勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

行間を読む

2006-05-24 22:06:30 | Weblog
 文章や会話には、その言葉の裏に隠された意味があることが多い。
それらを感じながら文章を読んだり、会話することは、難しい事でもあるが、より深く味わうことができ楽しくもある。
それを「行間を読む」というようだが、原稿用紙の升目には、行と行の間があいている。あれを行間というのだそうだ。

 文章にはその人の性格や、人間性があって面白い。
ブログにもそれぞれの個性や人柄が感じられて、思わずニッコリしたり、より親しみを感じたり、会ってみたくなったりしながら楽しく会話をさせていただいている。

 先日我がブログでCDのフィルムについて取り上げた。
たばこのフィルムを剥がすテープは簡単に剥がれるのに、何故CDのテープは剥がしにくいのだろう。
作り手の怠慢ではないかというような新聞記事を紹介し、僕も同感だった。

 ところが、はぐれ雲さん からいただいたコメントに限りなく納得したのでした。

フィルムが剥がれたら
新品ではなくなるので
いたずらでも
剥がれにくいようにしているのではないかと
ふと思いましたが
違いますよね(笑)

 さらに陽子さん からもこんなコメントをいただきました。

あれはいらいらしますよね。
CDのフィルムを破るための道具があるそうですね。

 この二つのコメントから、間違いなくあの剥がれにくいフィルムは意味を持っていることに気がつきました。
フィルムを剥がす道具を作るくらいなら、初めから剥がし易くすればいいわけで、店頭に並ぶCDのような商品は簡単に剥がされては困るわけだ。

 とかく自分にとって不都合なものは否定したくなる。
しかし、相手にとってはそうする意味があることに気がつかなければいけない。

 行間を読むように、相手の立場になってものを考える、それが優しさだと気づかされたコメントに、大きな感謝をしたいと思ったのです。
頭を丸めなくても丸まりそうな、洞察力と修行が足りない勿忘草でした。
2006.05.24