ぶなの平園地から奥ぶなの平に向かって尾根筋を歩いて行く。道を間違えないようにわざわざ、地図を貰ってきたのに結局、間違えてしまった・・・
最初の沢沿いの道の脇とくらべると、尾根筋の道はきのこの発生は幾らかは多いようだ。カバイロツルタケとかツルタケダマシなどのアマニタが結構出ている。でも、きのこの数は例年に較べて多いという印象はない。
今日はヒメベニテングタケに会えるだろうか・・・・、道を歩いては行くが、不安は募ってくる。
クサイロハツ
この季節のこの山の定番のきのこ。こいつの数で、山が元気かどうかが分かる。粋の良いクサイロハツ、良いんじゃないか?
とにかく、尾根を歩いて奥ぶなの平に向かおう。
ツルタケ
クサイロハツ
ハカグラテングタケ
誰だ、こんな貴重な食菌を蹴飛ばすのは・・・、拾おうか迷ったが抑えた欲望・・・。
カバイロツルタケ
ハナサナギタケ
ちょっと掘って、調べようかと思ったけれど・・・、先を急ぐので・・・。
Boletus sp.
何だろう、傘の径は15cmくらいかな。柄が硬くてしっかりしている。
ウツロイイグチの特徴を満たしているような気がするが、大きさ、柄の形状など、ウツロイイグチではないだろう。ヤマドリタケモドキに近いけれど、明瞭な網目も柄に持っていない・・・・。
きのこを探して歩いている内に奥ぶなの平に着いてしまった。。また、今回も駄目なのかな・・・。恐るおそる、辺りを見まわす。けれど、見えない。奥ぶなの平から少し下ってみると・・・・
ヒメベニテングタケ
あった。状態は良くないけれど、とにかく、1個見つけたんだから・・・・、正直なところ、ホッとした。
そして、奥ぶなの平に戻る途中で・・・・
ヒメベニテングタケ
やっと、状態の良い姫に出会えた。
ヒメベニテングタケはやはり、奥ぶなの平周辺での発生が多いようで・・・・
最初にぶなの平園地に行ってしまったせいで、ルートの設定が難しくなってしまった。このまま、下山するのも良いかもしれないのだが、ここまで走ってきてそれはないだろう・・・
すずのこ平を周るルートに変更して進む。その途中で・・・・
Russula sp.
何度か出会っているきのこ。ここだけじゃない。
ミイノモミウラモドキ
タケリタケ・・・
ぶな林ので出会う可能性の高いきのこ・・・・
チシオタケ
道の脇に水色の花が咲いていた。
ヤマハッカ
ヤマアジサイ
道はやはり、ぶな林の下の尾根に繋がっていて、日影で歩きやすい道だ。そして、時々・・・・
ヒメベニテングタケ
タケリタケ これは、アマニタが化けた?
道の脇に赤味の強いきのこが出ていた。
ベニタケ科かなと思って、きのこをひっくり返すと・・・・
コウジタケ
柄の赤味が強い。。孔口を傷つけると、すばやく強く青変。コウジタケだった。
また、ヒメベニテング。。奥にもう一つ見えている・・・・
ヒメベニテングタケ
不安だった尾根筋の道。何とか、見頃に来ることが出来たようだ。本当は、コガネテングタケも一緒に見たかったんだけど、それは、欲張りというもんだ。それより、まだしばらく歩かなければ・・・・。
つづく。