今を自分自身に置き換えても同じことが言えます。
然るに私たち衆生はこのことに対して色々に疑いを起こし、この問題を
解明しようと、あらゆる手段を尽くしてこの問題に取り組んでいるのです。
如何なる問題をどのように論じていても如何様に立派な論を立て、結論を
出してみてもこの、人の立てた結論によって決定的な無条件での満足は
得られないのです。
何故でしょうか。
それは「認識(その思うこと)」が真の満足を妨げているからです。
人類の凡てがこの「無条件で満足できる道」を求めて止みません。
然るになかなかこの目的が達し得られないのです。
人類はこの矛盾に永久に悩まされていくのです。
これが人類最大の悩みです。
人類発生以来の悩みです。