュンは、チャーイに、「もうリングに立つのはやめて欲しい」と訴えます。「心配で、生きた心地がしない」というチュンのことばに、チャーイはなにも言えなくなってしまいます。チャーイに試合をして欲しくないのは、チョームも同じでした。ある日、母が長男チャーンの写真を見ながら涙を流しているのを見てしまったチョームは、意を決してチャーンのいるオフィスに向かいます。久しぶりに再会したチャーンと向き合うチョーム。「お母さんが、いつもあなたのことを気にかけ、会いたがっている。どうか一度家に帰って、顔を見せてあげて欲しい」と訴えるチョームに、チャーンはわざわざ伝えに来てくれたことを感謝し、チョームの手をとります。そこへ運悪く、ピムが入ってきます。

「やっぱりあんたたちは付き合ってたのね!」とチョームを罵倒するピム。「誤解です!」ときっぱり申し出たチョームでしたが、チャーンはチョームにもう帰るよう促します。チョームが部屋を出た後、チャーンとピムは激しい口論に。しかしチャーンの言い分など、ピムはまったく聞こうとしないのでした。一方サックダーは、さっそくティップの家の資産の名義を書き換えます。サックダーの仕打ちに気付いたティップの兄テープは、父と共にサックダーの元へ。弁護士立会いの下、書類の効力の有無を争うことになります。双方の間に入った弁護士は、チャーンでした。ティップたちの事情を知らないチャーンは、サックダー側に立ってしまいます。話し合いが終わった後、チャーンはチャーイに「今度、母さんに会いに行く」と話します。

チョームはチャーンに会いに行ったこと、ピムに罵倒されたことなどをみんなに話します。「お母さんが、会いたがってることを伝えたかっただけなのに」と、誰にも相談せずチャーンに会いに行ったことを詫びるチョーム。チョームの話に、チャーイもなんとなくいい気分がしません。さっそくチャーイに「なにかいいたいことがあるなら言って」と訴えるチョームに、チャーイは「これからは、なにかするとき、なにか考えたとき、どこかに行くときは必ず僕に話すこと!」と約束させます。ある日サックダーは、ピムを連れ出し酔って帰ってきます。ピムを自分の寝室に入れるのですが、部屋にはティップがいました。メイドに「こいつの面倒は俺が見る」と、席をはずさせます。

ティップの目の前でピムと過ごすサックダーに、ティップは怒りと悲しみで涙を流します。同じ頃、ティップの父もティップがサックダーに殺される夢をみてうなされていました。「ティップが心配だ」と言い出す父に代わって、ティップに連絡をとる兄テープ。「今何時だと思っているんだ!」とサックダーに罵倒されます。ピムがサックダーと一緒に過ごしていた翌日、チャーンは母のもとに戻るため身支度をしていました。朝になっても戻らないピムに失望しながら出て行く準備をするチャーン。そこへピムが戻ってきます。「あの子のところに戻るのね」というピムに、敢えてなにも言わないチャーン。「誰のおかげでここまでなれたと思っているの!」とチャーンを引きとめようとするピムでしたが、チャーンは出て行ってしまいます。

帳簿をつけていたエームの父イムは、町に戻ってきたチャーンの姿を見つけます。自分になんの挨拶もなく歩いていくチャーンに悪態をつきながらも、チャーンの帰りがうれしくてたまりません。いつものように、母のお菓子作りを手伝っていたチョームの前に、チャーンが現れます。「母さんは?」と尋ねるチャーンに「奥にいる」と笑顔で答えるチョーム。チャーンは母と再会します。久しぶりの再会に、親子は涙を流し喜び合います。母の手料理を食べながら、チャーンはあまり居心地の良くない今の現状を少し話します。「それなら前のようにここに戻ってくればいいのよ」というイム。チャットとエームも、さっそくチャーンに声をかけます。「カッコよくなったみたい」とからかわれながらも、チャーンは悪い気はしないのでした。

まさに外道という言葉がぴったりなサックダー。

シンハラートと再び対戦することになったチャーイは、練習にも身が入ります。シンハラートも、先日の雪辱を果たすべく、別人のように真摯な姿勢でトレーニングに取り組みます。両者の順調な仕上がり具合に、スポーツ記者たちも取材に熱が入ります。一方そんななか、ピムは自殺未遂を図ります。いつも自分のわがままばかりを通そうとするピムをたびたび諌めてきた父ピポップではありましたが、ピムは自分の非を認めようとしません。病室のベッドからサックダーに電話します。「今すぐ来て」というピムに、「今は無理だ。これからシンハラートの試合がある。また今度にして欲しい」と答えるサックダー。自分の思い通りにことが運ばないことでピムは苛立ちます。

シンハラートとチャーイの3回目の対戦が始まりました。ラジオで試合の行方を見守るティップの父。母チュンとイムもお菓子作りそっちのけでラジオに聞き入ります。チョームとエームは会場へ。チャットもリングサイドで応援します。試合は互角、少しチャーイが優勢か、という感じでした。ラウンドをこなし、マウスピースを外したチャーイでしたが、チャットはチャーイのマウスピースを交換する際に、男の不自然な動きに気付きます。マウスピースを交換した直後、チャーイの動きがおかしくなります。シンハラートに攻め込まれ、チャーイはダウンを奪われ、そのまま立てなくなってしまいます。試合は大ブーイング。会場で見ていたチョームも、チャーイが心配でたまりません。

チャーイの体からは毒物が検出されます。幸い量が少なかったため大事に至ることはないと言われ、一同一安心するのですが、チャットはさっきのマウスピースのことがどうもひっかかっていました。チョームはチャーイに付き添うことに。「死ぬまであなたと一緒にいるって決めたから」と、眠っているチャーイに自分の気持ちを話します。一人そっとサックダーのもとへ向かうチャット。シンハラートの勝利を祝って、どんちゃん騒ぎが行われていました。そこへ先ほどのマウスピース係の男が。「うまくやってくれた」とサックダーからその男が金を貰うのを見て、チャットはすべてを悟ります。男を待ち伏せしていきなり棒で殴りつけるチャット。「警察につきだしてやる!」と言うチャットをナイフで刺して男は逃げます。

手当てを受けるチャットに、エームはチャットの短気さを責めます。チャットのケガも幸いたいしたことではなかったのですが、チャットは「心配するから、母さんには言わないでおこう」と話します。チャーイの病室で付き添おうとしたチャットでしたが、チョームに「今日は私がついているから、ふたりは先に帰って」と言われ、ひとまず帰宅することに。「もし俺が刑務所に入るようになることがあったら、お前は面会に来てくれるか?」と真顔で尋ねるチャットに、エームはなんだかただならぬものを感じます。ピポップに会いにきたサックダーですが、応対した使用人から「ピムさんのお見舞いに行っておられます」と聞かされ、ピムになにかあったことを知ります。

一服盛ったことはすぐさまチャットに感づかれます。

ティップが可哀想でたまりません。あんなに仕事に打ち込んできたのも、ろくでなし男のサックダーを忘れるため、そしてあんなろくでなしでも、一度は愛したサックダー・・・きっといつか、サックダーが昔のようにまともな人間となって自分を再び愛してくれることを心のどこかで待っていたのかもしれませんね。声を失ったティップが、ただ黙って涙を流し続けている姿はあまりにも気の毒です。どうかサックダーには天罰が下ればいいですね。そしてチャーイまでもサックダーの汚い手で試合に敗れてしまいます。いち早く不審に気付いたチャットでしたが、チャットはあのとおり直情型の短気者。早まったことをしなければいいのですが。

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