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小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

博士号

2008-12-16 02:39:05 | 医学・病気
博士号

日本でトップの権威の精神科医がいる。彼は、精神保健指定医を受ける医師のレポートを審査して、合否を決める権限まで持っている。指定医の講習会でも、レポートの書き方の一番、重要な所を講義した。声が嗄れている。彼は大きな精神病院の院長でもある。精神科は駅前の便利な場所にクリニックをつくって、症状の悪い患者は入院をすすめる。精神病院は大抵、街から離れた静かな所にある。ところがこの病院では駅前クリニックが無いのである。その理由は。彼は、ハンチントン舞踏病をテーマにした博士号を持っているが、それは完全な先輩の代筆なのである。そのため、その先輩に駅前のいい所をゆずって、自分は駅前クリニックを出していないのである。レポートは自分が担当した患者を自分で書け、と厳しく指導し、病院でも研修医に厳しく指導し、院長室に御立派に、博士号の賞状を額縁に入れて飾っているのに、まったく滑稽である。

ちなみに氏は愛光病院の院長の竹内和夫である。

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