テレビ東京が4日放送したバラエティー番組「よろセン!」で、アイドルタレントがナチス・ドイツの独裁者、ヒトラーを「世界の偉人」として紹介したとして、同社は8日、「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」としてウェブサイト上で謝罪した。(産経新聞)
たまたま、こういう記事を見つけたので私の見解を書いておきたい。
私は、その番組を観ていないが、ヒトラーは、「偉人」という表現は適切でないと思うが、彼は間違いなく、「演説の天才」だった。つまりヒトラーは、演説における能力が、「天才」だったことは間違いない。
ではヒトラーを、「極悪人」と言うべきなのか。言わなくてはならないのか。それこそ言論の自由の否定ではないか。今、ヒトラーを、「世界の偉人」などと言えば、世間からつるしあげられる。マスコミやネットの発達によって。日本はもはや、思想的には、しいられない共産主義国家になってしまった。みんな同じことを言わなくては非国民となるのである。
さてヒトラーを悪人とする理由の一番は、ホロコーストでユダヤ人を500万人も殺したことによるだろう。
しかし、その動機を考えるなら。
実はヒトラーは、ユダヤ人の金儲けのうまさ、団結の力をおそれていたのである。しいたげられた民族は逆境に強い。ヒトラーがユダヤ人を殺した理由は、ユダヤ人が共産主義勢力と手を結んで、第三帝国をつくりあげるのを妨害することをおそれたからである。いわば、ヒトラーはユダヤ人を優秀な頭脳をもった強敵と見ていたのである。だから、潰しておかねばならないと考えたのである。いわばヒトラーはユダヤ人の頭の良さ、団結の力を優秀なものと見ておそれていたのである。
決して、ユダヤ人を感情的に嫌っていただけでもなく、ヒトラーは悪魔のサディストだけではない。政治的な理由もあるのである。
ヒトラーはゲシュタポの拷問やアウシュビッツのホロコーストなどを楽しげに見ていたわけではない。宣伝によるドイツ国民の洗脳や連合国との戦争で頭がいっぱいだった。
さて、ホロコーストの本当の悪魔は誰か、といえば、ゲシュタポ長官のヒムラーでもない。ユダヤ人の処刑を直接、実行した下っ端のナチスの人間であろう。彼らは人を殺すサディズムをまぎれもなく楽しんだだろう。