勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

残る一葉は・・・

2006-05-04 23:59:18 | Weblog


<四葉のクローバ>

うららに照る日影に
百千(ももち)の花ほほえむ
人知らぬ里に 生うる
四葉のクローバ
三つの葉は
希望 信仰 愛情のしるし
残る一葉は幸福(さち)
もとめよ 疾(と)くその葉
希望深く 信仰固く
愛情厚くあれ
やがて汝(なれ)も 摘みとらん
四葉のクローバ

吉丸一昌さん


 クローバーは、昔、医学の機械を輸入したとき、詰めものとしてオランダからやってきた草で、「詰め草」とよばれ牧草としても優れ、花からはよい蜂蜜が採れます。(野草の本より抜粋)


 幸運のシンボルとして大切にされる四葉のクローバー、探したけれど見つからない。

ぼくの幸福(さち)はどこにある
山のあなたの空の果て?
チルチル・ミチルの森の中?
見つからないけどすぐそばに
きっとあるはず
ぼくの幸福(さち)

 しあわせとはなんだろう。
愛する者を失ったとき、当たり前と思っていた健康を失くしたとき、何も起こらない平凡な一日がどんなにしあわせであったかを知る。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
60歳のラブレターから  
妻から夫へ

天国のあなたへ

無口なあなたは、病状が悪化するにつれて
なお無口になりましたね。
そんなあなたを見て
なんとか元気を出してほしいと病室に世界地図をはりました
そして二人で旅行した国までは日本から赤い線を
あなたが一人ででかけた国までは青い線をひきました
その時のあなたの眼の輝きは
今でも忘れることができません
こんなによろこぶとは・・・
心の中で思わずヒットとさけびました
手を飛行機にして線をたどっていましたね
そしてありがとうといいながら
私の肩をそっとさわりましたね
それから三日後
まるでカナリヤが静に眼をとじるように
遠い天国へ旅立ってしまいましたね
あなたがそっと私の肩にさわった手のぬくもりを
忘れることができません

栃木県・嶋田弥生さん(64歳))

2006.05.04