無事に帰りつきました。上海、2泊3日と短い旅でしたが、旅慣れていないため、気苦労が多く疲れ果てましたが、まぁどうにかこうにか。色んなことを学びました。次回からは少しは余裕が生まれるかもしれません。<o:p></o:p>
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しっかりとパスポートを抱きしめ、衣類がわんさか詰まった旅行バッグをゴロゴロと引き、空港バスに乗って、福岡空港国際線の旅行社カウンターに着いたのが指定の13時半ちょうど。外国に行くのもタイ出張以来だからもう13年以上も昔。すっかり忘れているのだが、妻には知った振り。HIS係り員からe-チケットを受け取って、航空会社カウンターで座席を取り、バッグを手荷物として預け身軽になって遅い昼食。出国手続きも難なく終わると、目の前に免税店が。搭乗まではまだ1時間もある。妻は長女から香水か化粧品を頼まれていたらしく、あれこれ探し回っていた。
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今度の旅行で頭を悩ませたのが衣服。上海の気候を調べると、ここ3日間の最高気温が、2度、7度、11度、そして明日からは13度、15度となっていた。冬だか春だか分からない天気なのだ。私は冬物をベースとして準備したが、妻はそうもいかないようで、春物と両方の用意をした。結果として日中は10度超の気温だったが、朝夕は冷え込んだので冬物が正解だった。
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中国国際航空のジャンボ737は、ほぼ満席の乗客を乗せて定刻通りに上海に到着した。そして入国審査。私達は珍しさもあって、のんびりと広い空港内を歩いたので、審査場は大勢が既に並んでいて通過するのに30分以上もかかった。次回は急ぐことにしよう。
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ゲート出口で現地案内人が待っていた。ウーさんという名の中国人女性。20歳前で既婚だと後で知った。ツアー客は全部で13人、私達を含めて熟年カップルが2組、女性親子が1組、男性1人と2組6人の女子学生。最年長は私だった。親しくなってからだが、ウーさんが私に「おとうさん」と云うのでなんだか照れくさかった。ウーさん、日本語学校で勉強したらしいが、とてもうまい。ところが日本語の先生は日本のツアー客で、学校の日本語は文語体なので役に立たないとも言っていた。
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小型バスに乗って上海の都心へ。上海はここ20年で大きく様変わりしたとのことだ。東側に新市街を建設するのと同時に、旧市街を取り壊して高層マンションを建築している。5月から始まる万博の準備と重なって、街中が工事中だ。地下鉄はある(?)ようだが、車が急に増えたこともあって、いたる所でラッシュが激しい。日本のように整然とした交通体系ではないようで、ある程度は厚かましく運転せねばならないようだ。クラクションがしゅっちゅう鳴り響いていた。
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バスの中で教わったのが、日本人目当ての売り子。「シェンエン、シェンエン!」と云って、時計や財布などを売り込む人たちだ。それに名所や繁華街での呼び込み。偽札やお釣り詐欺など溢れているという。バッグは必ず首にも回して前に下げること! 「プーヤム」だか「プーヤン」だったか、言葉も覚えた。「不要」という中国語だ。私も旅行中、何度か言う羽目になった。が一番いいのは無視だ。そうしつこくは付いて来なかった。
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空港から2時間弱、暗くなって上海東部の新区街に付いた。490メートルの森ビルが間近に見えた。上海では10時まではすべての高層ビルがライトアップするとかで、その見物客も多い。市挙げて観光誘致を図っている。私達も夕食の後は遊覧船に乗ってナイトクルージングを楽しむことにしている。オプションはその他に足つぼマッサージと雑技団鑑賞、一つずつだと全て3800円なのだが、3つだと1万円になるというので、急遽追加したのだった。
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遊覧船。バックは高層ビル群なのですが、写りがわるくて・・・。
食事については別の機会に紹介するとして、ナイトクルージング。上海の中央を流れている黄河の支流、黄甫江を遊覧船で巡るもので、両岸のライトアップされたビルが一大パノラマを呈していて、中国各地から訪れた観光客で船内はほぼ満員だった。いつもは環境汚染がひどくて、夏場は特に空気が汚れていて、景観を損なうこともあるようだが、この日はよく見えているとかで寒いのにもかかわらず客も多かったようだ。私達もバッグをしっかと前にぶら下げつつも、満員の人込みをかき分けながら船内を移動して観光を楽しんだ。それにしても冬物を着ていて良かった。結構寒かったのだ。ただ、写真がうまくとれないのが残念だった。私のデジカメ、夜景が不得手だ。
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1時間半のクルージングの後は足つぼマッサージ。評判だというので急きょ追加したオプションだ。女子大生4人と私達二人の計6人一緒だった。個室でマッサージするのかと思っていたら、男女混合で椅子に座ってマッサージを受けるのだった。靴下のみ脱げばよいのだそうで、なんだかがっかり。
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足つぼマッサージルーム。
薬湯が入った桶に足を漬け、薬が浸透するのを待って、マッサージが始まった。どんな人がマッサージするのかと興味深く待っていると、10代と思える若いイケメンが5人やってきた。私が見ても、本当にイケメンで日本人向けに、客が女性だと男性が担当するようだ。私には?と楽しみにしていると30代の女性がついた。再度、なんだかがっかり。もう少しヤングが良いなぁ、と思ったのだが。
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女性客にはイケメンも気合が入るようで、「痛い!」という黄色い嬌声に併せて、「気持がよいか?」「力加減はどうか」など、結構和気あいあいとした雰囲気だった。私はこの頃になると疲れて眠たくなったのと、マッサージが気持ちよくていつの間にかいびきかいて寝ていたようだ。終わり近くの肩もみのところまで眠っていた。70分のマッサージが終わって今日のスケジュールが終了。豫園のルネッサンスホテルに着いたのが11時少し前。時差が1時間あるので、実際は日付が変わる12時の強行軍でした。
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