4年半ぶりに経営会議に出席した。正規メンバーは取締役で、それに各室部長が聴講者として拝聴する仕組みだ。毎月曜に開催され、議題は企画部が取りまとめることになっている。<o:p></o:p>
議題に応じて、報告者が呼び出され、パワーポイントやエクセルなどの資料をプロジェクター画面に写して説明するのだが、今回は私が主管とする産電向け製品が大幅受注増になったので、その物件の紹介と今後の動向、納入するための社内協力体制の構築依頼が主目的だった。<o:p></o:p>
報告部門は営業部と技術開発部の両者である。報告の実際は私が目下指導育成しているライン部門の課長が行うことになっているが、私はオブザーバーとして質疑に対応するために、出席を依頼されたのだ。<o:p></o:p>
パワーポイントでの報告は10分強で終わり質疑に移ったが、特に問題はなかった。社長や専務は受注に至る経緯・苦労を知っていたので、慰労の言葉と社内の応援態勢についてのコメントがあったくらいだった。<o:p></o:p>
最近は会社が儲かっているので、経営会議も和やかな雰囲気であるかのようだった。昔は、赤字部門を叩き潰す、といういじめに似たところもあった気がする。私が担当していた技術部門はコストダウン、新製品開発という社でも最も重要な2大テーマで、さんざん痛い目に遭わされてきた。<o:p></o:p>
今頃は、やはりテーマは変わってないのだろうけど、追求の姿勢が変化しているように思える。要するに、利益が出ているから、余裕があるのだろう。2代目は楽だ!というが、本当かもしれない。