テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「ドークラック・リムターン」第29話(最終話)

2010-06-29 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第29話(最終話)
病院に運び込まれたハントゥーはすぐさま治療をうけることに。治療の様子を見ていたアヌットは心配でたまりません。「きっとハントゥーは大丈夫」とウィーに慰められます。連絡を受けたタンとパッチャーもすぐさまやってきます。治療室から出てきたドクターに駆け寄る一同。2、3日もすれば元気になると聞かされ、ようやく安心した表情を見せるアヌット。「遺言状も戻ったし、ハントゥーも無事だったし、本当によかった」というウィーに、アヌットは改めて心から感謝の気持ちを伝えます。タンに送られ帰宅するパッチャーは、なんとなくうれしくてたまりません。「もうひとつお祝いがあるんだ」と言い出すタンに連れられ、一軒の建物へ入ります。タンが電気をつけると、そこはパッチャーの夢でもあったカフェが。「私のために?」と驚くパッチャーに、タンは結婚を申し込みます。

タンとパッチャーが結婚することになり、ウィーの母もそれとなくウィーとアヌットの関係に気をもむようになります。無事に退院したハントゥーのために集まった一同。ウィーはアヌットに「話がある」と言い出します。わざと「話って?」と言うアヌットを庭に呼び出し、二人きりで話そうとするウィー。しかしなかなか肝心なことが言えません。「あの家のことだけど・・・」と見当違いのことを言いだすウィーに、アヌットはすっかり失望してしまいます。「アメリカに家があるし、今更タイに家なんて」というアヌットに、ウィーもつい「行くなら行けばいい」などと心にもないことを言ってしまいます。ウィーとアヌットをくっつけるために、こっそり相談する一同。アヌットの出発の日。出かけようとしたアヌットの前に「大変よ!」と叫ぶパッチャーが。「ハントゥーが逃げたみたい。ウィーさんのところに行ったのでは?」というパッチャーに、アヌットは急いでハントゥーを探しに行きます。

キザだとは思うけど、超ロマンチックでした。はぁ~☆

ひとまずハントゥーを追って家を出たアヌットでしたが、なんとなく腑に落ちない様子。一方ウィーも、アヌットに結婚を申し込むべく指輪まで用意していましたが、なかなか決心がつかずにいました。ようやく覚悟を決めて家を出ようとしますが、ウンおばさんに止められます。「どこへ行くのですか?」と尋ねられ、とっさに「ちょっと地方へ。仕事のことで・・・」と言葉を濁すウィー。母と姉ナーもやってきます。「今日はアヌットさんが旅立つ日でしょう?どこに行くというの?」と咎める母を振り切って、車に乗り込もうとするウィー。そのころハントゥーは計画通り、ウィーの部下ティンとヌンに連れられてウィーのところへ向かっていました。ウィーが車を出そうとしているのを見て、とっさにハントゥーはウィーの前に。「ついてきて」といわんばかりのハントゥーを追いかけるウィー。後からやってきたアヌットは、「ハントゥーは公園に入っていった」と聞かされ、後を追いかけます。

ハントゥーを追いかけるウィーとアヌットがはちあわせ。座り込んでしまったハントゥーに、「行こう!」と声をかけるアヌット。しかしハントゥーは動こうとしません。「ハントゥーはどこにも行きたくないのでは?」と言い出すウィーに、思わず「そんなことない。ハントゥーは私の犬。いつでも私と一緒にいなくちゃ」と言い返してしまいます。「ハントゥーはここにいる。君も、ここにいろ」と言うウィー。ウィーの手を振りほどこうとしたアヌットでしたが、振りほどいた自分の指には指輪がはめられていました。改めて自分の気持ちを伝えるウィーに、アヌットもようやく笑顔を見せます。アヌットとウィーはパーティーを開きます。今までウィーが自分にしてくれたことすべてに感謝の気持ちを伝えるアヌット。その日パーティーに集まった全員の顔に笑顔が満ちていました。

女の子らしくすねるアヌットがほんとに可愛かったですね。

個人的な感想になりますが・・・タンのプロポーズ、素敵すぎ!!「お金なんて要らない。ケーキが欲しい」というタン。そのあとタンの語るケーキ像がウェディングケーキだと気付くパッチャー、めっちゃ可愛かったですね。twitterでも「Toey(パッチャーのこと)が可愛くて仕方ない!」と何度も呟いていたオー(タンのこと)。ふたりともほんと素敵でした。いや~、あれを観たあとだったからか、ウィーとアヌットのハッピーエンディングもイマイチ盛り上がらなかったような気が。まぁ、最後の最後までハラハラさせられる感じではありましたけど・・・ともかく大団円で終わってよかったですね。芸達者なハントゥーにウィーことBieが喰われるんじゃないかとはじめはハラハラしてましたけど、Bieなりの魅力もちゃんと表現されていてよかった。最後のNG集、EXACTドラマでは珍しいですね。あれもファンサービスということなのでしょうか。楽しかったです。

29回にわたってレビューしてきましたけど、みなさん楽しんでいただけたでしょうか?Bie主演ドラマということで、観ていた方も多かったと思います。連続ドラマでは通産4作目になるこの作品・・・セリフの8割が口論だった1作目、復讐に燃える表情が印象的だった2作目、あまりにもジャイラーイな姿に目を背けたくなった3作目、そして今回は・・・・・・EXACTドラマにしては死人もほとんど出ず、ドラマならではのいじわるシーンもほとんどなく、だけどタイ人らしい優しさや思いやりといった細やかな心の動きがよく表現されたドラマだったと思います。難しい言葉もあまりなかったですし、かなり観やすかったのではないでしょうか?さて、明日からはMos主演「フアジャイプローイジョーン」が始まります。共演はPim Zaza、Gam TS4、Mae TS4、そして私のアイドルFlukeも出演です。ルークトゥンコメディーということで、きっと歌うシーンやステージシーンも盛りだくさんだと思います。楽しみですね!これもレビューしていきますので、ぜひ一緒に楽しみましょう。

「ドークラック・リムターン」第28話

2010-06-25 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第28話
姉のジッタリーが警察に捕まったことで、ジェーンも逃げる用意をしていました。「私はなんの関係もないけど、いろいろ聞かれるのが面倒なだけ」というジェーンでしたが、ジェーンが逃げ出すより先に警察と報道記者たちがジェーンのもとへやってきます。ジッタリーから預かった遺言状を隠したこと、ハントゥーを殺そうとしたことで警察へ連行されるジェーン。ジェーンのマネージャーであるミンが、こっそりジェーンを裏切って密告したのでした。一方、ハントゥーを失ったことでアヌットは失意の日々を過ごしていました。アヌットの頭の中にはハントゥーとの楽しい思い出ばかり。しかしハントゥーは生きていました。偶然にも寺の犬に救われ、食べ物を与えられます。

アヌットのもとに帰りたいハントゥーでしたが、方法が分かりません。仲間の犬たちに励まされ、仏に祈りを捧げたりします。一方、ウィーはアヌットを迎えに行きます。「ハントゥーは、泳ぐのが好きだったし、得意だった。私にはハントゥーが溺れるなんて考えられない」というアヌット。「バカな方法だとは思うけど・・・」と、ハントゥーに見立てたぬいぐるみを川に流し、ぬいぐるみが行き着いたあたりにハントゥーもいるのではないかと考えます。アヌットの必死の思いに、ウィーも同意。ウィーに付き添われ、船に乗り込んだアヌットは、ぬいぐるみをそっと川へ流します。その頃、ハントゥーのいる寺の子供が、ハントゥーに100万バーツの懸賞金がかけられていることに気付きます。

ハントゥーを差し出せば100万バーツを手にすることができるとふんだ寺の子供は、すぐさま知り合いの大人に連絡をとり、ハントゥーを捕獲しようとします。欲深い人間のにおいにいち早く気付いた犬たちは、ハントゥーを隠します。しかし結局ハントゥーは捕らえられてしまい、袋に詰められ運び出されそうになります。ちょうどその頃、ウィーとアヌットが流したぬいぐるみも川岸へたどり着きます。「このあたりにハントゥーがいるかも」とハントゥーを探すふたり。遠くから聞こえる犬の鳴き声に駆け寄ってみると、いつかアヌットがシットサックに捕まったとき、助けてくれた犬がいました。賢い犬たちに導かれ、アヌットたちは捕らえられたハントゥーのもとへ急ぎます。

箱の中に隠されていたハントゥーの姿を、ウィーたちはすぐに見つけることができません。ウィーとアヌットの声に気付いたハントゥーは、どうにか意思表示をしようとするのですが、衰弱の進んでいたハントゥーはどうすることもできません。別の場所を探そうとしたアヌットたちでしたが、ふと物音に気付きます。最後の力を振り絞ってハントゥーが必死に箱から出ようとしていました。そしてとうとう、箱から出てきたハントゥーとアヌットは再会します。「絶対生きてると思ってた」と涙を流し再会を喜ぶアヌット。ウィーもそんなアヌットとハントゥーを見守ります。アヌットとの再会を喜ぶハントゥーでしたが、徐々に力を失っていきます。アヌットの前で、地面に倒れこんでしまいます。

感動の再会、その直後に悲劇が・・・。

ジェーンのマネージャーであるミン・・・ジェーンにこの先見込みがないと気付くや否や、あっさりジェーンを裏切っていましたね。いかにもタイドラマっぽいというか・・・「恐ろしい」とウィー母が言っていましたが、悪人はどこを切っても悪人、ということなのでしょうか。そしてやはり生きていたハントゥー。ハントゥーを助けてくれたのは、以前海でもハントゥーを助けてくれたチャゴンという犬ですが、こちらもなかなか芸達者。寺の犬ゲンと一緒にハントゥーを助けてくれたわけですが、3匹が仏像に祈るシーンがなかなかよかったです。「仏様は、どんな命にも慈悲を与えてくださる」と言っていましたが、なかなかタイならではの考え方ですよね。次回はいよいよ最終回。倒れてしまったハントゥー、果たして助かるのか、そしてアヌットとウィーは結ばれるのか。みなさん、3日間悶々としましょう。

「ドークラック・リムターン」第27話

2010-06-24 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第27話
警察から必死に逃れようとするジッタリーでしたが、とうとう手錠をかけられてしまいます。「ハントゥーはどこ?」と訴えるアヌットを見て、高笑いするジッタリー。「遅かったわね。もう死んだわ」と、血の付いたナイフを見せられ、アヌットは取り乱します。しかし遠くから犬の吼え声が聞こえます。「ハントゥーに違いない」とタンにせかされ、声のほうへ向かうアヌット。ハントゥーは絵を持って逃げるジェーンを追いかけていました。橋の上でもみ合いになるハントゥーとジェーン。そこへウィーも到着します。「遺言状を返せ!」というウィーに「そこまでバカじゃないわ」と絵を川へ放り投げてしまうジェーン。すぐさまハントゥーが飛び込み、ウィーも続きます。しかし水門の開閉時刻が迫っていました。

流れていく絵にどうにかたどり着いたハントゥー。水門が開き水の流れが強くなっていきます。アヌットとタンも、絵を追いかけるハントゥーとウィーを見つけます。ハントゥーは最後の力を振り絞って絵が流されないよう必死にしがみつきます。危険を察したウィーは必死にハントゥーを止めようとするのですが、そのままハントゥーは絵とともに沈んでゆきます。しばらくして、浮き上がってきたのは絵だけでした。ハントゥーの姿がどこにもないことにアヌットは愕然とします。夜になるまでハントゥーの行方を捜すのですが、とうとうハントゥーは見つかりませんでした。家に戻り、ウィーから絵を返されるアヌット。「もっと早くハントゥーを助けに行けていたら・・・」と言うウィーに、「あなたはよくやってくれた」と答えるのが精一杯でした。

弁護士立会いのもと、とうとう遺言状を確認することになります。アヌットがウットだと知らされていなかった面々は、初めてアヌットに出会えるということで楽しみにしていました。タンと一緒に現れたアヌットを、改めて紹介するウィー。「この人が、アヌットさんで、使用人のウットだったんだ」と話すウィーの言葉に一同困惑しながらも、部下のティンたちは「やっぱりウィーさんはジェイじゃなかった!」と大喜び。「すべての財産は、一人娘アヌットに譲る。この遺言状以前に公開された遺言は、すべて偽である」という文言に、弁護士は遺言が正式なものであることを告げます。父の死はジッタリーの手によるものではないかと考えていたアヌットでしたが、絵のふちには父の手で、自分はジッタリーに殺されようとしていることが証拠として書き残されていました。

警察に捕まったジッタリーは、自分の弁護士にどうにか助けてくれるよう命じます。「あなたのしたことは、今更どうにかできることじゃない」としぶる弁護士に「金ならある。早くここから出して」と訴えるジッタリーでしたが、そこへタンが現れます。新たに見つかった遺言状を見せられ、ジッタリーの公表した遺言状が無効であること、さらにアヌットの父を愛人と結託して死に追いやったことまでもが明らかになり、ジッタリーは取り乱します。そのまま収監されることになったジッタリー。口汚い言葉で罵り声を上げながら逃れようとするジッタリーでしたが、とうとう檻に入れられ鍵をかけられてしまいます。

とうとう正規の遺言状があきらかに!!

ハントゥーは本当に死んでしまったのでしょうか。身寄りのないアヌットの、唯一といっていい家族でもあるハントゥー・・・どうにか生きていて欲しいものです。そしてとうとう遺言状が明らかになりました。ジッタリーの目を盗んで描き上げた遺言状、さらに自分の死の真相まで書き残していたアヌットの父、あっぱれでした。「もしもアヌット以外の人物がこの遺言状を見つけたなら、この遺言を警察に託して欲しい」とありましたが、ほんとジェーンに処分されてしまう前でよかったですよ。ジェーンのおろかっぷりに救われた形でしたね。アヌットとウィー、これからどういう関係になっていくのでしょうか。まだお互いゆっくり向き合えていない状態ですが、このままハッピーエンドへと続いていくのでしょうか。

「ドークラック・リムターン」第26話

2010-06-23 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第26話
ジェーンの家に上がりこんだウィーは、ジェーンが眠っている間に遺言状の隠された例の絵を捜そうとします。しかしすぐにジェーンに気付かれてしまいます。「私を裏切る気ね」と言うジェーンに、「君のいうことをどうやって信じればいい?」と返すウィー。ジェーンは絵を車の中に隠していたので、家の中を探しても見つからなかったのです。一方、パッチャーからジェーンという人間がどんな人物であるか聞かされたタンは、やはりウィーが確信をもってジェーンのもとへ行ったことを悟り、アヌットを励まそうとするのですが、アヌットは「もうあの人の話はしないで」と心を閉ざしてしまいます。ウィーから命令を受けた部下のティンたちは、出かけるジェーンの車を尾行します。さらにパッチャーも、タンから言われたとおりジェーンを尾行します。

アヌットとタンは、収監されているシットサックに面会し、ジッタリーの居場所を尋ねます。「できることならなんでもしてあげる」というアヌットに、「じゃあ刑務所から出してくれ」と毒づくシットサック。ジッタリーの居場所を言おうとしないシットサックに、タンもアヌットも失望します。一方ジェーンを尾行していたティンたちでしたが、不注意から事故を起こしてしまいます。慌ててティンたちにかけよるパッチャーの姿に気付いたジェーンは、自分が尾行されていたことに気がついてしまいます。ウィーもタンも、それぞれジェーンの行方を追いつつ途中で気付かれてしまったことを知るのですが、ウィーはジェーンのマネージャーであるミンの言葉から、ジッタリーの居所を悟ります。その頃ハントゥーは、ジッタリーによって毒殺されようとしていました。

ジェーンの車を見つけたウィーは、すぐさまジェーンのあと追って船を出します。ジッタリーはハントゥーに毒入りの肉を食べさせようとするのですが、賢いハントゥーはいち早く気がついてしまいます。いくら促しても食べようとしないハントゥーに苛立つジッタリー。そこへジェーンがやってきます。遺言状の隠された絵をのこのこ持ってきたジェーンに、ジッタリーは激怒。「この絵と引き換えに、結婚を迫った」というジェーンに、ジッタリーは「処分するよう言ったのに。あんたはなんてバカなの?!」と怒りを爆発させます。そのころウィーと、タン、アヌットはそれぞれジッタリーのいる家に向かってきていました。ハントゥーもどうにか首輪から抜けようともがいていました。

怒りの収まらないジッタリーは、ジェーンに「今すぐにその絵を捨てて」と詰め寄ります。ジェーンのうかつな行動で、ウィーにまで自分の居所が知られてしまうことになったと悟ったジッタリーは、すぐさま逃げる準備をします。ジェーンも仕方なく、絵を処分しようと川へ向かいます。首輪からどうにか抜けることができたハントゥーは、すぐさま逃げ出します。ジッタリーに懇親の一撃を食らわせ、そそくさと逃げるハントゥー。ナイフを手に追いかけるジッタリーでしたが、そこへ警察と、アヌット、タンが追いつきます。「観念しろ」という警察に、ナイフで応戦するジッタリー。「逃げても無駄だ」といくら呼びかけても、ジッタリーは一歩も引きません。

この子が一番成長を魅せてくれてるような気がしますね。Niewクン、これからにも期待大です。

ジェーンとウィーの駆け引き・・・もうジェーンはウィーに対する愛情なんかよりも、ただ単に意地になっているだけのような気がしますね。しかしほんと、詰めが甘いというか。あっさり行く先を見抜かれてしまい、しかも車をそのまま乗り捨てていくなんて。ハントゥーに毒入りの肉を準備していたジッタリー。賢いハントゥーに今まで散々な目に合わされているのに、ハントゥーがそんな安い手にひっかかるわけがありません。ハントゥーがジッタリーのことを「メーモット(魔女)」と呼んでいるのもなんとなく分かる気が。そして予告では、なんだか大変なことになっていましたね。ハントゥー、大丈夫なのでしょうか?最終回に向けてもりあがってきました。

「ドークラック・リムターン」第25話

2010-06-22 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第25話
ジェーンと、マネージャーのミンはジッタリーから預かった絵を燃やしてしまおうとするのですが、通りがかりの警察官に見つかってしまいます。こうなったらもうウィーに絵を返してはどうかと言い出すミンに、ジェーンは不快感をあらわにするのですが、ふと良い案を思いつきます。一方、ハントゥーに懸賞金をかけたことで予想以上の人は賞金欲しさに犬を連れてウィーのオフィスへやってきます。ひとまず手分けして一匹ずつ確認作業に入ることにするのですが、あきらかにハントゥーとは似ても似つかなかったり、さらに「ハントゥーは死んで、魂がこの鳥に宿った」とオウムを連れてくる人まで現れ、アヌットは「お金のためだったら平気で嘘をつける人がこんなにも多いなんて」とうんざりした気持ちになります。

いつまで経っても増え続けるハントゥーの手掛かりに、一同は困惑。「絶対にジッタリーと一緒にいるはずだ」というウィーに、一同も納得します。そこへジェーンが現れます。「ウィーと二人で話をさせて欲しい」と言い出すジェーンに困惑するウィー。「今あなたが一番必要としているものを、私は持ってるのよ」と言われ、ウィーはジェーンと話をすることに。「ジッタリーはどこにいる?」と詰め寄るウィーに「そんなことよりも、私は遺言状の隠された絵を持ってる」と話すジェーン。遺言状の隠された絵と引き換えにウィーとの結婚を求めるジェーンに、ウィーは決断を迫られます。しばらくして部屋から出てきたウィーとジェーン。「ウィーは私と結婚することになったわ」と宣言するジェーンに、アヌットは言葉を失います。

ウィーがジェーンとの結婚に同意したことに大ショックを受けるアヌット。タンの家に戻ってきてからも部屋に閉じこもってしまいます。ウィーの母は、さっそくウィーの元へやってきます。ウィーから、すべてはアヌットの遺言状を取り戻すためだと聞かされ「そこまでしなくても・・・」と言葉を失う母。しかし「結婚式の日までに絶対遺言状を探し出してみせる」というウィーに、とうとう母も納得します。アヌットの気持ちを思いやる姉ナーに「ジェーンを油断させるために、彼女には本当のことは隠しておく」というウィー。そこへジェーンが尋ねてきます。「私たち、結婚するのよ」と言うジェーンを押し留めようとするメイドのウンおばさん。「ありえない。なんとか言ってやってください」とウィーの母に助けを求めるウンおばさんに、母はわざと「好きにすればいい。もうウィーの顔なんてみたくない。出て行って」とウィーを家から追い出してしまいます。ウィーも母の芝居を察し、「出て行ってやる!」とジェーンの車に乗り込みます。

食べ物も与えられず、ハントゥーは衰弱しつつありました。夢を見ていたハントゥーは、夢のなかで死んだアヌットの父と出会います。主人に出会えたことで大喜びするハントゥー。「おまえはなにがあろうと、アヌットのところへ戻るんだ」と諭さます。ハントゥーを優しくなで、首輪を外すアヌットの父。「お別れだ」とハントゥーに背を向けます。「一緒に連れて行って!」と懇願するハントゥーに「今はだめだ。アヌットのもとへ行け」と静かに立ち去ってしまいます。目を覚ましたハントゥーは、すべてが夢だったと悟りますが、どうにか首輪を外そうともがき始めます。

なんだかんだでジェーンも詰めが甘いからなぁ~。大丈夫か??

ジェーンの反撃・・・ウィーと結婚できることになりすっかり有頂天なジェーンから、ウィーは絵を取り戻すことができるのでしょうか。ジェーンと一緒に出て行ってしまったウィーを見て困惑するウンおばさんに「イッツオールライトよ」と言ってみせる姉ナー、あの振りは、Bieでしたね!今回Bieならではの演出が少ないなぁと寂しく思っていたので、なんかうれしかったです。しかしウィーが遺言状を取り戻すためにジェーンとの結婚をOKしたことなんて知る由もないアヌット。当事者なのに、嘘のせいで傷つけられてしまって可哀想。なんとなく裏があるんだろうなと思いつつも、パッチャーやタンにもどうしていいか分からないですよね。早くアヌットに笑顔が戻ればいいのですが。

「ドークラック・リムターン」第24話

2010-06-18 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第24話
ジッタリーはハントゥーを処分するため、車を町外れへと走らせます。異変を伝えようと吼えるハントゥーでしたが、あたりには人もいません。毒を注射してハントゥーを始末しようとしたジッタリーでしたが、ハントゥーは暴れます。ハントゥーともみ合いになるジッタリーの前に、偶然地元の夫婦が通りかかります。「犬がおかしくなってしまって、病院へ連れて行くところなんです」ととっさに嘘をつくジッタリーに、夫婦も協力しハントゥーを車に戻すのですが、ニュースでハントゥーのことを知っていた妻がジッタリーの顔に気付きます。すぐに警察に連絡が行き、アヌットとウィーも駆けつけます。毒薬の入った注射器がみつかり取り乱すアヌット。「ハントゥーを探しに行く!」と言い出すアヌットに、ウィーは思わず「僕も一緒に行こう」とアヌットの手をとります。

ハントゥーの行方を必死に探すアヌット。暗い夜道を勢いあまって転んでしまってもなおハントゥーを呼び続けるアヌットに、ウィーは「少し休んだら?」と声をかけます。「犬というものは、苦しいとき、辛いとき、不安なとき、誰よりも飼い主を求めている。犬を飼ったことのある人間なら分かること。ハントゥーは私が助けに来るのを待っているはず」とまくし立てるアヌットを、ウィーは思わず抱きしめてしまいます。アヌットを座らせ、「ハントゥーは賢い犬だ。きっと大丈夫」と励ますウィーに、アヌットは「ジッタリーは残酷な人間だから」と不安な表情を見せます。その頃ジッタリーにとらわれたハントゥーは、穴に埋められようとしていましたが最後の抵抗を見せます。しかし逃げ込んだ先はジッタリーの生家でした。外から鍵をかけられ、ハントゥーはどうすることもできません。

ハントゥーがなかなか見つからないことで落胆を隠せないアヌット。ですがジッタリー一人では出来ることもたかが知れているはずだということで、一同はハントゥーに懸賞金をかけ情報提供を求めることに。翌日、記者たちを呼んで会見を行うことになったのですが、そこへ現れたアヌットの姿を見てウィーは驚きます。慌ててアヌットの手をとり別室へ。「どうしてウットの格好をしてきたんだ」と言うウィーに、アヌットは「ハントゥーが見つかるまで、ウットだと信じている人たちを驚かせたくない」と答えます。「今更ウットになられても・・・」と困惑するウィーでしたが、今日はウットで通すというアヌットに、「それならこっちにも考えが」とキスを繰り返します。その頃ハントゥーは、鎖に繋がれ逃げ場を失っていました。

ウットに戻った自分を、以前のように愛おしむウィーに困惑するアヌット。会見が始まるなか、アヌットの手をウィーはそっと握ります。ジッタリーが警察に追われていること、ハントゥーに100万バーツの懸賞金がかけられていることをテレビニュースで知ったジェーンは仰天。さっそくジッタリーから電話がかかってきます。「ひとりでは無理なの。妹なら助けて」というジッタリーを、ジェーンはきっぱり拒絶。ジッタリーが手配され、ハントゥーに懸賞金がかけられていることを話します。「これ以上私を煩わせないで」というジェーン。夜、ジッタリーから以前預かった「遺言状が隠されている絵」を処分することに。こっそり車で町外れまで出かけ、絵に火をつけようとします。

アヌットに対しても「信じて欲しい」と言ったウィー。素敵☆

アヌットとウットが、ウィーのなかでようやく重なろうとしています。アヌットと一緒にハントゥーを探しに行くと言い切ったウィー、カッコよかったですね。アヌットにとっては、自分がウットであろうと、アヌットであろうと、ウィーに対する気持ちは変わらないのですが、ウィーにとってウットは「使用人」ということで、自分が主導権を握れるけれど、アヌットは大金持ちのお嬢様・・・気後れしているつもりはないだろうけど、ウットのように気安い関係にはなれないのもよく分かります。再びウットの姿になったアヌットに、わざとべたべたしてキスまで繰り返すウィー。困惑しながらもアヌットもちょっと安心したのではないでしょうかね。来週はいよいよ最終週。予告のジェーン、かなり不気味でしたが・・・。

「ドークラック・リムターン」第23話

2010-06-17 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第23話
ハントゥーと、遺言状の隠された絵をアヌットに返すため、アヌットと待ち合わせをするウィー。アヌットははじめてウットではなくアヌットとしてウィーの前に現れます。「私がアヌットです。今まであなたが知ってきた私と、なにも変わりません」と言うアヌットに、ウィーは「僕にとってウットはウット、アヌットはアヌットだ」と答えます。ウィーがもうもとのようには自分と接しようとしないことにアヌットは深く傷つきます。「遺言状を探すために、まわりの人間を騙した」と咎められ、「あなたに嫌われたくなかった」と必死に訴えるアヌット。女の子であることはもう前から気付いていたとウィーに言われ、アヌットは動揺します。二人が話をしている間、ウィーの姉ナーが絵を持って待ち合わせ場所に向かっていました。そこへジッタリーとシットサックが現れます。

銃を持っているシットサックに脅され、絵を奪われそうになるナー。そのまま連れて行かれそうになります。シットサックの隙をついてどうにか逃げようとするナーは、抱いていた自分の飼い犬を放し助けを求めます。騒ぎに気付いたハントゥーは絵を奪ったジッタリーを追いかけ、タンはシットサックから銃を取り上げようとします。一方そのころアヌットはウィーに「外見は変わったかもしれないけど、中身は変わらない。あなたが私をどう思っていたか、私があなたをどう思っているかは変わらない」と訴えます。自分のウィーに対する気持ちを伝えようとしたアヌットでしたが、銃声に気付異変を感じ、とっさにハントゥーの身を案じます、混乱のさなかジッタリーは絵を奪ったままハントゥーとともに逃げ去り、タンは撃たれてしまいます。

幸いなことにタンの傷は浅く、連絡をうけ駆けつけたパッチャーも一安心。シットサックは警察の取り調べを受けますが、ジッタリーの居所など知らないと言い通します。遺言状とハントゥーの行方を捜すことに協力してくれたウィーに、アヌットは感謝を伝えますが、ウィーは「僕の責任だ」と言います。「あなたは出来る限りのことをしてくれた。責任を感じて協力してくれているなら、そんなことしてくれなくて構わない」というアヌットに「それだけじゃない」と弁解するウィー。「愛しくて、心配で、仕方がないから」と言うウィーの言葉に、ウィーの真意を問うアヌット。「ハントゥーを放っておけない」というウィーに、アヌットはウィーの気持ちがはやはり自分には向いていないのではと感じ、深く失望してしまいます。

一方、遺言状とともにジッタリーに連れ去られ中のハントゥーは、トイレに立ち寄るため車を止めたジッタリーの隙をついてどうにか外へ出ようとします。窓の外にいる人に異常を伝えようとするのですが、なかなか気付いてもらえません。どうしたらいいものかハントゥーも焦ります。トイレから出てきたジッタリーは、自分とハントゥーをすでに警察が捜していることを知り焦ります。どうにか車の防犯装置を鳴らすことに成功したハントゥーは、外にいる人に異変を訴えます。ハントゥーに気付いた通行人が車の中をうかがっているところに戻ってきたジッタリー。「何してるの?!」と怒りを露にし通行人を追い払います。

「責任」とか「大切なハントゥー」とか、余計なこと言わなくていいのに・・・。

アヌットとウィーの気持ちがどうもかみ合いません。ウットとアヌットが同一人物だとウィーが知ってしまったことをアヌットが知ったとき、ウィーのなかではウットは「さよならも言わずいなくなってしまった」わけで、アヌットにしてみればそれは「どうしてもやらなくてはいけないことがあったら」なんですけど・・・お互い「好き」と言えばすべてが丸くおさまるのに、なかなかお互いの気持ちが伝えられず、もどかしかったですね。アヌットも、ウットとしてウィーと過ごしていたなかでウィーに対して恋心を抱いていたわけで、「中身は変わらない」というのはもっともなことなんですけど・・・ウィーも一言「君のことが心配だから」と言えればよかったのに、わざわざハントゥーを引き合いにだすなんて!!

「ドークラック・リムターン」第22話

2010-06-16 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第22話
ウットからアヌットに戻って自分と向き合って欲しいというウィーに、アヌットは悩みます。アヌットの準備が整うまでしばらく外で待っていたウィーでしたが、なかなか出てこないアヌットの様子を見に行くとそこにはウットが着ていた服と置手紙が残されていました。「どうしてもしなければならないことがある。きっと分かってもらえると思ってる」と、アヌットとしてはまだウィーに会うことが出来ないというアヌットの決意に、ウィーは深く失望します。タンに連絡をとり、アヌットのことを託すウィー。「怒ってた?」と心配するアヌットに、タンは「怒るよりも、悲しんでる」と答えます。自分の素性が知られてしまった今、もうウィーのもとには帰れないアヌットは、いつまでも涙を流し続けるのでした。

アヌットとウットが同一人物であることを確認しきれなかったジェーンに苛立ちを隠せないジッタリー。そこへシットサックから電話がかかってきます。居留守を使おうとしたジッタリーでしたが、「ジッタリーに取り次がないなら、警察に言う」と脅されるジェーン。シットサックに指定された待ち合わせ場所のデパートに向かいます。金をせびるシットサックに「まずは遺言状を探して。そのあとでアヌットを殺して」と言うジッタリーに、シットサックはうんざりした表情を見せながらも納得します。腹立たしい気持ちのままデパート内を歩くジッタリーとジェーンは、偶然にもそこでタンと遭遇。パッチャーとアヌットの下着を選んでいたタンの口から「遺言状」という言葉が出たことをジッタリーは聞き逃しませんでした。

ウィーから、明日遺言状とハントゥーを引き渡しに行くという連絡があったと聞かされるアヌット。すべてが終わったら、アメリカに戻るというアヌットの言葉に、タンもパッチャーもやりきれない気持ちになるのでした。ウィーは遺言状が隠されているハントゥーの絵のどこに遺言が隠されているかくまなく探します。ハントゥーもウィーに必死になって訴えようとしますが、なかなかウィーは気付きません。しかしとうとう「ハントゥーの絵の下に遺言が隠されているのでは」と気付きます。光をかざして絵を調べてみたところ、確かに文字らしきものが浮かび上がってきました。「アヌットさんが知ったら喜ぶわね」と笑顔を見せるウィーの母と姉。「そういえばウットはどうしたの?」と尋ねられ、ウィーは動揺します。

ウィーの様子がおかしいことを、姉ナーは見逃しませんでした。「ウットのことが好きなんでしょう?あなたが本気なら、私だって受け入れる」と理解を示す姉に、ウィーは「僕の好きだったウット、僕の知っていたウットは、ウットという人物じゃなかった」と、ウットが素性を偽っていたこと、本当は今までずっと探していたアヌットだったことを話します。夜、ウィーに連絡を入れるアヌット。電話にでたメイドのウンおばさんから「今どうしているの?ウィーさんはあなたがいなくなってから元気がなくて、朝のコーヒーも飲まないのよ」と聞かされるアヌット。ちょうど戻ってきたウィーが電話を引き継ぎます。「どうした?」というウィーの声に、アヌットは「私は・・・僕は・・・」と涙で言葉がうまく出ません。

パッチャーがこのドラマで唯一の常識人かも。

パッチャーの言うとおり、タンにとっては最初からアヌットもウットも同一人物だったわけですが、ウィーにとってはウットはウット、アヌットはアヌットです。ウットからアヌットへ、男から女へ、そして使用人から大金持ちの娘へと変わるわけですから、どういう態度で接していいものか、簡単には切り替えられなくて当然。とくにタイでは、身分の差というものを重んじます。ウィーの家だってそうたいして貧しいわけではありませんが、アヌットに残された財産を考えると、今までのような気持ちで接するのは少し難しいのも分かります。とうとう遺言のありかを見つけたウィーでしたが、そう簡単にいかないのがタイドラマ。予告ではやはりというか、予想通りの展開が待っているようですけど、さていったいどうなるのでしょう。

「ドークラック・リムターン」第21話

2010-06-15 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第21話
ウィーはウットとアヌットが同一人物であることを確信しつつも、どうしてウットがそのことを自分に隠し続けるのかが分かりません。ウットと話をしようと部屋へ出向きますが、ウットはもう出かけた後でした。タンに付き添われ病院で手当を受けていたアヌットは、タンから、ウィーが昨夜連絡を取ってきたことを聞かされます。一方ジッタリーも、アヌットとウットが同一人物ではないかと疑いを深めていました。ジェーンに、ウットの様子を一緒に見に行こうと誘います。はじめは渋っていたジェーンでしたが、ジッタリーからアヌットとウットが同一人物ではないかと聞かされ、「ウィーはゲイじゃなかったということ?許せない!」と怒りをあらわにします。ウィーは弁護士を通じ、ウットの素性を調べることにします。

ウィーがウットに好意を持っているのはゲイだからではな、くウットが本当は女だからなのではと疑うジェーンは、いても立ってもいられずすぐさまウィーの家に向かいます。「もう今度一切あなたとは関わらない」とメイドに開門を拒絶されたジェーンは、アヌットの前で「この場でウットの秘密を話してもいいのよ」と凄みます。渋々ジェーンを家に入れたアヌットでしたが、ジェーンはハントゥーを部屋から出すよう命じ、さらに扉に鍵をかけてしまいます。ウットの腕を掴んだとき、ウットが辛そうな表情を見せるのをジェーンは見逃しませんでした。ジッタリーから聞いていたとおり、アヌットが怪我をしている位置と同じ場所を痛がるウットに、ジェーンの確信は深まります。「あなたはアヌットなんでしょう?!」と、ウットの服を脱がそうとします。

ジェーンから必死に抵抗するアヌット。どうにかトイレに閉じこもります。ちょうど戻ってきたウィーがジェーンをとめます。「ウィーにも教えてあげる。あの子はウットなんかじゃない」とまくし立てるジェーン。ジェーンの言葉をウィーがさえぎります。自分に代わってジェーンへの弁解を続けるウィーに、アヌットはわけが分かりません。「もう今後この家には来ないで欲しい」とジェーンをきっぱり拒絶するウィー。ジェーンを帰した後、ウィーはウットに「少し話がしたい」と声をかけます。「家のものに話を聞かれたくないから」と、ウットをオフィスへ連れて来たウィー。「お前はいったい何者だ」と言い出すウィーに、アヌットは困惑。「僕は僕です」と答えるのですが、ウィーが弁護士から手に入れた書類に言葉を失います。

アヌットが、ウィーの屋敷に入る際提出した書類に書いた偽名を照会したウィーは、ウットが偽者であることをとうとう突き止めてしまったのでした。「僕の前にいる『女の子』は、いったい誰なのか、ちゃんと話して欲しい」というウィーに、アヌットは自分が性別を偽っていたことまでウィーに気付かれてしまったことを悟ります。「あの幕の向こうに用意してある服に着替えて欲しい」と言い出すウィー。恐る恐る幕の向こうを覗くアヌットが見たものは、アヌットとしてウィーに面会したときに着ていた服にそっくりでした。ウィーが、ウットが本当は女の子であることのみならず、ウットがアヌットと同一人物であることにも気付いてしまったことを知ったアヌットは、動揺します。

反撃開始!!

男としてウィーに接近せざるを得なかったアヌットが、いつしかウィーを好きになり、素性を隠しているとは知らずになぜか同性の「ウット」が気になるようになってしまったウィー。ウットが本当は女の子であることを知り嬉しい反面、嘘を突き通されていることの理由をどうしても知りたいウィーに対し、最愛の父の残した遺言状を探すため、そして自分とウィーの命を守るためどうしても大好きなウィーに本当のことは言えないままでいるアヌット。タイでは嘘をつくことはもっとも重い罪です。好きな人に嘘をつき続けること、好きな人に嘘をつかれ続けることが、どれだけお互いにとって辛いことか・・・後半はアヌットと同じくらい泣いてしまいました。アヌットとして、はやくウィーと向き合える日がくればいいのですが。

「ドークラック・リムターン」第20話

2010-06-11 | タイドラマ「ドークラック・リムターン」
第20話
ウィーの家までやってきたタンは、こっそり中に入ります。閉じ込められているアヌットを発見、メイドのウンおばさんが鍵を持っていると聞かされ、鍵を探しに奔走します。状況を察したハントゥーが、病気のふりをして一同を外へ連れ出します。その隙にタンはアヌットを救出することに成功。大急ぎで待ち合わせ場所に向かいます。タンへ電話をし、待ち合わせ場所に到着していることを伝えるウィー。何食わぬ顔で「アヌットもそちらに向かっている」と答えるタンに、ウットとアヌットが同一人物だと思っていたウィーは自分が思い違いをしていたのではないかと不安になります。そんなウィーを、シットサックがこっそりみていました。「今度こそ絶対失敗しないで」というジッタリーに、シットサックは余裕の表情を見せます。

タンの用意した女性の服に着替えたアヌット。「ウットに似てると気付かれるのでは」と心配するアヌットに、タンは「ちゃんと考えてある」と答えます。アヌットを1時間近く待ち続けたウィー。タンからトランシーバーで会話をするよう指示を受けます。近づいてきたボートには、アヌットらしい人物が乗っていました。しかしウィーは顔を確認することが出来ません。「命を狙われているから、あなたのそばへはいけない」というアヌットに「顔を確認できないなら帰る」というウィー。返答に詰まるアヌットを尻目にウィーはその場を離れようとします。困ったアヌットはしぶしぶボートを岸へ近づけます。遠くからこっそり見守っていたタンは、打ち合わせと違うアヌットの様子に困惑。そんな二人の様子を、シットサックが見守っていました。

ボートを岸に近づけるアヌット。サングラスを取るよう要求され、一度は拒んだアヌットでしたが、「はっきり顔がみたい」というウィーに一瞬サングラスを外します。「父の残した絵はどこにあるの?」というアヌットに、ウィーは「遺言状が見つかれば、あなたは大金持ちになる。それなら僕はどうなる?」と言い出します。白々しくアヌットを口説くウィーに、アヌットは激怒。「あなたがそんな人間だとは思わなかった!」と口調を荒げます。しかしそんなアヌットを、シットサックが狙っていました。シットサックに気付いたタンが慌ててアヌットに注意を促します。タンの発砲した弾がアヌットの腕を掠め、アヌットは怪我をしてしまいます。ウィーをバンコクへ帰した後、すぐさまアヌットを病院へ連れて行こうとしますが「早く帰らないと抜け出したことがばれてしまう」というアヌットに、ヘリを用意しバンコクへ帰します。

怪我の手当てをしてもらい、大急ぎで屋敷に戻るアヌット。しかしウィーのほうが先に帰宅していました。扉に鍵がかかっているのを確認し、ウィーは「ウットはずっと部屋から出ていないのか」と尋ねます。「もちろんです」と答えるウンおばさんに、ウィーは鍵を開けて中の様子を確認しようとします。窓から中へ入ろうとしたアヌットは間に合わず、とっさに窓の外へ隠れます。部屋の中にウットがいないことにウィーはウンおばさんを呼びます。「ウットがいない!」というウィーに「ありえない」と答えるウンおばさん。しかし何食わぬ顔でトイレから出てきたウットを見て、ウィーは表情を変えます。ウットとアヌットが同一人物ではないかと疑うウィーは困惑を深めます。

このシーンのアヌット、健気で泣けましたねぇ~。

タイドラマには必ずといっていいほど海辺のシーンが出てきますけど、海といえば服装は白なんですよね。リゾート気分が盛り上がります。サングラスを外したアヌットが、ウットだとは確認できなかったものの、アヌットの怒る口調からなんとなくウィーは気付いたのではないでしょうか?撃たれて怪我をしているにもかかわらず、何食わぬ顔をしてウィーに会わなければならないアヌット。好きな人に嘘をつき続けなくてはならないなんて、どんなに辛いことでしょう。結局絵のありかもウィーから聞き出すことが出来ず、怪我までしてしまって・・・これからアヌットはどうするつもりなのでしょうか。予告ではとうとうジェーンまでもがウットの秘密に迫っていたようでしたが・・・。