「結論」とは、広辞苑①に拠ると「結局の議論 考えたり議論したりした末に
下される判断や意見」と記されています。
「結論」はいくら考えても「人の考えの範囲」を出ることはありません。
私たち衆生は昔から考えて来たところの人間(にんげん)の知恵の中であたかも
新しいことが発見されたような歴史を繰り返して現代に立脚しています。
「科学の分野」においても「無常だ」「無始無終だ」「いつまでも ものは
移り変わっているのだ」と説かれておりますけれどもそれは「結論」です。
所謂「学問」というのは「結論を土台」として積み重ねていっているわけです。
ですから「結論がある」ということです。
そういうものが「科学の土台」になっています。