みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

Coffee Break, #132

2017年12月22日 | コーヒーブレイク
ガラテア3章10節
というのは
律法の行ないによる人々はすべて
のろいのもとにあるからです
こう書いてあります
「律法の書に書いてある
すべてのことを堅く守って実行しなければ
だれでもみな
のろわれる。」

後半部分の検討に移る。

後半部は申命記27章からの引用だ。

イスラエルの民が遵守すべき教えが具体的に書かれている。


Cursed is every one that continueth not
in all things which are written
in the book of the law to do them
(KJV)

律法の書において
遵行するように書かれているすべての戒めの中に
留まらない者は皆呪われる

この後半部において、前半部のἐκ, ἐξと対比される単語がἐμμένωであり、その意味は

ἐμμένω:
From G1722 and G3306; to stay in the same place, that is, (figuratively) to persevere: - continue.

「中に留まる」

要するに、ここでパウロが言わんとしていることは

律法の持つパワーの内にいるのか外にいるのかであって、律法を遵行するかどうかに力点を置いているのではない

ということではないか。

律法のパワーの内にいる者は、必然的に律法を遵守しているのだ。

律法の持つパワーを、神の栄光と言い換えると分かりやすい。

あるいは、主イエスキリスト。