小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

税理士

2015-03-02 19:15:18 | Weblog
確定申告のため、いつも頼んでいる税理士に行く。

湘南BUN税理士事務所である。

子供に、お金のことが、わかりやすいような、(株)湘南BUNという、ものを、始めて、2015年2月13日の、日本経済新聞にも、記事が載った。

私のブログやホームページの小説を、教えて、というが、

「見せれる物と見せにくい物があるので、できません」

と去年も今年も言った。

男なら教えてもいいが、私の小説は、エロティックなものが多いので、女には、言いにくい。

「あんなエッチな小説、書いていたのね。軽蔑するわ」

と言われそうで、こわいのだ。


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スポーツ選手のスランプ

2015-03-02 02:06:47 | 武道・スポーツ
さて、スポーツ選手で、悪いクセがついて、出来ていた技が出来なくなる、ということは、どんなスポーツでも、よくあることである。
これは、どういうことか。そして、それを、克服するには、どうすればいいか。
「悪いクセがつく」ということは、これも、反復練習によって、そういう欠陥のある技のシナプス結合が、出来上がった、ということなのである。シナプス結合というのは、短期間では、容易には身につかず、長い反復練習によって、神経細胞の樹状突起が、伸びていって、他の神経細胞に、結合し、一つの技術の、神経回路が出来上がる、ということなのである。一度、あるシナプス結合の回路が出来上がると、それは、容易には、とれないのである。だから、悪いクセが、ついた状態で、無考えに練習していると、ますます、シナプス結合が強化されてしまうのである。そして、泥沼におちいるのである。では、どうしたら、いいか。それは出来上がってしまった、神経細胞のシナプス結合を、はずさなくては、ならない、のである。それには、まず、練習をやめることである。しかし、一度、身についた、運動の、シナプス結合というものは、容易には、はずれてくれないのである。運動は、一度、身につくと、4年も、5年も、やらなくても、一度、身についたシナプス結合は、はずれないのである。これが、スポーツのシナプス結合のいいところ、である。極端に言うと、一度、身についた運動のシナプス結合は、一生、はずれないでくれるのである。だから、一ヶ月や、二か月、運動をやめたからといって、シナプス結合は、はずれては、くれないのである。つまり、一ヶ月や、二か月、練習をやめても、シナプス結合は、はずれては、くれない、つまり、身についた悪いクセは、直ってくれないのである。
そして、ある期間、休んでも、今までと、同じ練習を再開すれば、悪いクセは、また、身につきだす、だけである。
では、どうすれば、いいか。
それは、今までの練習は、全くやめてしまって、全く別の、運動を反復練習して、別のシナプス結合を、完成させることである。
全く別の、運動を反復練習する、と書いたが、もちろん、正しい運動になるような、つまり、かつて以前、出来ていた技にもどす、ような、練習である。それが、有効な練習は、どんな練習か。それは、「こういう練習だ」というような、便利な一つの答えなどない。自分で考えて、本を読んだり、人に聞いたりして、運動の原理を理解し、バカでない有能なコーチを探して、アドバイスを聞き、色々と、自分で工夫してみることだ。それしか方法がないのである。


「しかしながら、努力すれば努力するほど下手になる、との話を始めると、論理のわからない人達は、とても怪訝な顔をしたものであった。矛盾と聞けば悪しきものと響くように教育されてきた人たちにとっては、努力と聞けば向上と結びつくようになっているのであろう。従って、努力しても、上達しない場合、まだまだ努力が足りないのだとばかりに、ますます努力することによって、ますます下手になっていくことがあるのである。これの好例が、プロ野球における、別所式野球、であった。三原式野球、と、別所式野球、の違いは、三原が、この、努力するほど下手になる、場合があることを知っているのに反して、別所がそれを知らないことの違いである」

(南郷継正)

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