小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

湘南台ファンタジア(一日目)

2008-10-25 18:40:20 | Weblog
今日は湘南台ファンタジア一日目だった。

ので、見に行った。
が、たいして面白くなかった。
屋台で焼き玉蜀黍を買って食べた。
ほどよく焼けて焦げがついて醤油をつけたのはコンビニでは売ってないのである。
たいして面白くないのでアパートに帰った。
が、焼き玉蜀黍を食べたくなって、また行った。
ステージは面白くないので、屋台を見て廻った。
夜の屋台は夏祭りのようで風情がある。
学校から帰りの女子高生が金魚すくいをしていた。
どのくらい取れるのか、見ていた。
うまい。
金魚をどんどんすくっていく。
紙が半分近く破けても、まだすくっている。
神業である。
椀が金魚でどんどん一杯になっていく。
はじめは、手先が器用なんだな、と思った。
しかし、うますぎる。
学校に金魚すくいクラブとかいうのでもあるのだろうか、と思った。
が、よく考えたら、単に子供の頃から夜店では、金魚すくいが好きで、何度もやってるうちに技術がうまくなったのだろう。
金魚すくいの技術も練習によってうまくなるのは当然である。
椀が金魚で一杯になった。
「115匹とれた」
と言って、記念に携帯のカメラで撮って、金魚を逃がした。
115匹も飼えるはずもなかろう。
もし、取った分だけ、持ち帰れたら金魚屋も商売あがったり、である。
こういう敵に対して、金魚屋も制限をつけていた。
「明日もまた来ます。明日は125匹をめざします」
と彼女は言って帰っていった。

彼女は、履歴書の特技に、「金魚すくす」と書くのだろうか。

一つ疑問に思った事があった。それは、彼女の友達が後ろで見てるのに全然、「うまい」とも「すごい」とも言わず、無感動に退屈そうに見ていたことである。

これは、おそらく以前、夜店で彼女が金魚すくい、するのを見ていて彼女の技術を知っているからだろう。




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