私は、よく強い人間と誤解される。しかし、私は強くない。むしろ、私ほど弱い人間はいないとさえ、思っている。
私が強いのではなく、私の神が、強いのである。私の「神」とは、マンガ「愛と誠」の「太賀誠」である。あるいは、梶原一騎のマンガの主人公、のほとんどである。あるいは、神風特攻隊であり、武士道である。
私は、キリスト教、イスラム教、その他、ほとんどの新興宗教など、バカげていると思っている。私は無神論者である。(天理教などは、キリスト教より害がない、いい宗教である)キリスト教は、子供の時から、親がクリスチャンで、教会へ行かされ、聖書を読まされ、讃美歌を歌わされ、中学、高校と自由学園という、毎日、礼拝があるミッションスクールだったし、私自身、キリストや聖書は、ほとんど知っているし、思想的、歴史的には興味もあるが、あんなバカげた宗教、など、私に何の影響も与えていない。
ただ仏教、釈迦は本物である。しかし、それらは、(キリスト教も)私にとって、思想であって、宗教ではない。
私の、もう、ほとんど宗教とも言えるほど、信仰しているものは、マンガ「愛と誠」の「太賀誠」である。私の信仰する「神」が強いので、一見すると、私が強く見えてしまうだけである。誤解もはなはだしい。この宗教は、二十歳のころから、信仰するようになって、おそらく死ぬまで、つづくだろう。