CORRESPONDANCES

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Moi je me balance +映画

2015年10月31日 11時30分29秒 | 映画 New & Old

Barbara Moi je me balance
Émission diffusée mercredi 27 mai 1970 par l'ORTF
ムスタキの曲を歌うBarbara.
若い、と思うのは、自分が年取ったから?
ネットに来る大多数の方々は、
多分この時代にはまだ生まれてはいないかも。


映画の挿入歌なのだけれど、
この映画に関してまだ何も紹介していなかった
ような気がする。
ちょっと見てみます?
La fiancée du pirate
映画の解説(英語タイトル)A Very Curious Girl :

映画全編があったので、今日は歌と映画の日、としましょう。
Bernadette Lafont 主演, Nelly Kaplan 監督
"La Fiancee Du Pirate" 1969 上映時間 1h43m

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BARBARA いつ帰るの

2015年10月20日 08時28分09秒 | Barbara訳詩集

「帰ってくる」という言葉を信じて待ち続けたけれど、季節はどんどん移り変わって・・・。一体どれくらい待てばいいの? ねえ、いつ帰ってくるの?

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さあ いくつの朝 いくつの夜
一人ぽっち 指折り数え
あなたのことば 繰り返しては
待ちわびて 耐えていた

これが最後の旅 春には帰る
春には君と 恋を語り
花咲き乱れる パリの街を
手に手をとって 歩こうねと

ねぇ いつ帰るの
ねぇ 帰るんでしょう
日々は流れる
目の前を
音も無く 過ぎ行く春 

・・・・・

そう春はもう ずっと向こうよ
石畳に 枯葉が舞い
秋のパリも とても素敵よ
でも いきなり私 わからなくなるの

ああ、難破してしまう 私の心
上に下に揺れて動いてさけて散って
あなたの顔 あなたの声
つきまとっては 苦しめるの

ねぇ いつか帰るの
ねぇ 教えてよ
日々は流れる
目の前を
叫んでも
振り向かない

・・・・・

あなただけを ひたすら愛して
あなただけに 命をかけて
もう終わりなら 言ってください
心の愛に 重いふたをして

私 顔を上げて 外に出るわ
こごえたからだ あたためたいの
このまま冬に 埋もれるなんて
操をたてて 枯葉果てるなんて

ねぇ いつ帰るの
ねぇ 待っているわ
過ぎ去った時間は
後姿
いくらよんでも
振り向かない

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Barbara いつ帰るの? 訳詩: Bruxelles

 


Barbara ナント

2015年10月16日 21時56分47秒 | Barbara訳詩集

家出した父が危篤だという突然の知らせ。
ナントの病院に駆けつけた時には、すでに息を引き取っていた。
見知らぬ街、ナントには、雨が降っていた。・・・
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小雨降る ナントの街
沈む心に 暗い空

    それは1年前 同じような朝
    初めて駅に 降り立った時
    ナント 見知らぬ街の 見知らぬ雨に
    おびえるように あとずさりしていた

        マダム 来てやって下さい
        25番地 グランジュオールー
        急いでください 危篤なんです

    家族を捨てて 私を捨てて
    勝手気ままに 生きていたはずの父よ
    うらみつらみと 幼い思い出
    雨の向こうで ただ揺れ動いていた

        25番地 グランジュオールー
        今もよみがえる
        廊下の隅の 冷たく薄暗い部屋

    ドアの前に立つ 見知らぬ男達が
    近づく私に 息をのんだとき
    言葉ではなく たじろいだ眼で
    その意味に気づいた すでにすでに遅かった

        私 会いに来たのに
        25番地 グランジュオールー
        眼に涙たたえて 息絶えていた

    最後のこの世の証に 振り返りながら
    私の微笑だけを ひとり待ちわびたはずの人よ
    去り行く前に 立ち止まりながら
    私のあたたかさだけが ほしかった筈のお父さん

        海へ続く小道の
        暗い庭の石の下で
        すべてを忘れて 静かに眠っていてください

                    モン ペール モン ペール

小雨降る ナントの街
最後の寄る辺 暗い空 

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歌: Barbara  歌詞: Barbara   訳詩: Bruxelles 
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Barbara : La solitude 孤独 

2015年10月15日 23時57分09秒 | Barbara訳詩集

ひとつ恋が終って家に帰ってくると、そこに彼女が待っている。部屋にまで入ってきて、やけに優しくしてくれる。それは私のところに再び帰ってきた、孤独、ラ・ソリチュード
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あなたを見たのは
門の前だった
入ろうとして 立ち止まったわ
つけて来たのね
恋の死をかぎつけ この私に
あなたを思い出させるため
戻って きたの

あなたのうつろな口元
くまのある目のふち
恋心を縛りつけ 魂を悲しませ
朝を暗くし 
夜をおびえさせ この私に
あなたを思い出させるため
戻って きたの

あなたの黒い悲しみの服
乱れきった髪の毛
絶望の顔色 あいたくなんかないわ あんたなんかお願い
帰ってちょうだい
近寄らないで
夏だというのに
冬をもってきた あなた

わたしは望む
春と恋に酔い続け
愛のために 高鳴るこころ そうよ
愛のためだけに
死ねる女だと
死の直前まで
言い続けて いたい

あなたは言うのね
「ドアを開けなさい」と
私のベッドに 入ろうとするのね
部屋のどこにも
あの人はいないわ
ランボーも ベルレーヌも
もう誰も 読みはしないわ

そして あなたは眠りもしないで
私の腰に手を回し
私を膝に座らせ 私をいたわる 何故?
あの人が言ったの
帰ってやれと
私のところへ
帰って ゆけと

ラ・ソリチュード (孤独)
ラ・ソリチュード (孤独)


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Barbara : La solitude 孤独
訳詩:Bruxelles 
PLANETE BARBARA