勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

夏は来ぬ

2006-05-25 23:27:03 | Weblog
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-夏は来ぬ-

佐佐木 信綱 作詞   小山 作之助 作曲

1 卯の花の におう垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
しのび音もらす
夏はきぬ
 
2 五月雨の そそぐ山田に
早乙女(さおとめ)が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる
夏はきぬ
 
3 橘の かおる軒ばの
窓ちかく ほたるとびかい
おこたり諌(いさ)むる
夏はきぬ
 
4 楝(おうち)散る 川辺の宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕日涼しき
夏はきぬ
 
5 五月闇 ほたるとびかい
水鶏鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす
夏はきぬ


 今日(25日)の東京は青空が広がり陽射しも強く、まさに「夏は来ぬ」であった。
風はひんやりと爽やかで肌に心地良く、五月晴れの下、卯の花が匂うが如く咲いていた。
子供の頃から歌っていた「夏は来ぬ」の卯の花が、この花だということを今日初めて知った。

 卯の花とはウツギの別称でもあり、その花のことを指すらしい。
しかしこの花に香りはない。
花が匂うとは、我が辞書によると「美しく照り映える」という意味で、匂いのことではなさそうである。


マウスオンでご覧下さい、こんな花です

 純白の美しい花を咲かせる卯の花、花言葉は古風・風情・秘密 だそうで、この花を詠んだ歌も多いとか。ほとんどが時鳥(ホトトギス)とセットで詠まれているらしい。

 また豆腐の絞り粕である「おから」のことも卯の花という。カルシウムが多く、豆腐の3倍もの食物センイを含み、便秘や生活習慣病に効果的なんだそうだ。

 ところで、美しい情景を歌ったこの「夏は来ぬ」という歌、今の季節によく歌われ、歌詞が5番まであるようだが、この歌詞の意味をよく噛みしめて聞いた事がない。また意味のわからないところもある。

 この歌詞の薀蓄(うんちく)を面白おかしく解説しているサイトがあります。曲も流れますので興味がありましたらご覧下さい。ちょっとお利巧になった気分になれますよ。

 8月生まれの僕は、暑い夏が大好き。
今日のような日はニッコリ♪して、この歌を歌いたくなる。

ps.
 雲さん、写真のデザイン・ソフト使わせていただきました。ありがとうございます。
2006.05.25