凍っている自分を何によって溶かし打ち砕いていくのか、そして元のさらさらと
ながれる「水」にすることが出来るのか、これには「宗教の力」しかないのです。
一度凍ったわけですから努力すればこれは必ず溶けます。
溶けなければおかしいのです。
何故ならば「凍っていなかった自分」が存在していたからです。
「凍った水」が溶けた状態、そしてさらさらと流れる状態を「悟り」といって
いるのです。
私たち衆生は何時の間にか自分自身で「水の性質」というものを凍らせて
しまっているのです。
ですが、それをどうにかして打ち砕いたり、「水」にする方法をおしえて
くれる宗教者がいなかったのです。
「実証する宗教」がなかったのです。