CORRESPONDANCES

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Barbara : Ma plus belle histoire ...

2015年12月13日 19時35分45秒 | Barbara訳詩集

今までも ひたすら
あなただけを見つめて、歩んできた私の人生
けれど、もはや
行き先の無い この道
だけど、振り返りもせず
迷いもしないで
心の中のあなたに
今も、たった一言だけ
言い続けています
Ma plus belle histoire d'amour , c'est vous

//////////「あなたへの旅」//////////

「Ma plus belle histoire d'amour, c'est vous」
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気づいた時には
すでに愛していた
もう遠い昔ね
初めて会う前に
決まっていたような
あなたへ続くこの道
恋は遊びだと
笑っていたのに
苦しんでばかりのあの頃
口を固く閉ざし
目ばかりを見開き
あなただけをみていた

多くの男達の
愛を受けながら
あなたの電話を待ってた
恋の手管さへ
すでに忘れていた
あなたのふいの口づけに
夢かうつつかの
区別も出来ずに
こころでただ叫んでいた
身体固く閉ざし
目をうつろに開き
こころから 愛しています

夢を引き寄せ 旅に出た
あなたのこころへの 長い旅
心細さに ふたをして
あなたに 近づく ひとり旅

あなたを見失い
焦りつのる日々
あなたへ向かうこの道
わき目もふらずに
ひたすら歩いた
そこに現われた あなた
倒れこむように
ただ結ばれていた
急ぎすぎたこの愛
心開き忘れ
身体熱く委ね
命かけています

つのる思い胸に
恋の重さに耐えて
地図にもないこの道
遠くで聞こえる
あなたのその声に
再び歩き始める
追いすがることも
すれ違うことも
おそらく もうないけど
あなたの微笑み
こころに浮かべて
愛しています あなた

夢を引き寄せ 旅に出た
あなたのこころへの 長い旅
心細さに ふたをして
あなたを 見つめて ひとり旅

近づくこともなく 
打ち消せもしないで
こんにちは お元気ですか
新しい人生
歩んでいた あなた
あなたは やはり 素敵です
果てしの無い旅
あなたへの旅
行き先の無い この道
振り返りもせず
迷いもしないで
心の中のあなたに
たったひとことだけ
言い続けて います
Ma plus belle histoire d'amour, c'est vous.
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Barbara: Ma pus belle histoire d'amour,c'est vous
日本語歌詞:Bruxelles (PLANETE BARBARA)


Barbara : Vienne

2015年11月16日 22時49分08秒 | Barbara訳詩集

あなたにまとわりつきたくなくて、
自分の世界もまだ広がると思って
お手紙を交わせばふたりの愛は深まると思って
ひとりウィーンに来たけれど、
自分の弱さと、愛のうぬぼれにようやく気づきました。
・・・・・・・
♪だけど もう嫌 あなた、今すぐ来て ウィーンに
自分なんか かなぐり捨てて あなたと生きていくわ♪

///////VIENNE : 今宵愛するあなたに///////

今宵愛するあなたに お手紙を書いてます
ここ美しい ウィーンの街に ひとりで来たのも
ふたりの時をみつめ ふたりの距離をみつめ
ふたり交わした 愛の時間を 思い出すため

ここウィーンの街を 歩きながら夢を
夢みながら 忘れていきたい 暗い思い出だけを
初めてのときのように あなたのお返事がほしい
あなたのお気持ち 本当に知りたいから 一人できました

オーストリアの女 ウィーンだけがすべて
ここで生まれ ここで育ち ここで閉じてゆく
そんな小さな世界に 私も生きてきたのね
あなたの手足 しばりつづけ 凍えさせてきた

おろかな 私の愛

ウィーンの一人暮らし すでに 一週間が過ぎて
偶然だけど あなたも知ってる 友達に会ったわ
何も聞かなかったけど 変な顔してたわ
あなたなしに 私一人で ウィーンに来てること

私は 私は とても元気 元気です

月日は流れ流れ 私は残る ウィーンに
あなたからの 手紙の言葉も 短くなりはじめ
それでも私は書く ウィーンの空も街も
目には入らず 狂おしいほど 恋文だけを書く

遠いのね ウィーンは

今宵愛するあなたに お手紙を書いてます
ごめんなさいね ウィーンの街に 一人で来たこと
こうして離れたほうが ふたりの愛がよみがえると
信じたから つらいけれど 逃げてきたのよ

だけど もういや あなた 今すぐ来て ウィーンに
自分なんか かなぐり捨てて あなたと生きていくわ

C'est beau Vienne avec toi Vienne


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歌:BARBARA 歌詞:Bruxelles (PLANETE BARBARA)
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Vienne Patrick Bruel 
: Vienne - William Sheller


Barbara : L'aigle Noir

2015年11月06日 23時02分30秒 | Barbara訳詩集

湖のほとりで思い悩んでいた冬の日。そこへ突然現われた黒い鷲。
心ときめかせて花々を摘んだ幼い夢多き日々へ
私を連れ戻しに来た鳥。

時を絶って、今を捨てて、鷲の背に乗り、
帰っていこう、過去へ・・・

//////////////  L'aigle Noir」:「思い出が鳥であれば」 /////////////

朝も昼も夜も
すぐに終わるけれど
ある日 振り返って
初めて気づく
過去の長さに

苦しさは 知らず遠のき
楽しさが 微笑みかける
懐かしい あの頃の夢
あの頃の恋
あの頃の恋人(ひと)よ

山で振り返るように
人は過去を見おろし
何かを 確かめては
運命(さだめ)のように
また 歩みだす

思い出が 鳥であれば
その羽根で 不可能すり抜け
差し伸べた 私の腕に
空を引き裂き
舞い降りるだろうに

時の流れを絶って
今の自分(いのち)を捨てて
あの日に 帰って来いと
奇跡なすため
現れた 鳥よ

その背に 私を乗せて
とぶなら 飛び立つがいい
お前は 遠い過去から
現在(いま)の私を  迎えに来た
過去の私(レーグル ノワール)

思い出よ 翼ひろげ
この枷(かせ)を 打ち砕けよ

・・・

ある日 湖のほとりで
ひとり 思い悩んでいた
寒さで 意識も薄れて
眠っていた
真冬の 夜だった

苦しさは しらず遠のき
楽しさが ほほえみかける
なつかしい あの頃の夢
あの頃の恋
あのころの恋人(ひと)よ

思い出が 鳥であれば
その羽根で 不可能すり抜け
さしのべた 私の腕に
空を引き裂き
舞い降りる だろうに

時を 絶って
今を 捨てて
突然...

奇跡なすため
現われる 鳥よ 

(下線部 2回繰り返す)

作詞作曲&歌 Barbara L'aigle Noir
日本語歌詞 Bruxelles PLANETE BARBARA 


BARBARA いつ帰るの

2015年10月20日 08時28分09秒 | Barbara訳詩集

「帰ってくる」という言葉を信じて待ち続けたけれど、季節はどんどん移り変わって・・・。一体どれくらい待てばいいの? ねえ、いつ帰ってくるの?

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さあ いくつの朝 いくつの夜
一人ぽっち 指折り数え
あなたのことば 繰り返しては
待ちわびて 耐えていた

これが最後の旅 春には帰る
春には君と 恋を語り
花咲き乱れる パリの街を
手に手をとって 歩こうねと

ねぇ いつ帰るの
ねぇ 帰るんでしょう
日々は流れる
目の前を
音も無く 過ぎ行く春 

・・・・・

そう春はもう ずっと向こうよ
石畳に 枯葉が舞い
秋のパリも とても素敵よ
でも いきなり私 わからなくなるの

ああ、難破してしまう 私の心
上に下に揺れて動いてさけて散って
あなたの顔 あなたの声
つきまとっては 苦しめるの

ねぇ いつか帰るの
ねぇ 教えてよ
日々は流れる
目の前を
叫んでも
振り向かない

・・・・・

あなただけを ひたすら愛して
あなただけに 命をかけて
もう終わりなら 言ってください
心の愛に 重いふたをして

私 顔を上げて 外に出るわ
こごえたからだ あたためたいの
このまま冬に 埋もれるなんて
操をたてて 枯葉果てるなんて

ねぇ いつ帰るの
ねぇ 待っているわ
過ぎ去った時間は
後姿
いくらよんでも
振り向かない

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Barbara いつ帰るの? 訳詩: Bruxelles

 


Barbara ナント

2015年10月16日 21時56分47秒 | Barbara訳詩集

家出した父が危篤だという突然の知らせ。
ナントの病院に駆けつけた時には、すでに息を引き取っていた。
見知らぬ街、ナントには、雨が降っていた。・・・
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小雨降る ナントの街
沈む心に 暗い空

    それは1年前 同じような朝
    初めて駅に 降り立った時
    ナント 見知らぬ街の 見知らぬ雨に
    おびえるように あとずさりしていた

        マダム 来てやって下さい
        25番地 グランジュオールー
        急いでください 危篤なんです

    家族を捨てて 私を捨てて
    勝手気ままに 生きていたはずの父よ
    うらみつらみと 幼い思い出
    雨の向こうで ただ揺れ動いていた

        25番地 グランジュオールー
        今もよみがえる
        廊下の隅の 冷たく薄暗い部屋

    ドアの前に立つ 見知らぬ男達が
    近づく私に 息をのんだとき
    言葉ではなく たじろいだ眼で
    その意味に気づいた すでにすでに遅かった

        私 会いに来たのに
        25番地 グランジュオールー
        眼に涙たたえて 息絶えていた

    最後のこの世の証に 振り返りながら
    私の微笑だけを ひとり待ちわびたはずの人よ
    去り行く前に 立ち止まりながら
    私のあたたかさだけが ほしかった筈のお父さん

        海へ続く小道の
        暗い庭の石の下で
        すべてを忘れて 静かに眠っていてください

                    モン ペール モン ペール

小雨降る ナントの街
最後の寄る辺 暗い空 

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歌: Barbara  歌詞: Barbara   訳詩: Bruxelles 
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Barbara : La solitude 孤独 

2015年10月15日 23時57分09秒 | Barbara訳詩集

ひとつ恋が終って家に帰ってくると、そこに彼女が待っている。部屋にまで入ってきて、やけに優しくしてくれる。それは私のところに再び帰ってきた、孤独、ラ・ソリチュード
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あなたを見たのは
門の前だった
入ろうとして 立ち止まったわ
つけて来たのね
恋の死をかぎつけ この私に
あなたを思い出させるため
戻って きたの

あなたのうつろな口元
くまのある目のふち
恋心を縛りつけ 魂を悲しませ
朝を暗くし 
夜をおびえさせ この私に
あなたを思い出させるため
戻って きたの

あなたの黒い悲しみの服
乱れきった髪の毛
絶望の顔色 あいたくなんかないわ あんたなんかお願い
帰ってちょうだい
近寄らないで
夏だというのに
冬をもってきた あなた

わたしは望む
春と恋に酔い続け
愛のために 高鳴るこころ そうよ
愛のためだけに
死ねる女だと
死の直前まで
言い続けて いたい

あなたは言うのね
「ドアを開けなさい」と
私のベッドに 入ろうとするのね
部屋のどこにも
あの人はいないわ
ランボーも ベルレーヌも
もう誰も 読みはしないわ

そして あなたは眠りもしないで
私の腰に手を回し
私を膝に座らせ 私をいたわる 何故?
あの人が言ったの
帰ってやれと
私のところへ
帰って ゆけと

ラ・ソリチュード (孤独)
ラ・ソリチュード (孤独)


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Barbara : La solitude 孤独
訳詩:Bruxelles 
PLANETE BARBARA