小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

体で覚える2

2014-09-22 07:53:39 | 武道・スポーツ
さて、スポーツの技術は、体で覚える(体が覚える)ものであるが、一度、覚えた技術は、その後、練習していなくても、一生、忘れない。自転車と同じである。

ただしこれには条件があって、一度、技術の基本が完璧の域に達っして、の話である。

完璧に達していない技術は、練習しないブランクが長くあると、技術のレベルが落ちることがあるのである。

スキーを例にして言えば。(スキーは、一年間で冬しか出来ない)スキーの技術は、一度、スキーが、完璧のレベル(SAJの検定で一級。膝から下でのスキーの、ウェーデルンが正しく出来るレベル)まで、到達していれば、スキーというものは、一年間で、冬に、一回か二回、程度しか、やらなくても、技術のレベルは落ちないで、出来るのである。その冬、一度もやらなくても、さらには何年も、やらなくても、技術が一度、完璧の域にまで達していれば、ある冬、いきなりスキー場に行っても、技術は、落ちておらず、完璧に滑れるのである。

しかし、技術が完璧の域にまで、達していない場合は、練習しないブランクが長くあると、技術のレベルは、落ちることがあるのである。

ただ、これも一概には、言えない。大抵の人は、子供の頃、夏の水遊びによって、水の中で遊んでいるうちに、水泳というか、泳ぐ、というか、水に浮いて、平泳ぎ的な、泳ぎ方は出来るようになるものである。ただ、これは、本格的な、平泳ぎではない。本格的な平泳ぎは、水のキャッチ(水をグッととらえること)が出来て、泳ぎの効率がいい。そういう点からすれば、一般の人の、平泳ぎは、完璧のレベルの技術ではない。しかし、だからといって、一般の人が、何年も、泳いでなくて、いきなり、泳いでみても、子供の頃、覚えた、ゆったり平泳ぎは出来るものである。




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