運動には大きくわけて2つの種類があります。一つは酸素を取り入れながら行う「有酸素運動」。もう一つは酸素をあまり取り込まない「無酸素運動」です。
血液中や体についている脂肪を燃やすためには、たくさんの酸素が必要です。無酸素運動では酸素を取り込まずに運動するので脂肪の燃焼率は悪くなります。ダイエットなどで脂肪を燃やすには、有酸素運動のほうがベターだとされています。有酸素運動なら血液中の脂肪も燃焼させてくれるので、血もサラサラになりやすくなり、動脈硬化などの生活習慣病にも役立つと考えられています。
有酸素運動とは具体的には、ジョギングやウォーキング、ヨガなどがあります。水泳も有酸素運動の一つであり、水の抵抗の中で全身を使うことから、脂肪の燃焼にはたいへん効果的であると言われています。
有酸素運動で重要なことはしっかり呼吸をしながら運動を行うことです。体脂肪を燃やしたり、血液の流れをよくしようと思うと激しい運動を行いがちですが、息が苦しくなるくらいの運動だと、取り込める酸素の量が限られてしまう場合があります。きちんと呼吸ができるくらい、つまり少し汗ばむ程度の運動が最適だといいます。
運動不足の人は、はじめのうちは長い時間続けようとしても無理なので、短時間から始めましょう。長続きしないと意味がなくなってしまうので、できる範囲の時間で行うことが重要です。短時間でも毎日続けていけば、脂肪は確実に燃焼していくでしょう。