昨金曜から日曜まで、我が街の夏祭り、小倉祇園である。以前は7月10,11,12日に決まっていたが、数年前から7月中旬以降の金、土、日に変わった。やはり祭りは週末の方が心置きなく楽しめて良い。それに梅雨明けが17日前後なので、雨にたたられることも少なくなってきたようだ。<o:p></o:p>
どこでも同じだと思うが、夏祭りは開放的で楽しい。小倉祇園は太鼓の祇園であり無法松で一躍有名になった。太鼓の両腹を鉦をリズムに、どんど、どんど叩いて街中を練り歩くのだが、小倉っ子は各町内の山車(太鼓)の調子に浮かれたって、夜遅くまで山車について行く。<o:p></o:p>
山車は各町内各丁目に一つ、それも大人組、子供組とある。また学校や企業も参加しているので山車は2百近くあるようだ。まさに小倉っ子(といっても町衆だが)全員参加の祭りなのだ。<o:p></o:p>
あすかさんから、豪壮な写真!というコメに応じて、今日夕方に開催された競演会を見に行った。山車が街を練り歩くのは日が暮れた後なのだが、もう商店街は臨時のテーブルを道に出してビールなどを売っている。通りは浴衣着た若い娘が多い。やはり、浴衣を着る!浴衣姿を見せる!という格好の舞台なのだ。<o:p></o:p>
人ごみを抜けて、小倉城を目指す。 城の大手門前の道路が演舞場であり、そこを各山車が太鼓叩いて自慢の太鼓演舞を披露するのだが、道の両側は浴衣着た老若男女でいっぱいだった。何とかもぐりこんでシャッターを押す。山車は次から次に登場して見飽きない。太鼓は男衆が叩くのが慣わしだが、最近は女性も多い!さらし巻いてリズム豊かに調子をとって撥を振るっている様は躍動感に溢れて本当に絵になる。
懸命にファインダーを覗いていると、ケーブルTVの取材陣が私にコメントを求めてきた。カメラマンと女性アナウンサーである。絵になる!と判断したのだろうか?
最初の質問はありきたりの「どこから来ましたか」で、地元の小倉ですの回答に、がっかりした顔つきなので、ついつい、「子供の頃は太鼓叩いてました!」<o:p></o:p> あと3,4個の質問があったのだが、最後の質問「小倉っ子にとって、小倉祇園はどうですか?」に対して「小倉のシンボルです」。 まぁ、取材全部が放送されるわけはなく、カットされるであろうが、ひょっとして私がニュースで映っているかもしれない。<o:p></o:p>
今晩はサッカーアジア杯。オーストラリア戦だ。見逃すわけにはいかないので、まだ陽が高い6時だが帰る事にした。今から小倉の街は、山車と人で歩くこともままならないほど、ごったがえすことだろう。それにしても、祭りに一人で行くのは寂しい。やはり、手をつないだカップルが似合っている