途中から、あまりにも意外な展開に自分を納得させるのが辛くなりながらも・・・なんとか最後まで見ました・・・う~ん、タイの人はこういうお話が好き、というか共感できるんでしょうけど、日本人にはちょっと厳しいかな?という感じです。
香港マフィアのボスチュンリンに一方的に惚れられたパックブンは、パックブンを無理やり香港に連れて帰ろうとするチュンリンから逃れる途中、助けてくれたミンという青年と恋に落ち・・・なのですが結局追っ手から逃げ切れず、無理やり香港のチュンリンの屋敷にかくまわれてしまいます。あの手この手でパックブンの心を開こうとするチュンリン。多少強引かとも思えるその恋愛テクニックに、いつしかパックブンは心を許すようになります。
なのでタイからミンがパックブンを取り戻そうとやってきたときも、パックブンは素直にミンのもとへ帰れず・・・チュンリンの妹ターヨンは、兄が強引に連れてきたパックブンのことがはじめはとても気に入らないのですが、次第に友人として打ち解けてきます。タイからパックブンを連れ戻しにきたミンと接するうち、ターヨンはミンのことを好きになります。
パックブンとチュンリンはいつしか深く結ばれた関係に。なのですが、チュンリンには幼い頃からのいいなずけでもあるリリーがいました。リリーもまた、マフィアの娘・・・マフィア同士の約束を反故にすることはできず、チュンリンは悩みます。チュンリンの愛が欲しいリリーは、パックブンに散々嫌がらせをします。薬を盛って、パックブンが使用人とベッドを共にしたように見せかけたり、パックブンの目に入るところでチュンリンにべたべた甘えたり。パックブンはそんなリリーの嫌がらせに疲れ、またチュンリンのことも信じられなくなり、失意のもとタイに帰国します。
タイで働くようになったパックブンを、ミンは探し出します。パックブンの働く店のオーナーがミンだったのです。ミンはパックブンの気持ちが前とは少し違うことに、うすうす気づきながらも、一生懸命パックブンを幸せにしようと頑張ります。そしてついに、二人は結婚することに・・・。父親に「本当はまだチュンリンに気持ちがあるのではないか」と聞かれても、パックブンは「もう決めたことだから」と、必死にチュンリンのことを忘れようとします。
結婚式当日、リリーは人を雇ってチュンリンを殺そうとします。それに気づいたパックブンは、身を挺してチュンリンを守ります。「あなたが死んでしまったら、私はもう、生きてはいけない・・・」。ミンと結婚しようと決めたものの、パックブンの本心はやはりチュンリンにあったのでした。そんなパックブンをみたミンは、パックブンの幸せを願い、身を引くことにします。
ようやく一緒になれたパックブンとチュンリン。一緒に香港へ帰り、また二人の幸せな日々が戻ってきました。ある日チュンリンは、リリーに呼び出されます。この期に及んでも、まだ自分の我儘を通そうとするリリーにすっかり愛想の尽きているチュンリンですが、リリーはチュンリンを殺そうと、ピストルで狙います。間一髪のところでチュンリンは銃弾から逃げたのですが、転倒して頭を強打、記憶を失ってしまいます。
チュンリンはあれほど愛していたパックブンのことをどうしても思い出せません。リリーはそんなチュンリンに、自分が恋人であるとウソをつき、どさくさに紛れて愛するチュンリンを自分のものにしようとします。パックブンはそんなチュンリンをみて深く傷つくのですが・・・神様はすべてを見ておられました。チュンリンの記憶が、リリーを拒否しはじめたのです。チュンリンはパックブンに関する記憶を取り戻し、二人は今度こそ永遠に結ばれたのでした・・・。
んも~、日本人の感覚からしてコレ、どうですか??私がミン役のポー・タリッサディーのファンなので、最初からどうしても、どう頑張ってもチュンリンの強引な愛情表現にいつしか心を許すパックブンの気持ちが納得できなくて。タイの女の子は、押しが弱いのか?!あれではミンがあまりにもカワイソウすぎではないでしょうか・・・。マフィアという自分の立場を利用して、親の借金の肩代わりに娘をもらう、という、およそ通常では考えられないくらいの強引さでパックブンを自分のものにするわけですよ?!パックブンの額にチューするのがやっとこさだったミンとは正反対、やたらとベタベタ抱きしめたり、押し倒したり、チューしようとしたり・・・んもうチュンリン、やりたい放題です!
でもそんなチュンリンに、パックブンはいつしかおちていくわけで・・・自分をあんなに大事にしてくれたミンはどうなってもいいのか??なんて節操のない!!自分がちやほやされてればそれで幸せなんでしょうか??
結婚式当日に、親兄妹親戚友人一同勢ぞろいの場面で、こともあろうか結婚相手以外の男のことを「あなたがいなくなったら・・・」などと言ってしまうなんて。ミンはどれほど傷ついたでしょうか。可哀想すぎますよ。
でもこのドラマ、VCDにもなったしタイでもと~っても人気があったんですよね?!最後チュンリンが記憶を失って・・・のあたりが、いかにも後付けエピソードっぽいので、多分視聴率のよさに気を良くしたエライさんたちが放送延長を命じたのでしょう。
まぁでも、振られ役のポーもカッコよかったですし・・・なんか納得いかないながらも、これでよかったのかも・・・と最後にはちゃんと思えました。面白かったのが、ミンを好きになったターヨンが、どうにかして既成事実を作りたくて、泥酔したミンを自分のコンドーに連れて帰り、同じベッドで寝るのですが・・・朝目が覚めたミンは当然ビックリですよね?で、ターヨンはすかさず「昨日はステキだったわ」な~んて言うんです。「あれだけ酔いが回ってたので、絶対なにも出来るわけない」と言い張るミンに対し、「責任とって」と迫るターヨン。もちろんこのウソはチュンリンの耳にも入り、チュンリンはミンを呼び出し、誓約書を書かされるわけです。「私ミンは、酒を飲んだイキオイで、ターヨンと一夜を共にしてしまいました。3回ヤリました・・・」などと。「酒飲んでよっぱらってるのに、3回も出来るわけない!!」と食い下がるミンが、可愛かったです。
あと個人的に気になる存在だったのが、チュンリンの部下ジェンハオ。任務に忠実で、パックブンの警護を任されたジェンハオは、どこへ行くにもパックブンをぴったりマーク。孤独だったパックブンは、いつも自分を見守ってくれるジェンハオをとても頼りにします。それなのにパックブンとジェンハオ、リリーに騙されてベッドメイクを演出され、起こったチュンリンに屋敷から追い出されてしまうんですよ・・・ジェンハオの田舎に一時期身を寄せていたパックブン。普段は真っ黒いスーツのジェンハオが、田舎では普通にTシャツとか着てて、なんか微笑ましかったです。
右側の人です・・・カッコいい!!近々またドラマに出るのではないかとの噂が。
さて、次のドラマはですね~。
「呪いの箱 魂を隠して」
長いのでテキトウに・・・。
OPでお分かりと思いますが、TheStar4で私のイチオシだったDiwが主演です!!!ちなみにこのドラマの鍵を握る幽霊(?)の女優さんが、10年前に主演したドラマも並行して観ていますが・・・10年て大きいですね。役柄的なこともあるけど、別人のようです。