今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

今年初のアケボノソウを観て帰る    2012.09.09.(5)

2012-09-18 21:54:00 | Weblog
 また、長くなってしまった。そろそろ、終章へ。






 中央園路を真っ直ぐ歩いて行く。もう、午後の三時半。道沿いの花を眺めながら帰ろう。




このアザミは何というのだろう・・・




キバナアキギリ




知らない花







この花も知らない



 木の根元に白っぽいきのこが幾つか出ていた。








フクロツルタケ


 猛毒菌、1本で死ぬとか。その割りに中毒の話はあまり聞かない。不味そう?


   
フクロツルタケ



 東屋のある広場を過ぎると、道の左側に湿原が広がっていた。朝はこの湿原の手前で山側に入っていったので、今日通るのは初めてだ。この湿原には・・・・・・、やっぱり咲いていた。




アケボノソウ

今年、初めて見るアケボノソウ













 好きな花なので、ちょっとしつこく・・・








アケボノソウ


 そして、



ヌマトラノオ








ミゾソバ

紅白で咲いている。




ゴマナ




オタカラコウ


 
 賑やかな湿地を過ぎると、昼に一度歩いた道だ。




シシウド


 
 公園の入り口に戻り、振り返る。






 公園には、もう誰もいない。車に乗り、下る。





下った所の田圃からさっきまでいた山を見上げてみると・・・・、もう、雨が降っているのかもしれないな。






 
 田圃の前の道を歩いた先に、変わった木がある。







       
        七色樫




読んでください。


 実もならず、挿し木もできない珍しい木なのだとか。孤独に立ち、寂しく倒れるのか・・・。今は組織培養はできるだろう。


 木の下の土手に・・・・




ツルボ




オトコエシ?


 今度こそ、帰ろう。


終わり。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すずのこ平経由の下山    2012.09.09.(4)

2012-09-17 22:54:40 | Weblog

 


 ぶなの平園地から奥ぶなの平に戻ったので、すずのこ平経由で森林公園の外周りを歩くことになった。どこまで歩くかは体調とスケジュール次第だ。目的はもう達したから、気楽なもの。


 ぶな林の下の日陰の道を抜けると、木が無くなり尾根は笹原の中に続いていた。




ツクバネソウの実



   
ツルリンドウ

ツルリンドウはそこら中に咲いていて、ちょうど見頃の感じ。


 そろそろ、午後の2時を過ぎて腹が減ってきた。いつも、花やきのこを探していて飯の時間が遅くなる・・・。今日は、何時ものようにビールも買ってきたのだけれど、今からじゃ飲むこともできないな・・・


 すずのこ平に到着。







ガスっぽいけれど、遠くに見えるのは海?


 ザックを降ろしてカップラーメンをつくる。といっても、今回はポットにお湯を入れてきた。あっという間に出来たのだが、空の様子が・・・・





ガスが流れてきている・・・・





黒い雲が頭のすぐ上まで降りてきた・・・・


 諦めの境地、降るなら降れ!  ちょっと、雷がゴロゴロいっているのは困る。


 食べ終えてから、また尾根を進んだ。


   
ツルリンドウ




尾根道のイワウチワ

ぶなの木の根元に生えている。これは冬に積もる雪の影響なんだろう。木の根元にだけ生えている。








ハリガネオチバタケ


   


 この時期の尾根筋はヤマハッカの花が綺麗だ。そして、テンニンソウは咲き始め。










 尾根の道は三叉路にさしかかる。雲行きも怪しいし、ここで下に降りることにした。中央園路へ・・・・












 イグチが一つ出ていた。何かなと思って見てみたが良く分からない。写真を撮ってから、抜いてみて分かった。というより、抜くために柄をつまんだ時に分かったと言った方が良い。


   
クリイロイグチモドキ



 気持ちの良いぶな林の下の道を通り・・・・






 やがて、道は急な下りになり一気に中央園路に着いた。






 あとは公園の入り口まで森の中の道を真っ直ぐ進むだけだ。


つづく。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメベニテングタケを求めて尾根を歩く    2012.09.09.(3)

2012-09-16 23:09:47 | Weblog

 



 ぶなの平園地から奥ぶなの平に向かって尾根筋を歩いて行く。道を間違えないようにわざわざ、地図を貰ってきたのに結局、間違えてしまった・・・


 最初の沢沿いの道の脇とくらべると、尾根筋の道はきのこの発生は幾らかは多いようだ。カバイロツルタケとかツルタケダマシなどのアマニタが結構出ている。でも、きのこの数は例年に較べて多いという印象はない。


 今日はヒメベニテングタケに会えるだろうか・・・・、道を歩いては行くが、不安は募ってくる。




クサイロハツ


 この季節のこの山の定番のきのこ。こいつの数で、山が元気かどうかが分かる。粋の良いクサイロハツ、良いんじゃないか?


 とにかく、尾根を歩いて奥ぶなの平に向かおう。




ツルタケ



   
クサイロハツ




ハカグラテングタケ

誰だ、こんな貴重な食菌を蹴飛ばすのは・・・、拾おうか迷ったが抑えた欲望・・・。



 
カバイロツルタケ




ハナサナギタケ

ちょっと掘って、調べようかと思ったけれど・・・、先を急ぐので・・・。




Boletus sp.

何だろう、傘の径は15cmくらいかな。柄が硬くてしっかりしている。


   

ウツロイイグチの特徴を満たしているような気がするが、大きさ、柄の形状など、ウツロイイグチではないだろう。ヤマドリタケモドキに近いけれど、明瞭な網目も柄に持っていない・・・・。


 きのこを探して歩いている内に奥ぶなの平に着いてしまった。。また、今回も駄目なのかな・・・。恐るおそる、辺りを見まわす。けれど、見えない。奥ぶなの平から少し下ってみると・・・・




ヒメベニテングタケ

あった。状態は良くないけれど、とにかく、1個見つけたんだから・・・・、正直なところ、ホッとした。


 そして、奥ぶなの平に戻る途中で・・・・



ヒメベニテングタケ

やっと、状態の良い姫に出会えた。



   


 ヒメベニテングタケはやはり、奥ぶなの平周辺での発生が多いようで・・・・









 最初にぶなの平園地に行ってしまったせいで、ルートの設定が難しくなってしまった。このまま、下山するのも良いかもしれないのだが、ここまで走ってきてそれはないだろう・・・


 すずのこ平を周るルートに変更して進む。その途中で・・・・


   
Russula sp.

何度か出会っているきのこ。ここだけじゃない。




ミイノモミウラモドキ




タケリタケ・・・



 ぶな林ので出会う可能性の高いきのこ・・・・







チシオタケ



   


 道の脇に水色の花が咲いていた。







ヤマハッカ




ヤマアジサイ



 道はやはり、ぶな林の下の尾根に繋がっていて、日影で歩きやすい道だ。そして、時々・・・・




ヒメベニテングタケ



   
タケリタケ  これは、アマニタが化けた?







 道の脇に赤味の強いきのこが出ていた。




ベニタケ科かなと思って、きのこをひっくり返すと・・・・



   
コウジタケ

柄の赤味が強い。。孔口を傷つけると、すばやく強く青変。コウジタケだった。


 


また、ヒメベニテング。。奥にもう一つ見えている・・・・




ヒメベニテングタケ



 不安だった尾根筋の道。何とか、見頃に来ることが出来たようだ。本当は、コガネテングタケも一緒に見たかったんだけど、それは、欲張りというもんだ。それより、まだしばらく歩かなければ・・・・。

つづく。
 



   











コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目当てはヒメベニテングタケ    2012.09.09.(2)

2012-09-15 21:49:37 | Weblog

 



 森林公園の中央散策路を進んで行く。その前に、管理棟によって公園の地図をいつものように貰う。そして、四つ折にしてズボンのボケットに入れるのがいつもの癖だ。公園の中の道は間違えたって迷うことはないのだが、間違えると無駄な運動をすることになるのだ。まだ、運動のために山を歩いているわけじゃないからね。


 入ってすぐ右のカラマツ園地には・・・・



ツルリンドウ


 きのこはというと・・・


 
ヒメコナカブリツルタケ
定番・・・・



 探索路にもどり湿地の脇の道を進む。春先にリュウキンカやミズバショウが咲いていた場所には・・・・



   
ミゾソバとアキノキリンソウ




ゴマナ




フジバカマ



 いつものように道を右に折れて、たたら場跡を通り沢沿いを登って行く。道を折れた辺りのムラサキヤマドリタケの場所には、今回も何の姿もなく・・・・、最初から嫌な予感だ。それでも、きのこはポツポツとは出ている。




unknown




スギヒラタケ幼菌
最近、スギヒラタケの話題を聞かないなぁ。天然物討論会などで、しばらくは静大の研究者がスギヒラタケの毒成分の研究を報告していたけれど、最後はどういう結論になったのか覚えていない。




カブベニチャ?


 沢沿いの道には春先は花が綺麗に咲いていたのだが、今は咲いているのは・・・・





キバナアキギリくらいのもの。




ツエタケ


 これは、食菌。




ウスヒラタケ

ちょっと古いので、収穫せず。。




ツエタケ

巨大。傘径は15cmくらいはある。これも、ツエタケ・・・というだけではダメなんだろうけど・・・。


 沢沿いの道にキバナアキギリの姿が増えてきた。









キバナアキギリ




・・・

これは何?シソ科。葉柄があるのでヤマハッカ?セキヤノアキチョウジなんて、ここには咲いていないはず・・・






 辺りはブナ林だ。





 沢沿いの道を登って行くのだが・・・・、何かいつもと違う道を歩いているような・・・・




カバイロツルタケ


 傾斜が急になってきた。振り返って下を見るときのこが幾つか見えた。





アマニタ、ツルタケのようだが、ツバが見えている。ツルタケダマシかな、と思うが確認しに下るのはやめた。







ムラサキアブラシメジモドキ

久し振り。きれいな紫色だ。食菌だけど、採って帰るほどのものじゃないし・・・・。



 道を間違えたとは思っていたのだが・・・・



ツルリンドウ


 道は平坦になり、ぶなの平園地に出てしまった。目的のきのこはヒメベニテングタケで、奥ぶなの平の周辺に出ている確率が高いのだ。だから、そこに真っ先に行く積りだったのだけど・・・・・。まぁ、いいか・・・というわけにはいかない。

 
 戻るような向きになるのだけれど、仕方なくぶな林の中の日影の尾根筋を歩き、奥ぶなの平を目指した。












コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それならば、岡山森林公園へ    2012.09.09.(1)

2012-09-14 22:10:39 | Weblog

 チシオタケ

 
 近場の里山の散策の結果は、最近の雨のお蔭でイグチ達が出始めたけれど、その後の雨が少なくて小休止というところ。帰宅後、食事をしながら考えていた。明日はどうしよう・・・・。

 自宅からちょっと離れたS公園を散策するという手もあるけれど、西側では山では雨が降っていそうだし、岡山森林公園に行こうか・・・・。この時期、雨さえ降っていれば久し振りに出会えるかもしれない。

 最初の写真をきのこの写真にしたのは、多分、今日は山の上のきのこまでは行き着かないだろうという予想からだ。

 特に目覚ましもかけずに寝て、起きたのは7時過ぎ。何の用意もしていなかったので、着替えて、カメラとか用意して・・・・、家を出たのは9時だった。朝飯のサンドイッチとコーヒーを買って、そのまま高速へ。食べながら走り高速を出て公園への登り道を走った。家を出てから2時間が過ぎていたが、僕にしては近場という感じ。


 道の脇の田圃の土手にオミナエシが咲いているのを見て車を停めた。




オミナエシ


 その土手には他にもいろいろ、花が咲いていて・・・・


   
ヨメナ



   
オトギリソウ(の仲間)




アキノノゲシ



 それに、ゲンノショウコも山ほど咲いていた。








ゲンノショウコ



 それから・・・・




ツユクサ
まるで、青インクのようだ。高校生の頃、パーカーの空色のインクが好きで万年筆で使っていた、その色だ。


 この花は?





ヨモギやコアカソの間から小さな白い花が顔を覗かせていた。


 あれ?蕊の先がピンク色だ。この葉と花には見覚えがあるな・・・と思って顔を上げて道の反対側を見て納得した。




ソバ

一面のソバ畑だ。


 それから、また車に乗って森林公園を目指して登る。が、・・・・また。車を停めた。




ツユクサ


 一面だ。瑞々しい青だ。










 すぐ公園に着くはずが・・・・、その後、走っては停まり、走っては写すことが続く。




滝の脇のツリフネソウ



 次に停めた場所では・・・・



ツリフネソウの群生












ツリフネソウ



 その隣にはミゾソバの群生・・・・















   
ミゾソバ




ヒヨドリバナ



 少し、乾いた斜面には・・・







   
ヤマホトトギス



 さて、こんどこそ、真っ直ぐに公園の入り口まで走ろうと思ったけれど、思い出した。この辺りに沢山咲いているはず・・・・




オタカラコウ
これじゃないよ。








クロバナヒキオコシ

予想通り。




ゴマナ



 公園の入り口に着いたのはちょうど昼だった。靴を履き替え公園の道を歩き始める。







 1時間は道草したな。それでも良いさ。夕方まで時間はたっぷりある。のんびり歩いて花ときのこを探して来よう。


つづく。










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと一休み 庭のニラの花   2012.09.

2012-09-14 07:20:50 | Weblog

 ニラ



 綺麗なんだけどね。とても殖えるのです。その上、宿根草だし・・・・











 庭のニラは刈り取って、食べてみるけれど固くてね、歯応え十分。





 また今年も、こんな風に花を観賞していると、何時の間にか大きな種をばら撒いてしまうのだろう。




不明のカラマツ


 まだ、咲いています。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先週の山を再チェック・・・   2012.09.08.(4)

2012-09-13 20:36:41 | Weblog

 チャニガイグチ


 
 こうなると、先週は不調だった山の様子も気になってくる。先週と同じ道を歩いてみる。


 一番気になっていたのは、毎年、タマゴタケが出る場所だったのだが・・・・、また空振り。チャニガイグチの幼菌が出ていただけだった。


 川沿いの道を進み・・・



   
ヨメナかな・・・、他の所ではまだ、咲いていないのだけれど・・・



 山に入って行くが、先週と同じというか・・・、更にきのこは少ない。







カラカラのシャクジョウソウ



 この山はやっぱり雨がそれほど降らなかったのだろう。最近の雨は局地的で、きのこの出方もスポットだ。





色鮮やかなきのこ、ミヤマベニイグチかな、と思ったが・・・・




強い青変性・・・、コウジタケ



 それから、奥に進んでいくと、きれいなイグチが一つだけ出ていた。桃のようなイグチだ。きっと、孔口も柄も青変性の強いニセアシベニイグチ近縁だろうと思うのだが・・・・、明日、M氏がここをチェックしに来るかもしれないので、そのままにしておいた。







 そして、いつもならあまりの蚊の多さに、入り込むのを躊躇する薄暗い斜面に入り込む。今年は、暑さが厳しかったせいか蚊がほとんどいないのだ。




コビチャニガイグチ




スオウシロオニイグチ



 少しずつ、きのこの発生は変化しているのは分かるのだが・・・・



   
cortinarius sp.







 見つけた時は、クリフウセンかな・・・と思ったのだが、ちょっと違うな・・・。それでも、クリフウセンには、幾つか近縁があるからと思って、周辺を探して10本ぐらいを籠に入れた。あとで、ゆっくり見てみよう・・・・・




クロコタマゴテングタケ



 結局、去年この時期に大量に発生していたバライロアミアシイグチと不明のBoletus sp. の場所も歩いてみたが何もなく、トボトボと山を下った。



 道の脇の暗がり・・・・、いつもは気にもとめないのだが、覗き込むと蔦の絡まった石ころと思ったのは、古い道標のようだった。




また、変なものが写りそう・・・


 と思ったが大丈夫。。








ここに出ていたのは、一番普通の Aureoboletus だ。ヌメリコウジタケ。


 そして・・・・



アシナガイグチ



 この山はやっぱり、先週がピークだったようだ。そして、多分、来週かその次くらいにはクリフウセンが出だすだろう。


 自宅に戻り、籠の中のフウセンタケを見ると・・・・






 所々、当たったところが赤く染まっている。やっぱりクリフウセンじゃなかった。


 イロガワリフウセンタケ。秋のきのこの本番が迫ってきている。









 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒツジグサの咲く池の散策   2012.09.08.(3)

2012-09-12 22:28:31 | Weblog

 


 
 きのこを探しての山の散策は予想外の収穫というか・・・・、落胆をもたらしてくれたのだけれど、それならば他の場所はどうなんだ・・・ということになるわけだ。常に前向き、油断は大敵なのだが・・・・



 来る道で見かけた、白い花が水面に沢山咲いていた池の周りを歩いてみることにした。池で咲いている白い花は、2種類。大きめのと小さな花。










 水面下には水草が茂っていて、そこから花が水面に顔を出している。水草の葉の形を見ると、これは所謂、金魚藻。ハゴロモモというように呼ばれているのかな。帰化植物のくせに、すっかり日本に居座って景色に溶け込んでいる。そういえば、以前にバスフィッシングに嵌っていた頃、よく水辺を歩いていたけれど、カナダモ、コカナダモばかりで、日本に昔からある水草はあまり見かけなかった。流れのある川ではクロモ、エビモなどは見かけてはいたけれど・・・・。


 そして、もう一つの白い花はヒツジグサだ。












ヒツジグサ



 まるで水草らしからぬ名前だし、名前から姿を思い浮かべることができない。


 池の反対側の岸に気になる紫色の?を見つけ、藪に入り込んでみた。靴を濡らして辿り着いた先にあったのは・・・・








ムラサキシキブ?


 
 近くにヒツジグサが咲いていた。












ヒツジグサ



 池の土手を歩いていると・・・・




ツリガネニンジン




アキノタムラソウ




アキカラマツ



   



 そして・・・・




ミソハギと女郎蜘蛛



 池の散策を終えて、先週歩いた山を再度見に行く積りなのだが・・・・、昼飯を食べていないことに気が付いた。


つづく。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

唖然・・・そして茫然・・・ Blue Aureo 遅かった   2012.09.08.(2)

2012-09-11 22:41:31 | Weblog

 


 ここ2年ほど、この時期に出会っている水色のイグチ。Blue Aureo。そろそろかなと思って様子を見に行くことにした。でも、先週、近くの山を見に行ったときは期待ほどのきのこの発生は無かったし、その後、大して雨も降っていないからまだだろうなとは思っていた。どうせ、無駄足になるのならと、水色のイグチの出る山に住む友人へのみやげを用意して、家を出たのは昼だった。


 途中の池で、水草が水面一杯に花を咲かせている光景を見掛けて、車を停めたがすぐに車に戻り、先を急ぐ。寄り道しだしたら切りがなくなるのが、いつもだから。帰りにじっくり見よう・・・・


 友人の家に着くと案の定、昼寝をしていた。声だけかけて、山に入って行く。山は乾いているが、朝に少しだけ雨が降ったようで、木の葉や地面の表面だけ濡れている。やっぱりダメかなと思いながら進んで、去年、1本だけ水色のイグチが出ていた辺りに着くと、意外にもイグチがボコボコと出ていた。どれも出てからしばらく経っている様子だ。




コビチャニガイグチ



   
Tylopilus sp.
ニガイグチモドキかもしれないけれど、古過ぎ・・・



 で、これは・・・・





あ、・・・・・これは、例の水色のイグチの老菌に違いない。








遅かったのか・・・・


 慌てて辺りを見廻すと・・・



Aureobpletus sp.
もう、1週間くらいは経っているのかな・・・



 気を取り直して、本命のスポットに向かう。サルトリイバラの棘に絡まり、痛い目に遭いながら進む。




ベニウスタケ
林の中は、結構、湿気が残っている。幼菌が元気だ。


 本命の場所を登って行くと、ここもイグチがそこら中に出ている。嫌な予感。


   
コビチャニガイグチ


 去年、まだ幼菌の水色のイグチを見つけた時もコビチャニガイグチが出ていた。でもそれは、緑色がきれいな幼菌だったな。




セイタカイグチ




ハナガサイグチ


 この場所でこんな沢山のイグチを見たことがない。




フモトニガイグチ?



 そして・・・・




Aureoboletus sp.
このイグチを見て、青い傘の幼菌に思い当たる人はあまりいないだろう・・・・


 まだ、若い個体もあるかもしれないと思って探すのだが・・・・





 傘の開ききったものしかない・・・・、それにしても去年は4個体ほどしか出ていなかったのだが、今年は一気に個体数が増えたようだ。



Aureoboletus sp.



 これは、違う。






アルカリキゾメイグチ




クリイロムクエタケ・・・ではなさそう。



 この場面を見て唖然・・・・、そして茫然。水色・・・を見るのは今年は諦めた方が良さそうだ。





あの、水色じゃなくなった水色のイグチが8本も並んでいる。


 一番奥に見えているのが、中では一番若いけれど・・・・それでも・・・・











 若い頃を知っているから、これが Blue Aureo だと分かるけれどね。






 幼菌の姿を載せておこう。去年の個体。







 1週間前、こっちの山はイグチが出盛っていて、素晴らしい光景が見れたのだろうに、何ということだ。勘が鈍ったものだ。それにしても、この斜面の個体数は20を越えている。来年に期待するしかないな。



 何年か前のS公園でのウラベニヤマイグチの発生とその後の急激な個体数の増加を思い出した。このAureoboletus sp.も南からやってきたのだろうか。地球温暖化のせいなのかも・・・


 仕方なく、山を下る。




キクバナイグチ




コガネヤマドリタケ



 友人宅に着き、世間話をしてから帰った。お土産は、去年、蒔ききれなかったオダマキの種。豆撒きするくらいあるので、半日影のところにばら撒いてみてくれるように頼んでおいた。発芽しやすいミヤマオダマキとシロバナエゾミヤマオダマキだから、去年の種でも幾らかは発芽するだろう。



コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝光寺   2012.09.02.(3)

2012-09-10 22:24:24 | Weblog

 国宝 朝光寺



 いつも歩いている山の近くにある。最近まで、修復工事をしていて屋根ごと覆われていたのだが、久し振りに近くを通ってみると、工事は終わっていた。





お参り。

 
 ちょっと見た目には分からなかったが、檜皮の匂いが強かったのは、いろいろと直してあるからなのだろう。この正面に写っているのは虫でも飛んでいたのかな・・・・。誰か、挨拶に来てくれたのかもしれない。この本堂を写した何枚かだけに写っていて、少し気になっている。



 脇に廻り・・・・







 ここに来た目的はこれだ・・・・




ツクバネの木



 今年は出来が良いようで、沢山の実がなっていた。











 境内を出て、坂を少し下るとヒオウギが沢山植えてある場所がある。今年は花の盛りを見逃してしまった。





大きな実が沢山。


 この実が割れて、黒くて大粒の種、ぬば玉がこぼれ落ちる頃に来ることは出来るだろうか・・・・、自信がない。


   

咲き残りの花を探した。





 季節の移ろいは思う以上に早くて、計算も叶わず、ただ流れに逆らい、あたふたとする日々。












コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕立が何度か・・・、近くの山のきのこの様子見。   2012.09.02.(2)

2012-09-09 23:01:05 | Weblog
 この所、何度か夕立があったり、気温が少し下がってきていたり・・・・。こういう時に、きのこがワッと出だしたりするんだよな・・・。


 という訳で、近所のいつもの山の様子を見に行くことにした。といっても、ジリジリと照りつける太陽・・・、期待薄だな。


 いつもの場所に車を停めて、川沿いの道を歩いて行く。今回は湿ってはいるけれど、雨が降って間もない感じの濡れ方のような気もするが・・・・、今朝も雨が降ったのだろうか。杉林の下の斜面に・・・




ハイイロオニタケ

一本だけだけど、出ていた。久し振りだな・・・。


   
ケショウシロハツ

でかいベニタケ科、白くて環紋が傘にある。ractarius sp.



キクバナイグチ

最近の癖で、キクザキイチゲとしてしまいそう・・・・




キアミアシイグチ



 きのこはポツポツとは出ていて、前回とは違うのだが、爆発という感じじゃない。出始めというところかな・・・。


 これは?







Amanita sp.
キリンタケじゃないかな・・・・、分からない。


   
左:明瞭な壷なし
右:膜質のツバ、ツバの上部の色が萌黄色?


 斜面を登って行く。






ナガエノウラベニイグチ







アシナガイグチ



   
シロホウライタケ

この辺りは湿気は十分なようだ。雨が続いて森の湿度が高く保たれると、必ずこいつらが枯れ枝から出てくる。



   
ベニイグチ

今日はこの1本だけ・・・・、やっぱり、これからなのか、ここまでなのか。




不明


   


管孔、孔口、柄の肉とも、青変性あり。

 実は近くで同じような外見のイグチを2本採った。大きく写っているイグチは孔口、柄とも青変性はほとんどなし。小さめの3枚は外見は良く似ているが、青変性が強い。去年も同じような場所で、似た不明イグチを見ている。このブログにも写真を出していたのを忘れていた・・・。要するに、分からないものは分からない。




シロホウライタケ




セイタカイグチ






   


不明

まだ、幼菌とは思うが、傘径は7cmくらい。これは、ニセアシベニイグチの近縁?ニシキイグチはどんなだっけ、去年、コメント貰ったけれど・・・・。


   
ベニウスタケ

何故か1本だけ、ポツンと・・・




まるで、クロカワなんだけど・・・・



モエギアミアシイグチ




アルカリキゾメイグチ・・・だったかな。。
独特の嫌な臭い




ハナガサイグチ


 山を降りて車への帰り道で・・・・



セイタカイグチ




キアミアシイグチ
ちょっと変?

 キアミアシイグチって、変異が多い?一つじゃないような気がする。


 まるで、イグチのおさらいのようになってしまったな。車に戻ったのは、午後の2時だった。タマゴタケは出ていなかったし、思ったより、手応えがなかったのでそのまま帰宅してしまった。


 それが、大失敗だった。


 そのことに気が付いたのは1週間後。今年のきのこの出はピンスポット。それは、雨の降り方がピンスポットだからなんだ・・・・・。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疲れたな・・・、戻ろうか。  2012.09.01.(6)

2012-09-08 23:52:14 | Weblog




 木陰で休憩した後、また歩き始める。尾根筋の道は小刻みに登ったり、下ったりだが、大した変化もなく続く。足元は石灰岩の山だけに、石がゴロゴロとしていて歩きにくい。そういえば、霊仙山の登山道もこんなだったな・・・と思い出した。



 下って登った辺りの草の陰に橙色の花を見つけた。








オオキツネノカミソリ



 こんな所で出会うとは思っていなかった。






 その先も尾根の道は続いている。ふと立ち止まり、先を見上げる。





目指しているのは、あのピークだろうか・・・・、それとも・・・・。


 来た方角を眺める。





伊吹山ドライブウェイが遠くに見える。


 歩き始めて1時間と20分くらい・・・・、疲れたな。どうも尾根の道は単調で疲れる。戻ろう・・・・。




シソ科  何だろう、アキチョウジではなさそうだ。


 少し戻って、東の方角を見ると遠くに町が見える。岐阜の方角だろうか。のんびり、もどろう。








ツルリンドウ




これも、ミズタマソウ?
この前のミズタマソウとガクの色が違う・・・




ミツトモソウ



 行きには気が付かなかったけれど、この葉は・・・




カメバヒキオコシ







ピンボケ・・・
カメバヒキオコシは蕾が膨らんでいて、もうすぐ咲きそうだ。





あと少し進んで、坂を下り、また登れば車に戻れる・・・・




昼飯を食べた場所のイブキトリカブト



 最後の斜面を登り・・・・・







 車を停めた場所から眺める琵琶湖。まだ午後の4時だから夕方というほどでは無いけれど・・・・







 ザックを降ろして汗を拭き、サンダルに履き替えて高速を走り、帰宅。


 風呂で・・・・





長袖を着ていたので、手の先だけ日に焼けている。


 顔も、首も日に焼けて痛い。朝から晩まで、良く遊んだな・・・・・。

おわり。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと一休み 咲き始めの秋明菊   2012.09.08.

2012-09-08 10:58:47 | Weblog

 秋明菊 紅



 秋明菊が咲き始めた。最初に咲いたのは桃色の花。2週間ほど前に咲いたので、狂い咲きかなと思っていたのだが、今朝、起きて庭を見てみると何種類か、蕾が開き始めていた。





















   



 実際のところ、何種類植えてあるのか覚えていない。そういえば、原種はどうしているかな・・・、どこに植えたのだっけ。


 春咲き秋明菊は、ようやく綿毛を飛ばし始めている。










 さて、また、何処かに出掛けてこようかな。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長い尾根筋の道  2012.09.01.(5)

2012-09-07 23:19:23 | Weblog

 ミツバフウロ

他に、オトギリソウ、アカソ、タカトウダイ、キク科の葉・・・・



 駐車場に戻った頃、ちょうど昼になった。腹減ったな・・・・。車の中で食べようかとも思ったけれど、午後は尾根筋の道を歩いて探し物をする予定だ。それならば、尾根まで行って良い場所を探して食べることにしよう・・・・。


 車に乗りしばらく走る。この辺りかな・・・と思った辺りで車を停めて外に出てみると・・・・





ここだ、ぴったり。


 でも、これは前回来たときの道とは違うぞ。もっと、急で石がゴロゴロしていて、道と言うより崖に近かった。まあ、いいか。見下ろすと、誰かが既に座り込んで食事をしているようだ。車道の脇で食べようかとも思ったが、荷物をまとめて坂を下ることにした。あの岡の上で食べるのも良いかも・・・・



 坂を下り切ったところで、食事中の人に挨拶をする。そのまま、通り過ぎようと思ったが、その場所は風通しが良くて何とも気持ちの良い場所だった。風にススキの穂が靡いている。






 そして、そらにはツバメが餌をさがして飛び回っている・・・・。ザックを降ろして、少し離れた場所で昼飯の用意を始めた。



 といっても、バーナーを出してお湯を沸かすだけだけどね。。お湯が沸く間にプレモルを開け、飲みながら辺りを散策する。



イブキレイジンソウ





ピンボケ失礼。でも、左のアザミは山頂で沢山見たコイブキアザミじゃないね。これがイブキアザミだ、きっと。





イブキレイジンソウは初めて見る花だけれど、この形は・・・似ている。と思って調べたら、やっぱりトリカブトの仲間らしい。


 その後、ラーメンをつくって食べたが・・・、運転があると思ってビールを少しだけにしたのは失敗だった。さて、後半戦を始めようか。





岡を登って行くのだが、体が異様に重く感じる。食後だから・・・・、ビールを飲んだから・・・・




アキチョウジ

やっぱり、山の秋は始まっている。




ゲンノショウコ

白花も沢山咲いていたけれど、写真を撮り忘れたようだ・・・・






 岡の上に到着。







 でもその後、変化の乏しい尾根が続いた。ようやく、下りになり・・・・




シシウド?




サラシナショウマ







イブキレイジンソウ

やっぱり、葉もトリカブトの仲間と良く似ている・・・



   
・・・イチゴ



 道は急な下りになった。朝方に降った雨のせいだろうか、道は滑りやすく危ないな・・・と思った時、




コケタ。。


 反射的に、新調したデジ1を持った手を地面について体を支えてしまったせいで、カメラは地面に叩きつけられ、しかも泥だらけだ。ヤバイな・・・・と思ったが、壊れてはいないようだった。防塵、坊滴、マグネシウム合金の威力。なんて言っていると、ダメだ。気をつけよう・・・・



 その後、探し物はようやく見つかった。








シデシャジン




クルマバナとか、シソ科の花たち




ヒメフウロ




シデシャジン




オトギリソウ  詳細は不明







 その後、尾根の道はブナなどの木に覆われて、歩きやすくなった。




オクモミジハグマ?

もう、ハグマの季節




ツルリンドウもか・・・・


 
 ここは今までとは違う雰囲気だ。石灰岩はゴロゴロしていないし、林の下には下草が青々と生えている。











一面のマネキグサ  これも初めて見る花


 気持ちの良い場所だ。ザックを降ろして休憩しよう。










 ツリフネソウも咲いている・・・・・。

つづく。







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっと一休み オクラの花と秋の空   2012.09.02.(1)

2012-09-06 22:57:54 | Weblog




 伊吹山にサラシナショウマを見に行った翌日、朝は流石に疲れていて、すぐに起きる気にはなれなかった。ちょっと、筋肉痛でもあったし、それよりも酷いのは日焼けで顔やら、首筋とかが痛い・・・・。


 でも、そんなに長く寝てはいられないし、家でじっとしていられないのはいつもの事。この所、雨は結構降っているし、何よりも日中の気温が落ちついてきた様子。これなら、きのこも出始めるんじゃないかな・・・。そんなことを考えて昼前に家を出て、近場の散策をすることにした。その途中で気になったのが、畑のオクラの花。


 薄黄色の花が強い陽射しを受けて、自らの蕾や葉の影を映し出している。





 花を下から見上げると、その後ろに見える空の色はもう秋の青だ。陽射しは強くて暑いけれど、もう夏の空じゃない。






 道沿いの誰かの畑の中に咲いているオクラだけれど、しばらく眺めては下から撮ったり、上から覗いてみたり・・・。


 早くきのこを探しに行かなければ・・・・、畑から車道に戻り、車に戻る途中・・・







センニンンソウ



 自宅近くには、圧倒的にセンニンソウが多い。ボタンヅルは見たことがない・・・・。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする