小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

自信がつく

2011-09-21 01:09:27 | Weblog
売れてる作家、二人の作品を読む。どんなのが世間に受けてるのか知るために。感想。なんだ。こんなので、流行作家となれるのか。私は今まで、自分の書きたいものを誠実に書いてきた。あくまで自分に誠実に。しかし、ちょっと、世間受けする内容を取り入れて書けば、私の作品でも十分、売れるだろう。採用されなくて元々。さあて。どこの出版社に投稿しようか。

今まで、世間受けする小説ということは考えなかったが。世間受けする小説を書こうという意図を持つと、不純な小説と世間では思われがちなようだ。しかし、それは違う。三島由紀夫が言っているように、

「文学には最終的な責任というものがない」

のである。しかし、世間では、たとえフィクションでも、責任を持った文学というものを(文学賞選考者や文芸評論家でも)評価しがちなのである。

書くということも、事業と考えれば、世間が何を求めているか研究し、成功すれば、事業が成功したことに対する喜びが得られるではないか。(もっとも作家は、自分の気質から完全に抜け出ることは、まず無理だし、全く自分の気質に無いものを書くということも出来にくい)

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