今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

下る道、砂滑りの状況は、大岩転がし・・・・             2013.08.04.(2)

2013-08-11 23:06:56 | Weblog
 ユートピア小屋で1時間近く雨宿りをしていただろうか。尾根では他に雨風を避けられる場所はないので、ポツポツとではあったけれど、人は後からも入って来た。やがて小屋の入口は人で一杯になって、靴を脱いで奥に入る人もでてきた。

 
 雨足が弱くなったら動き出そうと考えている人が多いので、靴を脱ぐのには抵抗があるのだ。僕もその一人で、入口あたりでザックを降ろして軽く食事をした。こんな天気の悪い時に朝早くから登ってくる人はベテランが多いようで、後から小屋に着いた二人連れはラクダの背を越えてずぶ濡れになって到着した。一人は地下足袋を履いて麦わら帽子に何故か「犬」と書いたワッペン?が張り付けてあった。今年、もう40回目の大山らしい。凄いな。そういうファンの多い山なのだ、大山は。。


 話を聞いている間、時々、風がゴオゴオとなるようなこともあったが、雨風が弱まったところで決断した。午後からは本格的に降りだすだろうし、これから天気が良くなる目はない。下ろう。レインウェアを上だけ羽織り、思い切ってカメラをザックに仕舞った。小屋を出て、三叉路まで下る。途中で霧が晴れ、斜面の花畑が見えた。


 花は盛りを過ぎていて、クガイソウも穂の先に花を僅かに残しているだけ。オオバギボウシも実が出来始めていた。これで諦めもついたというもの。。下宝珠越に向かい、ちょっと迷ったが砂滑りへの急斜面を降りた。ユートピア小屋で、出会った4人連れに砂滑りの状況を聞かれ、6月中ごろは最初の300mくらいは砂があって、その後はガラガラの岩。でも何とか下れたと答えたのだったが、そのパーティーが先に降りている筈だった。何となく責任を感じて降りてみたのだが、ロープを伝い谷に立って後悔した。砂が無い・・・・


 4人連れは100mほど前で難渋している。下るルートを探しているようだった。落石の危険があるのでしばらく待っていた。ようやく距離が開いたので、下り始めた。しばらく下ってから、カメラを取り出し写した。




残雪の上に砂は僅かに残る。



 下って来た上を見上げると・・・・




崖のようだ。



 またしばらく進むと・・・・、また大きく落ち込んでいた。



      



 ここで前のパーティーは止まっていたようだった。難所を何とか通過してから景色を写した。







 途中で4人連れのパーティーを追い越して下った。





六月にブタナが咲いていた場所には、他の黄色い花が咲いていた。何かな?



 尾根を見上げると分厚い雲に覆われている。





上の状況はどんなだろう・・・・・


 




 それから元谷から弥山に向かう道に合流し、しばらく舗装道路を歩いた。すぐ森の中に入る道を通る積りだったが、降りる場所を見落としたことに気がついたが、構わず舗装道路を歩いた。








ソバナ



 道沿いの山側の斜面にはソバナが沢山咲いていた。







 今日は花の写真が少ないから、ソバナの写真、多くて失礼。









白花のソバナ



 ヘリコプターの音が近づいてきて、夏山登山道の5合目の避難小屋の辺りでホバリングしていた。







 まだ、11時。しばらく見上げていると・・・・










ヘリコプターから一人ロープで降りていった。そして、ヘリコプターは離れて行った。



 結局、ユートピアへの登山口まで下り、森に入り込み大神山神社奥宮へ下った。






のんびりとクサアジサイを写す積りだったが、風が強い・・・・





ハナイカダは黒い実をつけていた。





オニイグチモドキ



 神社の前を過ぎ、長い参道を下る。この滑りやすい参道を山を降りてきてから下るのがいつも辛いのだ。それで、その下にある店でソフトクリームを食べるとホッとする。でも、今日はそんな気にもなれず、そのまま下った。




ジイソブ?








ガマズミ?



 mont-bell前を過ぎて橋まで来ると、またヘリコムターの音がして避難小屋の上に来た。










無事、救助されたようで、ヘリコプターは今度こそ飛び去って行った。


 それから駐車場まで歩き、着替えたところで土砂降りになった。その後、桝水高原で蕎麦を食べてから溝口インターに向かったのだが・・・・・、バックミラーに映った大山の姿を見て驚いた。






あれ?



 何ともうまく行かない登山だった。これで花の季節の登山は終わりになりそう・・・・。残念。






コメント (2)
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