文化の発展につれて、この問題は益々大きな問題となるものですが、これは
人間が人間として人間的な態度のままでは決して解決出来る問題ではないのです。
しかし、その問題を放置しておくことは益々できないのです。
そこで人類はこの矛盾に苦しむのです。
これが「最終的課題」となっている一大問題なのです。
仏教ではこの問題の起こる源を「根本無明の煩悩」といっています。
この「根本無明の煩悩」が滅しない限り苦悩を完全に取り払うことは出来ないのです。
今日までの問題は、凡そ人間特有の「無明の源である認識」をただ徒に人間が
「認識の上にあって認識を問題にしていた」ということにおシャカ様は気付かれたのです。