テムテムな日常

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「サームフアジャイ」第11話

2010-07-27 | タイドラマ「3 Hearts」
第11話
試合に負けたチャーイが村に戻ってきます。村人たちの出迎えを受けるチャーイ。「試合に負けようと、村のみんなはずっと応援しているから!!」と励まされても、チャーイの気持ちは晴れません。出迎えた母にも、チャーイは笑顔を見せることすらできませんでした。一方、チャーイが試合に負けた理由を知ってしまったことで、チャットの気分も晴れません。ひとりで考え込んでいるチャットに、エームは「こないだ刑務所がどうこう言ってたけど、あんたが刑務所に入ってしまったら、私はどうすればいい?」と涙を流します。サックダーのもとにいるティップを見舞った父たちは、変わり果てたティップの姿に涙を流します。「いつか絶対、家に連れて帰ってやる」という父の言葉に、ティップも涙を流します。

チャーイは相変わらず無気力な様子で、チョームが献身的に介抱しますがなかなか元気になりません。チャーイの様子を見に来た長男チャーンが「また次の試合で勝てばいいじゃないか」と言葉をかけるのですが、その言葉にチャットは激怒。苛立ちを抑えきれないチャットはひとりで外に出ます。「君の怒りももっともだ」と声をかけられ、振り向くと先日のマウスピース係の男が。「サックダーに頼まれたんだ。息子が病気で、金ほしさにやってしまった。すまなかった」と頭を下げられ、チャットはサックダーへの復讐を決意。夜の盛り場で遊ぶサックダーを狙います。「車から降りろ!男同士で決着をつけてやる!」とナイフを持ち出したチャット。しかしサックダーは背を向けたチャットをそのまま撃ち殺してしまいます。

チャットの死を知らされた母は悲しみ、チョームもチャーンのもとへ知らせに向かいます。チャットが死んだことをチャーンも嘆き、真相を知りたいと思います。会議の時間になり会議室に入ったチャーンの前には、サックダーの姿が!「あなたは僕の弟を殺した!」とサックダーに詰め寄るチャーンでしたが、サックダーは「正当防衛だ」とまったく意に介しません。それどころか、チャーンはピポップから「サックダーとバンチャー氏には、いろいろとお世話になっている。失礼な態度をとって仕事に支障が出たらどうするつもりだ」と逆に責められてしまいます。チャットの葬儀に向かう時間になっても、エームはとても着替えをする気になれません。「どうしてチャットが死ななければならなかったの?」と泣き崩れます。

チャットの葬儀がしめやかに行われます。葬儀に父イムと現れたエームは、平服を着ていました。チャットの遺影に語り掛けます。「わざわざかって来てくれた服を着てみたのよ。見て」と、服を見せるエーム。子供の頃から兄妹同然に育ってきたチャットをいつしか好きになったエーム。「チャットのことが大好きだって知ってた?」と泣き崩れます。チャットの死という大きなショックをうけた母を病院に連れて行くチャーンとチャーイ。母のレントゲン写真を見たドクターは「悪いです」とはっきり告げます。「今患者に必要なのは、休息です。絶対に仕事なんかさせてはいけません。心に負担をかけるようなこともダメです」と言われ、今更ながらに母の病状の重さを知ることになるチャーンとチャーイ。

今までいくら「着て見せて」と言われても拒否し続けていたエーム。こんな形で袖を通すなんて・・・。

エームはチャットの部屋で、チャットの私物のなかでひとり涙を流していました。心配して様子を見に行ったチャーイは、そんなエームの心情を思い遣るとなにも言えなくなります。翌日、ピポップのもとに入院中だった娘ピムが戻ってきます。まだ本調子ではない様子でしたが、仕事の詰まっているピポップはピムを置いて仕事に出てしまいます。ピムはチャーンに電話をするのですが、チャーンも「いろいろとやることがあって見舞いにもいけなかった」と、弟の死、母の具合がよくないことなどを話します。誰一人自分に寄り添おうとしてくれないことでピムは悲しみ、いきなり大声をあげて叫びだしてしまいます。メイドから連絡を受けたピポップは、すぐさまピムを病院に搬送するよう指示をだします。

翌朝、朝食に現れたエームは、チャットの服を着ていました。チャットの死を受け入れることの出来ないエームの態度に、父であるイムも、チョームも心を痛めます。「これ、好きだっただろう?」とエームの皿に料理を取り分けるチャーイでしたが、エームの表情に笑顔は戻りません。席を外したイムは、チョームに「エームの気持ちも分かるけど、どうしたらいいか分からない」と困惑を見せます。「死別するというようなことがなければ、きっとふたりはずっと離れることもなかったと思うのに」とチョームもエームを気遣います。一方、バンチャーは再び資金繰りに行き詰っていました。ちょうど電話をかけてきたティップの兄テープにも悪態をつくサックダー。そんなサックダーを見つめるティップは少しだけ手が動くようになっていました。

農園で働くようになったネープ先生の娘ナンターは、同じく口の聞けない青年と次第に心を通い合わせるようになります。一緒にランニングをしたり、話をしたり、将来のことを語ったりするうちに、いつしかナンターは彼のことが好きになっていることに気付きます。一方、チャーンとチャーイは、サックダーのことを巡って激しく対立します。チャットを殺した罪でサックダーに償いをさせるべきだと考えるチャーイと、諸所の事情を鑑みて踏み込むことが出来ないチャーン。とうとう喧嘩別れになってしまいます。ピムは精神病院に入れられることに。実はピムの母親も同じ精神科に入院していました。「私には、精神病の血が流れているのね」と父に怒りをぶつけるピム。「チャーンが憎い!」と繰り返します。

具合のいい日には、母も料理を作ったりするようになりますが、そんな様子をチョームは心配します。ちょうど戻ってきたチャーンも母を気遣います。かかってきた電話をとったチョームは、チャーンに電話を取り次ぐのですが、その電話の相手はピムでした。ピムはチャーンがチョームのもとへ戻ったと勘違いし、深く傷つき、チャーンに対する憎しみを募らせます。母に「私はどうすればいいの?」と訴えるピムに、母は「殺せばいい」とあっさり言い出します。チャーイとの試合に勝ったシンハラートは、家に帰ろうとしていました。チャーイのマウスピースに薬を盛ったことを初めて聞かされたシンハラートは、サックダーに真相を問いただしますが、「お前の実力ではあいつに勝てなかった」と逆に殴られてしまいます。

精神病院に入院させられてしまうピム。

チャットの死。チャーイの敗因を作ったのはサックダーだと聞かされ、いても立ってもいられなかった気持ちは分かりますが、サックダーと対峙するには、チャットは素直すぎました・・・。残されたエームが、チャットの買った服で葬儀に参列するシーンは涙が止まりませんでしたね。言葉にすることはなかったけど、深い絆で結ばれていたチャットとエーム。チャットの死が与えた影響はあまりにも大きすぎました。次回はいよいよ最終回ですが、ちゃんとサックダーには胸のすくような天罰が下って欲しい!ちゃんと正義が勝ち、悪が駆逐される展開であってほしいものです。ティップにも幸せになって欲しいし、ピムも悔い改めて欲しい。チャーイとチョームも幸せなエンディングを迎えて欲しいのですが・・・。

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