みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#10 聖書信仰を堅持する

2020年11月01日 | 信仰の防衛
初めに

4.両者の譲歩

p12~
Concessions made
Introduction
The Defense Of The Faith
Cornelius Van Til

◇◇

私の絶対主義(訳者注;absolutism、他宗教を邪教と考え、その宗教をキリスト教に置き換えるべきであるとする考え方)にもかかわらず、1924年クリスチャン改革派教会会議における一般恩恵に関する「3つの要点」を私が支持したいと考えているとMasselinkは認めている。

Ridderbosのことばを引用して、彼はこう述べている。「ヴァンティルは、一般恩恵を望ましい神の配剤として見事に支持している。」

Ridderbos自身も次のように断言している。「私の意見ではあるが、ヴァンティルは市民権に関して、第3の要点について正しい見解を持っている。」

別の機会に、彼は次のように述べている。

「ヴァンティルは3つの要点を信じているということを、われわれは微塵も疑問視してはいない。問題となるのは、これらのことすべてが彼が主張する前提と整合性が取れるかどうかだ。」

私が第1の要点と第3の要点を支持しているにもかかわらず、どうして私が知的アナバプティズム(再洗礼主義)から逃れることができるのか理解できないとRidderbosが言う場合、この判断はあまりに痛烈すぎるとMasselinkは考えている。

訳者注:アナバプティズム(再洗礼主義)とは。

それ故、Masselinkは、ある意味でクリスチャンとノンクリスチャンの間のアンチテーゼは明白であると考えている。

訳者注:アンチテーゼとは?

原則として、自然の人(natural man)の堕落は、極めて明白である。

自然に関する正しい科学の基本原理は、聖書においてのみ認められる。

一般恩恵ゆえに、自然の人に関して、神に関する正しい知識と道徳のかけらが保全されているという考え方を彼が強調する時、それは、外部ソース、すなわち神に対する知識であり道徳のことであることを意味している。

「しかし、一般恩恵が欠如すれば、神に関する知識は完全なる間違いとなるだろう」と。

参考:

ディスペンセーショナリストは「都合のよい白痴」扱いされている

神学的エイズチェックしてますか?

われわれに与えられている素晴らしい力




#614 神の法第六戒

2020年11月01日 | 創世記
第6戒
死刑

233~
The Death Penalty
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

控訴院裁判官Widgeryは、会議初頭において「貧困は犯罪の母である」と表明した司法長官クラークに疑問を呈した。彼は、聴衆に向かって、この説をあまり過度に重要視しないように忠告した。「貧困を取り除くことにより犯罪は減るであろうと考える人は失望するのではないか」と彼は言った。

イギリスのスラム街の大半は、第2次世界大戦時の空爆によって破壊されたため、貧困世帯が犯罪の口実とはならない。イギリスは、金持ちからお金を取り上げ貧困者に与えるというロビンフッド財政政策を行ない、大いなる成功を収めてきた。故に、犯罪件数の減少があるだろうと考えるのではなかろうか。しかし、そのようなことは起きなかった。貧困層、中産階級、裕福層におけるあらゆる領域において増加傾向にある。

1968年、アメリカ司法長官Ramsey Clarkは、ファビアン社会学者Bernard Shawのことば「殺人と死刑は
お互いを相殺する対立概念ではなく、そのようなものを生み出す類似概念である」を引用して、連邦犯罪に対する死刑を廃止するように議会を説得した。

上院小委員会でのClark氏の証言によると

不安と恐怖、複雑さと疑いの只中にあって、たぶんわれわれの最も大いなる必要は、命に対する敬意、まれなる命に対する敬意。われわれの命、他者の命、すべての命。

全人に対する、そしてその安全、健康、完成に対する人間的で優しい関心は、ジャングルの中の瀕死の恐怖以上に、残忍な思いをやわらげてくれるであろう。

今日の法廷は、人間教(ヒューマニズム)法によって動いており、すでに法と秩序に敵対している。

Gardnerは、「個人が犯罪を犯したとした場合、その個人の権利は保護されている。」と指摘する。

犯罪者に関する関心は、ドイツにおける刑務所牧師らは受刑者のために労働組合を作り、西ドイツではその組合に創設許可状を与えるまでに至っている。

参考:

自分の常識を疑おう!
→プレミレもそう。いったん擦り込まれると、もはや脱出は不可能。聖書を否定してでも守りたい自分がいる。

成長したクリスチャンは神との間に自己完結した世界を築きあげている

神の国を作る人が味わわねばならない遺産




#613 神の法第六戒

2020年11月01日 | 神の法
第6戒
死刑

233~
The Death Penalty
The Sixth Commandment
The Institutes of Biblical Law
Rousas John Rushdoony

◇◇

控訴院裁判官Widgeryは、会議初頭において「貧困は犯罪の母である」と表明した司法長官クラークに疑問を呈した。彼は、聴衆に向かって、この説をあまり過度に重要視しないように忠告した。「貧困を取り除くことにより犯罪は減るであろうと考える人は失望するのではないか」と彼は言った。

イギリスのスラム街の大半は、第2次世界大戦時の空爆によって破壊されたため、貧困世帯が犯罪の口実とはならない。イギリスは、金持ちからお金を取り上げ貧困者に与えるというロビンフッド財政政策を行ない、大いなる成功を収めてきた。故に、犯罪件数の減少があるだろうと考えるのではなかろうか。しかし、そのようなことは起きなかった。貧困層、中産階級、裕福層におけるあらゆる領域において増加傾向にある。

1968年、アメリカ司法長官Ramsey Clarkは、ファビアン社会学者Bernard Shawのことば「殺人と死刑は
お互いを相殺する対立概念ではなく、そのようなものを生み出す類似概念である」を引用して、連邦犯罪に対する死刑を廃止するように議会を説得した。

上院小委員会でのClark氏の証言によると

不安と恐怖、複雑さと疑いの只中にあって、たぶんわれわれの最も大いなる必要は、命に対する敬意、まれなる命に対する敬意。われわれの命、他者の命、すべての命。

全人に対する、そしてその安全、健康、完成に対する人間的で優しい関心は、ジャングルの中の瀕死の恐怖以上に、残忍な思いをやわらげてくれるであろう。

今日の法廷は、人間教(ヒューマニズム)法によって動いており、すでに法と秩序に敵対している。

Gardnerは、「個人が犯罪を犯したとした場合、その個人の権利は保護されている。」と指摘する。

犯罪者に関する関心は、ドイツにおける刑務所牧師らは受刑者のために労働組合を作り、西ドイツではその組合に創設許可状を与えるまでに至っている。

参考:

自分の常識を疑おう!

成長したクリスチャンは神との間に自己完結した世界を築きあげている

神の国を作る人が味わわねばならない遺産