小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

暴力団

2011-09-01 22:54:14 | 考察文
昔、すかいらーくで、刺青をした男が五人くらい、カウンターに座って、店の人をからかっていた場面を見た。暴力団員だろうが、堅気の人をからかうなんてのは、三下のチンピラ団員だろう。店の人に、かなりの時間、いちゃもんをつけていた。私は、後ろのテーブルに一人で座っていた。他に客はいなかった。もし、私と目が合ったら、「眼つけたな」とからんできそうな雰囲気だった。私は、レジで金を払って、そっと店を出ようとは、さらさら思わなかった。それより、ことの顛末を最後まで見とどけたかった。私は空手を身につけていたが、そんなものは実戦では、たいして役に立たない。それよりも私は持っていたシャープペンを握りしめた。もし、私にいちゃもんをつけてきたら、私は、一人に集中して、瞬時に、相手の顔、特に、目ん玉を狙って、突き刺すつもりでいた。相手が、ゴチャゴチャいちゃもんをつける前に、飛びかかるつもりでいた。相手を殺す気で、自分も、過剰防衛で身の破滅になるかもしれないが、そんなこと私にとってはどうでもいい。ケンカでは殺気、狂気を持った人間が勝つ。そして、中途半端な気持ちのヤツが負ける。この後、暴力団員が店を出てしまったので、この時は何も起こらないですんだ。だから、これは修羅場くぐりではない。しかし、それ以外で、私は何回か生死を分ける修羅場をくぐった経験がある。
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