今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

盆休みになった・・・・             2013.08.14.

2013-08-15 22:26:35 | Weblog

オオコゲチャイグチ     Boletus obscureumbrinus Hongo




 盆休みになった。世間では10日から始まっている所も多いだろう。こんなに遅く始まるのはあまり記憶にない。何故なら、今日は僕の誕生日だから、良く覚えているのだ。


 今年は珍しく、子供達が勢ぞろいして賑やかになった。午後3時頃、子供達は喫茶店に行くと言って出掛けた。夕方からは食事に行くことにしているので、2時間程の時間でいつもの山を一回りしてきた。


 地面は程良く湿っているのだが、きのこの姿は驚くほど少ない。このところ気温が異常に高く、雨が降ったくらいではきのこは出てはこないようだ。巨大になるオオコゲチャイグチの幼菌が二つ出ていた。他には・・・・・





Agaricus sp.



 川沿いの道の脇には、結局これだけ。山に入っても何もなく・・・・




ミヤマウズラ

ミヤマウズラの蕾は随分大きくなったけれど、まだ開いていなかった。



 それから竹藪の中も歩いてみたが・・・・



   
Boletus auripes

老菌になったBoletus 1つと、イチヤクソウが沢山咲く場所を見つけただけ。



   



 帰り道に橙色の細長いきのこ




ベニナギナタタケ     Clavulinopsis aurantiocinnabarina (Schwein.) Corner = Clavaria miyabeana S. Ito



 急いで車に戻り帰宅。シャワーを浴びてから家族で食事に行った。これで、ビールが旨く飲めるというもの。。。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登頂そして下山。「経験したことのない」ダメージ             2013.08.10.(4)

2013-08-14 22:35:04 | Weblog

 


 最後の登りは花を探す余裕もなく、ひたすらに暑さと傾斜に耐えて登った。最後はフラフラで、少し進んでは立ち止まるようなペースだった。それでも、何とか山頂に到着してザックを降ろした。


 そして、ザックから冷えたプレモルを2本取り出し、友達と味わう。さっぱり展望のない所だが、美味い。この場所には2等三角点があった。ビールを飲みながら、少し奥に進むと多少展望の開けた場所があり、正面に大きな山が見えていた。





武奈ヶ岳?





ツギハギハツ



 友達は下山してから昼食を食べようと考えていたようだが、こちらは朝からバナナ1本しか食べていない。下山まで待てそうもないので、用意していたおにぎりとデザートのシュークリームを食べた。そのまま、山頂周辺で1時間ほど休憩をしてから下山を開始した。


 下り始めてからしばらくして、道の脇にイグチの老菌が出ていた。




          

 何だろう、このイグチは・・・・・








 イグチの名前はさておき、登る途中ではきのきのこには気がつかなかった。こんな目につきやすい場所のきのこに気がつかないというのはおかしい・・・・



 おかしいとは思いながら更に下るが・・・・、道はかなりの登りになった。登るときにはこんな経験はしていない。やっぱり、何かおかしいと思った。コンパスを取り出して見ると・・・・・、北に向かっていた。山頂からここまでの間に道の分岐はあったという記憶はないのだが・・・・


 仕方なく、来た道を戻りながら道をチェックしてゆく。無駄な登りは倍ほど余計に苦しい。そして、この先、下りだけだからと飲んだビールのせいで、登りの辛さは更に2倍は確実。


 結局、山頂まで戻って、やっとどこで道を間違えたのか、分った。山頂からの下り口を間違えていた・・・・・。気をとり直して下るのだが、暑い。汗が滝のように出る。登るときに持ってきたペットボトルのお茶は残り僅か。スポーツドリンクの方は車に置いてきていた・・・・。








 途中、登りの道でこのきのこがクロハツかニセクロハツかを判断する積りで傘の襞に傷をつけて置いておいたきのこが転がっていた。きのこはやはりクロハツ、そして、道は間違いないことが確認できた。


 その先の下りの道では花を探すだけの体力はもう残っていなかった。休憩の時に長袖のインナーを脱ぎ半袖一枚に変更し、さらにズボンの裾を折りたたんで、膝までたくし上げた。兎に角・・・・、体全体が過熱しているような気分だった・・・・



 何とか下山して、Tシャツやタイツを脱いで着替え、靴も脱いでサンダルに履き換えた。その途中で、両足裏が攣り、それが収まる前に脹脛が攣る。シャツを脱ごうとすると腕が攣る・・・・



 これは、熱中症の第一段階だ。思えば、山頂付近では中腰から頭を上げただけで立ちくらみがしていたし、妙に視野が狭くなったような気がしていた。下山後、なかなか痙攣が収まらず、30分ちかく車の周りをウロウロした。何とか車を出せたが辛い帰路の道になった。それでも、ナツエビネの花を見ることが出来たのは上出来の一日だった。満開の頃にもう一度行きたいとは思うが、低山にも係わらず受けた「経験したことのない」ダメージを思うと気持ちが鈍るなぁ・・・・




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

突然に現れたナツエビネ、その後は・・・・             2013.08.10.(3)

2013-08-14 10:03:19 | Weblog
      
 



 それは突然に目の前に現れた。鮮やか過ぎるニセアシベニイグチ似のきのこを観察してから、登山道に戻り進んで行くと、道の右脇にナツエビネの大きな株があり、花を開き始めていた。





花柱を5本も立てて、でも花が咲き始めているのは2本だけ。



 いろいろな方向から撮ってみたが、背景がゴチャゴチャしてイマイチだ。何でマクロレンズを車に置いてきたのかな・・・・

 友達は撮影に没頭したいようなのでで、僕は先に進んで偵察をすることにした。




何の木?枝に小さな花を沢山つけている。



   
ヘビキノコモドキ



 きのこを探して登山道の左右をウロウロしながら歩いていると、コナラの木の根元、道から影になったところに、ナツエビネを見つけた。



         

 これは友達が来るまで此処に居なければなるまい。きっと、見逃してしまうだろう・・・・



 しばらくしてから歩いてきたが、さっきの株からしたら見劣りがするのかあまり興味を示さなかった。







 そのまま進むと尾根は広くなり、日陰の気持ちの良い空間が広がっていた。涼しげに見えるが実は暑い。そして、周囲を歩くとナツエビネは次から次に見つかった。


















 やはり、ナツエビネは全体的にみれば咲き始めで、蕾をつけた株が多い。盛りはあと1~2週間あとかな。庭でナツエビネの花を見ていると、開花期間はかなり長く1週間くらいは綺麗な姿を保っているから、その頃はきっと素晴らしい光景がみられるだろう。












 
 ちょっとくどいけれど、苦労して登ってきたから・・・・










何故か、楓は紅葉を始めている?










          










 朽ちた枯れ木を苔が覆い、その上にポツンときのこが出ていた。




ヒロヒダタケ













 友達はもう写真を撮るのを止めてしまっている。結局、最初の大株が一番、見事だったから撮る気になれないらしい。

 
 緩やかな尾根道もそろそろ終わりになり、道はまた登り始めた。





ホトトギスの仲間



          



 標高差100m程の急登、直登が始まった。普段ならそれほどでもないのだろうが、この暑さの中では辛い登り。登り始めに色の濃いナツエビネの株があったが、下るときに写そうということになり・・・・、這うようにして登り、山頂を目指した。

 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツエビネの咲く山の中腹で・・・・             2013.08.10.(2)

2013-08-13 08:12:44 | Weblog
 辛い標高差200mの直登の後、緩やかな尾根筋を歩いていると・・・・







 少し離れた所に大型のイグチがぽつんと立っているのが見えた。遠目に思いついた名前はイロガワリだったが、いやに赤いな。近づいて見てみる。





??。やっぱり最初に確認するのは変色性だな。


 柄に近くに落ちていた枯れ枝で傷をつけてみると、どんどん変色する。けれども、イロガワリではなさそうだ。他に思い浮かんだのはミヤマイロガワリ。それも違いそう。






柄には朱色から橙色の絣もようのような線があるが明瞭な網目はない。根元にかけて太くなり棍棒状。孔口は黄色で青変性あり、垂生気味。


 分らないので、採集してザックにしまった。


 翌日、冷蔵庫から取り出して・・・・



   


   






 一晩、冷蔵庫の中に入っていたのがどう影響するのか分らないけれど・・・・、柄や傘の肉の変色性はそれほどでもなく、色は白に近く、黄色味がかっている。


 結局、分らないけれど、ニセアシベニイグチかニシキイグチが候補だろうか。両者はシスチジアを見れば簡単に分るらしいがその術もなく・・・・。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑い日、ナツエビネを探しに行く積り・・・・・             2013.08.10.(1)

2013-08-12 22:50:47 | Weblog
 10日は友達とナツエビネを探しに行く約束をしていた。天気予報では今日から雨も一段落で、暑い日が続くとか。朝、5時半に起きて荷物を車に運ぶ。行き先は滋賀県と京都、福井の間くらいかな。場所は友達にお任せなので、よく分らない。家を出て坂を下る途中で・・・・






朝日をパチリ。


 朝、出掛ける時に何度、この坂で朝日を撮っているだろう・・・・。それからコンビニによって、朝のコーヒーとバナナ1本、昼食とお茶とスポーツドリンクを買う。その後、ガソリンを満タンにして高速を東進した。





6:30



 15分後、舞鶴道に進み・・・・




6:45



 北上した。途中、霧が湧いてきて・・・・・












 天気が怪しくなるが、持ち直した。そのまま、高速をはしり小浜ICで友人に電話をする。待ち合わせはナツエビネを探しに登る山の登山口近くの駐車場だったのだが、その近くの道の駅で車中泊をしたらしい。その場所が分り易いので、熊川宿の道の駅で合流することにした。到着したのは8時半頃だっただろうか。相変わらず、約束の時間よりも早く着いてしまう癖。。。


 少し、休憩をしてから登山口を目指して走った。朝の9時だというのに、なんと気温は31℃。これは、辛い登山になりそうだ。



 登り始めは緩やかな傾斜で尾根を登って行く。
   
最初に見つけたAmanita がもう分らない。









ベニウスタケ



 やがて道は急斜面になるのだが、きのこを探しながらゆっくりと登った。

 杉の木の下には・・・・




シロイボカサタケ



 広葉樹の下には・・・・



   
ウツロイイグチ





チチタケ



 尾根の片側は広葉樹、反対側は杉の植林になっている。




見慣れぬ Amanita sp.





これは観たことのない Amanita のようだ。


 何年か前に芦生で見たキワタゲテングタケに雰囲気は似ているが、色合いが随分違う。急な坂で息が切れていて、ピントも合わせられない状態。





アカイボカサタケ





シロイボカサタケ



 友達に、キイボカサタケやダイダイイボカサタケっていうのもあるんだ、などと話しながら登った。それにしても、ウツロイイグチの多い山だな。





自宅周辺では、ウツロイイグチはあまり見掛けないイグチだ。珍しいイグチだと思っている人もいるくらい。





ベニナギナタタケ



 まるできのこの観察に来たみたいだ、と思ったその時、目の前にナツエビネの姿が飛び込んできた。200mの急坂を急登して緩やかな尾根に入って直のことだった。




          



 ナツエビネはまだ蕾だったが、情報ではこれから先にかなり咲いているらしい。例年からすると季節はまだ早いが、今年は花の開花が全般的に早いので、期待できそうだ。





また、ウツロイイグチ





          

枯れ木で囲って隠してある積りなのだろうか。


 若いエビネの株が幾つも見えている。花の跡が幾つかの株に付いているのだが、蕾は一つもない。今年は花が休みなのか、これが地エビネとか、他のエビネなのか分らなかった。




テングタケダマシ



 山は暑くて汗は滝のように流れるが、幸先の良い出だしで、花を開いたナツエビネとの遭遇に大いに期待が膨らんだ。でも、先は急がずゆっくりと進む。いや、暑くて暑くて足がなかなか前に出ないのだった。


つづく。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下る道、砂滑りの状況は、大岩転がし・・・・             2013.08.04.(2)

2013-08-11 23:06:56 | Weblog
 ユートピア小屋で1時間近く雨宿りをしていただろうか。尾根では他に雨風を避けられる場所はないので、ポツポツとではあったけれど、人は後からも入って来た。やがて小屋の入口は人で一杯になって、靴を脱いで奥に入る人もでてきた。

 
 雨足が弱くなったら動き出そうと考えている人が多いので、靴を脱ぐのには抵抗があるのだ。僕もその一人で、入口あたりでザックを降ろして軽く食事をした。こんな天気の悪い時に朝早くから登ってくる人はベテランが多いようで、後から小屋に着いた二人連れはラクダの背を越えてずぶ濡れになって到着した。一人は地下足袋を履いて麦わら帽子に何故か「犬」と書いたワッペン?が張り付けてあった。今年、もう40回目の大山らしい。凄いな。そういうファンの多い山なのだ、大山は。。


 話を聞いている間、時々、風がゴオゴオとなるようなこともあったが、雨風が弱まったところで決断した。午後からは本格的に降りだすだろうし、これから天気が良くなる目はない。下ろう。レインウェアを上だけ羽織り、思い切ってカメラをザックに仕舞った。小屋を出て、三叉路まで下る。途中で霧が晴れ、斜面の花畑が見えた。


 花は盛りを過ぎていて、クガイソウも穂の先に花を僅かに残しているだけ。オオバギボウシも実が出来始めていた。これで諦めもついたというもの。。下宝珠越に向かい、ちょっと迷ったが砂滑りへの急斜面を降りた。ユートピア小屋で、出会った4人連れに砂滑りの状況を聞かれ、6月中ごろは最初の300mくらいは砂があって、その後はガラガラの岩。でも何とか下れたと答えたのだったが、そのパーティーが先に降りている筈だった。何となく責任を感じて降りてみたのだが、ロープを伝い谷に立って後悔した。砂が無い・・・・


 4人連れは100mほど前で難渋している。下るルートを探しているようだった。落石の危険があるのでしばらく待っていた。ようやく距離が開いたので、下り始めた。しばらく下ってから、カメラを取り出し写した。




残雪の上に砂は僅かに残る。



 下って来た上を見上げると・・・・




崖のようだ。



 またしばらく進むと・・・・、また大きく落ち込んでいた。



      



 ここで前のパーティーは止まっていたようだった。難所を何とか通過してから景色を写した。







 途中で4人連れのパーティーを追い越して下った。





六月にブタナが咲いていた場所には、他の黄色い花が咲いていた。何かな?



 尾根を見上げると分厚い雲に覆われている。





上の状況はどんなだろう・・・・・


 




 それから元谷から弥山に向かう道に合流し、しばらく舗装道路を歩いた。すぐ森の中に入る道を通る積りだったが、降りる場所を見落としたことに気がついたが、構わず舗装道路を歩いた。








ソバナ



 道沿いの山側の斜面にはソバナが沢山咲いていた。







 今日は花の写真が少ないから、ソバナの写真、多くて失礼。









白花のソバナ



 ヘリコプターの音が近づいてきて、夏山登山道の5合目の避難小屋の辺りでホバリングしていた。







 まだ、11時。しばらく見上げていると・・・・










ヘリコプターから一人ロープで降りていった。そして、ヘリコプターは離れて行った。



 結局、ユートピアへの登山口まで下り、森に入り込み大神山神社奥宮へ下った。






のんびりとクサアジサイを写す積りだったが、風が強い・・・・





ハナイカダは黒い実をつけていた。





オニイグチモドキ



 神社の前を過ぎ、長い参道を下る。この滑りやすい参道を山を降りてきてから下るのがいつも辛いのだ。それで、その下にある店でソフトクリームを食べるとホッとする。でも、今日はそんな気にもなれず、そのまま下った。




ジイソブ?








ガマズミ?



 mont-bell前を過ぎて橋まで来ると、またヘリコムターの音がして避難小屋の上に来た。










無事、救助されたようで、ヘリコプターは今度こそ飛び去って行った。


 それから駐車場まで歩き、着替えたところで土砂降りになった。その後、桝水高原で蕎麦を食べてから溝口インターに向かったのだが・・・・・、バックミラーに映った大山の姿を見て驚いた。






あれ?



 何ともうまく行かない登山だった。これで花の季節の登山は終わりになりそう・・・・。残念。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユートピアへ向かう道             2013.08.04.(1)

2013-08-09 23:16:29 | Weblog

 


 翌朝、外に人の気配を感じて目を覚ました。時計を見ると5時だった。もう少し、ぐずぐずしていたいところだったが、昨夜飲み過ぎた。トイレに行きたくなり、駐車場の端のトイレに行き、ついでに顔を洗い歯を磨いた。


 そうなると、もう一度寝るわけにもいかず、バナナ一本の朝飯を食べ支度をして出発。元谷の橋の上から米子方面を見た。




米子湾



 どんよりと曇っているが、暑くならないのならそれも良い。雨さえ降らなければ・・・・・。予報では午後3時頃から雨で、それまでは曇りで一時晴れ間もでるように書いてあったが、山の上の天気は別だろう・・・・。予想がつかない。


 大神山神社への参道を登って行く。途中で左に折れ・・・・







 突き当たりの最後の石段の手前にソバナが咲いていた。




あ、ソバナの季節なのか・・・・



 いざ、参らん。







 奥社の先のクサギの脇から森に入り込み、山道を歩いて行く。道の脇にはいろいろな植物が生えているが、山紫陽花は盛りを過ぎ、ところどころにソバナの花。












                            




 クサアジサイは丁度、見頃といったところ。でも、山紫陽花のような存在感はなく、楚々として咲いている。




クサアジサイ



 道は下宝珠越への急な坂道に続いていて、相変わらずの体力不足だ。谷の気温は低めで風も吹いているのだが、やはり汗が噴き出した。人影はほとんどないが、後ろから一人登ってきて道を譲った。






息を整えながら、遠くに見える海を撮った。



 コンデジを持ってくれば良かった・・・・。登りは辛く、デジイチを取り出して写真を撮る余裕がない。




ヤマホタルブクロ





ホソバノヤマハハコ





コオニユリ



 そろそろ、下宝珠越に着く。空は相変わらずの曇天。







 途中で北壁を見渡せる場所があったはずだが、雲に覆われていて何も見えなかった。




ノリウツギ




アクシバ



 アクシバは沢山咲いていたが、撮る余裕もなく・・・・、そろそろ最後のチャンスかなという頃に写真を撮った。









ホツツジ




 下宝珠越で座り込んで休憩。すでにペットボトル1本の水を飲み干している・・・・。それにしても、このしんどさは何?胃がもたれるというか・・・・、あぁ、要するに二日酔い?


 空模様が怪しいので先を急いだ。





ヤマアジサイ





シシウド





クサボタン





ミヤマダイモンジソウ





シモツケソウ




 もうすぐ、ユートピア尾根というところで雨が降り出した。前方を歩いていた10人ほどのパーティーは一斉に止まり、ザックを降ろしてレインウェアを羽織り始めた。どうも高校生のパーティーで引率の先生が道を引き返す指示を出し、下って行った。風も吹き出してまずい状況だ。


 尾根に出ると風は一段と強くなった。




イヨフウロ?







 尾根に広がるはずの花園はガスに覆われていて何も見えなかった。避難小屋まで急ぎ、入り込むと、数人が雨宿りをしていた。ザックを降ろし休みながら、様子を見ることにした。


つづく。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山へ             2013.08.03.(4)

2013-08-08 23:12:31 | Weblog
          


 

  16時に自宅を出てガソリンを満タンにしてから中国道を西進。その後、米子道に入り溝口で降りた。そこから大山とは逆方向にしばらく走り、国道沿いのコンビニに入った。ここに寄らずに大山に向かうと夜間に開いている店はない。晩飯の調達もできないことになるのは去年に経験済みだ。


 晩飯とツマミ、明日の朝飯と山上で食べるおにぎりなどを買い込む。ビールは2L冷やして持ってきたから、足りない分はワインでも買おう。その後、来た道を戻り大山を目指した。登り坂をひたすら北上すると、前方に桝水高原のリフトの灯りが見えてきた。暗くなる前に登山道付近の駐車場に着いて寝床の整備などしなければ・・・・・


 桝水高原の駐車場前を走り過ぎるときにゲレンデをふと見ると・・・・、あれ?ユウスゲ?あわてて、車を停めて斜面を登る。





ユウスゲ



 リフトの先の大山は雲に隠れていて見えない。ここにユウスゲが咲くことは知らなかった・・・・。




      




 斜面にはユウスゲだけではなくて、カワラナデシコも沢山咲いていた。





そして、その傍らにはマツムシソウも育っていて小さな蕾をつけていた。


















 このゲレンデで暗くなるまでのんびりとビールでも飲んでいたかったが、そうもいかない。今晩の塒を確保しなければ・・・・。車に戻り、10分ほど走って南光ヶ原駐車場に到着。車中泊準備中の車は2台ほど?去年と同じ、川沿いの場所に車を停めた。










 まずは・・・・





プレモルで乾杯。


 あれ、ここ、三角点がある。


 それから、明日の山に持って行く1本を残して、ビールを飲みながらつまみにコンビニで買ってきたソーセージとポテトを食べた。晩飯はグラタンとワイン。。。一人の夜は退屈だ。




大山名物 Mont-bell が見える。


 散歩に出掛けた。駐車場を歩いて橋を渡り、 Mont-bell の前を歩いて行く。









 それから、大山館の辺りまで歩いて・・・・







 戻った。



 また、車の中に入り・・・・






 これが今晩の最後の写真。


 寝たのは11時過ぎだったが、それまで何をしていたかは覚えていない。静かで何もすることがない退屈な夜だった。


つづく。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きのこの続きとチチタケのつけ麺             2013.08.03.(3)

2013-08-07 22:54:26 | Weblog

 キアミアシイグチ



 先週との違いは、またイグチが出始めたこと。爆発的に発生したRussulaの多くは場腐れたり、白く黴に覆われていた。岡を下りながら、目につくきのこを撮って歩く。







フモトニガイグチ








スオウシロオニタケ





ヒイロハリタケかな・・・




   
キチャハツ





彩りに・・・・





ツユクサ



 さて、急いで帰ろう。昼飯を作らなければ・・・・・

 前回はいろいろと失敗したので、その教訓を生かして・・・・






 細かく切って冷凍してあったチチタケを取り出し、解凍。オリーブオイル、少々で焦げ目がつく手前まで炒める。ちょっとひき肉を入れて炒めて、最後に茄子入れて炒める。







 それから、出汁醤油を薄めたものを注ぎ込み・・・・







 沸騰させないようにしばらく煮込む。







 細めの乾麺を茹でて氷で冷やしておき、チチタケと茄子の漬け汁で食べた。







 前回よりは美味かったとのこと。もう、15時だ。支度をして出掛けなければ。


 でも、その前にシャワーを浴びよう。今晩は風呂には入れないのだから。。。


 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

5週連続、もはや定点観察 初めて見るような・・・・             2013.08.03.(2)

2013-08-06 22:49:19 | Weblog



 この所、お疲れ状態だ。週末の土曜は朝からぐずぐず。朝飯が遅くなって、昼近くなってから焦って家を出ることが続いている。昼からだから、遠くへは行けないし・・・・、だから、近くの山できのこの観察になってしまう。


 定点観察を始めようと思った訳でもないのに、これで5週連続で同じ山を歩いているが、毎週、歩いていると何かしら変化があって面白い。先週はベニタケ科の爆発だったけれど、今週は何か状況は変化しているのだろうか・・・・


 いつもの場所に車を停めて歩きだした。雨はコンスタントに降っているから何か出ているだろうけど・・・・、川沿いの道に出ていたものを並べて行こう。




クロコタマゴテングタケ
毎週のように観ている・・・・




チャニガイグチ
この辺りの常連。でも、先週は見掛けなかった。




チャニガイグチと・・・・・



   
チャニガイグチ





コガネヤマドリタケ 純正!





ウツロイイグチ



 先週はイグチはほとんど見掛けなかったが、多少気温が下がったのか、またイグチが出始めたようだ。




ニッケイタケ 幼菌




   
Tylopilus sp. これ、フモトニガイグチかな・・・









ベニヒガサ





ベニウスタケ
先週は色鮮やかだったけれど、今週は退色している・・・・



 さて、川沿いの道から山に入り込むと・・・・




unknown 先週、枯れ枝から沢山出ていたものと同じ。




        
アシナガイグチ
やっぱり、イグチがまた、出だしたようだ。





シャクジョウソウは黒変が始まっていた・・・・








Tylopilus sp. これもフモトニガイグチ?



 先週の山ほどのチチタケはまだかなり出ていた。




チチタケ
勿体ないとは思うものの、家の冷凍庫にはかなり入っているからな・・・・




ん?




んん?





あ、ナガエノウラベニイグチ
毎年、この名前に行きつくまでにいろいろと考えてしまう。



 そして、その先を見ると15cm近い傘の径のRussula sp.が目に入った。





ん?





見慣れないRussulaだな・・・・





斜面を下っても沢山出ている。





傘表面には特徴的な模様。僅かに赤みを帯びているようだが・・・・



 幼菌を探した。あ、やっぱり幼菌の傘は赤いな・・・・








        



 傘の縁に条線がはっきりしないのだが・・・・、フタイロベニタケ?


 いずれにしても、この山で初めて見るきのこだった。やはり、毎週歩いていると何かしら変化がある。そして新しい発見があるものだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大山へ  桝水高原のユウスゲ             2013.08.03.予告

2013-08-06 08:13:53 | Weblog
           


 きのこの観察から帰り、シャワーを浴びてから大山に向かった。夕暮れ時に桝水高原に到着。スキー場のゲレンデにユウスゲが咲いていた。翌朝からユートピアに向かう積り。


 予告。
 



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池の脇を通り、林に入り込む             2013.07.28.(3)

2013-08-05 21:56:53 | Weblog




 何度となく通った小道、池の水がいつも青い。錦鯉が泳いでいるのが何ともミスマッチ。







 道の上にはノリウツギが咲いていた。庭の園芸種と何も変わらない。

 
 さて、池を通り過ぎてすぐ、林に入り込んだ。入り込むところに、色褪せたアンズタケ。






 林の中を歩いてみると、道は湧水で濡れていたのにも係わらず、きのこの姿は少なかった。最近では雨の降り方の偏りがひどくて、大して離れていない場所でもきのこの出方が全然違ってうろたえることが多い。




オオツルタケ     Amanita punctata (Cleland & Cheel) Raid





フクロツルタケ     Amanita volvata (Peck) Lloyd



 やはり、ここも Amanita の季節のようだ。池に流れ込む川の脇に広がった林なので、水量が増えた時には山から水が覆うのかもしれない。石がゴロゴロした所で、こんな所にはあまりきのこは発生しないものだが・・・・、条件が揃ったときには驚くほど多くのきのこが顔を揃えることがあるのだ。でも、今日はその日ではなかった。








触っただけで、倒れた、クロコタマゴテングタケ     Amanita citrina (Schaeff.) Pers. var. grisea (Hongo) Hongo





Amanita sp.
これは、シロオニタケではなさそうだし・・・・、ハイイロオニタケでもないし・・・・、灰色のシロオニタケってところ。









 拡大・・・、去年もこの場所で出会っている。




幼菌





鳥の巣の中の卵のようだ。。



 きのこは少ない・・・・




ハナガサイグチ     Pulveroboletus auriflammeus (Berk. & Curt.) Sing.





コテングタケモドキ     Amanita pseudoporphyria Hongo





コタマゴテングタケ     Amanita citrina (Schaeff.) Pers. var. citrina







 ありふれたきのこしか見つからず、林の中から道に戻った。道をそのまま山の方へ進んだがきのこは何もなく・・・・




ノギラン




オニドコロ



 引き返して、車に戻る。




ヘクソカズラ


 帰ってビールでも飲むか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蓮の花を見てから・・・             2013.07.28.(2)

2013-08-04 22:30:51 | Weblog

 


 秋によく行く山の麓、その場所は秋にはいろいろなきのこが出るのだが、それ以外の季節には期待薄の場所だ。でも、それは観察する機会が少ないからだけかもしれない。蓮の花が咲いたという話を聞いて、見に行ったついでに山を歩いてみることにした。で、蓮の花。







 車道の脇の小さな蓮田に咲いている。ちょっと前まで葉も出ていなかったような気がするが、いつの間にか花が咲いていた。















 車道には歩道はなくて、道より50㎝ほど下がったところに水面がある。道路から写そうとすると車に轢かれそうになり、花に近づこうとすると、落ちそうになる。







 晴れた日の昼間、汗がカメラの液晶モニターにポタポタと落ちる。


 それから、15分ほど走り池の脇に車を停めて、池の脇の薄暗い林に向かった。







 大きな錦鯉が水面近くで遊んでいた。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今なのかな・・・・・、秋明菊             2013.08.03.(1)

2013-08-03 11:09:50 | Weblog




 ここ数日、夕立の雲が近くを通り過ぎて行くだけで雨が降っていない。庭の鉢植えは水切れで枯れそうだったので、朝から庭に水を捲いた。その時に気がついた・・・・


 秋明菊が蕾をつけていた。これはピンク色の一重のものだ。他を探すと・・・・




白花の方もちらほらと蕾をつけ始めていた。



 秋明菊といえば秋の花。10月近くの花じゃなかったっけ・・・・


 今は夏。8月になったばかりだ。








ストケシア


 庭には夏の花が確かに咲いている。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番外   影響されやすい性格です・・・・・             2013.07.28.(1)

2013-08-02 23:23:00 | Weblog

 


 テレビのコマーシャルで見てしまった、クリーミー生サーバー。あれで、大好きなプレモルを飲んだら旨そうだな・・・・。


 で・・・・・




一瞬の決断・・・・、というかアホだね。
どうせ買うならまとめて買ったって同じ・・・・、罠に嵌ったわけです。


 120ポイントをビール屋さんで貰った応募用紙に貼り付けて、ポストに行くぞ。庭に出ると・・・・







 庭ではノリウツギの園芸種が2種、花を付けている。












 夏の庭には、他にはオニユリ、琉球アサガオ、ノウゼンカズラが咲いているくらい。オミナエシも咲き始めている。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする