「ドークラック・リムターン」第13話

第13話
高いところに積まれた絵をどうにか手に取ろうとするアヌット。しかしそこへウィーがやってきます。「ここでなにをしている？」と問い詰められ、アヌットは言葉に詰まります。「ものを盗もうとしたのよ」とジェーンが警察を連れて現れます。「違います！」と弁解するウットですが、そのまま警察に連行されてしまいます。本当のことを話すよう迫られますが、どうしても言えないアヌット。しかし身分証の提示を求められたらなにもかも終わりです。「話しますから、その前にウィーさんと二人で話をさせてください」とアヌットは申し出ます。ウィーと別室に通されたアヌットは、元当主ノットの遺した絵のなかに遺言状が隠されていること、アヌットを殺そうとしている人間がいること、そしてその人物は、ジッタリーであることを慎重にウィーに話します。

アヌットと話をしたウィーは、警察に「誤解でした。お手数をおかけしました」と、訴えを取り下げる旨を伝えます。納得のいかないジェーンでしたが「今日はもう帰って欲しい」とウィーに言われ、引き下がるしかありません。ジッタリーより先に、遺言状を見つけようとすぐさまオフィスに戻り、倉庫の絵をさがそうとするのですが、タッチの差で絵は全部ジッタリーに持っていかれてしまったあとでした。ジッタリーから絵を買い戻したいと言われていたことを思い出したウィーは、すぐさまジッタリーと連絡をとろうとするのですが、当然ジッタリーは電話に出ません。ウットを実家の母と姉に託し、ひとまず帰宅するウィー。「ひまを頂いたのですから、よそへ泊まっても構いません」というアヌットに、「ウットの力になると言っただろう」と答えます。

翌日、ジッタリーの屋敷にこっそり向かうウィー。しかしウィーのあとをジェーンがつけていました。ウィーがなぜジッタリーの屋敷に向かうのか分からないジェーン。ウィーはジッタリーの家のメイドに金を渡し、昨夜ジッタリーが絵を持って帰ってきたか尋ねます。メイドの話から、絵は別の場所にあるとにらんだウィーは、車で出て行くジッタリーの後をつけることに。ジェーンがあとをつけているとも知らずウィーはジッタリーを追いかけます。途中ジェーンの車はエンストしてしまうのですが、ジェーンはウィーがジッタリーの車をつけていることを電話で話してしまいます。ウィーに追いかけられていることに気付いたジッタリーは、洗車場に立ち寄るふりをして尾行を巻きます。

どうにかウィーの尾行を巻いたジッタリーたち。ウィーの動きを知らせてくれたジェーンに感謝を伝えます。ジェーンから「いったいどういうことなの？」と尋ねられますが、「長い話だから」とひとまず電話を切ったジッタリー。そこへ今度は警察から電話がかかってきます。警察からの電話に顔色を変えるジッタリー。昨夜、絵の運び出しを頼んだ男たちが、倉庫からジッタリーの絵を盗もうとしたということで、倉庫には報道陣もつめかけていました。「ニュースになればいずれこの場所もウィーに知られることになる。どうすればいい？」と思案に暮れるジッタリー。アヌットに遺言状が見つかってしまう前に、絵を全部処分しようと言い出す愛人シットサックに、ジッタリーも同意します。

欲望渦巻く展開のなか、癒しを提供してくれる2匹。

ウィーにだけは本当のことを（半分くらいですが）話したアヌット。もっと早くそうしていれば、こんなに遠回りをしなくても良かったと思うのですが・・・「ウットの力になる。出来ることは協力する」と約束したとおり、ウィーが協力してくれることになって、アヌットも一安心。ですが遺言状が見つかれば、あの家はアヌットのもの、ということになりますよね？！ウィーは、どうするの？？そしてタンとパッチャーの関係・・・タンが大きな会社を経営していると知ったパッチャーのお母さん、未だ仲直りできていないタンとパッチャーをうまく仲直りさせてくれればいいのですが。明日の予告ではなんだか大変なことになっていましたが・・・もうクライマックス？？気になります。