最近ちょっと元気がない。そんな時、Barbaraの番組の情報が入った。
短い時間にギュッと短縮されてはいるが
とても内容の豊富な素晴らしい番組だった。
神様からの励まし、と受け止めることにした。
1.滅多に聞けない曲がたくさん聞ける
2.初めて聞くversionもある。
たとえば、フランス・ギャルの天使のため息を歌うBarbara
これに関しては何度か取り上げたが、音声がガーガーで聞けたものではない、と書いたと思うが、それがなんと綺麗な音で完璧に聞ける。Barbaraが「天使のため息」を歌っているのを知っている人は、少ないだろう。
Chanson de la vie,いくら探してもBarbaraの声が入ったものは見つからなかったが、今回それが聞ける。:Music Cross Talk過去記事:
3.Barbaraの人生が簡潔にまとまって多くのことが語られている。
4.しかも、今までとは違う事実まで入手できる。
たとえば、今までははっきり語られたことのない事実。つまりBarbaraとBrelは恋人同士だったということ。そうだろうとは思っていたが、はっきり聞くのは初めてだ。レジアニ、そしてムスタキ、もはっきり恋人だと明言されている。
わかっているのと明言されるのとはずいぶん違う。
5.最初の結婚についても、今までで一番詳しく語られている。
これが事実の詳細である。
6.初めて聞くのはBarbaraの初恋だ。この話の時に「Ma plus belle histoire d'amour c'est vous」が流れる。これで納得。これであの曲がそもそもの誕生から、ファンへの愛の告白である、などという馬鹿馬鹿しい神話は、神話だということが暴露されたわけだ。
7.子供たちの質問が鋭い。そしてJean-Francoisが適確に応える。無駄のない素晴らしい番組。これはフランスの小学校でのBarbaraを取り上げた授業の様子をラジオ局が放送したもの。実際の授業は去年の11月。
8.子供たちがBarbaraの曲を2曲歌ってくれる。フランスの学校に授業参観に訪れている気分になってとても楽しい。ほのぼのとする。
9.そう言えば、バルバラに声楽を教えた近所の声楽の教師のこと、そしてふたりでPiafのコンサートに出かけたこと、が番組で語られたのは、初めてのような気がする。Barbaraから授業料を受け取っていなかったようだ。この出会いは重要だ。Barbaraの「Au cimetière 」、すでにNet上に掲載しているが、これがGabriel Fauréの曲だったのだ。Barbaraが正式に声楽をマスターしたというのは間違いでコンセルバトワールの聴講生になったに過ぎない。Barbaraは学校で訓練されて出来上がった歌手ではない。
ほとんど先天的感覚・先天的才能で作品を作り出している。
10.Barbaraは秘密主義者だが、作品で自分の人生をすべて表している、
という番組の小タイトル、全くそのとおりだと思う。
歌の中に人生の全部を語り尽くしている。
今朝こちらで番組を聞いた。しかし、今既になくなっている!
焦った。こんなに楽しいしかも充実した番組をお届けできないとは。
探し回れば、ようやく見つかった。
下をクリック。あなたも授業参観を楽しんでください。
L'emission de radio Barbara est en ligne:
最新の画像[もっと見る]
- Barbara論の誕生 Junges Theater 番外 8年前
- Barbara論の誕生 Junges Theater 番外 8年前
- Barbara論の誕生 ゲッチンゲン(3) 8年前
- Barbara論の誕生 ゲッチンゲン(2-2) 8年前
- dans la cour des Invalides à Paris 9年前
- Barbara - Spectacle Musical 9年前
- Moi je me balance +映画 9年前
- Les grandes dames de la chanson française, Vol. 1 9年前
- Serge Reggiani - Le temps qui reste 9年前
- Angelina Wismes chante Barbara 9年前