六会コンクリート
去年の夏、レンタルバイクに乗っててダンプにはねられた。
まあ、傷跡ができただけで、機能的な後遺症はなかったのでよかったが。
私はスキーが出来るし、トランポリンでバク転やバク宙もけっこうやった事がある。
スキーでは転倒はつきものである。スキーをやると、転ぶ時の反射神経が身につく。
滑ってて、「あっ。転ぶな」と思った時、すぐに頭を安全に転ぶ準備に切り替える反射神経が身につくのである。トランポリンでもそうである。危険が予測された場合、すぐに身を守る頭の切り替えが要求されるのである。スキーにせよ、トランポリンにせよ、身に危険が起こる可能性がある運動である。少なくとも水泳では、そういう危険はない。から、そういう反射神経は身につかない。オートバイのレースや格闘技、激しく走るスポーツだったら、転ぶことはしょっちゅうだから、そういう反射神経は身につきやすいだろう。
しかしスキーは、明らかに転ぶ可能性がわかっているから、その点、スキーの方が転ぶ時の反射神経が身につきやすいだろう。
ダンプは猛スピードで追い越したので、はねてから、かなり前方でとまった。私は動けない。前方のダンプを見ていると、運転手は降りてこない。ひき逃げする気なのか、と私は思った。
ダンプの運転手は、交通の邪魔にならないよう止める所を探していた、と言った。まあ、何とも悠長な性格である。しかも、接触事故ではなく、人身事故である。バイクが倒れて壊れ、人がアスファルトの上で血を流しているというのに。
こんなのは頭がおかしい。
接触事故でも、事故が起こったら、すぐ車をとめるべきである。そして、すぐに相手の所に駆けつけるべきである。それは、ひき逃げの意志が無いという証明をつくるためである。事故が起こったら交通が一時、乱れるのは、当たり前である。しかも相手は車の運転を仕事としている人である。どんなに後で、もっともらしい理屈を言っても証拠にはならない。「思ってた」なんて証拠にはならないのである。一生、ひき逃げの疑惑ができてしまう。
事故が起こったら、ひき逃げをする意志が無いという証拠を真っ先につくるべきだ。
その後、車を乗っていると、その会社のダンプが目にとまるようになった。
その会社は、今年の夏、大きな問題になった藤沢の六会コンクリートである。コンクリートに日本工業規格(JIS)で認められていない溶融スラグを混ぜていて、今年の夏に建物にポップアウト現象が起きて大問題になった事は、全国ニュースでも放送された。今では、営業停止である。
事故の後、やたら六会コンクリートのミキサー車が走っているのが目についた。異物を混ぜ始めたのは、ちょうど去年の夏ころからである。
事故の後、会社に行って会社の人と話したが、あきれる対応だった。
一言も謝りもしないどころか、加害者の運転手が落ち込んでしまっていると私を非難してきた。過失割合はむこうが100%で私は完全な被害者なのに。
あきれた会社もあったものである。
日本では、車両事故では加害者が全て弁償しなければならないが、人身事故では加害者天国なのである。また、事故が起こった場合、被害者より加害者の方が動揺する。だからといって加害者を被害者より、いたわれなんて理屈は言語道断である。大人としての責任がないとしか言いようがない。
Yahooで「加害者天国」と書いて検索するとバーと出てくる。
だが「被害者天国」と書いて検索しても「加害者天国」と出てくるのである。
去年の夏、レンタルバイクに乗っててダンプにはねられた。
まあ、傷跡ができただけで、機能的な後遺症はなかったのでよかったが。
私はスキーが出来るし、トランポリンでバク転やバク宙もけっこうやった事がある。
スキーでは転倒はつきものである。スキーをやると、転ぶ時の反射神経が身につく。
滑ってて、「あっ。転ぶな」と思った時、すぐに頭を安全に転ぶ準備に切り替える反射神経が身につくのである。トランポリンでもそうである。危険が予測された場合、すぐに身を守る頭の切り替えが要求されるのである。スキーにせよ、トランポリンにせよ、身に危険が起こる可能性がある運動である。少なくとも水泳では、そういう危険はない。から、そういう反射神経は身につかない。オートバイのレースや格闘技、激しく走るスポーツだったら、転ぶことはしょっちゅうだから、そういう反射神経は身につきやすいだろう。
しかしスキーは、明らかに転ぶ可能性がわかっているから、その点、スキーの方が転ぶ時の反射神経が身につきやすいだろう。
ダンプは猛スピードで追い越したので、はねてから、かなり前方でとまった。私は動けない。前方のダンプを見ていると、運転手は降りてこない。ひき逃げする気なのか、と私は思った。
ダンプの運転手は、交通の邪魔にならないよう止める所を探していた、と言った。まあ、何とも悠長な性格である。しかも、接触事故ではなく、人身事故である。バイクが倒れて壊れ、人がアスファルトの上で血を流しているというのに。
こんなのは頭がおかしい。
接触事故でも、事故が起こったら、すぐ車をとめるべきである。そして、すぐに相手の所に駆けつけるべきである。それは、ひき逃げの意志が無いという証明をつくるためである。事故が起こったら交通が一時、乱れるのは、当たり前である。しかも相手は車の運転を仕事としている人である。どんなに後で、もっともらしい理屈を言っても証拠にはならない。「思ってた」なんて証拠にはならないのである。一生、ひき逃げの疑惑ができてしまう。
事故が起こったら、ひき逃げをする意志が無いという証拠を真っ先につくるべきだ。
その後、車を乗っていると、その会社のダンプが目にとまるようになった。
その会社は、今年の夏、大きな問題になった藤沢の六会コンクリートである。コンクリートに日本工業規格(JIS)で認められていない溶融スラグを混ぜていて、今年の夏に建物にポップアウト現象が起きて大問題になった事は、全国ニュースでも放送された。今では、営業停止である。
事故の後、やたら六会コンクリートのミキサー車が走っているのが目についた。異物を混ぜ始めたのは、ちょうど去年の夏ころからである。
事故の後、会社に行って会社の人と話したが、あきれる対応だった。
一言も謝りもしないどころか、加害者の運転手が落ち込んでしまっていると私を非難してきた。過失割合はむこうが100%で私は完全な被害者なのに。
あきれた会社もあったものである。
日本では、車両事故では加害者が全て弁償しなければならないが、人身事故では加害者天国なのである。また、事故が起こった場合、被害者より加害者の方が動揺する。だからといって加害者を被害者より、いたわれなんて理屈は言語道断である。大人としての責任がないとしか言いようがない。
Yahooで「加害者天国」と書いて検索するとバーと出てくる。
だが「被害者天国」と書いて検索しても「加害者天国」と出てくるのである。