ドッグシェルター

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ハヤトのこと

2007年03月10日 | Weblog
ハヤトは紀州犬です。
ハヤトのニックネームは千早の早を取ってハヤトにしました。
千早の山に捨てに来られたのでしょう。
空腹に耐えながら餌を求めて
民家周辺をうろついていました。
民家の人は一時は餌も与えてたらしいのですが、
2週間くらい経つと、疎ましくなって、保健所に通報すると
言い出したのです。
それを聞いた方が、警察の方に通報されて警察に届けられたのです。
でも、捨てられたハヤトに飼い主が迎えに来ることはありませんでした。

私が始めてハヤトと対面した時、どう見ても老いぼれた老犬にしか
見えませんでした。
其の時は10才くらいの犬に見えました。
それ程衰弱していたのです。
警察から引き取り病院へ連れて行った時体重は14kgしかありませんでした。
この子の場合20kgあってもいいくらいです。
衰弱して体力がないハヤトはずっと横たわっていました。

画像は警察にいた時のもの。

もう、立ち上がることもやっとのようで、ふらついていました。


何故、ハヤトは捨てられなければならなかったのでしょうか?

保護して、シャンプーをして綺麗にしました。
助かった安堵感でしょうか?彼が初めて見せた笑顔を見た時、

この子は意外と若かく、老いぼれではありませんでした。
5歳にもなっていないくらい若い子です。

栄養価の高いフードを与え、少しずつ体重は増えましたが
まだ痩せています。

元々アレルギー体質なのか、木の犬小屋を齧った時に犬小屋に
防腐剤や化学塗料のせいなのか、直っていたアレルギーが再発しました。
病院で皮膚の検査をしましたが、
皮膚病にあるような細菌は一切ありませんでした。


どうもアレルギー体質のようです。
抗生剤を含めてお薬で治療中です。
嬉しいことに、お薬の効果もあってかなり良くなってきました。
ハヤトもボブハウスに入れ替えました。
首輪も皮製から、布製の柔らかいものを購入して交換しました。
現在ハヤトにはアレルギー体質用のフードとクッキーを与えています。
アレルギー体質のわんちゃんにはラム&ライスがいいそうです。
早く良くなって素敵な出会い見つけようね。

ハヤトのチャームポイントは三角のお目目さんです。

ハヤトの幸せの赤い糸探しています。