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コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

ねたみや焦りと無緑の仕事をする

2015-10-21 06:26:35 | Weblog
春になると多くの企業が人事異動を行います。
居酒屋では、
こんな会話が行き交います。

「なんで、あいつが課長なんだよ。人事も見る目がないよねえ」
「鈴木さん、余裕を気取ってたけど引きつってたよね。
後輩に抜かれるとは思ってもみなかったんじゃない?」
人の出世を気にするなといってもなかなか難しいものです。
とくにライバルと目されている人物には負けたくないと、
誰もが気をもむようです。

しかし、
高いステージで仕車をしている人は
他の人の活躍も心から祝福できますし、
そもそも、
人と自分を比べる必要がないことを知っています。

有名なウサギとカメの寓話で、
ウサギがライバルのカメに焦点を当てていましたが、
カメはウサギではなくゴールだけに焦点を当てていましたね。

アメリカの大リーグで、
多くの日本人選手が活躍していますが、
彼らは自分の使命をわかっていて、
それをかなえるべく闘っているからこそ、
いい成績が残せます。

ある日本人の研究者が、砂漠の緑地化に取り組んでいました。
もう高齢ではありましたが、私財を投じて研究を続けていました。
それまで、
いろいろな研究機関が砂漠の緑地化に挑んできたのに、
ことごとく失敗しています。
世界の大企業や、
トップクラスの研究機関が科学の力の粋を尽くして
やってきたのにダメだった。
それを一人の高齢者になにができるのかと、
誰も最初は期待していなかったようです。
しかし、その研究者は注目されるために
やっているのではありません。
名誉が欲しくてやっているのではありません。
ただ、使命感のみでやっているのです。

彼の考えた方法はじつにシンプルです。
いままで、多くの研先機関が、
Aのタネ、Bのタネ、Cのタネ・・・・といくつものタネを蒔いてきても、
どれも芽を出すことはありませんで「た。
その土地にもっとも合ったものを蒔けば、
芽を出すはずだけれど、
どのタネが合っているかなんて誰にもわかりません。

こう考えたその研究者は、
何十種類ものタネを混ぜた「タネ団子」をつくります。
そしてそれを、
ゴムの力で砂漠のあちこちに、
ぴゅーんと飛ばします。

そうしたら、見事に芽が出て砂漠に木が生え始めました。
科学の力でなぎ倒すのではなく、
「大地さん、あなたがもっともお好きなタネを選んでください」
こういう謙虚な気持ちがあったから成功したのでしょう。

そして、やがて応援する企業が出てきました。
そうした企業によって開発された紙おむつに応用されている
保湿パッドでくるんだ「タネ団子」を飛ばすようにしたら、
さらに効果が上がりました。
こうなると、お金も人もどんどんいい方向に動き始め、
いまでは一大プロジェクトとなっています。

最初に緑地化を試みては失敗していた企業や研究機関には、
「あそこには負けたくない。こっちが成功させるんだ」
というねたみや焦りがなかったとはいえないでしょうね。