北朝鮮になぜクーデターが起こらないか。北挑戦が軍事費に国家予算の多くを当てているのは、一つには、金正日の外国に対する恐れからである。攻撃してきてみろ。お返ししてやるぞ。で、外国を恐れているからである。金正日はかなり臆病な人間だろう。それは外国に対してである。しかし北挑戦は、軍事パレードをよくするが、それは国内の治安に対しての見せつけ、という意図もある。あれだけ、大規模な軍事パレードや多くの立派な大きな最新兵器をたくさん国民に見せつければ、とても国民が一致団結してクーデターをしても敵わないと国民を心理的に押さえつける効果がある。そしてまた、あれほど立派な軍隊や兵器を持っている国なら、自国は立派な国と国民をだます効果もある。いわば恐喝と崇拝の洗脳である。軍人や上層部で満足しているヤツラは、絶対者に忠誠を尽くすエロティシズムの快感に酔ってしまっている。ロイヤリティーの対象に命をかけるエロティシズムの快感はこの上なく心地よいものである。そして日本の江戸時代のように鎖国しているわけだから、外国や、色々な政治体制というものの存在を知らない。一つしかなければ、それが全てだと思ってしまう。そして、腐っても母国、腐っても愛国心である。子供の頃から育った国、言語、歴史、同朋意識は、愛国心をつくってしまう。もちろん脱北者もいるが、これは、イデオロギーではなく、飢餓死の恐れからである。背に腹は変えられない。江戸時代260年で、一揆は何度でも起きた。それは、百姓と武士の数の問題から起こす事が出来た。士農工商などという思想も疑っていた百姓は少なくはなかっただろう。江戸時代に、困った事はキリスト教の伝来である。絶対者は、殿様ではなく神であり、この世ではなく、あの世で救われるという、有難い、というか、おそろしい教えである。宗教は阿片ほどに怖い。
北挑戦には、金正日という一人の絶対者しかいない。
このキリスト教を北挑戦に布教させればいい。宗教は性病と同じくらいの速さで伝播する。しかし、国家が厳しく目を光らせて、宗教も、広がらないよう目を光らせているだろう。
私とて、日本なんて、こんな国は、潰れてしまっても一向にかまわない。寒いし、政府もなってない。しかし、やはり、政治的、経済的には、こんな国でも、言語、歴史、文化、伝統、同朋意識、町並み、には未練がある。私は、とても外国の、それらには、うちとけることは出来ない。
洗脳とは、そんなに難しいことではない。オウムの麻原は洗脳を熱心に研究したが、金正日は、そんなに洗脳を研究してはいないだろう。それは人を洗脳できる人間が頭がいいのではなく、人間はある条件の元では簡単に洗脳されてしまうからだ。北朝鮮の人々は、いわば井戸の中の蛙である。井戸の中の蛙が、はたして、無から民主主義という政治形態を思いつけるだろうか。絶対者による支配しか知らない人間は、絶対者による政治形態が当たり前の感覚になっていて、民主主義などという得体の知れない、目に見えない、不透明な、わけのわからない政治形態の利点など思いつけるはずがない。
北挑戦には、金正日という一人の絶対者しかいない。
このキリスト教を北挑戦に布教させればいい。宗教は性病と同じくらいの速さで伝播する。しかし、国家が厳しく目を光らせて、宗教も、広がらないよう目を光らせているだろう。
私とて、日本なんて、こんな国は、潰れてしまっても一向にかまわない。寒いし、政府もなってない。しかし、やはり、政治的、経済的には、こんな国でも、言語、歴史、文化、伝統、同朋意識、町並み、には未練がある。私は、とても外国の、それらには、うちとけることは出来ない。
洗脳とは、そんなに難しいことではない。オウムの麻原は洗脳を熱心に研究したが、金正日は、そんなに洗脳を研究してはいないだろう。それは人を洗脳できる人間が頭がいいのではなく、人間はある条件の元では簡単に洗脳されてしまうからだ。北朝鮮の人々は、いわば井戸の中の蛙である。井戸の中の蛙が、はたして、無から民主主義という政治形態を思いつけるだろうか。絶対者による支配しか知らない人間は、絶対者による政治形態が当たり前の感覚になっていて、民主主義などという得体の知れない、目に見えない、不透明な、わけのわからない政治形態の利点など思いつけるはずがない。