先日、娘の1ヶ月検診に行ってきました。
病院まではそれほど近いわけでもないのですが、天気もよかったし歩いていくことに。私の産後検診もあったのでかなり早めに家を出たのですが、やっぱり慣れない「赤ちゃんを抱っこして長時間歩く」のは思いのほか重労働で・・・病院に着く頃には汗だくに。それでもなんとか受付を済ませ、順番を待っていました。
その日は1ヶ月検診指定日なので、娘と同じくらいの赤ちゃんたち&私と同じような産後ママたちが病院に集結していて、かなり賑わっていました。だいたいこの日が母子そろっての初外出となる場合が多いので、ほとんどの人が付き添いの人(姑さんとか、お母さんとか)と一緒です。私はひとりで行きましたが・・・。
待っている間に、やっぱりどのママさんもわが子の成長が気になるのか、しきりに周りの子供とわが子を比べているようです。うちの娘は、ちょっと大きめで産まれたので今でもちょっと大きく育っているのですが、かなり目立っていたようで、やっぱりというかなんというか、すぐに話しかけられました。
「どのくらいで産まれはったんですか?」
「一日どのくらいお乳飲んだはります?」
「もう目が見えてはるみたいやね」
ま、こういう場合話しかけてくるのはたいてい「親世代」、ばぁばたちなんですよね。で、そのあとのくだりはみんなそろって
「うちの子はまだまだ○○で・・・」
と、必ずといっていいほど自分の孫を謙遜するんですよね・・・。私はこういった「本音と建前」みたいなやりとりは大嫌いなので、あんまりかかわりたくないのですが、なにせひとりだったので大勢のババさんたちの標的になってしまいました。
そうはいってもやっぱり新米ママさん、新米ババさんたちは不安なのでしょう。私も息子のときはいろいろ不安なことも多かったなぁ、1ヶ月検診で順調な成長を確認してもらってほっとしたよなぁ・・・などと思っていたのですが・・・。
でもよくよく考えてみると、これだけ情報が氾濫して、雑誌やインターネットに探したい情報がいくらでも載っているこのご時勢、「個性尊重」が声高に叫ばれる今の世の中にあって「人と同じであること」って、それほど重要なことなのでしょうか。あの赤ちゃんはもう目が見えているのに、うちの子は・・・とか、どうしてうちの子だけ○○なの?とか、それほど重要なことなのでしょうか。うちはうち、よそはよそ、ではダメなのでしょうか。やっぱりみんな横並び、おんなじでないとダメなのでしょうか。
確かに、赤ちゃんのうちはどうしても密室育児になりがちだから、不安に感じることもあるかと思うのですが、どんな子供にもそれぞれのペースがあって、誰一人として同じ子供はいないのですよ。子供の頃に体格が良くても大人になるころには標準体格になっていることだってあるし、またその逆もあるだろうし。だから不安に感じる必要もないと思うのですが・・・。
まぁ、小さいうちに「個性」とか「人それぞれ」とか言われて育っても、受験や就職の際にはそんなものなんの役にも立たないんですけどね(毒)。