インフルエンザが治りきっていないので今日は寝て過ごす。体調悪いと、書くどころか本もよく読めない。昨日、高橋是清の事をどっかの番組でやっていた。昭和二年の金融恐慌で銀行が倒産の危機におちいったのを、見せ金を大量に刷って預金者に見せる事によってパニックを防いだ。これくらいの大決断が出来る人はすごい。預金者は、当面使う予定がなくても銀行が倒産するのを怖れて、一挙に全員が引き出そうとするから、パニックになってまうのである。要するに精神的な不安であり、それが解消されればパニックは起こらない。当然、現代でも全く変わらない。信用のある経済学者の発言そのものが経済の動向に大きな影響を与えているのである。私は植草一秀先生の事件は、国策捜査ではないと思っていたし、今でも国策操作の線は薄いと個人的に思っている。事実を知っているのは国家権力の上の方である。しかし植草先生ほどの学識とテレビでの発言は経済にかなりの影響をおよぼした。とすると国策操作の可能性も否定は出来なくなってくる。マスコミも困ったものである。あふっているのは経済学者だけではない。マスコミがあふるから、国民がそれを信じて怖れ、財布の紐を固くして、そのため経済が活性化せず、それをまたマスコミが、経済好転の兆しなし、などと書くからますます不況がつづくのである。自分らが不況になるように加担しといて、他人事のように書くのだから、いい気なもんである。だからといって言論の自由は保障されねばならない。難しい所である。
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