テムテムな日常

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「サームフアジャイ」第8話

2010-07-18 | タイドラマ「3 Hearts」
第8話
家を出てしまったチャーンは、ピムと付き合うようになっていました。ある日ピムは、チャーンが財布の中にチョームの写真を入れているのに気付いてしまいます。一方、兄弟の母チュムは新しくお菓子の店を始めることに。チャットとチョームが一生懸命宣伝活動をした甲斐もあって、お店は大繁盛。注文の電話が鳴り止みません。ある日、偶然チュムのお菓子を口にしたピムは、そのお菓子がチャーンの母によるものだと知ってしまいます。それとなくチャーンにお菓子を食べさせるピム。夕方、「あのお菓子、どうだった?」と白々しく尋ねるピムは、「あなたは毎日私と一緒に寝ているけど、あなたの心は、今でもあの子のもとにあったのね!」と、チャーンが今でもチョームに気があることを責めます。

バンチャーは事業に失敗し、多額の債務を負うことになってしまいます。話を聞いた息子サックダーは混乱しますが、いい方法を思いつきます。一方、シンハラートとの試合を控えたチャーイは、順調な仕上がりを見せていました。その日はネープ先生と共にティップの家で一緒に食事をし、リラックスした時間を過ごします。食事を終え、ティップに別れを告げ帰ろうとしたところへ、一台の車が。降りてきたのは、バンチャーの息子サックダーでした。ティップに馴れ馴れしい言葉をかけるサックダーは、実はティップの夫だったのです。金遣いの荒いサックダーに愛想を着かしたティップは離婚を求めていたのでしたが、サックダーはティップの家の財産をあてにしなかなか離婚に応じようとしなかったのでした。

「離婚証明が欲しいなら、くれてやる。だけどその前に、5000万バーツよこせ」とサックダーはティップを強請ります。サックダーのためにもうお金は使いたくないティップ。庭に出てひとり涙を流すティップに、父は「離婚が成立さえすれば、おまえもまた自由になれる。自由になりたいのなら、くれてやればいい」と理解を見せます。家に戻ってから、ティップとサックダーの事情を聞いたチャーイは、ティップがサックダーのことを忘れるために、無我夢中になって仕事に打ち込んできたことを理解します。シンハラートとの試合が近づいてきます。チャーイは毎日トレーニングに励み、ティップもそんなチャーイを見守ります。ときにナンターも練習に加わり、チャーイのトレーニングは充実をまして行きます。

思い悩んでいる様子のティップに、チャーイは声をかけます。「あなただって昔、恋人のことで落ち込んでいたことがあるでしょう?一緒にしないで」と気丈なところを見せるティップに、「男だろうと女だろうと、感情にはなにも違いはないです」と静かに反論するチャーイ。チャーイに励まされ、ティップも少しだけ元気になります。一方、いつものようにとあるカフェにお菓子を届けに来たチョームは、店のスタッフから「ピムさんが、あなたに話があるそうよ」と声をかけます。ピムに挨拶をするチョームに、ピムは「あなた、チャーンとはどんな関係?」とずばり尋ねます。会社に戻ったピムは、チョームのことでチャーンを責めますが、繰り返し同じ話ばかりするピムにチャーンもうんざりしていました。

ピムに咎められたことをチャットに話したところ、チャットは激怒。店に乗り込もうとするチャットをチョームは必死に止めます。ピムの連絡先だけでも知りたいからと、店に入りピムのことを尋ねるチャット。ピムがチャーンの恋人だと知り、すべてを納得したチャットは、チョームにその事実を話します。「会っても嫌な気持ちになるだけだから」というチョームの言葉を尊重するチャット。その日、テレビを見ていたイムは、長い間家に戻ってきていないチャーイがリングに立っていることに気付きます。すぐさまエームが報告に。チョームがテレビをつけると、チャーイが試合をしていました。チャーイは、以前敗北を喫したシンハラートに対し、優勢に試合を進めます。リングサイドでは、ティップとサックダーもにらみ合っていました。

チャットとチョームは本当の姉弟のような関係に。

落ち着いた試合運びのチャーイに、シンハラートは苛立ち始めます。罵声を浴びせたり、アンフェアな態度を取ったりする姿が目立ち始め、会場からはブーイングが。家てテレビ観戦している母チュムやチョーム、チャット、エームもハラハラしながら見守ります。そしてとうとうチャーイはシンハラートを倒します。心配しながら見守っていたチョームは、チャーイの勝利にようやくほっとした表情を見せます。試合が終わってからも、シンハラートは呆然とした状態。サックダーに責められても、なにも言えません。チャーイの勝利をねぎらうティップは、「あなたに5000万バーツ賭けてたのよ!」と笑顔を見せます。以前とすっかり変わらないチャーイの復活に、ファンも大勢押しかけてきます。

ジムに戻ってきたチャーイを待っていたチャットとエーム。久しぶりの再会を3人は喜びあいます。「母さんはどうしてる?」と尋ねるチャーイに、「いつも心配してる」と応えるチャット。「明日、母さんに会いに行くから」というチャーイに、チャットは笑顔を見せます。夜、戻ってきたエームに、チョームはチャーイのことを尋ねます。自分のことなどもう忘れてしまったかのようなチャーイの態度に、チョームは少し寂しい気持ちになります。その頃、サックダーと父バンチャーは、ピムの父ピポップを訪ねてきていました。仕事中だった父ピポップに代わってピムが応対します。チャーンも交えて食事をすることになるのですが、ピムとサックダーがかつて付き合っていたと知ったチャーンは、ピムに苛立ちをぶつけます。

ティップは、兄のテープに、サックダーから離婚届にサインをする代わりに5000万バーツを要求されていることを相談します。サックダーの仕打ちにテープは憤りますが、父は同意してくれていること、これ以上は絶対に屈しないことをテープは訴えます。家に戻って母に会うというチャーイにティップとネープ先生も付き添うことに。チャーイが戻ってきたことに気付いたチョームは駆け寄ろうとしますが、車から降りてきたティップの姿に足を止めてしまいます。母と抱き合って再会を喜ぶチャーイを見ていたチョームでしたが、チャーイはチョームから目をそらしてしまいます。チャーイの態度に、チョームは深く傷つきます。

チャーイの冷たい態度に傷ついたチョーム。お菓子の注文が入ったのをきっかけに席を外します。チョームが気まずい思いをしていることにうすうす気付きながらも、チョームに対し何も言わないチャーイ。チャーイは母を労わって、注文の電話をとったりします。久しぶりの母との時間に、すっかりリラックスした様子を見せるチャーイ。母の膝で眠ってしまいます。イムはチャーイと一緒にやってきたティップに早速声をかけます。オカマ口調のイムに最初は驚いた様子を見せるティップでしたが、チョームから「この人は、さっきチャットと一緒に戻ってきたエームのお父さんで、イムおばさんです」と紹介。イムは「あなたのこと、この間の試合で見たわ。テレビで見ただけだけど、すごくきれいな人だと思ったの」と持ち上げます。

「どこのチャンネル?」「ch3だよ!!」というやりとりが(笑)。

登場人物がようやく繋がってきました。ティップがあそこまで、情熱的に仕事に打ち込むのは、愛した男に裏切られた辛い過去を忘れるため・・・そしてその愛した男というのが、いかにも悪人なバンチャーの息子サックダー。ティップほどの強い女が、どういう経緯であんなどうしようもない男と結婚することになったのか分かりませんが、ティップには負けないでもらいたいですね。当のサックダーは、海外留学時代、ピムと付き合っていたこともあるそうで、チャーンの気持ちに満足できないピムと、まさに「やけぼっくいに火」な状態。チャーンとピム、サックダー、ここにティップが加わって、いっそう人間模様が複雑化していきます。

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