ドッグシェルター

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犬の老い(ファンタ君について)

2010年01月16日 | Weblog

ドッグサルベーションの保護犬の中には高齢犬もいます。
最近のファンタ君を観察していると、どうも老齢犬独特な行動が目だって
来ています。若い頃はもっと男前だったんですよ。
      
元々性格的にも少し問題があって(信頼関係が築けるまで懐かない、勝手に触ると噛んで制裁を加えてくるなど)
なので誰にでもすぐにOKではないけど、心を許した人には耳掃除まで
させてくれる、不思議な性格です。ちょっと難しいファンタ君の性格を理解できる
までには、時間がかかり里親探しも中止していました。
最近では、ちょっと痴呆に近い行動も表れています。
残念ながら完全に家族募集のリストから外したファンタ君ですが、
シェルターでご飯を食べ、お散歩にも行き、暮しています。
今後痴呆の症状がどこまで進行するか、まだ分かりません。
シェルターには、高齢犬や噛み癖、性格上の問題を抱えている犬達が何頭も
暮しています。家族募集のリストから外していますが、
日々のお世話はどの子に対しても、同じように行っております。
この子達はもう、何処にも誰にも引き取ってもらえないでしょう。
シェルターで最後まで暮らせなければ、生きる道はないでしょう。
そんな子達にも飼育費は必要です。
だだ、ただ悲しいのは最期をシェルターで迎えなければならない、ということ
だけです。