テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「ナムターン・マイ」2週目

2009-09-30 | タイドラマ
第3話
イギリスからニアンが戻ってきます。ニアンの父サートンは大喜びで迎えます。実は娘の外国暮らしで借金まで作ってしまい、車も売ってしまったサートンでしたが、ニアンが「すぐに仕事を見つけて、新しい車くらい買ってあげる」と言う娘の言葉には反対します。一方、香港出張中のボーについてきたペーは、ボーと一緒に仕事をこなします。ボーはまだペーに対し感情をあらわにはできないものの、少しずつ二人の関係も良くなっていきます。

ニアンが帰国してきたことはうれしいものの、父サートンはかなりの借金を抱えていました。車を欲しがっているニアンのため、大事な土地まで手放そうとしていました。もちろんニアンはそんな父の事情など少しも知りません。一方、外国で暮らしているターオの恋人エーは、ターオの財産目当てで愛してもいないターオと一緒に過ごしていました。しかしターオの母からの送金が滞っていることをターオに聞かされ、エーは焦ります。

香港出張中のボーとペーの距離は着実に縮まっていました。ある朝、ノックをしても出てこないペーを心配したボーは、腹痛を訴え倒れているペーを発見します。持参した薬をペーに飲ませ、気遣いをみせるボーに、ますますペーは好感を持ちます。一方、ニアンに新しい車を買い与えたサートンは、仕事をしたいと言うニアンにとうとう根負けするのですが、そのとき「ペーさんという素敵な男性を知っている」とニアンに話します。

ニアンは父の書斎にある借金の催促状を見つけてしまいます。自分が今まで贅沢をしてきたのは、父が借金をしてくれたからだと気付くニアン。そのことを父に問いただすのですが、結局口論になってしまいます。一方香港にいるボーに、兄のティックから電話がかかってきます。「彼のことが好きなのか?」と尋ねられ、正直な気持ちを兄に打ち明けるボー。「それなら自分が、ターオと話をしてやる」とティックは一方的に電話を切ってしまいます。

エーはターオの財産だけが目当て。Boy大好きなんですけど、悪い顔もカワイイ!!

母親からの送金が途絶え、困ったターオは、母の真意を確かめようとあちこち知人に連絡をとります。しかし誰も何も知りません。一方、タイでの生活を始めたニアンは、昨夜口論になってしまった父と仲直りし、就職活動を始めます。香港出張中のボーとペーは、仕事のない時間にふたりで観光を楽しみます。「タイに戻ったらこんなことできなくなる」と腕をからませ寄り添って歩く二人。ペーに「今までにないくらい君が好きなんだ」と言われ、ボーも嬉しそうな表情を見せます。

お互いを好きになればなるほど、ボーがすでに結婚しているという現実がふたりの間に重くのしかかります。そんな不安を打ち消そうと、夕食の席でワインをさらに追加注文するペー。部屋に戻ってから、再びボーの部屋を訪れたペーは、「このまま誰も知らないところへ君を連れて行きたい」と涙を流し訴えます。「愛してる」とボーに告げるペー。ボーも覚悟を決めたのかペーのキスを受け入れ、ふたりは一夜を共に過ごします。

翌朝、目を覚ましたペーでしたが、ボーはすでに部屋を出る用意を済ませていました。「ほんのひとときだけでも、幸せな時間をもてたのだから、もういいでしょう」と、昨日とは打って変わった態度のボー。慌ててチェックアウトを済ませますが、ペーを置いてボーは先にタイに戻ってしまったことを聞かされペーは愕然とします。ペーとの幸せなひとときを思い出しひとり笑顔になるボーでしたが、家に帰らず、そのままとある場所へと向かいます。

ボーの行方を捜し、ボーの家を訪ねるペーでしたが、ボーがまだ帰ってきていないことを聞き焦るペー。母から、ペーが家に来たことを聞かされたボーは、自分の居場所をペーに言わないで欲しいと母に頼み込みます。一方就職活動中のニアンは、ペーの友人ジェーンが働く会社に面接にやってきました。ニアンに一目惚れしたジェーンは、ニアンの就職をサポートすることを約束し、携帯電話まで買い与えます。ニアンも、ジェーンは金づるになるとひそかに算段します。

破滅的な恋が絵になる二人です。最近3chは香港ものが多いなぁ~。

ふたりっきりの香港出張・・・ペーとボーの距離が一気に縮まりましたが、これこそが悲劇の始まり。頭の回転が速く、ユーモアに富んだボーと、ボーを口説くふたりの掛け合いがおもしろいです。そりゃーあんなに素敵な女の子だったら、誰だって惚れますよね。今までは「チョープ/気に入ってる」という言葉を使ってボーを口説いていたペーが、ボーに初めて「ラック/愛してる」という言葉を口にするシーンでは、思わず情にほだされてしまったボーでしたが、朝になって、やはり罪の意識を感じたのかペーと距離をとり始めるんですけど・・・難しい女心をうまく演じていますね。ボーに何度も電話して、「ほかにももっといい子はいくらでもいる」と叔母に言われながらもボーを諦められないペー。辛い立場です。


第4話
ペーから何度も着信があったのに、一度も電話を取らなかったボー。ペーへの気持ちを断ち切るため、携帯電話のメモリーを消去します。ボーの兄ティックは、ボーの夫ターオのもとを訪れます。久しぶりの再会に喜びを隠せないターオでしたが、「ボーをもう自由にしてやって欲しい」と頼みこまれ、動揺します。そこへ恋人のエーが帰ってきます。ティックの話を聞いたエーは、ターオに「離婚なんかしちゃダメだ」と念押しします。

ボーに兄ティックから電話がかかってきます。「ターオと話をした」というティックに、ボーは愕然とします。家に戻り、ペーが家に来たことを母親から聞かされ、さらに「もしかして彼のことが好きなの?」と追求されるボー。一方ターオは、ティックにボーとの離婚を勧められても、「ボーとは絶対に離婚しない」と宣言。エーと一緒にタイへ戻り、話し合いの機会をもつことにします。タイでは、サートンがペーに娘ニアンを紹介していました。

ニアンは、一度会っただけのペーにすっかり夢中になっていました。特定の恋人はいないと父から教えられたニアンは、父親の携帯からペーの番号を調べて、突然電話をかけたりします。一方ターオがタイに戻ってくるということを聞かされたボーは、自分とペーとの関係が知られてしまうこと、ペーにターオと結婚した事情を知られることをおそれ「どうしたらいいの?」と混乱。ボーに会いに来たペーに「私は主人を選びます」と別れの言葉を口にしてしまいます。

ニアンは父とともにペーの同僚ジェーンと一緒に食事をしたりもします。ジェーンが席をはずしている間、父に「あいつのこと好きなのか?」と聞かれても、ニアンは「分からない」と答えます。帰り道、父がいつものバーへ寄るのに付き合ったニアンは、そこでもペーと再会。ペーに笑顔をみせます。一方会社でボーと会ったペーは、自分を避けるボーを問い詰めます。「これ以上私を苦しめるなら、今日でも明日でも、会社を辞めます」とボーは涙ながらに訴えます。

ひそかにペーを想いながらも、よき相談相手のホステス・ウィー。

ペーの会社で働くことになったニアン。研修として、ペーに会社内を案内されます。ボーはペーに会いたくないため、会議にも出席せず夫ターオとエーを空港まで迎えにいくことにします。会議に出てこないボーに電話をかけるペーでしたが、ボーは電話にでません。「誰からの電話?どうしてでないの?」と訝しがるターオに言葉を濁すボー。「なにか隠し事があるんだよ」とボーを牽制するエーに、ボーも「エーとは違うから」とやり返します。

ターオに家に出向いたターオとボー。結婚さえしてくれれば、財産はターオに譲ると約束していたターオの母でしたが、一向に子供の出来ない二人にしびれをきらしたのか、「そろそろ孫が見たい」と言い出します。ターオはボーに、「もう一度だけ僕を助けて。ボーには一生遊んで暮らせるだけのお金をあげる。新しい彼氏との子供でもいいから子供を産んで」と懇願。ボーもターオのあんまりな要求につい反論してしまいます。

ボーに要求を呑んでもらえなかったことで、ターオは途方にくれますが、ボーに対する同情のような気持ちも少しは持っていました。そんなターオにエーは「財産をもらわなくてもいいのか?」とはっぱをかけます。一方ニアンと食事をしたペーでしたが、別れ際、ニアンに突然キスされてしまい、驚きます。ニアンの父サートンも、ペーならニアンの恋人になっても構わないとお墨付きをだします。しかしペーはボーが忘れられず、ボーの家の塀を乗り越えボーに会いに行きます。

自分から逃げないで欲しいと訴えるペー。抱きしめられて、ボーもつい涙を見せてしまいます。そんなふたりの姿を、ボーの母親は見てしまっていました。会社で顔を合わせるニアンとボー。ペーがボーにアプローチしているようだと先輩秘書から聞かされたニアンは、「羨ましがるくらいなら自分から手に入れればいいのに」と強気な発言をします。ターオとエーは、タイでインポートものの洋服を扱う店を始める相談をしていました。

「孫が欲しいの」・・・ゲイなので、女の子とは関係できないんですってば!!

ペーのことが好きなのに一生懸命あきらめようとしているボー、観ていて痛々しいです。ターオのために、女として愛されることもないまま結婚をして、さらに子供まで産んでくれだなんて・・・しかもその子供はボーのものではなく、ターオのものになるわけですよ。あんまりではありませんか?!それなのに、そんな苦悩をペーに話すこともせず、ただただずっと耐え忍ぶボー。そんなボーの苦悩も知らずにボーに強引なアプローチをするペー、そしてペーの隙をついてどうにかペーを我が物にしようとしているニアン・・・さぁ、どろどろしてきましたね。ボーに同情しながらも、自分が恋人エーと一緒にいたいがためにエーの口車に乗せられているターオ、ターオがエーの本性にはやく気付いてくれればいいんですけど。

うっかりほろりと感動「M.3P4」

2009-09-29 | タイドラマ・タイ映画
タイの青春映画、それもティーン向け?!と言う感じで、あまり食指をそそられなかったのですけど、なんとなく観てしまった「.3 4/mor.3 pii4」。観てよかった・・・なんか意外と心温まるよい映画でした。出てる人とか、ストーリーとか、予備知識もまったくなく観たのが逆によかったのかな。


ナットはバンコクの中学3年生。明るくて友達も多いナットの趣味は、MSNで友達とチャットをすること。チャット友達のジェーンは、プーケットに住んでいる同学年の女の子で、ジェーンの顔写真を見たナットはすぐにジェーンに一目惚れ。「いつか会いにいくから!」とジェーンにメッセージを送ります。

ジェーンには姉ジュンがいますが、チャットなんかにうつつを抜かしている妹とは対照的に、しっかり者の現実主義者。古びたトラックを運転して一人でバンコクへ行き、知人の結婚式に出たりします。そんなジェーンを、偶然見かけたティーという青年は、ジュンに一目惚れ。ジュンもティーの熱い視線に笑顔を返します。

バンコクからプーケットまで、たったひとりで誰にも言わずジェーンを訪ねて行ったナット。もちろんジェーンは大喜びです。ナットの家族は、ナットが勝手に家を出てしまったことで激怒。ナットの兄がプーケットまでナットを迎えに来ることになります。電話口で激しく罵られたジュンは、見ず知らずの相手のあんまりな態度に怒り心頭。しかし、ナットを迎えにきたナットの兄は、なんとジュンがバンコクで出会ったティーだったのです。

ティーもジュンを見て、自分の態度が行き過ぎだったことを反省し、謝るのですがジュンは一向にティーを許そうとしません。ティーはバンコクから飛行機でプーケットに通い、どうにかジュンに許してもらおうとします。そしてようやく二人の関係は修復されていくのですが、今度は些細なことからナットとジェーンが「もう二度と話もしたくない!」とケンカ別れ、一方ティーとジュンも、ジュンが幼馴染と一緒にいるところをティーが偶然見てしまい、再び気まずい関係になってしまいます。

会えない間、お互いに修復の道を探っていたわけですが、どうしても素直になることができず・・・だけどティーはある日思い切ってジュンのもとを訪ねます。するとジュンの家では思いがけない出来事が起きていました。


いや~、こういう展開は、ありそうで今までなかったのでちょっとびっくりだったんですけど、なかなか良い映画でした。音楽もよかったですし。個人的には、授業の一環として病院のお年寄りの話し相手になっていたティーが、担当していたおばあさんに恋の指南を仰ぐ場面。「許してくれるまで、何度でもあやまりなさい」とか、「誠意を見せれば、きっと相手にいつか伝わる」とか、当たり前のことなんだけど、ティーに諭すように話すおばあさんに、ティー自身も成長させられていくわけですよ。ティーも、お調子者っぽいキャラクターなのに、ここぞというところではジュンを強引に口説くなかなかいい男。見ていて微笑ましかったです。

トレーラー、というかMVというか・・・。


ところでこのジュン役のBuaちゃん、どこかで見たことある子だなぁ~と思いつつ、最後まで観ても思い出せなかったんですけど、家に帰って詳細を調べてみてようやく分かりました。



コレに出てるコやん!!「/プアン・シー・ロン・ホン」、新シリーズになってから主役が(私の好きな)タからボールに変わったんですよね。で、そのボール君の相方プルー役がこのBuaちゃんだったわけですよ。そうそう、そうだった~!!ということで、次の映画レビューは、ドラマ「ChingChang」でも熱演中のボール君主演映画を。お楽しみに!!

「憎しみ」8週目

2009-09-28 | タイドラマ
第29話
先輩娼婦のピムに、妊娠しているのではないかと言われ、ウーンはひそかに喜びます。「一緒に父さんを探そう」とおなかの子供に呼びかけます。ヨートの行方は依然分からずじまいではありますが、ヨートは親切な人に助けられ、介抱されていました。4ヵ月後、アーリーのもとへバンコクの将校から手紙が来ます。有頂天になっていると、急に破水し、アーリーは産気づいてしまいます。そしてとうとう元気な男の子を産み落としました。

子供が誕生したことで、アーリーとの仲をやり直せるのではないかと希望を持つピン。部屋を掃除している途中、アーリーに届いたバンコクの将校からの手紙を見つけます。少し文字が分かるようになっていたピンは、手紙を読んでアーリーがその男と結婚しようとしていることを知ります。一方オーンもまた、浮気相手ソムチャーイの子供を身ごもったようでした。様子のおかしいオーンを、姑と小姑が問い詰めます。

ウーンのいる売春宿に、インの手下たちがやってきます。偶然彼の姿を見かけたウーンは、見つかるわけにはいかないけど、ヨートの居場所が分かるかもしれないと思い、先輩娼婦のピムに聞き出してくれるよう頼みます。ほかの客の相手をしながらも、ウーンは気になって仕方がありません。その客はなんと、オーンの浮気相手ソムチャーイでした。ウーンに手をだそうとするソムチャイとトラブルになったウーンの姿を、インの手下も見てしまいます。

オーンはソムチャーイの子供を身ごもってしまったことをソムチャーイに告げます。驚いたソムチャーイでしたが、オーンに中絶の薬を渡します。怖がって受け取ろうとしないオーンでしたが、「僕を信じていれば、悪いようにはしない」とオーンをそそのかすソムチャーイ。そんな二人の様子を、小姑がこっそり外から見ていました。不貞を働いたオーンに憎しみを募らせます。そのころヨートは、バンコクのとある寺院にいました。

ドリアンのにおいに吐き気を催すオーン。

生まれてきた子供を見せられても、いとおしむ表情ひとつ浮かべず淡々としているアーリー。「お前が悪いんじゃないんだ。母さんは、父さんのことが嫌いなんだ」と涙ながらに赤ちゃんを慰めるピン・・・気の毒すぎます。多分アーリーは新しい人生を歩むため、子供を置いてバンコクの将校のもとへいくのでしょう。そしてソムチャーイとの不貞の子を身ごもってしまうオーン。タイドラマにはよく「堕胎薬」が出てきますけど、そんなにタイの女性たちは堕胎をしなければならない状況が多かったのでしょうか?誰にでも簡単に手に入るものだったのでしょうか?終盤ヨートの姿がちらりと映りましたね。ヨートは今後、再びイムと暮らすことができるのでしょうか?


第30話
ヨートは親切な人に命を救われたものの、記憶の一切を失い、バンコクのとある寺院で下働きをしていたのです。実直なヨートは住職にも気に入られ、新しい名前も与えられ、新しい人生を歩み始めていました。一方アーリーは、自分と結婚の約束をした将校のもとへ行こうと、夜中こっそり家を抜け出そうとします。しかしピンに感づかれてしまいます。赤ん坊を抱え、必死にピンを振り切り扉に鍵をかけたものの、中では線香の火が蚊帳に移り火事になっていました。

火の勢いは激しく、騒ぎを聞きつけた村人たちもピンを助け出すことが出来ません。アーリーも結局どうすることもできずにいました。火を消し止めたあとも、ピンの遺体は見つからず、アーリーは心から反省します。一方オーンは、ソムチャーイから渡された堕胎薬を飲もうとしますが、姑たちに見つかり薬を取り上げられてしまいます。ソムチャーイもまた、インに「話がある」と待ち伏せされ、無理やりインに連れて行かれます。

家に戻り、昨日家が火事になり、ピンが亡くなったことを話すアーリー。さらに子供をイムに託し、自分はバンコクで再婚したいと言い出します。混乱する両親の前に、オーンまでも姑たちに連れられて家にやってきます。オーンが浮気をして、妊娠までしていることを告げられ、さらにインに連れられソムチャーイも家に来ます。ソムチャーイの口から「ウーンは売春宿にいる」と聞かされ、父ゲーオはあまりのショックに発作を起こし、倒れてしまいます。

父ゲーオの容態は悪く、今度こそ覚悟が必要だと言われます。今の父を元気付けるために、4人の娘を家に集めたほうがいいと住職に言われ、イムはウーンを迎えに行く決心をします。ウーンの行方をインに尋ねるイム。「私がウーンを連れてくるから、イムは家で待っていて」と言うインに対し、イムは「ウーンは私が迎えにいかなくてはいけない」とインに食い下がります。イムの熱心さに、インも首を縦に振るしかありませんでした。

「バンコクで再婚したい。あんないい人はもうこの先現れない」と、突然の子捨て宣言。

アーリーが、ピンを死に追いやっていながらも「本当に、そんなつもりじゃなかった」と言っていたのがちょっと・・・それにその直後、イムに子供を預けて自分は新しい人生を歩みたいだなんて。甘ったれにもほどがあります。さらにオーンまで浮気、妊娠、そのうえウーンは売春宿にいると来たら・・・そりゃー父ゲーオだって心臓発作で泡ふきますよ。あまりにも行き当たりばったりすぎです。自慢の娘たちだったというのに、結局みんな男で身を崩してるわけですからね。そしてヨートはバンコクで新たな人生を歩みかけています。ウーンの子供は?本当にイムのことは忘れてしまったのでしょうか?今後はヨートが物語の舵をとりそうですよ。


第31話
イムはインと共に売春宿へウーンを迎えに行くのですが、当然のように拒否されます。イムがここへ来たこと、父の危篤を知らされ、ウーン自身も「家に帰して欲しい。絶対に戻ってくるから」とボスに申し出ます。先輩娼婦のピムの身の安全と引き換えに、家に一時的に帰ることをなんとか許されるウーン。荷物をまとめ急いで家に戻ります。家ではイムがウーンの帰りを待っていました。ウーンもまず、イムに侘びをいれます。

姉妹4人が揃い、病床の父と対面します。それぞれに父に逆らい、父を悲しませてしまったことを詫び、父もまた、娘たちの気持ちを思いやることをしなかった自分を許して欲しいと言います。「どうか抱きしめさせてくれ」と最後の力を振り絞り娘たちに腕を差し伸べる父ゲーオ。そんな父に答えようと、娘たちは父を囲み、父の腕に抱かれるのですが、娘たちを抱きしめた父は、満足したのかそのまま息を引き取ってしまいます。

父ゲーオの葬儀の準備が始まります。ウーンが着替えているところを偶然目にした母は、ウーンの妊娠を疑います。ウーンもまた、イムにヨートの行方を問いただします。ヨートが死んだ(とイムは思い込んでいる)ことをウーンに告げるイム。一方母はウーンにが売春宿にいたことから、ウーンが体を売ったのではないか、もしくはジンの子ではないかと問いただします。ウーンは「おなかの子は、ヨートが死ぬ前に出来たヨートの子です」ときっぱり言います。

父ゲーオの葬儀がすべて終わったら、今後どうするのかアーリーに尋ねるイム。「私はバンコクに行く」と言い張るアーリーにイムは動揺を隠せません。ウーンとオーンにも今後を尋ねるイムでしたが、ささいなことからウーンとオーンは口論になります。見かねたアーリーは、オーンがインと結婚したいがために、ウーンはジンと駆け落ちしたと見せかけ、置手紙を書き換えたことを暴露。このことを知ってウーンとオーンはさらにケンカになってしまいます。

「最後にもう一度、抱きしめさせてくれ」・・・感動のシーンでした。

そうでした!元はと言えば、ヨートのあとをついていこうとしたウーンの手紙を、あたかもジンと駆け落ちしたかのように書き換え、そして自分はインの妻の座を手に入れたオーン・・・諸悪の根源はオーンです。まぁアーリーも、ピンを死に追いやった張本人ですけどね。ピンの死体は見つかっていないので、今後大どんでん返しがあるかもしれません。それにしても、ウーンもオーンも、アーリーまでも好き勝手なことを言っていますね。なにも言えないイムがなんて気の毒なんでしょうか。葬儀の間までも姉妹仲良くするどころか、互いに憎しみあうなんて・・・これじゃああんまりにも父ゲーオが浮かばれません。


第32話
腹のむしが収まらないウーンでしたが、売春宿の用心棒がウーンの家までやってきたことに愕然とします。先輩娼婦ピムの歯を見せられ「絶対に帰って来い」と念押しされます。一方オーンは、ソムチャイと結婚の書類を交わし、正式に夫婦となります。すべての手はずを整えたインに感謝する母とイム。そしてオーンも、インに礼を述べます。インも「新しい人生、幸せになってほしい」とオーンに初めて優しい言葉をかけます。

4人の姉妹に、母は父ゲーオの形見を分けようとします。それぞれに父が大切にしていたプラ(仏様のお守り)を受け継ぐのですが、ウーンは「私は売春宿にいる身。ほかのものがいい」と父のピストルを譲り受けることにします。アーリーはバンコクへ、ウーンは宿へと戻るのですが、オーンの夫ソムチャーイはなかなかオーンを迎えに来ません。腹痛を訴え病院へ運ばれたオーンに対しても、ソムチャーイは冷たい言葉をかけ母とイムを悲しませます。

ピストルを手に宿へ戻ったウーンは、先輩娼婦のピムと一緒にここから抜け出す作戦を練ります。以前から因縁のあった用心棒の男を殺そうと、酔いつぶれたところを狙うのですが、相手に感づかれ、銃を奪われてしまいます。それでもなんとか銃を取り戻し、必死に狙いを定めるウーン。しかし宿のボスが戻ってきてしまいます。ウーンは騒ぎを聞きつけ部屋の扉を開けたボスのほうを撃ち殺してしまいます。

ボスを撃ち殺してしまったことで、ウーンは自分の子供の命と引き換えに、売春宿にい続けることを約束します。「罪を犯してしまった。もう家には帰れない。生まれてくる子供は、イム姉さんに育ててもらいたい」と、母、姉に当てた手紙をかくウーン。そして半年の月日が流れ、ウーンの子供が生まれます。村の住職に、アーリーの子供とウーンの子供に名前をつけてもらうイム。アーリーの子はアーティット、ウーンの子はヨーンチャイと名づけられます。

「まったくもって最低だ!」・・・ほんと最低な男ソムチャーイ。

ウーンとオーンはやはり転落人生を歩むようですね。浮気相手だったソムチャーイにも逃げられ、子供を産めない体になってしまったオーン、気の毒ではありますが、これもやはり自分がまいた種。そしてウーンも人を殺すという大罪を犯してしまいます。子供を押し付けられるイムの気持ちはいかほどのものでしょうか。そしてバンコクで相変わらず記憶の戻らないヨートは、夢にしょっちゅう出てくるイムのことすら思いだせません。しかし思い出したところで、もうあとには戻れない・・・イムはもう、ヨートのいない人生を、しっかり地に足をつけて歩み始めています。来週の予告では、赤ちゃんだった子がもうりっぱに成長していましたけど(しかもヨーンチャイはなんと人気若手俳優ボール君でしたよ!!)、まったく展開が読めません!!

思い入れの深い(?)映画、「ポンラーン・サディン」

2009-09-26 | タイドラマ・タイ映画
タイの歌を訳すブログをやっているのですが、実は普段ルークトゥンばかり聴いています。ルークトゥンと一口にいっても、その形態やジャンルはとっても多岐に渡っていて、同じ「ルークトゥン好き」の人でも、聴いている傾向はまったく違ったりするのは良くある話。「ポンラーン」というのも、一種のバンド形態のことで、ポンラーンという木琴風の楽器の入った民族楽器バンドのことを「ポンラーン」と言うらしいです。そしてその「ポンラーン」といえば、ボーカル兼ポンラーンのイット率いる「ポンラーン・サオーン」がタイではかなり有名。大きなホールでのコンサートも大成功させているし、CDやDVDの売り上げも好調。ドラマに出ても高視聴率・・・ということで、そんな「ポンラーン・サオーン」主演の映画「ポンラーン・サディン」を観てみました。ちなみにRSのイケメンBeamもなぜか出演しています。この映画をきっかけに、ドラマでも競演したり、一緒にCMに出たり、番組に出たりとなかなかいいコンビっぷりをみせてくれていますよね。


老朽化してつぶれそうなとある映画館。客足も悪いのはもちろんのこと、オーナーの親類であるトーたちは夜な夜な現れる幽霊に頭を悩ませていました。そしてとうとう映画館を売却することになります。

そんなある日、トーはウィンという若い青年と知り合います。なんとなく気が合うというのか・・・会えば気軽に声を掛け合い、仲良くなるトーとウィン。しかしウィンには秘密がありました。

トーは、映画館の売却交渉に現れた若い女性プローイに一目ぼれ。プローイと仲良くなろうとします。しかしプローイには心に想う人がいるようです。それでも諦めずプローイを口説くトー。悩みごとを話すプローイの腕の脈拍を診て「ドキドキしてるね」なんて言ったりします。

あるときトーは、ウィンがプローイのことを好きだと偶然知ってしまいます。ふとしたきっかけですれ違い、仲直りできないと話すウィンに、トーはいつものように手を握って脈を診て、とある事実に気付きます。

一方、映画館の売却話がいよいよ進み、従業員たちは新しい職を探すことになります。今まで一緒に働いてきた仲間同志、気心知れた間柄でポンラーンをやってはどうかという話になり、みんなで映画館のステージに立ちます。


Beamの役どころがなんともビックリなんですけど・・・いや、もうちょっと出番があっても良かったかな?!そしてポンラーンサオーンのメンバーもいつもながらのしっちゃかめっちゃかぶりで笑えました。やっぱりルルー×ララー×イットの3人が揃うと和みますね。とくにルルーとララーは、劇中ではプリアオ&ワーンという役柄で、いつものボケとつっこみをかましまくり!息のあったところを発揮しておりました。最後は思いきりいつものステージシーン。まぁこういう映画なので、ストーリーなどはめちゃめちゃなんですけど、観ていて気分が明るくなるような映画でした。おもしろかったです。

実はこの映画、前回の入院時にちょうど公開されてたもので、当時お見舞いに頂いた雑誌などにレビューやあらすじなんかがよく載っていたんですよね。なのでいつか観たいと思っていて。今回こうしてじっくり観るチャンスがあったのも、なにかの縁ですかね~。

「ナムターン・マイ」1週目

2009-09-25 | タイドラマ
第1話
商社で働くボーは、上司のペーに対して、ひそかに熱い気持ちを持っています。会議のとき、ボーの出した意見に興味を持ったペーは、ボーを食事に誘います。思いがけない誘いに有頂天になるボー。「彼氏とデートなの?」と冷やかす同僚に「そうなれたらいいんだけど・・・」とうっかり言ってしまいます。店で待っていたペーは、いつもと違う雰囲気のボーを褒め、熱い視線を送ってきます。

ドキドキを隠せないまま、ボーはペーと別れます。家では、母の誕生日を前にして兄2人が戻ってきていました。久しぶりの再開に一同笑顔がこぼれます。そのころペーは、バーでひとり酒を飲んでいました。実はペーの父親は酒好きの浮気者で、病気になった母を省みず浮気を繰り返し、挙句浮気相手の夫に射殺されたのでした。物思いにふけるペーに、顔見知りのホステスが声をかけてきます。

ふとしたきっかけでケンカになりそうなところをとっさに逃げ出したペーと、見知らぬ酔客の男。サートンと名乗るその酔っ払いを放っておくことはできず、ペーは彼を自宅につれて帰ります。翌朝目を覚ましたサートンは、昨夜の出来事も何も覚えていませんでした。サートンを家まで送ったペーは、彼には目の中に入れても痛くないほど溺愛している娘がいることを知ります。今はイギリスにいるというその娘ニアンは、父の思っているような真面目な学生ではありませんでした。

ある日、出かけようとしていたボーは、見知らぬ男性にうっかり車をぶつけられてしまいます。相手の不誠実な態度にイライラしながらも、ボーは急いでいたため相手から名刺と署名をもらいその場を後にします。その男性は、なんとペーの知り合いだったのです。ペーから再び食事に誘われるボー。後日、会社で書類を見ていたペーは、ボーが実はすでに結婚していることを知ってしまいます。

「俺の命そのものなんだ」と娘自慢。

車の修理に行ったボー。相手の男性はボーに気があるようで、ボーをお茶に誘います。会話のなかでボーは自分が結婚していることを話します。ショックをうけた相手の男性は、すぐさま友人のペーにその話をします。ペーも、ボーが人妻であることにショックを受けていました。会議中も上の空。事実を確かめようとボーの働く部署へ内線を掛けるものの、いざボーが出ると電話を切ってしまうほど動揺していました。

電話を掛けてきたのはペーに違いないという秘書の言葉に、ボーもなんとなくうれしい気持ちになります。書類を持ってきてもらうよう部下に内線を入れるのですが、なぜか書類を持ってきたのはペーでした。ペーは再びボーを食事に誘います。お互いそれとなく、言い出せない気持ちを隠しているため会話もかみ合いません。ペーは香港へ出張することになっていました。ボーに「一緒に来るか?」と思い切って言ったものの、ボーは当然「行けません」と断ります。

ボーにはもうひとり兄がいて、今は一緒に暮らしていないもののボーはその兄ティックのことをとても慕っていました。実はボーの兄ティックはゲイで、幼馴染のターオと深い関係だったのです。偶然そのことを知ってしまったボーは、兄がゲイだったことよりも、兄が自分に隠し事をしていたことにショックをうけます。そのときに「これからは絶対に隠し事はしない」と兄と約束したボーは、自分の不安定な気持ちを相談するため、ティックに電話をします。

香港へ出張中のペーからボーに電話がかかってきます。「自分は、欲しいと思った物は絶対に手に入れる。恋愛も同じことだ」とペーに言われ、ボーはますます自分が既婚であることを言えなくなってしまいます。後日、香港土産を持ってボーの家に現れたペー。窓からペーの姿を見たボーは、再び兄ティックにどうすればいいか電話で相談します。「自分の気持ちを、正直に打ち明けろ」と兄にいくら言われても、ボーには本当のことを言う決心がつきません。

兄がゲイだったことよりも、兄にゲイであることを隠されていたほうがショックだったボー。

いや~、このドラマ、かなり前からとても楽しみにしていたんですけど、これは当たりかも!!冒頭の一番はじめに、ボーが「私が間違っているのだろうか」と心のなかでつぶやくんですけど、人妻なのに、ペーに恋をして、そしてペーの気持ちも自分に向かっていることを知ってしまって・・・でも自分はすでに結婚している身。不倫ということになってしまいますよね。兄ティックと、夫ターオがゲイの関係だったということを知っているボーが、どういういきさつでターオと結婚することになったのか分からないんですけど、ティックも言っていたように「ターオは男しか好きになれない」んですよね(ちなみにこのターオ役が、私の好きなタ・ワリットです)。イギリス留学中のニアンが、今後ペーに近づいていくようなんですが、「本当の愛なんて、おとぎばなしじゃあるまいし」と言っていたニアンが、どんなふうにペーと関わっていくのかとっても気になります。そして主演のペーことアム、カッコいい!!普段はあまり興味ないんですけど、こうして主演ドラマをじっくりみると、演技もいいしほんと男前!声も渋くて素敵ですよねぇ~・


第2話
ペーの前に現れたボーは、ペーに既婚の事実を知られてしまったことで動揺します。庭に出たふたりの間に緊張した空気が流れます。夫とどうして一緒に暮らしていないのか尋ねるぺー。ボーには答えることができません。さらにペーは「君は僕のこと嫌いじゃないよね。僕も君を好きになってもいいかな?」と一方的に口説きます。「うれしい・・・」と涙をこぼすボー。しかしペーに抱きしめられたボーは、ペーの腕を振り払い逃げて行ってしまいます。

夫ターオと外国で一緒に暮らしていた頃、ボーの兄ティックはよくボーの相談に乗っていました。ティックは今でも、当時のボーのことを思い出し悪夢にうなされたりします。ターオには仲の良いエーという友人がいて、ボーとも顔見知りだったのですが、次第にターオはボーと過ごすよりもエーとの時間を尊重するように。そしてとうとう「離婚はしないけど、ボーはタイに帰って欲しい。用事がない限り、電話もしてこないで」と、航空券を渡され追い出されてしまったのでした。

「タイに戻ったら、一刻も早くターオとは離婚しろ」と言うティックに対しても、ボーは首を縦に振りません。「それでもターオが好きだから」と涙を流すボーに対し、ティックは結局なにもできずにいたのでした。ペーの気持ちを知ってからも、ボーはやはり自分の気持ちに素直になることができません。一方イギリスにいるニアンは、相変わらず男友達と奔放に過ごしながらも、父の前では甘えん坊な娘を演じ、父もそんなニアンを甘やかしていました。

ボーとペーの関係をそれとなく察したボーの母親は、「人の妻となったのだから、あやまちを犯してはダメ」と諭します。翌日、体調不良を理由に会社に来ないボーを迎えに再び家までやってきたペー。母親はボーに「心苦しいなら仕事を辞めたっていいのよ。火は早いうちに消すほうがいいに決まってる」と再度釘を刺します。しかしペーは、「君の心を苦しめるつもりはない。だけどいつまでも僕は待っているから」とボーの心を揺さぶります。

「お前は誰だ?」と調子こいたものの、父親だと聞きあせる彼氏。

ある日サートンの元へイギリスから電話が入ります。目の中に入れても痛くないほど溺愛している娘ニアンが事故に合い、手術を受けなければならないと言われ、サートンは混乱、いつものバーでなじみのホステスとペーにこのことを話します。娘のことが心配で心配でたまらないサートンは、ペーに散々愚痴をこぼします。一方ペーと一緒に暮らしている叔母は、「好きなコが出来た」と話していたペーの言葉を頼りに、それとなく相手を探ります。

いつものようにボーを強引に食事に誘うペー。母にもペーとの関係を疑われている今、素直にペーの誘いには乗れないボーでしたが、結局ペーの待つレストランへ行ってしまいます。一緒に食事をし楽しい時間を過ごし、ボーも少しリラックスした表情をみせます。一方外国で恋人エーと暮らすボーの夫ターオは、ボーの兄ティックのことが未だ忘れられず、ティックとの別れを思い出し涙を流していました。ティックはゲイとして生きていく道を選ばなかったのです。

帰宅したボーは、ターオから電話があったと聞いて驚きます。「新しい彼氏はできた?僕にもエーがいるんだから責めはしないけど、母にはうまく隠しておいて」と無邪気に話すターオの言葉に、ボーは涙を流します。結婚前、ボーの両親は友人の借金の保証人になったため財産をなくしてしまい、ボーはターオから援助を受ける代わりにターオがゲイであることを隠すための結婚をすることに同意したのでした。それでもボーは、ターオのことを兄と同じくらい深く愛していたのです。

ターオと結婚することになったボーを、ボーの母は心配しますが、ボーは「ターオはいい人だから」と納得ずくであることを強調します。結婚式の日、ターオもボーに偽装結婚をしてくれたことを深く感謝し、ボーはさらに傷つくのでした。一方、深夜に帰宅したペーに、ペーの叔母は「好きになったらまず相手が独身かどうかちゃんと見極めないと」と探りをいれますが、実は叔母も、女好きだったペーの父親と愛人関係にあったのでした。

今回妙にドレッシーな装いの多いAffちゃん。

だんだんボーの素性が明らかになってきましたね。そして私の好きなボーイも登場(エー役です)。「僕が女の子を好きになれないのは知ってるでしょ?」と偽装結婚を持ちかけるターオ・・・ゲイというよりはオカマ??いやいや、それでも私はターオ役のタが大好きなんですよね~。そしてボーイ演じるエーは、どうやら裏のありそうな人物・・・今後どうボーやターオと関わっていくのか気になります。強引なんだけど一途なペーのペースに流されまいとしながらも、どんどんペーに惹かれていくボー。だけどやはり不倫は大きな罪なんですよね。ボーの心の葛藤が観ていて苦しくなってきます。借金のこともあるし、それにやはり愛するターオの役に立ちたい気持ちから、離婚をする決意がつかないでいるボーが本当に可哀想。はやく心からの笑顔を見せて欲しいのですが。

「憎しみ」7週目

2009-09-25 | タイドラマ
第25話
アーリーがバンコク帰りの兵士に親しげな視線を送っていたことで、ピンはアーリーを咎めます。「あんたにそんなこという権利ない!」と怒るアーリーをイムは諌めますが、アーリーは納得しません。一方、ヨートは深夜、イムを迎えにアーリーの家へと向かいます。扉を叩きイムを呼ぶのですが、潜んでいたインの手下たちに捕まってしまます。イムはヨートが来たような気がして目を覚ましますが、ヨートには会えませんでした。

怪我を負いながらもどうにか川へ飛び込み逃げ延びたヨート。ヨートがなかなか戻ってこないことでウーンは心配しますが、大怪我をして運び込まれたヨートの姿を見てウーンもジンも驚きます。目を覚ましたヨートは、イムの元へ向かったこと、背後から襲われ、米を運ぶ船に乗せられたこと、その船はインの船だったことを話し出します。話を聞いて一同インに対する怒りをあらわにするのですが、ウーンは「全部イム姉さんのせいよ!」と身を震わせます。

昨夜ヨートの声を聞いたような気がしたイムでしたが、どうにも確信がもてません。しかしピンがヨートの腰布を見つけ、イムはヨートがここへきたことを確信します。急いでヨートたちの家に戻ります。しかしウーンは、「ヨートにはもう新しい妻がいる」「昨日、ヨートと寝た」と嘘をつきます。妹に愛する男を寝取られたことでイムは怒り、ウーンを殴りつけます。ショックを受けたイムは「これからはもう姉妹なんかじゃない」とその場を後にしてしまいます。

イムの名をうわごとのように呼び続けうなされるヨートを見かねたジンは、「イムを迎えに行く」と言いだします。今イムに戻ってこられたら困るウーンは、必死にジンを止めます。「ヨートの敵をとりたいなら、インを殺すくらいしたらどうなの」と言われ、思い直したジンはひそかにインの様子を探りに行きます。そのころインは、ヨートは死んだのではないかと思いつつも、死体が見つからないことに対し苛立っていました。

怪我をしながらも、川に飛び込むヨート。なかなかドラマ的演出です。

ウーンのバカ!!せっかく今までいい「妹」だったのに、たったひとつ嘘をついてしまったことで、これから転落人生の始まりですよ。薬屋さんで「男の気持ちをこっちに向かせる薬」のことを尋ねていましたが、まさかヨートは再び一服盛られるのでしょうか?一方イムは、妹が愛する男を寝取ったことに対し、激しい口調でウーンをなじっていましたね。今まではなにがあってもことを荒立てるようなことはしなかったイムでしたが、今回ばかりは腹に据えかねたという感じでしょう。これからは、強くなったイムにも期待したいです。そして予告でとんでもないことになっていましたが・・・イムのためなら手段を選ばないイン、どうか最後には思いっきりバチがあたって欲しいんですけど・・・。


第26話
ヨートを自分のものにするため、薬屋で「惚れ酒」を購入したウーン。ジンがいない夜さっそくヨートに飲ませます。ジンはインの船に潜入し、インの命を狙えるチャンスをうかがいます。なにも知らずウーンに惚れ酒を飲まされてしまったヨートは、湧き上がる気持ちを必死に隠しますが、自分の体を拭いてくれるウーンに自制心を失いかけてしまいます。ジンが今夜はいないことを聞いて驚くヨート。しかしあと一歩というところで誘惑に打ち勝ちます。

インの命を狙うジンは、返り討ちにあい挙句銃で撃たれ川に落ちてしまいます。一方ヨートですが、結局誘惑に流されウーンと一夜を共にしてしまいます。朝になり、ヨートはウーンが用意した「惚れ酒」を見つけてしまっていました。騙されたことを知ったヨートはウーンに対し怒りをあらわにします。「心底失望した」といいその場を後にするヨート。ふたりの様子を、命からがら戻ってきたジンが見ていました。

「お前もマーライと同じだ。汚い手を使って、好きな男を手に入れようとした」と涙ながらにウーンを責めるジン。「あんたになにが分かる!」と言い返すウーンでしたが、ジンは瀕死の重傷を負っていました。必死に介抱するウーンでしたが、もうジンにはその気力もなくなってしまっていました。「今度生まれ変わったら、俺を愛してくれるか?」とウーンに尋ねるジン。何も答えられないウーンに「分かってるさ」と言い残し、ジンは息を引き取ります。

一方インは、自分に怪我を負わせたのはヨートだと警察に訴えを出します。ヨートが自分を殺そうとして船に乗り込んできたこと、自分は軽い怪我だけですんだが死人がでたこと、ヨートは川に飛び込んで逃げ延びてしまったことを、インはイムとイムの父ゲーオに話します。なにかの間違いだとイムはヨートを信じインに反論するのですが、強い口調のインにイムも反論する気力を失ってしまいます。

「これさえあれば!!」・・・女達の欲望に翻弄されるヨートも気の毒です。

ジンの壮絶な最期に思わず涙・・・ウーンが(汚い手を使ってでも)ヨートの女になりたかった気持ちを、誰よりも一番近くで見ていたジン。それでもウーンを愛し、ウーンに裏切られ、最後の最期までウーンからの愛情はもらえずにいたジン、本当に可哀想です。この物語の登場人物のなかで、唯一といっていいくらい自分の信念が曲がらなかったジン・・・それゆえに命を縮めたともいえそうですが・・・いやはや、こういう展開でくるか?!という感じです。そしてとうとう警察に身柄を売られてしまいそうなヨート。インはなにをするか分かりません。もういい加減イムもインの本性に気付いているでしょう。インのもとには行かないと思うのですが、果たしてイムはどうするのでしょうか?


第27話
ジンを火葬にし、これからのことを考えるヨートとウーン。そんなヨートのもとへ警察とインがやってきます。逃げようとするのですが間に合わず、ヨートはとっさに隠れ、隙をみてインを人質にとって逃げだします。ふたりはもみ合いになるのですが、インの口から、ジンを殺したのはインだと聞いたヨートは、怒りに身を震わせインに銃を向けます。しかし迫ってくる追っ手を感じ、ヨートはインを殴り、そのまま逃げてしまいます。

アーリーは、バンコクから来た将校のポーンとひそかに合う約束をしていました。約束の日、落ち着きなく身支度をするアーリーに、ピンはそれとなく探りいれます。お菓子を売る仕事をこっそり放り出して、ポーンの車に乗り込むアーリーの後をピンは追いかけます。食事に出かけたふたりの様子をこっそり覗き見るピン。ポーンが指輪を渡し結婚を申し込む姿、そしてアーリーが笑顔でうなずくのを見てピンは深く傷つきます。

アーリーが自分を捨てようとしていることで、ピンはアーリーを責めるのですが、アーリーは逆上。ピンを殴りつけ去ってしまいます。酒を飲んで自暴自棄になったピンは、偶然逃亡中のヨートと接触。お互い何者か分からないながらも、ヨートは酒に溺れるピンから酒を取り上げ「自分は酒で取り返しのつかないことをした。酒なんか飲むな」と諭します。その頃姉妹の母親は、ウーンの身を案じていました。

ウーンがジンと駆け落ちしたと信じ込んでいるウーンの両親は、ジンが死んだこと、ヨートも行方が分からないことでウーンのことを心配します。しかしウーンが家を出るとき、勘当同然だったこともあり、ウーンは戻ってこないのではないかと気をもみます。父がウーンたちのいた家へ出向くのですが、もうウーンは家を出たあとでした。ウーンの行方は誰も知らず、父ゲーオは心労を募らせます。

結婚の約束までしてしまいました・・・。

アーリーとピンがとうとう破局。妊娠したことを必死に隠して、今度は身分のよい都会の男と一緒になろうとしているアーリー。女としての嫌な面が前面に出てきましたね。そんなアーリーに翻弄されるピンが気の毒ではあるんですけど、もともとアーリーとピンが一夜を共にしたのもほんの偶然の出来事。アーリーには最初からそんな気はなかったということなのでしょう。そしてヨートの身を案じ、実家でヨートの帰りを待つことになったイム。つまりは父から許してもらえた、ということなんでしょうけど、まだ両親はインの策略だということには気がついていません。イムが家にいるということで、足しげくイムのもとに通おうということなんでしょうけど、そうなるとオーンが黙ってはいないでしょう。体調のすぐれない父のことも気がかりです。


第28話
家を出たウーンは、偶然にも以前賭博場でトラブルを起こしたやくざ者たちと再会してしまいます。「あのときはよくも!」とウーンに乱暴をしようとしますが、ウーンも必死に抵抗。しかし結局殴られ、売春宿へ連れて行かれます。目を覚ましたウーンはそこから逃げようとするのですが、誤って階段から転落、怪我をしてしまいます。宿の娼婦に手当てをしてもらいながら、ウーンはここが売春宿であることを聞かされ愕然とします。

ウーンを迎えに行った父ゲーオもウーンには会えず、ヨートの行方も依然分からないままで、イムは寺へ相談に行きます。寺から出てきたところ、ヨートの友人だと名乗る人物から、ヨートの手がかりがあると聞かされるイム。しかしその様子をインがこっそり見ていました。「明日の正午、ここにヨートを連れてくる」と言われ少し安心するイム。母にだけこのことを話し、父の目を盗んでイムはひとりヨートに会うため約束の場所へ向かいます。

ヨートに会って、ことの真相を確かめたい一心で、イムは一人人目を忍んで歩きます。途中偶然にもオーンとソムチャイが乗った車に出くわしてしまうのですが、うまく言い逃れます。一方イムに会いに来たヨートは、待ち構えていたインともみ合いになります。さらにインに撃たれ、そのまま川へ投げ込まれてしまいます。一足違いでその場にやってきたイムは、ヨートがインに撃たれ、川へ流されたと聞き取り乱します。

一方ウーンは、どうにか売春宿から逃げ出せないものかとこっそり窓の柵をやすりで削って脱出のチャンスをうかがっていました。しかし再び襲われそうになります。ひそかに隠し持っていた鑢で応戦し相手に傷を負わせるウーン。そこへ宿のボスが戻ってきます。それでも逃げ出そうとしてもみ合いになるのですが、なぜかウーンは気分が悪くなり、もどしてしまいます。その様子を見た娼婦のピムは、ウーンの妊娠を疑います。

背中から撃たれてしまうヨート。絶対絶命です!

「あんな男にまた会いに行くなんて」とヨートとの接触に難色を示す母に対し、「絶対になにか理由があるに違いない。ヨートの口から聞かなくちゃ」ときっぱりした態度のイム。イムも最初の頃と比べると強くなりましたね。まぁ、いろいろな出来事がイムを強くしたのだとは思いますが・・・。それなのに!!ヨートは撃たれて川の中、依然生死は不明だなんて。「もう誰もこの先愛せない」と落ち込むイムが可哀想でしたけど、ヨートは本当に死んでしまったのでしょうか?そしてウーンの妊娠?!いったいこの姉妹はどうなってるんだ~!!という感じではありますが、予告ではさらにとんでもないことに。いったいどういう結末を迎えるのか・・・この姉妹に、幸せというものは訪れるのでしょうか?!

戻ってきました

2009-09-24 | 雑談
はぁ~やっぱり、コムレック(ちびパソコン)よりも普通のパソコンのほうが目が疲れませんねぇ~。ようやく家に戻ってまいりました。ということで、また通常の生活に戻ります・・・。

入院中に見れなかったドラマをまず片付けて、それからあと・・・あ~やることがいっぱいだ!今日は寝れないかも。今のうちにユンケルでも買いに行っておきましょう。

皆さんにはご心配をおかけしましたが、もう当分入院することはないでしょう。まぁ当分毎日点滴&傷の消毒に通うことになるんですけど、バイクももう乗れるし、週末の子供の運動会も出れそうです。さぁ、今まで以上にバリバリやりますよ(なにを)!

今日観たもの覚え書き その3

2009-09-23 | タイドラマ・タイ映画
「ブッパー・ラートリー2」
続編てけっこう難しいと思うんですけど、正しい続編といいますか・・・ブッパーの不気味さはそのままに、ストーリーもよく出来ていてぜひ続きも見たくなりました。

「ブッパー・ラートリー3.1」
ブッパー2の10年後、という設定で、新キャラクターも登場、3.1というのも納得の結末で面白かったです。あぁ~早く続きが観たい!!ブッパーは年下の新彼氏をゲットするんですかね?

「Roommate」
あまり期待してなかった、というか予想通りなんやろうな~と思っていましたが意外と良いお話でした。青春ていいな。音楽が絡む映画に弱いんです。ほろりときました。


さて明日は退院!ささっと帰れるよう今から荷物をまとめておこうと思います。

今日観たもの覚え書き その2

2009-09-22 | タイドラマ・タイ映画
「A Moment In June」
ドラマでもお馴染みチャークリット主演。しばしば共演している演技派タックが恋人役、ということで、なんか不思議な感じでした。ストーリーも複雑だったんですけど、高評価されてるだけはある!すごくいいお話でした。一見なんの接点もなさそうに思えるストーリーが、ラストでひとつに重なるんですけど・・・これはぜひまた観たい素敵なお話でした。

「Best In Time」
観よう観ようと思いつつなかなか観る機会のなかったこの映画。ぺーは髪の毛短いほうがいいですね。ヤリンダーの独特な雰囲気というか、空気感がさわやかなお話。職業柄、メディアで演じられる認知症についての見解に不自然さを感じることが多いんですけど、お国柄なんですかねぇ・・・年とるのも悪くないなと思いました。

「ブッパー・ラートリー」
お馴染みブッパーシリーズの一作目。なぜブッパーが悪霊になったかが描かれているわけですが・・・けっこうシリアスなホラーです。プローイが若い!今四作目まで作られていますが、人気がでるのもよく分かりますね。怖面白いとでもいいましょうか。


明日は「ブッパー・・・」の続きを観ます。ちょっと頭痛がでてきてしんどいのですが・・・まぁもうすぐ退院だし、頑張ります。

今日観たもの覚え書き

2009-09-21 | タイドラマ・タイ映画
退屈な入院生活も予定では折り返し地点です。今日は三本映画観ました・・・なんか目が疲れて、頭も疲れて、昼寝ばっかりしてしまいました。

まずは人気バンド・ポンラーンサオーンと、先日タイフェスに来てくれたBeamが共演した「ポンラーンサディン」。馬鹿馬鹿しいけど入院の辛気臭さが和らぎました。これ、実は前回の入院時ごろに公開してたんですよね。なんか感慨深いです。

そして次、「Who Is Running」。かなり昔のものですがすごく良かった。お坊様の説法が、正しくゆっくりはっきりしたタイ語で聞き取りやすく、この映画のテーマがちゃんと理解できました。ちょっとファンタスティックなお話なんですけど、いろいろ考えさせられる筋書きで見ごたえもありました。

そして最後は「フェート」、マーシャ主演のサイコホラーです。タイ映画、タイドラマを見慣れいると次どう来るか読めてくるんですが・・・まぁそういう展開の映画なんですけど、病院で観るとまた違う感触がありますね。


それにしても、私の「コムレック(ちびパソコン)」、よく頑張ってくれてますがいかんせん目が疲れます。今日はレモネードでも飲んでもう寝ましょう。おやすみなさい。