ギターを始めた頃

2008-12-23 19:37:18 | Music Life
そもそも楽器に興味を持ったのは中学1年生の頃だね。YMOが最初のワールドツアーを終えた頃で、テクノ・ポップがブームになって。その頃はまだまだシンセサイザーなんて未知のもので、テレビやラジオでシンセサイザーのデモンストレーションをやったりもしてたわけ。シンセサイザー1台あればヴァイオリンの音もトランペットの音も出せます、一人でオーケストラもできちゃいますとか、楽器の音だけじゃなく雨の音、風の音、車のエンジンの音なんかも出せるとかいった感じでね。効果音をすべてシンセサイザーで作ったラジオドラマもあったな。そういうの面白いなって思った。小学生の頃はプラモデル作ったり、機械いじりするのが好きだったんで、その延長線にシンセサイザーがハマッたのね。でも、当時のシンセサイザーなんて子どもが買えるようなもんじゃないしね、憧れだけさ。
そのとき感じたのはテクニックには時間がかかる、テクノロジーには金がかかるってこと。

ギターはね、フォークのイメージが強かったから、あんまり興味がなかったけど、ビートルズを聴くようになって変わったね。それに、5万円のシンセサイザーと100万円のじゃ性能に雲泥の差があるけど、5万円のギターと100万円のとでは、音質はともあれ、出せる音域は一緒じゃん、みたいなのもあったね。

中学2年の頃は、兄貴がバンドやってるって友だちがいて、そいつからリッチー・ブラックモアを知ったりとか、小林克也がやってた「ベストヒットUSA」でヘンドリックスやザ・フーの映像を見たりとか、だんだんギタリストへの興味が強くなっていったのもあったかな。
最初にギターを触ったのは中学3年生のときで、友だちの家にエレキがあった。サンバーストのストラト。今にして思えば石ロゴのフェルナンデスだったね。まあ、当時は石ロゴがどうとかいうのは全然なくて、安物のコピーモデルってだけさ。その友だちのとこへは毎週遊びに行ってたんで、そのたびにギター弾かせてもらってた。コードも教えてもらったり。それで弾かないアコギがあるっていうんで半年くらい借りたかな、それでギターの練習を始めたんだよ。

最初に自分のギターを手に入れたのは、中学3年の冬休みだね。その頃にフェンダージャパンが出てきて、日本製だけどフェンダーのロゴの入ったギターを手にすることができるようになった。そりゃもう、フェンダーだよね。で、キャンディ・アップル・レッドのストラトを買いに楽器店に入ったわけだけど、店を出た俺が持っていたのはトーカイのレス・ポールだったんだよ。自分でもよく覚えてないんだけど、カタログで見るのと違ってストラトが安っぽく見えたっていうのはあったかな、でもレス・ポールは木目が浮き上がって見えたり、重かったり、なんか高級感があったよね。それでレス・ポールにしたんじゃないかと思う。初めて入った楽器店で舞い上がってたというのもあったかもね。家に帰ってから、なんでフェンダーにしなかったんだって後悔したりしてね、ギター買ったのを素直に喜べない状況になっちゃって、嫌な思いもしたんだけど。でも、このときレス・ポールにして良かったと思っているよ。

ロック雑誌のインタビュー記事風にちょっとやってみました。
コメント (2)
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